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〜初対面〜

そう、あれは、澄んだ空に咲き誇る桜の似合う、春の穏やかな気候の日だった。

僕は遅刻したんだ。

前年に理系の出来なささで留年ギリギリだった僕は、半分ほど学校に行く気が失せていた。


そんな時に最寄駅であの子に出会ったんだ。

制服がうちの学校のもだったのですぐにわかった。

ゲームも読書も睡眠もする気のなかった僕は退屈しのぎに彼女に話しかけたんだ。


「君も遅刻?」

「え、あ、そ、そうです。」


はじめは彼女は僕に怯えていた。

当然だ。


「え、えっと、貴方はどちらさまでしたか?」


この時彼女は戸惑いと緊張から、頓珍漢なことを言っていたな〜


「君は何で遅刻したの?」

「え、あ、そ、その、お母さんと弟の朝ごはん作ってから家でたら、電車が遅れてて。。。はい、そういうわけです。」

「何線使ってここまで来てるの?」

「えっと、えっと、えっと、よく遅れるのは覚えてるんですけど、名前までは覚えてなくて。。。ゴメンなさい。」

「いや、謝らなくてもいいんだけど。。。w、あー何線かわからないってことは、もしかして一年生?」

「え?あ、あ、あ、貴方も同じ学校でしたか。」


どうやら彼女はその時気がついたようだw


「あーそうだよw」

「私立桃華|とうか|高校一年三組、大紅 幽華と申します。」

「ふふっ、学校は同じだってばw」

「あ、そうでしたね。へへへw」

「僕は、同じく私立桃華|とうか|高校二年四組、赤城 敦士です。遅刻仲間としてよろしく。」


この辺りから幽華は僕に心を開いてくれるようになったかな〜


「ところで先輩は何で遅刻したんですか?」

「あーなんか、去年留年しかけてから、学校に行くのが億劫になっちゃててね〜」

「留年と言うことは何かの教科が苦手とかですか?」

「そうそう。数学と物理、というか理系全般が苦手でね。。。」

「そうなんですか。もしよければ、こんな冴えない私に話しかけてくれたお礼に教えてあげましょうか?」

「でも、僕なんて中学生の範囲から怪しいもんだよ?それに冴えないなんてことはないよ?」

「え、いえ、私学校にもどこにも友達なんていませんし。。。あと、私、高校の範囲までもう終わってるので教えることに関しては安心してください。」

「おーけー、じゃ僕が初めての友達だ。では友達として、僕に数学を教えてください。」

「え、私なんかが先輩の友達になってもいいんですか?」

「いいよ?こんなに面白い娘、友達にしないほうが損だよ。」

「あ、あ、あ、あ、ありがとうございます。ではお友達として精一杯、数学を教えさせていただきます。」


その他、談笑


「あ、学校ついたよ。」

「じゃ、私は教室二階なんで一旦ここでお別れです。」

「うん。」

「あ、あ、あとよければですけど、明日から一緒に学校に行きませんか?そ、その方が数学もたくさん教えられますし」

「あーいいよ。じゃー明日からは二人とも遅刻しないようにしないとね〜」

「で、で、では、L◯NEのIDを教えてください。」

「おーけー。はい」


交換中


「では、また明日です。」

「うん。じゃーねー。」

彼女は可愛らしく手を横腹のあたりで振ると教室の中に消えていった。


これが僕と幽華の初対面だね〜

今回は数学・科学要素がなかったですが次話からぶち込んでいきますwwww

ご精読ありがとうございます。

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