僕をそんな風にジロジロ見るな!
僕が10歳の時に、僕は心を何処かに置いてきてしまった
のかもしれないと今は思う...。
父親と母親が交通事故で二人とも亡くなってしまったからだ、、、!
その事を僕は無理矢理理解しようと頑張った結果、、、僕の心がついて来れなく
なって、何処かに心を置いてきてしまった、、、。
▽
・・・その事があってから10年が経った今は、、、。
僕は人の目が異常に怖くなった...。
出来るだけ、人と接したくないと思うようになっていた、、、。
人の目が怖い! 僕の事をどう思っているのか、、、?
【見るな! 見るな! 見るな! 僕をそんな風に見るな!!!】
僕の心の声が漏れそうなほど、僕は追い詰められている...。
*
両親が亡くなった事が原因ではないと思うのだけど、、、?
それが引き金になってしまったのは事実ではないかと思う......。
大切な人を失うと、、、。
失う恐怖を強く感じるようになってしまった、、、!
20歳になった今の僕は、、、幻覚や幻聴まで聞こえるようになる...。
外を歩いていても、、、。
『あの人? 凄く不機嫌な顔でこっちを見てるわよ~』
『なんか? 怖い顔してるわねぇ~』
『あの子が10歳の時に両親が交通事故に遭ったんですって!』
『あの子に、あんまり近づいちゃ~ダメよ!』
【うるさい! うるさい! うるさい! 僕の事をそんな風にジロジロ見るな!】
僕はその場を逃げるように走って行った...。
▼
僕は公園のベンチに腰掛けた...。
【なんで、僕は何時もこうなんだ、、、!】
...そんな風に僕が思っていると、、、?
『そんな風に思わなくてもいいんじゃない、、、?』
・・・と僕に話しかけてきた女の子がいた!
『・・・えぇ!?』
『私はタケルの心の声が聞こえたからよ!』
『あぁ、うん、』
『私が貴方の力になるわ~全部隠さず話してみて!』
僕は人に心を開かないようにずっとしていたのに、、、。
初めて会った、この女の子に僕は全部話してしまった...。
『大丈夫! またタケルの心が戻って来るわ! もう大丈夫よ!』
『ううん。』
▽
僕はその日から、同じ公園のベンチに行くとあの女の子がいて
僕と話すことが増えていく、、、。
少しずつ少しずつ、僕は幻覚や幻聴がなくなっていくのを感じる...。
たくさんの人が行き来している場所でも、普通の状態になっていった!
【何も見えていないし! 何も聞こえない! 僕は治ったんだ!!!】
僕の性格も明るくなったし、よく笑うようになった。
人との会話が楽しい! 人と一緒にいる事が楽しい!
みんなで1つの事が出来る事が嬉しい!!!
僕の性格が変わると、、、?
自然と僕の周りに人が寄って来るようになった。
僕は毎日が楽しくなった。
*
僕は、もう公園のベンチに行かなくなっていた。
僕が久しぶりに行くと、、、?
あの女の子がいた、、、!
『ありがとう! 僕ね、だいぶ変わったんだよ~!』
『えぇ、それは見ていれば分かるわ~!』
『君のおかげだよ! ありがとう!』
『もう、私と会わなくても大丈夫そうねぇ~!』
『えぇ!? なんでそうなるんだよ!』
『タケル、さようなら!』
『待って! 僕はもっと君と仲良くなりたいんだ!』
...僕がそう言うと、、、彼女は消えてしまった!?
*
僕の幻覚や幻聴が治ったんだと、、、?
ずっとそう思ったいたのに、、、!!!
僕は既に、僕の部屋で亡くなっていた事を後で知る事になる、、、!
僕と会っていた女の子はこの世の人じゃなかったんだ、、、!
そう! 今まで、楽しく会話していた人たちもみんなこの世の人じゃない!
あの時、僕は部屋の中で睡眠薬を大量に飲んで亡くなっていたんだ、、、!
『・・・でもこれで、またお父さんとお母さんに会えるね!』
最後までお読みいただきありがとうございます。




