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夏の薫り  作者: 剣一
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プロローグ

こんばんは

再び編集しました


初めて読んでいただく方も、再び読んでいただく方も楽しめる作品にしたいと思います


未熟者ながら一生懸命書いていくので、作品、登場人物、そして作者共々宜しくお願いします


僕の名前は八城(ヤシロ) 隼人(ハヤト)。十七歳の高校二年生。勉強は可もなく付加もなくと言った所だ。

これと言って自慢出来る物がない僕の自己紹介はこのくらいにしておこうと思う。

八月末、まだ夏休みの僕は学校にいた。学校で行ってくれる夏期講習に出席していたからだ。

茹だるような暑さの中、涼しい顔を一人だけしている教師。

周りの生徒はみんな暑さで疲れきった顔付きをしていた。

「よし、今日はここまでだ。」

教師がそう言って、チョークを片付けた。僕はその書かれた文字を写す。僕が書き終えるとほぼ同時に鳴り響いたチャイムが授業終了を告げた。

起立、と言う教師の言葉に反応し、生徒全員がすぐに立ち上がり、形ばかりの礼をして今日の講習は終了した。

荷物を準備し、教室を出た僕に後ろから声が掛けられた。

「隼人、帰ろうか。」

暑さを感じないのかと思うほど爽やかな声の持ち主は御堂(ミドウ) (カイ)

僕といつも一緒にいる親友と言える存在だ。勉強はとても優秀な上、整った顔立ち、ほとんどの人には優しくする性格。本当に非の打ち所がない友人である。

「今日も疲れたよ…」

「いい加減うちの高校も教室にクーラー取り付けるべきだよね。」

「だよね…

あの暑さはやってらんないよ。」

くだらない話をしていた僕達の前に見慣れた少女が現れた。

「隼人も海もおっそーい!!」

この少女は時田 春華(トキタハルカ)

僕と海と同じ中学校出身で、何だかんだでクラスがずっと一緒な昔からの腐れ円だ。

口は悪いし、ちょっと尖った性格の持ち主だが、心の底は優しく、本当に困った時にはそっと手伝ってくれる。

「ごめん、ごめん。」

「ごめんね、春華」

この曖昧な謝罪に腹をたてたのか、更に文句を言おうとするが、それを海がそっと制す。

「早く帰るんでしょ?」

僕達は上履きを履き替え、最寄り駅へと向かった。

教師の事、暑さの事、これからの事。僕達の話が尽きる事はなかった。もちろん最寄り駅につき、電車に乗ってもだ。

プシュー

気の抜けるような音がして電車の扉が開く。

「ふー本当にあっついわねー」

「冷房ばんざーい。」

春華と海がそう言いながら乗り込む。僕もそれに続く。

夏休みは学生の特権であって、車内はガラガラだった。そんな殆ど乗客がいない車内の冷えた空気はすぐに僕の汗を奪っていった。

僕達の家は学校まで自転車でも行こう思えば可能な距離にある。だから電車に長時間乗っている訳ではない。僕は二人より一駅先に到着する。

「じゃあね。」

車内の二人へ軽く手を振り、僕は改札へ続く階段を上り始めた。

車外に出ると、僕は再びあの暑さに襲われた。引いていった汗もすぐさま吹き出し始める。

帰るか、と僕は階段へと向かった。

僕が使う階段にはエスカレーターは設置されていないので、階段をYシャツの中にパタパタと風を入れながら上がって行く。

階段を上がりきり、数歩進んだ時に後ろから小さな叫び声と、ドンッと言う音がした。

後ろを振り向くと、そこには大きな鞄と、一人の女性が

「いったー…」と体を起こす姿が目に入った。

それが忘れたくても忘れる事など出来なくなる人との初めての出会いになるとは、その時は微塵も思っていなかった。

初めて読んでいただいた方にはありがとうございます

これから宜しくお願いします


再び読んでいただいた方にはわざわざありがとうございます

これからも宜しくお願いします


何度も編集する言い訳をすると、この作品は自分の処女作です

なのでまだ自分の文章の型が回数を、月日を重ねていく毎に少しずつ変わっていってしまっていました

だから、今回自分の文章の型が見えてきたため、再編集という形を取らせていただきました

より丁寧に、自分が書ける一番の文章で仕上げました

少しずつ、少しずつ全ての作品を"今"の自分の文章に編集し、物語を統一したいと思っています


投稿ペースが早い訳ではないので、長いお付き合いになるかもしれませんが、宜しくお願いします


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