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僕をそんな風にジロジロ見るな!

作者: 七瀬



僕が10歳の時に、僕は心を何処かに置いてきてしまった

のかもしれないと今は思う...。



父親と母親が交通事故で二人とも亡くなってしまったからだ、、、!

その事を僕は無理矢理理解しようと頑張った結果、、、僕の心がついて来れなく

なって、何処かに心を置いてきてしまった、、、。




・・・その事があってから10年が経った今は、、、。


僕は人の目が異常に怖くなった...。

出来るだけ、人と接したくないと思うようになっていた、、、。




人の目が怖い! 僕の事をどう思っているのか、、、?

【見るな! 見るな! 見るな! 僕をそんな風に見るな!!!】


僕の心の声が漏れそうなほど、僕は追い詰められている...。




両親が亡くなった事が原因ではないと思うのだけど、、、?

それが引き金になってしまったのは事実ではないかと思う......。


大切な人を失うと、、、。

失う恐怖を強く感じるようになってしまった、、、!




20歳になった今の僕は、、、幻覚や幻聴まで聞こえるようになる...。

外を歩いていても、、、。


『あの人? 凄く不機嫌な顔でこっちを見てるわよ~』

『なんか? 怖い顔してるわねぇ~』

『あの子が10歳の時に両親が交通事故に遭ったんですって!』

『あの子に、あんまり近づいちゃ~ダメよ!』



【うるさい! うるさい! うるさい! 僕の事をそんな風にジロジロ見るな!】


僕はその場を逃げるように走って行った...。



僕は公園のベンチに腰掛けた...。


【なんで、僕は何時もこうなんだ、、、!】


...そんな風に僕が思っていると、、、?


『そんな風に思わなくてもいいんじゃない、、、?』


・・・と僕に話しかけてきた女の子がいた!


『・・・えぇ!?』

『私はタケルの心の声が聞こえたからよ!』

『あぁ、うん、』

『私が貴方の力になるわ~全部隠さず話してみて!』


僕は人に心を開かないようにずっとしていたのに、、、。

初めて会った、この女の子に僕は全部話してしまった...。


『大丈夫! またタケルの心が戻って来るわ! もう大丈夫よ!』

『ううん。』



僕はその日から、同じ公園のベンチに行くとあの女の子がいて

僕と話すことが増えていく、、、。


少しずつ少しずつ、僕は幻覚や幻聴がなくなっていくのを感じる...。

たくさんの人が行き来している場所でも、普通の状態になっていった!


【何も見えていないし! 何も聞こえない! 僕は治ったんだ!!!】



僕の性格も明るくなったし、よく笑うようになった。

人との会話が楽しい! 人と一緒にいる事が楽しい!

みんなで1つの事が出来る事が嬉しい!!!


僕の性格が変わると、、、?

自然と僕の周りに人が寄って来るようになった。


僕は毎日が楽しくなった。




僕は、もう公園のベンチに行かなくなっていた。

僕が久しぶりに行くと、、、?


あの女の子がいた、、、!


『ありがとう! 僕ね、だいぶ変わったんだよ~!』

『えぇ、それは見ていれば分かるわ~!』

『君のおかげだよ! ありがとう!』

『もう、私と会わなくても大丈夫そうねぇ~!』

『えぇ!? なんでそうなるんだよ!』

『タケル、さようなら!』

『待って! 僕はもっと君と仲良くなりたいんだ!』



...僕がそう言うと、、、彼女は消えてしまった!?






僕の幻覚や幻聴が治ったんだと、、、?

ずっとそう思ったいたのに、、、!!!


僕は既に、僕の部屋で亡くなっていた事を後で知る事になる、、、!

僕と会っていた女の子はこの世の人じゃなかったんだ、、、!


そう! 今まで、楽しく会話していた人たちもみんなこの世の人じゃない!


あの時、僕は部屋の中で睡眠薬を大量に飲んで亡くなっていたんだ、、、!



『・・・でもこれで、またお父さんとお母さんに会えるね!』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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