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君に好きと伝えたくて  作者: rito
1/3

プロローグ  

勢いで書いている作品なので至らないところも在りますがいい作品にしていきたいと思います。誤字脱字がありましたら報告下さい。感想も受け付けています。では続きをどうぞ!

「ハァ……どうして俺が女装しなくちゃいけないんだ。」


「制服似合っているわよ康介。……いや雪ちゃん。」


「絶対お嬢様……からかってますよね!」


「だって面白いのだもの」


お嬢様は笑いながらそう口にする。どうして俺が女装する羽目になったのか……それは一か月前に遡る。


「お嬢様……今なんとおっしゃいましたか?」


「だから康介に女装をして学園に来てもらえないかしら?……それに康介の声高いし中性的な顔だし


俺の思考は停止する。常識外な言葉を言ったお嬢様……松井 凛。俺が小さい頃両親が交通事故で亡くなってしまって引き取る親戚も居なく行く当ても無かった俺を幼馴染だった凛に雇われたそして今は松井財閥の使用人として働いている。主な仕事は、凛お嬢様のお世話と話し相手になることが仕事だ。


「そもそも女子校に入ること自体犯罪じゃないですか!……俺は反対です!」


「康介が反対しても無駄よ。これは決まり事だもの……後お父様にもこの話をしたらokをもらったわ。」


「それって旦那様の弱みを握ってその材料を出しにしたんですね。」


「まぁ……私に掛かればチョチョイのちょいよ。」


(あぁ……可哀想な旦那様。何でこんな小悪魔なお嬢様になられたのでしょう。)


「貴方が蒼月学園に編入する一か月間……貴方は女装して生活しなさい。……七井!」


「はい何でしょう凛お嬢様。」


「康介に化粧のやり方を教えなさい。」


「はい……畏まりました。……では此方へ。」


俺はとある部屋に通され更衣室に入るように言われ更衣室に入る籠の中にメイド服と白髪で長髪のウィッグが入っていた。


(俺がこれを着るのか!?……着たくない。)


俺は心の中で愚痴を言いながら俺は覚悟を決めメイド服とウィッグを付ける。何だか足がスウスウする俺は更衣室のカーテンを開ける。


「着替え終わりました。」


「似合っているわね。……後は化粧をするだけね。……そこの椅子に座ってくれるかしら。」


俺は言われたとおりに座る。それから色々と教えながらメイクをされる。


「出来たわ。……鏡を見て。」


「何これ……これが俺!?」


そこには白髪で長髪のメイド服を着た美少女が鏡に映っていた。


「さぁ……お嬢様のところ得行きましょう。」


俺達は部屋を後にしお嬢様がいる部屋に入る。


「あら似合っているじゃない。凄く可愛いわよ。」


「……そうですか。」


「そんなに不機嫌にならないで……康介。そうだ貴方の名前を決めないとね……そうね……雪……雨宮 雪と名乗りなさい。」


「どうしてその名前を?」


「貴方の髪色が雪に似ているから下の名前を雪にしたの……苗字は思い付きだわ。」


「そうですか。」

俺は呆れながら返事をするしか出来なかった。こうして女装生活が始まるのだった。

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