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一話、始まりのダンジョン

「無事到着だな」

「ちょうどいいところに」

「え!?」

「あわわっ、ごめんなさい。」

「何ですか?」

「はじめまして、ミリュミアと言います。」

「は、はぁ、霧ヶ峰隆二と申します。」

「転生者の方ですよね?」

「それが何か?」

「やっと見つけたわ!」

「だから何が?」

「あ、ついはしゃいでしまいました。」

「で?」

「早速ですが、私のギルドに入ってください!」

「言っておくけど、俺初心者だよ?」

「ええ、知っていますよ、レベル上限の転生は教会に転生しますから」

「で、転生者を探してるのはなんで?」

「勿論、類い稀な実力の持ち主を仲間にするためです。」

なるほど、そこらの人間より、転生者の方が異世界の知恵があるから、ということか、よし、とりあえず自分を下げるか

「えーと、俺は体はあんまり強くなくて・・・・・武術も全然出来ないんですけど、しかもコミュショウで、顔見知りで、引きこもりで、運動オンチで、頭悪くて、いつも異世界の面白いアニメ見たりして・・・・・ダメなやつですよ」

「そこをどうにか、お願いします。」

土下座!?そこまでする?

「えーと、今の聞いてました?」

「わかってます。でも安心して、ここでは蘇生できるから、それに他の世界の情報をあつめてたんだよね」

しまったー異世界アニメは逆効果だった。

「いや、だって臆病の雑魚だよ俺、戦えないし、武器も・・・・・ある、指輪もあるし、って、この武器はロングソードじゃねえか、ざっ、異世界!って感じだな、お約束の最低ランクN、先が長そう。・・・・・あっ、」

笑顔で見つめて来るミリュミアさん、さすがにこのオタクぶりを見られるのはハズイ、

「ずいぶんと興味があるんだね」

「あ、あはは」

「私のギルドに入ってくれない?」

上目遣いが・・・・・かわいいけど、多分ろくなギルドじゃないだろうな

身長は165くらいかな?白い肌に紫の瞳、肩の高さの青い髪が印象的な彼女、ギルド勧誘だからしょうごうもちかな?

「戦力を聞いてからだな」

「誰もいないわ・・・・・レベルも1・・・・・」

「ごめんなさい、強いギルドにいきます。」

「あなたなら、一人でも強いんでしょ?」

「買い被らないで欲しいな」

「じゃあそのステータスの技量100%は何かしら?」

「は?」

マジかよ、ステータス全開とかマジかよ、

「ステータス画面から閉じるんだったな」

名前だけを表示させウィンドウを閉じた。

「ちなみに、私はちょっと特別なマスターだよ」

「特別?」

「ちょっと事情があってね」

「?」

「一年間、ギルドメンバーが入らない場合、スキルが一つだけもらえるの」

「で、そのスキルって?」

「スキル名、"生息地検索"効果はどこに魔物がいるかを知ることができる。」

「使ったことは?」

「あるわよ」

「どのレベルでわかるんだ?」

「ふふん、魔物ならなんでも検索できるわよ」

「じゃあフェニックスとか」

「えーと、地上の北の島の火山の頂上付近にいるわよ」

「マジでフェニックスとかいるんだ」

「え?」

「いやー適当にいっただけ」

「でどう?私のスキル」

「悪くはないな、装備をEXで揃えるつもりだったし」

「っちょっとまって、EXって本気?相当きつい素材とGRを普通に作れる職人がいないと出来ないわよ」

「よし、決まり、ギルドに加入する」

「本当に?」

「ああ、とりあえずダンジョンでレベリングしたいんだけど」

「じゃあこのウィンドウの選択を、」

「はいよ」

「ありがとう。やっと一人メンバーが入った」

「やっぱりゼロだったのか」

「それと、今お金ないから・・・・・」

「え?今までどうやって生きてきたの?」

「えっと・・・・・恵んでもらったり、借金したり」

「いくら?」

「金貨1万枚」

「うわー」

「でもっ、メンバーが入って余裕が出来たらでいいって言ってたから」

「わかった。それとこれからもギルドメンバーの勧誘するの?」

「ううん、なかなか転生者は来ないし、しばらくは二人で・・・・・」

「わかった。じゃあこれから物事を決める権利は俺にもあるということでいいか?」

「というと?」

「ミリュミアの判断に関わらず、すべての問題を俺に報告すること、許可、却下は俺の判断で」

「わかった。ちょっと心配だけど」

「じゃあダンジョン行ってくる。でどこにあるの?」

「ここから近いのは、西の門から出て行ったところにこの西の島の有名なダンジョンがあるわよ、十大迷宮より2つくらい下のところ、噂によると最下層は200層らしいわ」

「ちょっと行ってくるわ」

「気をつけてねー、中央の集会場にいるから」

「はーい」




あったあった。西の門ここから行くんだな







ダンジョン前、

「キャンプか?」

前にはテント?らしきものが前にたくさんある。まあ、俺は関係ないけど

「おい、そこの兄ちゃん」

「ん?」

「ダンジョンもぐんのか?見たとこ初心者だが」

「ああ、そのつもりだよ」

「じゃあ傭兵を雇わねえか?1時間銀貨3枚だ」

相場がよくわかんないからな、まいったまいった。

「遠慮しとくよ、一度入ったらいつでてくるかわかんないし」

「そうか、まあ、せいぜい頑張ってくれ」

「ああ、心遣いはありがたくもらっとくよ」

さてと、いくか、






一階層、

「ゴブリンが多いな」

群れにでも出くわしたのか?と思うような、そんな気がする。ざっと70体はいるかもしれない。

「一階層もそこそこ広いよなー、さっきレベルが2になってステータス上げてなかったな、筋力に100振るか」

設定した項目は人格含め全員筋力、他のステータスは11だが筋力は12だ。そして筋力極ぶり、現在112、

「ちょっと肩ならしには多いかな?」

一斉に迫って来るゴブリン、レベルの表記が5と表している。つまり、ゴブリンのレベルは5というわけだ。

「おらっ」

軽く横凪に一線、ゴブリン2体を切り捨てる。

「ストレージ」

すかさずゴブリンが落としたマセキを回収する。

「グギャーーーー」

「あらら、雑魚の癖に陣形を取るとか、わずらわしいわー」

周囲を囲んだゴブリンが距離を少しずつ詰めて来る。

「アイスボール」

魔法の試し打ち、ゴブリンに命中にダメージを与えるが一撃ではないらしい。しかも魔力がかなり減った。一回消費MPが6だった。体が重い、やばいかも


「だがしかし、負けるわけにはいかない」

俺は右に切りかかった。5体を切り捨て退路を作る。だが、

「グギャーーーー」

「おらっ!」

さらに4体を殺す。しかし一撃を受けてしまった。

「一回かするだけでHP4減るんですが」

「マジでつみ?」

HP7  MP6

「グギャーーーー」

「別にあたんなければいいんだけどね」

2体を殺したとき、

レベルが3に上がりました。

「よし、きた。一撃でゴブリンが落ちるなら速度を上げるべし」

敏捷に100注ぎ込む。迷いは一切ない。

「体が軽く感じるわ」

本来のスピードが11倍になった。これで効率が上がるわ


走り擦れ違いざまに切る、まるで通り魔のようだ!

「リーダー格発けーん」

そこにいたのは、色違いのゴブリン、おそらくユニークかな?

レベルが4に上がりました。

レベルが5に上がりました。

    ・

    ・

レベルが11に上がりました。


そこにいたゴブリンの群れは全滅、ユニークもしゅんさつだった。

HP100MP100身体能力に100耐久100魔力200筋力に200振った。


「ユニークゴブリンが耳落としたわ」

ユニークは素材を落とします。

ゴブリンのマセキ73個、ユニークゴブリンが1個、全部回収完了だ。

「1時間が経過するし、そろそろ返ろうかな」

「あらかた狩り尽くしちゃったかな?」


「静か過ぎる空間、なんと落ち着くのだろう。」


「まあ、どうせすぐ沸くし、帰るか」





集会場、

「換金お願いします。」

「はい、ゴブリンのマセキ73個ですね」

「はい」

ユニークはとっとく

「銅貨73枚になります。」

ゴブリンやっす。

「隆二、戻ったら言ってよー」

「ああ、今から呼びに行こうかと思ってた。」

「報酬は銅貨73枚、結構稼いで来るのね?何階層まで下りたの?」

「一階だけど?」

「え?」

「群れと遭遇して」

「だ、大丈夫?死んだらどうするの?私また3ヶ月間ぼっちじゃん」

「生きてるし大丈夫でしょ」

「そうね、でも無理しちゃダメよ?」

「で安いご飯にありつきたいんだけど」

「それならそこでパンと水を買いましょうか、パン一つ銅貨2枚水も同じだから」

「寝床は?」

「それならギルドがあるわよ、ゲート」

「そういうし組ね」

「そういうこと、じゃあちょっと買ってきて、かだつけるから」

「わかった。のまえに確認」

「あー!!!待って、」



「うわー」

「あー見られちゃった。」

「Gのやつがでるぞこれ、ゴミばっか」

「たまたま、ですよ、たまたま片付いてないだけですから」

「ギルド脱退は個人でできるんだよな?」

「本当に、ごめんなさい。」

「はぁー、片付けるぞ」

「は、はい」



1時間後、

「綺麗になりましたね」

「うん・・・マジでゴメン」

「気にしないでください。それに言ったでしょう。たまたま片付いてないだけだって」

「掃除が出来ないの忘れてた・・・」


詳しくはもう一作品をご覧ください。


「掃除は得意なんですがね、やってなかっただけなので」

「それはそうと、プライベート部屋があるんだね」

「一つ部屋あげる?」

「じゃあ、二部屋頼む」

「そこそこな広さがあるけど?」

「うーん、まあ、大丈夫」

「じゃあ承認するね」

ウィンドウは他人には見えない。そのためよくわからないが、

「終わったよ1号室、2号室、ね」

「ありがとう。中見てくる。」

「じゃあ買ってくるね」

「はーい」


「なかなか広いなー」

畳36枚は入りそうだ。36畳とか中途半端だな

「それにしても何もない。家具はおろか、壁紙も真っ白、空間を仕切る仕切りがない」

もう一部屋も同じだ。


「装備揃えるか」

俺はロングソードがあるが、分身の装備はない状況だ。

俺は広間に戻った。そこにはミリュミアがいた。

「どうだった?かなり広いでしょ?人によって部屋の大きさも変わるんだよ」

「それはいいな、雑魚マスターに買われた犬は窮屈な思いをしてると」

「犬って、隆二もギルドのメンバーだし、買われた犬じゃ・・・・・」

「犬ってのは負け犬のこと、俺は無敗なんでね、犬じゃない」

「はい、今日のご飯、パン一つに水のペットボトル。500mLなんだよ、で、残りは何に使う?」

「全部武具に回す。」

「は!?」

「は?とか言うなよ、かわいいんだから、おとなしくしてろ」

「いやいや、全部武具って、借金とかどうするの?」

「返せるようになったらでいいんだろ?まだその時じゃない」

「じゃ、明日からも頑張っね」

「その感じがかわいいわー」

「子供あつかいしてない?これでも21なんだからね!」

「え?、冗談きついよ、15,16くらいだと」

「酷い」

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