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フランシーヌ②
「何?私を助けてくれるの?」
カザキの後ろに突然影が現れた。
影からニュルニュルと人らしき姿が現れる。
ウレイシアの部下には違いない。
しかしフランシーヌも認識していないくらいの階級の者だろう。
だがその姿は人間のそれとは違い、あまりにも気味の悪い姿をしていた。
一言も喋らず、恐らく口もない。
カザキはその影を拳銃で撃った。
だが弾は貫通するがまるで効いてないようである。
「なんだあ!薄気味悪い」
その影は振動しながら今まで無かった歯を剥き出しにして嘲笑う。
「カザキ、それは貴方の部下?」
「冗談やめてくれ。俺の部下ならこんなふうにおちょくることはしてこねえよ」
「ならウレイシアの部下?」
「あんた分かってねえよなフランシーヌ様よ。組織って言うものは一枚岩では出来てないんだ。必ず派閥がある。組織ってそんなもんだろ」




