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私の興味についてお話ししましょう。

旅に出るキッカケとは何だったのでしょう。

勿体つけるだけで、今回彼女は、少女の人となりについて語ります。

みなさま、ごきげんよう。テルミです。


前回お話しした様に、私の家は父の発明品のお陰で裕福になりました。


裕福ついでに、父は私たち兄弟姉妹に、すばらしい教育を施してくださりました。


各方面の技術研究におけるスペシャリストを家に招き、家庭教師として雇う事により、私達は素晴らしい技術を身につけさせて頂きました。


お陰で、わが兄達、姉達は色々な機械を作り出し、裕福になった我が家は、益々お金持ちとなりました。


しかし、技術者とは不思議な物で、何故か偏るんですよね。好みが。


兄様、姉様方はカラクリに対する知的好奇心が旺盛で乗り物や兵器、果ては兄妹合作で自動人形(オートマータ?)なる物まで作り出しました。


国王からの覚えも良く、いくつかの発明品は王家御用達の品となりました。


私はと言うと、まあ、機械やカラクリも嫌いでは無いのですが、どちらかと言うと物質合成や生物変格、魔術などに興味が有り、兄様や姉様達とは違う、ドワーフとしては少し異質な物を好む少女となりました。


兄様、姉様方は、私に機械やカラクリの研究を勧めました。

必ず設計どおりに仕組みが働くから面白いぞと。


父だけは違いました。

父の作る片手鍋は、物質合成の技術による所が大きく、私が父の姿勢を受け継いでいる。そう感じている様です。


実際の所はというと、私は、根本的に設計して物を作るより、手当たり次第に色々試すのが好きなんです。アレとコレを組み合わせると、どうなるのだろう。そんな事ばかり考えています。


そして、興味の赴くままに私は禁断の研究に没頭してしまいます。


それは、生物合成。つまりはキメラの作成です。

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