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お題シリーズ6

どこにいるの? 妖精

作者: リィズ・ブランディシュカ



 どこにいるんだろう。


 早く見つけたいな。


 ねぇ、みんな。


 信じてってば。


 本当に見たんだよ。


 綺麗な羽を付けた妖精を。


 嘘だって言って、馬鹿にするけど、本当なんだったら。


 信じてよ。


 そんなに疑うんなら、すぐに証明してあげるんだから。


 でも、ううん。でもこんだけ探しても見つからないなんて。


 一体どこに隠れちゃったんだろう。


 草の影、ブランコの裏。


 木の上。


 ジャングルジムの上。


 色んな所を探しても、全然見つからないな。


 はぁ。


 しょうがないか、また明日探して、絶対に捕まえなくちゃ






 人間ときたら、まったくもう。


 くだらない見栄やプライドで私達妖精を振り回さないでほしいわ。


 私達妖精は絶滅寸前なのよ。


 人間に触れられたら消えちゃうの。


 人間は穢れというもののを多く纏っているから、純粋なエネルギーだけでできている私達には毒なの。


 どうして妖精が隠れているか、想像もしないで自分勝手な理由で探すなんて。


 本当に呆れちゃうわ。


 はぁ、とりあえずあの子供は言ったようだけど、明日またここに探しにくるみたいだから。


 さっさと移動しなくちゃ。


 妖精なんて優雅で可愛くてメルヘンなイメージがあるけど、過酷なサバイバル生活を強いられているただの弱者にすぎないわ。


 もう、いやになっちゃうわね。



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