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002話 魔物の進化はすごかった件

 どうも,ルーです。


 この作品は自分で言うのもなんですが一話ずつがないので,飽きたって人はブクマしてしおりはさんで少しずつ読んでもらえると楽しめるかと思います。



 俺が蜘蛛の魔物を倒してから数時間がたった。



 俺が強くなることを決意してから俺はたくさんの魔物を倒した。最初の方はかなり怖かったが,だんだんと慣れていったのだ。


 そして俺の攻撃力はかなり高いらしく,ここら辺の魔物であれば軽く一撃で倒せた。ただ,俺の防御力はゴミなので,もし攻撃を受けたらと思うと怖い。極力一撃で仕留められるようにしよう。



 それにしてもよく俺戦えるよな。自分で自分に驚いているぜ。日本にいたころはこういう戦いとか全くないし。それに,今トカゲだぜ。


 まあ,人はたくさん反復練習していたらなんでもできるようになるっていうし,努力って大事だな。俺人じゃないけど。


 それにしても,日本にいたころの柔道が使えなくなるのはいたい。せめて柔道が使えればよかったのに。いつか人になれる術とかゲットしたいな。



 あともう一個分かったことがある。それはレベルアップしてもHPは全回復してくれないということだ。レベルアップして上がった分のHPだけ加算してくれる。


 それにMPはまだ使ったことがないのでわからないがHPは自動で回復していく。体感十分くらいで全回復する感じかな。ま,あくまで体感だけど。


 そしてついに,十回目のレベルアップの声が聞こえた。


『レベルが上がりました。進化が可能になりました』


 進化か。


 今まで進化などしたことがないからどうなるんだろう。まあ物は試しだ。進化してみよう。


 初めての進化か。なんかドキドキするな。どうすればいいのかな。とりあえず,ステータスオープン。


レッサーリザード

Lv 10

HP 700→750

MP 19→20

攻撃力 750→800

物理防御力 75→80

魔法防御力 55→60

素早さ 140→150

進化経験値 10/10 

進化候補 ミドルリザード



 進化経験値がたまって10になってるな。おお。ミドルリザードか。レッサーからミドルに昇格しているな。今のところこれしか選択肢がない以上,これに進化するしかないようだな。


 なんか強くなさそうだけど,最初だからこんなもんか。よし,早速進化するか。どうすればいいんだろう。とりあえず言ってみるか。


「進化,ミドルリザード」


 とりあえず言ってみたができるかな。これでできたらいいんだけど。


 もしかして進化用の特別な石とかが必要なのか。そしたら一生進化できる気がしない。お願いだから進化させてくれよ。


『レッサーリザードの進化の意思を確認。進化条件を満たしているため,進化を開始します』


 何だ,身体が光り始めたぞ。そして,身体が大きくなっていく。なんだこの感覚は。まるでポケ〇ンの進化みたいだ。





 そして数秒がたち弘樹の進化が終わった。体周りはかなり大きくなったようだ。


『レッサーリザードのミドルリザ―ドへの進化を確認。進化特典としてスキル解析鑑定,炎魔法初級,高速回復を獲得しました。ステータスが大きく上昇しました』


 また,あの女の人の声を聞いたな。それにしても,魔法か。やっぱりあるのか,魔法。


 俺が今まで戦ってきた魔物は魔法は使わなかった。だからあるかわからなかったのだが,魔法を使えるってかっこいいな。


 もしかして,今の俺でも使えるのか。ワクワクがとまらねえ。おちつけ,俺。まず,ステータスを確認しよう。焦ってはいけない。急がばまわれだからな。


「ステータスオープン」


ミドルリザード

Lv 1

HP 2000

MP 500

攻撃力 1500

物理防御力 200

魔法防御力 150

素早さ 500

進化経験値 1/20

魔法 炎魔法下級 Lv1


 すごいな。ステータスは一目瞭然だ。さっきの俺と比べると,すごく強くなっていることがわかる。


 このステータスがこの世界でどれほどの物かは分からないが少なくともこの洞窟ではかなり強いんじゃないかな。これで戦いがだいぶ楽になるな。


 それにしても相変わらず攻撃力が群を抜いて高いが。これ,偏っているっていうレベルじゃねえぞ。ステータスの振り分け間違えてやがる。大丈夫かな。


 次に魔法だ。たしか,炎魔法とか言ってたな。俺は唱えてみる。



「炎魔法」


 ⋯⋯。何も起こらなかった。まさか,このスキルだけではだめなのか。これじゃあ傍から見たらただの痛い奴じゃないか。とりま保留かな。



 しぶしぶ俺は諦めて解析鑑定というのを使ってみる。


 解析魔法っていうのも花だよな。ラノベには必ずと言っていいほど出てくる鑑定。とりあえずこれも使って見るか。頼むから使えてほしいぜ。


 俺は前にあった岩を見ながら,解析鑑定を使ってみる。


「解析」


 ジル類岩

 非常に硬い岩。硬すぎるため,加工できるものは限られている。ただ,加工できればかなりの質の物を作れる。貴重な岩石。貴重であるが,大きな魔窟の中層以降ではたくさん見られる。特に龍鎧の魔窟では多く見られ,魔窟中層ではほぼこの岩石である。




 ほー。俺の前にうすい半透明の板と文字が出てきた。そしてそこに文字が浮かび上がってきてなんかたくさんの情報が一気に判明したぞ。


 あ,スルーしそうだったけど俺この世界の字,読めるのかな。今のスキルの文字は読めているけど,これってもしかしたらこれがスキルだからかな。


 そして俺は情報を整理する。まず,これは超硬い岩なのか。どのくらい堅いのかな。ダイアくらいかな。


 もし俺が人間だったら,これを持ち帰って技術チートできたのに。残念だ。そして,魔窟か。魔窟についてもっと知りたいな。



 魔窟

 魔物が多数住む洞窟。世界各地に広がっている。魔窟は,上層,中層,下層,深層が存在する。出現する魔物は魔窟の摩素の濃さや各階層のフロアボスの強さによって決まる。



 なるほど。要はダンジョンか。これからダンジョンと呼ぶことにしよう。


 まあ,違うのは階層をつなぐ階段がないくらいかな。そして周りの感じからして,ここは間違いなく龍鎧の魔窟だな。いま,どこにいるんだろう。強さから行って上層だろうな。


 ん,まてよ。解析って,俺のスキルにもできるんじゃね。そう思った俺はさっそく炎魔法に解析をかけてみる。



 炎魔法下級

 下級の炎魔法が無詠唱で使える。具体的にはファイアボール,ファイアウォール,ファイアランス,炎まといである。



 やった,できたぞ。これによると,今の俺でも魔法は使えるようだな。炎魔法とではなく具体的な魔法名を唱えればいいのかも。物は試しだ。


「ファイアボール」


 俺がそう唱えたら,目の前に大きな炎の球ができて,まっすぐ飛んで行った。


 すごい。感動するな。やっぱり異世界に来たら魔法,使いたいよね。


 ステータスを見ると,MPが10減っていた。まあ,今の俺なら50発打てるし,魔力的には余裕だな。それにしてもできるんだな。感動だよ。


 あ,じゃあ炎を吐いたりもできるのかな。えっと,口に火の球が発生するようにして,


「ファイアボール」


 おお,すごい。口からファイアボールが出たから炎を吐いているように見える。カッコイイ。まるでドラゴンだな。


 いやまてよ。俺はもしかしたらドラゴンにも進化できるんじゃないか。ああ,早く進化したいな。



 俺は他の炎魔法についても試したが,全部使うことができた。そして全部言葉どうりの効果だった。MPの使用に関しては覚えていないがこれと言って高い物はなかったようだ。全部ファイアボールくらい。

 

 この中で炎まといはかなり効果が高いようだ。そうだ,魔法についても解析できないだらろうか。もしできたら,すごく便利だ。解析,炎まとい。



 炎まとい

 身体に炎をまとう。常にダメージを受ける代わりに攻撃力が上がる。受けるダメージは二秒で一ダメージ。ただし炎耐性があればダメージが軽減又はなくなる。上昇する攻撃力は1.5倍ほど。また,触れた相手にも炎属性のダメージを与える。




 やはり強い。だがデメリットをなくすために早いとこ炎耐性を入手しよう。これは戦闘でかなり重宝するだろう。ただ,自分もダメージだから強敵と戦うときに使う奥の手みたいな感じかな。


 なるほど。これが進化か。それじゃあ,またレベル上げますか。


 正直,俺はこれからどう進化するのか興味があった。


 そして強くなりたい。強くなるには進化が一番効率が良さそうだ。とりあえず,強くなるのが当分の目的だな。負けないために。この世界で生き残るために。



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