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詩集その1

水銀

作者: 浅黄 悠


それは誰かがまた一人

呑まれてゆくもの


私の腕の中で

水銀が膨らむ

雨の色から赤黒く

水面に映る誰かの影


夢の中の恐怖は砂の味がした


日常に

穏やかなこの朝に

潜んでいる水銀

いくら日が経っても

いくら自分を理性で塗り潰しても

いくらその頃の記憶があやふやでも


あるものはある

他人の悪意…


嫌われることを恐れるな

怒鳴り声や批判を恐れるな

そうはいっても今の自分


一体何時になったら強くなれると

増殖した苛立ちは夏の雲のよう

また水銀の夜を呼ぶ


それは誰かがまた一人

呑まれてゆくもの


多分それは私で…





最近凄まじく暑いのと創作スタミナが切れてて辛いです。

皆さんもお気をつけて。

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