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第一話

都内の大きな図書館で、俺、直井すぐい 直春なおはるは本を読んでいた。


机の上に大量に積み上がった、多量の本は、文庫、ラノベ、論文、エッセイ、詩、シナリオ本、ジャンルを問わずありとあらゆるものが積み上がっていた。


ここで一つ勘違いしてほしくないことがある。


本は確かに知識の探究として挙げられる。


しかし、俺みたいにただ、文字を追い続けるだけの人間にとってはただの呼吸であり、知識や語彙なんてものは付属物どころか時にはその知識を読み切った瞬間に忘却の彼方に飛ばすこともあるだろう。


何が言いたいのか?


簡潔に言うならば


本を読む=知識語彙の吸収は成り立たないと言うことである。


そんなわけないと思う少年少女、あるいは青年女性?御老公の方もいるかもしれない。


だからこそ敢えて言おう。


君らは教科書を読まされるが全てを知識として還元できているのか?と。


俺は残念ながら還元できずに成績不振になったこともある。


そう言うことなのだ。


ふむ、一人語りが長くなってしまったが、俺の読書ペースは早く500ページ約10万字ほどの文字数なら1時間も経たずと読み終えるだけの速読は持っている。


それが何か役に立ったかと言われれば特にない。


残念なことに、非常に残念なことに。


さらに勘違いされることもあるだろうが…読解力というのは本を読めば解決するものでは…



その後、延々と語るモノローグ。


そう言うことである。


よって俺の経験から本を読む=知識の吸収は成り立たないと思っている。


と、思ったらもうこんな時間か本を戻して帰るかな。


相変わらずこのバカ広い図書館は人気がない。


俺は新聞や、自己啓発本も読んでいたのだが、手に取る時も戻す時も誰一人としていない。


まぁ、だからこの図書館を選んだわけだが。


バカ拾いのに人が来ない理由としては簡単である。


幽霊の噂があるのである。


どこぞのホラー小説やSF小説の内容なのだろうか、B級映画としても採用されないなんともまぁ陳腐な理由である。


しかし、人は未知を恐れる。


一時、興味本位で来たガキ…まぁ、高校生の俺から見たら大人なのだろうか?

あの猿のような大学生はガキと呼んでいいだろう。


まぁ、うるさい大学生が調査しようぜと来たのだが、図書館の司書に怒られて出禁を食らっていた。


いいぞもっとやれ。


こうして俺の安心安全な読書ライフが堪能できるわけだが…


「む、こんなところに忘れ物か…子供連れできたのかな?」


俺は机の上にゲーム機が置いてあるのに気づく。

たまに人は来るので何ら不思議のない光景。


しかし、俺は知っていたはずだった。


そのゲーム機は10年以上前のものだったということを。


そして忘れていた。


『10年以上前のゲーム機がトリガーで幽霊が現れる』


という噂を。

ちょっと趣向を変えたものを息抜きで描きたくなったので今回投稿させていただきました。


少しでも気になっていただけたらブクマ、評価などお願いします。

こちらの作品はXの方で投下しながらやっていくのでXフォローしていただければ早めに最新話を読めるようにしております。


リンク


https://x.com/ars_felm?s=21

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