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フランシーヌ①GREED

私はフランシーヌ。

奇跡を起こす力を持っている。

今は部屋に軟禁されている。

部屋にお風呂とトイレはあるからまだマシだろうか。

私の奇跡はけして万能でも有能でもない。

人を糠喜びさせ、絶望の底に叩きつける。

そんな力だ。

この力のせいで人類救済党という最低最悪の組織は産まれたし。

母親は死んだ。見るも無惨な死であった。

人類救済党は今はまるでマフィアの真似事のような事をやっている。

父は私の名前を使い化物にのし上がった。

もう何年も話をしていない。

部屋にノックする音がした。

入ってきたのは金髪の荒くたい男である。

名はカザキ。

まだ20歳にもなっていないが、父であるウレイシアの右腕であるのだ。

「何の用?」

私は少し尖ったしゃべり方をした。

私はこの男が嫌いだ。

「おいおい、フランシーヌ様よ!奇跡を使えるお姫様は口の聞き方も知らないのかよ」

「口の聞き方を改めなきゃいけないのは貴方なのでは?カザキ」

 「少しアンタに話があって来た」

少しいつもと様子が違う。

なんだろう。

「何?ウレイシアにボイコットでもするつもり?」

カザキはまっすぐこちらを見る。

眼は澄んでいる。

まさか、本当に?

「自分の娘を軟禁して、自分は毎日酒池肉林。正直、尊敬できる大人の振る舞いではないな」

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