表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

幼年期、最初の霊体験

 はじめての霊体験、それは暑い夏の日のことでした。

いまから14年前のこと、両親が離婚して実家に戻ってすぐの夏の日のことです。母は始めたばかりの仕事が忙しく、夜は祖母とともに寝ていました。そんな夜に起きた話です。

 

 東北の夏、あまりの暑さに祖母は窓や襖戸を全開にして寝ていました。祖母はそれで十分なようで眠っていましたが、私にはまだいささか蒸し暑くなかなか寝付けずに辺りを見回していました。外は真っ暗、家の中も真っ暗でかなりの闇です。おぼろげに窓や襖の輪郭が覗ける、他は何も見えることがない、そのような暗闇だったと記憶しています。その晩も寝付けずにおぼろげな窓枠を眺めていました。いつもならそのまま自分も気づかずに寝てしまうのですが、その晩は違っていました。おぼろげな輪郭が増えていたのです。ふらふらと窓を横切る輪郭、こちらを覗き込む輪郭、人の形をしたモノがうろうろと現れては消えていました。ふと輪郭を見るのに耐えがたくなり寝返りを打つと上半身だけの男が廊下を這いずっており、更には祖母が飾っていたはずのフランス人形が廊下を駆け回っていました。そこで私の記憶は途切れました。


 これが私の初めての霊体験です。なお妹も別な時期にほぼ同じものを見ていたそうです。そんな妹も今は高1になりました。妹は今でも霊感体質で昨年度はきつめの霊障を被っていましたが、その話はまたいずれにでも…。


 ではまた次回にお会いしましょう。

 次回は早く投稿したいです。ペースを速める。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ