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8.無視された神勅

天照が瓊瓊杵ニニギに対し、地上に降る際に3つの神勅を発した。


天壌無窮の神勅、宝鏡奉斎の神勅、斎庭稲穂の神勅である。


天皇が日本を治める根拠は天壌無窮の神勅である。「葦原千五百秋瑞穂の国は、是、吾が子孫の王たるべき地なり。爾皇孫、就きて治らせ。行矣。宝祚之隆えまさむこと、当に天壌と窮り無かるべし。」


天皇が日本を治めるべきとされる根拠はこの神勅である。



しかし、宝鏡奉斎の神勅は無視されている。「吾が児、此の宝鏡を視まさむこと、当に吾を視るがごとくすべし。与に床を同くし殿を共にして、斎の鏡となすべし。」


八咫鏡は伊勢神宮の内宮にある。それも、誰を見れないよう、封じられている、天皇は、八咫鏡と「床を同くし殿を共にし」ていない。

このため、天皇は三大神勅を守っていない状況になっている。


この異常事態はいつから始まったのか。


10代崇神天皇が即位6年、疫病を根拠に天照大神を宮中から追放している。そして即位7年、崇神が沐浴斎戒して宮殿を中を清めて、「願わくば夢に教えて、神恩を示してほしい」と祈ったところ、大物主神が「自分を祭れ」と言い、実際に祭ると疫病が収まった(Wikipedia 崇神天皇 参照)。


すなわち、10代以降の天皇は、神勅を無視した上で、日本を支配している。


付け加えるが、初代神武天皇の後の2-9代の天皇はいわゆる欠史八代で、系譜および陵墓情報のみしか残っていない。


三大神勅をしっかり守っていた天皇は、初代神武だけかもしれない。


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