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小説の書き方を勉強していくエッセイ  作者: Yuji
3.キャラクターを学ぶ。
11/12

まとめとおまけ。【ヒロインランキング】はいいものだ。

当エッセイはユーザー名Gyo¥0-さまが 2019/4/6に主催した個人企画、【ヒロインランキング】を今更応援します。

 この章では、キャラクターの大事さを自論交えて書いてきました。


 まとめると……


 キャラクターとは既に存在する萌え要素の組み合わせです。作家にできるのは、既存の萌え要素を上手にリミックスして、上手に作中で活かして、キャラクターの人生を上手に思い描くこと。それらを愛情をもって行うこと(自論)。


 むずかしーのは、ここで言う()()。上達したかどうかなんて、なかなか測れないですね。


 キャラクターの良し悪しって結局のところ各々の価値判断ですし。自分からすれば何の特徴もない唯のキャラが、他人にとってはしゅごいキャラだった、なんてこともしょっちゅう。


 その辺の価値判断の基準の話なんかは次章『文体ってなんだ?』でちょっと扱いたいと思っているので、ここではスルーして、この章の内容を以下の図式のようなものにまとめてとりあえずお茶を濁します。



◇◇◇◇


 ~キャラクターの作られ方~


 他作品や実体験をたくさんインプットして、頭の中に萌え要素データベースをつくる

 ↓

 作家本人の技術と愛で情報処理、加工

 ↓

 生き生きとした自キャラをアウトプット


◇◇◇◇



 超暴論ですがそういうことだと思います。


 まずは周りを、特に他作品のキャラクターをよく観察すること。尊敬と愛情と共に先人の努力の結晶に触れること。それがキャラクター作りの第一歩なのでは。


 つまりはキャラクター愛。他キャラクターというものにどれだけ興味をもっているか。自キャラへの愛が欲しければ、まず他キャラに愛を与えよ。


 ここで言う愛や興味、といったものは直接目で測ることはできませんが、間接的に滲み出るものではないでしょうか。


 例えば、そう。【ヒロインランキング】というものを通して。



 ヒロインランキング!



 それはユーザー名Gyo¥0-さまが2019/4/6に主催した個人企画だそうです。このエッセイを読んでいる方からすれば、『今更なにいってんだ』という感じかもしれませんが、この企画の主旨は




『好きなヒロイン十人言いあいっこしようぜ!!!』




 っていう小学生みたいな(超失礼)内容で、ちょう盛り上がったみたいです。


 知らない方は試しに『小説を読もう』で「ヒロインランク」って検索してみてください。多数の企画参加エッセイがでてきます。そこからは参加者さまの濃ゆいヒロイン愛が読み取れるでしょう。


 投稿されたエッセイを読ませてもらって、おおって思ったのは、次の二キャラ。


 ピストンさんが挙げた、【のあ(泉野明)、機動警察パトレイバー(ゆうきまさみ)、漫画】


 そして雨音AKIRAさんが挙げた、【田辺愛『プラネテス』幸村誠先生:漫画】


 あー確かに。魅力的だな。って思いました。


 この二人のヒロイン、ちょっと似てます。茶髪でショートカット、制服が似合う。といった外見だけでなく、性格も。現場主義で、目の前の事に一生懸命で愛情あふれるかんじ。


 もしかしたら自分に響く萌え要素ってそんな感じなのかも、と新たな発見でした。



 と、そんな感じで他ユーザー様の【ヒロインランク】を見るのは楽しいです。


 見るのは楽しいのですが、一つ問題がありまして。


 自分はこの企画に参加できないだろうな、ということです。それは昨年のイベント開催時に自分はここ『なろう』にいなかったから、とか、お祭りめいたのが嫌いだから、ではないです。


 なぜかというと、自分が好きなヒロイン、十人もいないからです。五人でも無理。これまで偉そうにいろいろ書きましたが、自分自身にキャラクター愛が足りないのです。


 好きなヒロインか……


 少し考えてみて、がんばって四人思いつきました。全員小説のキャラ。


 漫画とかアニメとか考えてもこれ以上は出てこない。好きな作品はたくさんあるのですがね。


 例えばアニメの『宇宙パトロールルル子』。でもそれはヒロインのルル子が好きなんじゃなくて、『きれいなプロットと作品テーマ』が好きなのでした。そんな作品が多いです。多すぎる。


『赤ずきんチャチャ』はチャチャとセラヴィー先生の関係性、それから全体的にほんわかした感じがすきだし、『魔女の宅急便』は女の子が引っ越しして空飛んで冒険して成長するというザ・宮崎駿監督なところがいいし、『紅の豚』は普通の宮崎駿作品ならフィオが主人公になってるのにそうではない(詳しくは長くなるので書けない)ところがすき。などなど。


 作品は好きでも、ヒロイン単体で好き、というのがなかなかない。


 思いついた四人だけじゃちょっと少ないですよね。これではランキングにならない。なので自分は【ヒロインランク】の企画には参加できないのでした。


 でも、ですね。せめて五人は考えたい。そしてこのエッセイのネタにしたい(本音)。そこで自分も考えました。ヒロインランクのルールでは男性キャラ禁止みたいですが、あえて問います。




 男性ってなんだ(哲学)?ヒロインじゃなくても、ヒロイン属性がついてれば男キャラでもいんじゃないか?(いいじゃん)




 企画としての【ヒロインランク】に参加するわけじゃないですしね。『ヒロイン属性』がついていれば男キャラでも許されるはずです。


 そんなわけで、私的ヒロインランキングをつくってみました。手元に小説そのものや読書メモがある作品は作中からの引用文も載せるので超長くなります。


 もしも(そんな人がいるのかどうかわかりませんが)結果だけ気になる方がいらしたら、当記事の最後まで一気に飛んでください。



◇◇◇◇



【1.ディーオ・エラクレア(アニメ『ラストエグザイル』シリーズ)】


 自分のヒロインランキング、一位は男です。ディオじゃないですディーオです。ディーオかわいいよディーオ。インメルマンターン!!


 王族銀髪、目元に赤いアイシャドウ。髪さらっさら。超有能。そして暗い過去。なのに天真爛漫。かわいい。衣装もなんだかゆったりしててみやびなかんじです。


 従者ルシオラとの関係も尊い。アニメ一期の主人公クラウスへの態度がかわいいし、誕生日を祝ってもらう話もかわいい。アニメ二期でちょっと成長したところも貴い。


 アニメ二期は正直あんまり面白くなかったですが(羊を屠畜するシーンはモンゴル式に則っててよかった。そこだけ覚えてる)、ディーオのおかげで最後まで見ることができました。


『よいヒロイン』にはこういった魔力がありますね。ストーリーが退屈だったり複雑だったりしても、ヒロインが可愛ければとりあえず最後までついて行ける。


 自分にとってのそんなヒロインは一位のディーオと二位のリーザです。




【2.リザヴェータ・ホフラコワ(小説、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』)】


 言わずと知れた名作、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』に登場するツンデレ混沌車椅子少女です。通称リーザ、リーズ。アリョーシャの幼馴染で恋仲になります。


 この子、くぁわいいいのなんの。自分が読んだのは岩波文庫版でして、それの一巻の恋文なんかさいこうにかわいいです。これがなかったら自分はこの(無駄に)長くて複雑な話を最後まで読むことはなかったでしょう。


 長くなりますが、文学史上もっとも可愛らしい恋文(自薦)をここに引用します。↓↓



『アレクセイ様、[……]

あたしがこの手紙を書くのは誰にも内緒なのです、お母様にも内緒なのです。そして、それがどんなに悪いかってことも知っています。[……]あたしのいいたいと思うことを、どんなふうにあなたにいったらいいのでしょう?紙は(あか)い顔をしないと申しますが、それは嘘です、あたし誓ってもいいわ。紙も今のあたしと同じようにまっ赤な顔をしています。いとしいアリョーシャ、あたしはあなたを愛しています。まだ子供の時分から、━━あなたが今とはまるで違っていらしった[原文ママ]モスクワ時分から愛しています。そして一生涯あなたを愛します。あたしはあなたと一つになって、年とったら一しょにこの世を終わろうと、自分の心であなたを選んだのです。[……]あたし達の年のことなら、それは法律で命じられているだけ待ちましょう。その頃までにはあたしもきっと()くなって、一人で歩いたり舞踏したりしますわ。そんなことはいうまでもありません。

 ねえ、あたしがどれだけ考えたかわかったでしょう。けれど、たった一つ、どうしても考えつかれないことがありますの、━━この手紙をお読みになる時、あなたはまあなんとお思いになるでしょう?あたしいつも笑ったり、ふざけたりばかりしてるんですもの。今朝だってあなたをすっかり怒らせてしまいました……けれど誓っていいますわ。あたし今ペンを取る前に、聖母マリヤ様のお像を拝んで、今でもやはりお(いの)りしていますの、もう泣かないばかりですわ。[……]

 あたしの秘密は今あなたの手に握られてしまいました。明日いらっしゃる時に、あたしどんなふうにあなたと顔を合わしていいやらわかりません。ああ、アリョーシャ、もしあたしがあなたの顔を見ているうちに、我慢できなくなって、今朝と同じように、馬鹿みたいに笑いだしたらどうしましょう?多分あなたはあたしを意地わるな冷やかしだと思って、この手紙さえほんとうにして下さらないでしょう。ですからね、もしあたしをかあいそうだとお思いになったら、明日あたしの所へいらっしゃる時に、後生ですから、あまりまっすぐにあたしの眼を見ないようにして下さい。[……]

 とうとうあたしはあなたに恋文を書いてしまいました。ああ、なんてことを仕出かしたのでしょう!アリョーシャ、あたしを軽蔑しないで下さい。もしあたしが大変な悪いことをして、あなたに心配をかけたのでしたら、どうか堪忍して下さいまし。あたしの永久に亡びた名誉の秘密は、今あなたの手の中にあるのです。

 あたし今日きっと泣きますわ。さよなら、()()()()再開の時まで。Lise

 P・S・アリョーシャ、ただね、きっときっと来てちょうだいな!Lise』


 ━━ドストエーフスキイ、米川正夫訳、『カラマーゾフの兄弟:第一巻』、岩波文庫、pp.329-330



 ……ながいですね。すいません。これでも抜き出しなのですがね。この恋文、拙作でちょっとだけ、いやかなり参考にしてます。パクリじゃないですリスペクトです(と言い張る)。


 長々と引用しましたが、ここだけ書いてもきっと伝わらないでしょう。それはわかります。この恋文の前と後の文脈込みの尊さですから。でもとにかく自分にはこの恋文が刺さったのです。それだけ書きたかった。


 この手紙を送るまで、リーザはアリョーシャに対してツン80%デレ20%な感じです。ツンの部分がかなり多いけど、ちょっとデレてます。ちょいデレくらい。かつてアリョーシャから文字を教わったことを忘れてなくて、それをきれいな思い出として心にしまってたりもします。かわいい。それでこんなデレ100%の手紙を送りつけるでしょ?そしてその後、リーザはやっぱり素直になれずにツンになるのです。こんなかわいい恋文を送りつけて、それからツン!ツンデレの鏡です。




【3.寺田寅彦(漫画、香日ゆら『先生と僕』)】


 寺田寅彦は物理学者であり随筆家。実在の人物ですが、ここで挙げているのは、夏目漱石と愉快な仲間たちを題材にした漫画『先生と僕』で描かれるキャラとしての寺田寅彦です。


 といっても実話ベースです。男性、そして実話ベースということで本家ヒロインランキングのルールに二重に抵触します。自分は細かいことは気にしません。


 作中では『ぬぼーっ』とした長身黒髪短髪青年として描かれてます。


 この作品、全体的にほもいです。ほもい作中キャラの中でも群を抜いてほもいのがこの寺田寅彦。次点で鈴木三重吉。


 漱石がまだ漱石じゃなく夏目金之助だった頃から、寺田寅彦は『せんせい』を慕い、追っかけます。真の『せんせいと弟子』なのです。尊い関係です。


 漱石は作家として有名になって、多忙な毎日を送ります。集まってくる弟子(という名の漱石ファン)との面会日は木曜と定めていたのに、寺田寅彦だけは曜日などお構いなしに足繫く通ったそうです。そんなことができるのも寺田寅彦の特権です。


 それで、なぜ寺田寅彦は漱石のとこに通い続けたか。手元に漫画がないので、ぐぐって出てきた大学紀要論文から引用します。



『寅彦にとっては、漱石はまるで恋人であり、花のような存在であったのであろう。花と仰がれる漱石の心から寅彦がどのような種子を受け取ったのであろうか。』


 ━━佐竹省三(2003)寺田寅彦の自然美探索.日本大学大学院総合社会情報研究科紀要 No. 4, 304-315. p.304.



『まるで恋人にでも会いに行くような心持』で夏目漱石に会いに行ってたみたいです(実話)。



 寅彦の漱石しゅきしゅきエピソードはたくさんあってここでは書けません。自分が好きなのはお寿司の話ですね。漱石と寺田寅彦が二人で出前のお寿司を食べると、寺田寅彦は『無意識のうちに』漱石と同じ寿司ネタに箸を伸ばすのだそう。


 どうですかこれ。とらひこ、どうですか。かわいいでしょう。



【4.ジェルトリュード(小説、アンドレ・ジイド『田園交響楽』)】


 アンドレ・ジイドの短編小説『田園交響楽』のヒロイン、ジェルトリュードは盲目の女の子です。主人公の牧師さま(妻子持ち)に保護されて、一緒に暮らしてあれやこれやの秘密な関係になります。


 二位のリーザといいジェルトリュードといい、車椅子とか盲目とかなんだかそんな属性のヒロインが集まっていますが、自分にそういった趣味があるわけではありませんとも。ジェルトリュードは目が見えるようになりますしね。


 ジイド作品の大きなテーマの一つは『宗教的価値観と己の欲望の対立』なのです。同作家の名作『狭き門』のアリサと並んで、『田園交響楽』のジェルトリュードは作家のテーマを体現したキャラといえます(というか自分が言ってます)。


 牧師の保護の元で育ったジェルトリュードは物語前半では『宗教的純潔キャラ』そのものなのですが、人の激情に目覚めて、それから……


 以下作品からの引用文。↓↓


『ねえ、牧師さま、あなたもよくお分かりでしょう?私はあなたのお心やあなたの生活の中で、広い場所を取りすぎています。お側へ戻った時、真っ先に気が付いたのはそのことでした。少なくとも、私の占めていた場所は他の方の場所だったのです。それを悲しんでいる方の場所だったのです。それにもっと早く気がつかなかったのは私の罪です。少なくとも、━━今ではそれがよく分かったのですから━━だまってあなたに愛されていたのは罪でした。』


 ━━アンドレ・ジイド(1965改版)、川口篤訳、田園交響楽、岩波文庫、p.84



 だまってあなたに愛されていたのは罪だったんですって(大声)!!!




【5.テレザ(小説、ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』)】


『本を読む女性』って魅力的ですよね(圧力)。


 自分にとってその最上位がテレザ(次点でリュミドラ・ウリツカヤ『ソーネチカ』)。勉強がとてもできるのに、家庭の都合で十五のときからウエイトレスとして働かざるをえなくなった、読書好きな、内にものすごいバイタリティーを秘めたキャラクターです。


 精神的な高潔さと、おなかがぐうと鳴る音、おなら、おしっこのような肉体的な側面との間でちょっと悩んだりするかわいいところもあります。



『本はテレザにとっては(ひそ)かな友愛関係のしるしであった。彼女をとりまいている粗野な世界に対する唯一の武器、それが本で、彼女は町の図書館から借り出していたが、長編小説が主で、フィールディングからトーマス・マンまでたくさんの小説を読んでいた。本は満足がえられない生活からの虚構の逃亡を可能にたばかりでなく、彼女にとっては物としても意味を持っていた。テレザは本を脇に抱えて、通りを散歩するのが好きだった。本は彼女にとって前世紀のダンディーが持つエレガントなスティックと同じ意味を持っていた。本が彼女を他の者たちと違うものにしていた。』


 ━━ミラン・クンデラ(1993)千野栄一訳『存在の耐えられない軽さ』、集英社、p.57



 ダンディーが持つエレガントなスティックが、テレザにとっては常に持ち歩いている本なのです。本を持って、うきうきと散歩してたのです。尊いです。




【6.ラインハルト・フォン・ローエングラム(旧アニメ版『銀河英雄伝説』)】


 小説、旧アニメ版、新アニメ版とありますが、ここで挙げるのは旧アニメ版です。新アニメ版のことは知りません。


 ラインハルトは悲劇のヒロインです。姉も親友も、自らの魂まで失ってまで戦い続けた戦乙女です。戦闘艇ワルキューレには乗らないけど本人がワルキューレです(断言)。


 最もヒロインっぽいシーンはもちろんヒルダとの夜を過ごした後に花束を届けるところ。顔が赤らんでるところなんか初心な乙女です。かわいい。



【7.少年時代のトニオ・クレェゲル(小説、トーマス・マン『トニオ・クレェゲル』)】


 トーマス・マンの短編小説『トニオ・クレェゲル』の主人公。タイトルにもなっているトニオの少年時代はヒロイン属性があると思います。内向的なところがかわいらしいと思いました。トーマス・マンの小説ですし、たぶんゲイです。


 親友と散歩をする約束をして、それをとっても楽しみにしているんですが、親友は人気者なので友達も多くて、約束のことなんてすっかり忘れてる。そのことでちょっと胸を痛めたりします。確かそんなシーンがあります。確か。


 ジョバンニとカムパネルラみたいな感じでしょうか。


 手元にこの本がないのでこれ以上は書けません。残念。




【8.Julie Danvers(小説、Robert F. Young "The Dandelion Girl")】


 牧歌的でかわいらしいタイムトラベルSFです。邦題『たんぽぽ娘』。ヒロインのジュリー・ダンバースは、詩人のエドナ・ミレイのような風貌の、流行おくれのドレスを着た、たんぽぽ色の髪を風になびかせた、お父さんのことが大好きな女の子。それから読書好き(だいじ)。


 240年先の未来から、お父さんが発明したタイムマシンで主人公の住む街に来ました。そこでの出来事が、彼女の人生を大きく変えるのでした。

 


"It must be wonderful to own a time machine."

She nodded solemly. "They´re a boon to people who like to stand on pleasant leas. In the twenty-third century there aren´t very many pleasant leas left."


「タイムマシンってのは、すばらしいんだろうね」

 彼女は厳かに頷いた。「ええ、気持ちのいい原っぱにいたい人にとっては、とても。二十三世紀には、気持ちのいい原っぱというものはあんまり残っていませんから」


 ━━Robert F. Young (1961) The Dandelion Girl. In; The worlds of Robert. F. Young. (1966) SFBC. p.70.



◇◇◇◇



 ……自分が挙げられるのはここまでです。男も入れて頑張って八人でした。やっぱりキャラ愛が足りてないようです。


 でもこうまとめて見ると、内向的なキャラもいれば外向的なキャラもいますねえ。


『読書する女性』ってのは自分のなかではかなりの萌え要素みたいです。五位テレザに八位ジュリー。ランク外にしましたがリュミドラ・ウリツカヤ『ソーネチカ』。それから四位のジェルトリュードも読書好きでした。たぶん自分が読書好きだからですね。


 ランクインした男性キャラ(ヒロイン属性持ち)の共通点は……『好き』が言葉よりも行動になって現れる……とかでしょうか。



 というわけで、私的なヒロインランキングを考えてみました。こうやってまとめることで、自分に響く萌え要素を見つめなおすこともできますね。


 魅力的なヒロインについて独立したエッセイか何かを書くということは、萌え要素の整理にもつながるし、やがて自キャラを構想する際にも役に立つんじゃないか?そうひらめきました。



『そうだ、そんなエッセイがあってもいいんじゃないか!?』



 ……と、思ったのですが、まさにそんなエッセイが存在していますね。【ヒロインランキング】参加作品で、現在も更新が続けられているエッセイが一つ。


 つこさん。さんの『わたしの推しが尊い。』


 これいいアイデアだなあと思います。好きなキャラクターを纏めておけるだけじゃなく、自キャラを作る為の萌え要素データベース作成のためにもいいんじゃないか。キャラクター愛がないと絶対に続かないでしょうけれど。


 前回もその前もそうですが、やっぱり自分が考えることは既に誰かがやってますね。こうやって、他作家さまの良い所は真似していきたいと思います。




 そんなわけで私的ヒロインランキングまとめ↓↓


【1.ディーオ・エラクレア(アニメ『ラストエグザイル』シリーズ)】


【2.リザヴェータ・ホフラコワ(小説、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』)】


【3.寺田寅彦(漫画、香日ゆら『先生と僕』)】


【4.ジェルトリュード(小説、アンドレ・ジッド『田園交響楽』)】


【5.テレザ(小説、ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』)】


【6.ラインハルト・フォン・ローエングラム(旧アニメ版『銀河英雄伝説』)】


【7.少年時代のトニオ・クレェゲル(小説、トーマス・マン『トニオ・クレェゲル』)】


【8.Julie Danvers(小説、Robert. F. Young " The Dandelion Girl")】



 長々と書いてしまいました。これでこの章を終わりにしたいと思います。次章は文体について。でも更新はだいぶ先になると思います。


 ちなみに当エピソードの文字数は9000字超え。引用文もあったりして、これまでで一番長いです。すいません。

 


◇◇◇◇


【ヒロインランキング杯ルール説明】

・ランキング:1位~10位までの10人を順位づけて発表すること。10人あげるのが難しいなら5位まででも可。


・ヒロインの基準:小説、アニメ、漫画、ゲーム様、または小説家になろう内の作品に登場するキャラクターであること。女性であること。名前があること。映画や実写のドラマ、実在の人物、男性は認めない。


・書き方:「一般的な通称(正式な名称)、登場する作品名(作者名)、ジャンル」の形で発表すること。


・注:ジャンルは小説、漫画、アニメ、ゲーム、なろうから選択してください。



『【ヒロインランキング】 ぐだぐだの法則!!』

作者:べべ

https://ncode.syosetu.com/n7061fk/

より勝手に引用しました。まじすいません。

【ヒロインランキング】総括

作者:Gyo¥0-

https://ncode.syosetu.com/n0975fm/

企画を主催なさったGyo¥0-さんはみんなを巻き込むお祭り好き、というイメージがあります。あとうお座というのが意外。



せっかくなので【ヒロインランキング】に参加してみた

作者:ピストン

https://ncode.syosetu.com/n7136fk/

パトレイバーのヒロインを挙げてらしたのが印象的でした。ちなみに自分はヒロインよりも劇場版のストーリーの方が記憶に残ってます。



【ヒロインランキング】~雨音AKIRAのヒロイン考察~

作者:雨音AKIRA

https://ncode.syosetu.com/n7147fk/

プラネテスが印象的でした。アニメもいいですがやっぱり漫画です。全四巻でここまでの内容。すごいと思います。個人的には八郎太と父、それからフォン・ブラウン号の人が印象に残ってます。



わたしの推しが尊い。

作者:つこさん。

https://ncode.syosetu.com/n7041fk/

推しキャラを随時まとめとくのはとてもいいアイデアだと思いました。いつか真似したい。キャラ愛がないとつらいけれど。

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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして。失礼します。 読んでたら、いきなり自分の名前が出てきてビックリ。つい来てしまいました。 私は読んでいる間はヒロインに恋してるようなチョロイ読者なんで、もうベスト50でも選べち…
2020/02/06 22:57 退会済み
管理
[一言] Yujiさんのヒロインランキングも面白かったです!w リーザの恋文ドチャクソ萌えますね!!! 私もヒロインランキングの作品はほとんど読ませていただきましたが、作者の方の趣味趣向はもちろんのこ…
[良い点] さあキーワードに【ヒロインランク】をつけるんだ [気になる点] >トーマス・マンの小説ですし、たぶんゲイです。 偏見すぎて爆笑したwww [一言] あと二ヶ月くらいしたらどうにかなまこさ…
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