母上様が天然最狂な件について
最弱。
それが俺である。
私の名はアイルーク・ソイダーク・マナ、そして魔王であるそう最弱の魔王だ。
歴代魔王の中で最弱の魔王それが俺だ。
この世界フェスタクリスは五つの大陸あり、その中の第四大陸を支配している魔種族頂点が俺であるが、俺は弱い。
自分で言うのも嫌だが「弱すぎじゃね?俺が魔王でいいの?」と部下に聞きまくったぐらい弱いのだ。上級魔種族にワンパンでの負ける自信がある。
そんな俺が魔王をやっているのは訳がある。それは、今目の前のいる人物が原因だ。
「ねぇ、ルーちゃん暇だからアホ神達に喧嘩売りに行ってくるね。」
「・・・・」
こんなアホな事言っている爆乳銀髪美女が原因である。そして俺の母上様である。
「どうしたの!ルーちゃん頭抱えて、頭痛いの?大丈夫なの!ねぇルーちゃん!」
「母上、貴方のアホな発言の所為で頭が、胃がどうにかなりそうだから頭を抱えているのですよ!!」
「???」
全く今の発言の何処が悪かったのかわからない様子で首を傾げる母上。
「暇だから第三大陸の神達に喧嘩を売りに行くアホ何処にいますか!!」
「ここにいるよ!」
「・・・・勘弁してください。」
このアホな母上様なら本当に喧嘩を売りに行くそして神達を滅ぼして帰って来そうで怖い。
いや確実にできる。何故なら母上様は
世界最凶の元魔王様なのだから
最上位魔王種魔族 イリス・ソイダーク・マナ。
この世界フェスタクリスに君臨する神王、剣王、獣王などの王さえ怯える魔族であり、俺の母上様。
この人の所為で俺は魔王をする事になった。
それはある日の朝、家族で食事をしていた母上様が突然言ったのだ。
「ルーちゃん、ルーちゃん。」
「何ですか?母上。」
「魔王するの飽きたから、今日から私の代わりに魔王やってね♫」
「・・・はい?」
「よろしく♫」
こんなやり取り後、本当に魔王なった、なってしまった。
家族、部下、大陸魔族の全員が俺が魔王をするのを賛成したのだ。俺が弱いのは大陸全土に知れ渡っているのにだ。
魔族は実力主義なはずなのだが、魔族達は弱い俺でいいのか?と尋ねると
「これで魔王様の無茶ぶり無くなるなら。」
こう答えてみんな賛成した。
母上様は世界頂点クラスに強いのだか天然なのだ。
そんな天然に振り回される魔族達は疲れていた。
当時我ら魔族は全世界に喧嘩を売っていた、母上様の所為で、だが魔族達は疲れていた。母上様以外の魔族達は戦争なんてしたくなかったのだ。
魔族達が住む大陸は豊かで広い、他の大陸と戦争をする必要がなかった。
そして魔族は穏和派が大多数なのだ、魔族が実力主義のは変わらない、しかし無駄な争いはしないのだ理性的に物事を解決して平和を愛するのが魔族なのだ。なのに何故全世界に喧嘩を売った事なっているかは全て母上様所為である
このアホな母上様は散歩してくるね♫言って一年ぐらい帰ってこなかったのだ。その間、母上様は散歩という名の蹂躙をして来たのだ、他の大陸で、当時俺はそれを聞いて血を吐いた、胃に穴が開いてしまった。
俺は超頑張った、魔王の息子として他の大陸に渡り母上様の事を謝罪して、戦争早期終結を図ったそして三年で何とか戦争終結させた
そんな事があって俺は魔王になった。
「ルーちゃん、散歩行ってきていいかな?」
「勘弁してください、母上。」
俺、魔王だけど最弱で母上様が強いすぎて胃に穴が開きそうです。