はじまり
「ガルシア、ライターを貸してくれないか。
とてもタバコを我慢できない」
俺はミリヤにライターを貸した。どこでも手に入る安物のライターである。
ミリヤはタバコを吹かせながら満足そうな顔をした。
俺はミリヤに提案した。マーキング食堂にて朝ご飯を食べないか?
正直、食堂のネーミングセンスは終わってると思う。
だが空腹には勝てない。
俺とミリヤは食堂に入ると、女店長のアンジェリカが迎えてくれた。
サラサラの髪の毛に可愛らしい顔をしていた。何故アンジェリカ食堂にしなかったのか、ただただ疑問である。
ミリヤはタバコの火を消して、椅子に腰掛けた。
「私はホットドッグにするよ、ガルシア、君は何にする?」
「ピザトーストにするよ」
2人で朝ご飯を食べながらアンジェリカと何気ない話をしていた。
「貴方達、何でも屋さんなのよね、いつもどんな仕事しているの?」
ミリヤはムシャムシャ食べながら、片手を使い、俺に話をするようにいった。
「いなくなった猫探しとか、落とした財布を見つける仕事かな。シリアスな仕事なら殺す仕事もある」
俺は言いすぎたと思った。人殺しは言わなくても良かった。
アンジェリカは何故か、興味津々に食い付いた。
「今まで何人くらい殺したの?」
俺は黙ってしまった。それに感づいたのか、アンジェリカは聞くのを辞めた。
ミリヤはごちそうさま、と言うと、アンジェリカに質問した。
「誰か殺したいやつがいるのか?」
アンジェリカは手招きした。
中においで、と。




