第十三話 コマンドー
美容品調達の計画を立てたり、平原の人の交易品も鑑定して欲しいと追加依頼をしている間に、いつの間にか夕方になってしまった。
年頃の娘さんをいきなり外泊させるのも良くないので、ユキちゃんを家まで送ることにした。
マウンテンバイクとジュラルミンケース、さらには交易品のサンプルを積んで、さて出発だ。
「それじゃ、ちょっとユキちゃんを家まで送ってきます」
「また明日きます」
「ユキ~! またくるです~!」
「大志が帰ってくるまでに、晩飯の準備しておくから」
そうして皆に見送られながら、村を出る。
まあ、俺はまた戻ってくるけどね。
そして山を下りて県道に合流したところで、道案内をお願いした。
「ユキちゃん、道案内頼むね」
「分かりました」
無言のままなのもアレなので、軽く雑談しながら帰ろう。
「ユキちゃんから見て、あのエルフ達はどんな感じに見えた?」
「……なんだか皆、のんびりゆるふわって感じがしましたね」
「まあそうだね。ゆるふわだね」
さらに言うとぽわぽわしている。なかなか面白い方々だ。
まあ、おかげでこっちも楽させて貰っている事もあるかな。
「大志さん、そこの坂を上ってください」
「そこね……ここかな?」
「そうです……そういえば、ハナちゃんって子、大志さんにかなりなついてましたね」
ユキちゃんが指さした坂を上っていると、ハナちゃんの話題が出てきた。
なんだかんだ言ってハナちゃんとは良く一緒に居るから、かなりの仲良しさんになったかな?
「初めて出会ったときにハナちゃんがお腹を空かせていてさ、おにぎりをあげたのが切っ掛けかな?」
「あれだけ可愛かったら、おにぎりあげちゃいますね」
「うんうん、あげちゃう。そのときは俺の昼飯殆どあげちゃったよ。それに、凄く美味しそうに食べるのがまた可愛くてね」
「ああ~良いですね! 私も今度、何か食べ物あげようかな……っと、あの坂をまた上って下さい」
「あれね」
今度はちょっと分かりづらい坂道だったけど、まあ安全運転だったから通り過ぎずに入れた。
しかしハナちゃんが美味しそうに食べるのが可愛いからと、ついつい食べ物をあげちゃうんだよな。
やっぱり、子供を甘やかしてしまう親の気持ちもわかる。
もしかして、ヤナさん達はかなり我慢してるのかもな。
「次はそこを下って下さい」
「……そこを下ると、さっきの県道に戻っちゃうよ?」
変な道を通るな……まあ、言われたとおりに下ろう。
「ええまあ。そういう道順なので」
「それなら仕方が無いか」
「そうそう、仕方がないんです……そしてもういっかいあの坂を下ってから、次の信号で左です」
「牟礼に出るの?」
「そういうわけではないのですが……」
なんだか同じ所をぐるぐる回っているような感じだ。
「そこの十字路を右でお願いします……それで、ハナちゃんの話の続きですけど」
「うん。ハナちゃんがどうかしたかな?」
「あの子、植物を短時間で成長させる能力があるんですよね?」
あれ? その話はユキちゃんにはしてないけど、どこで聞いたんだろう?
「確かにそうだけど、俺その話したっけ?」
「本人から聞きました……あ、次を左です。そこのお地蔵さんのところを」
「左ね……。でも、ハナちゃん本人から聞いたんだ」
「大志さんとお野菜作るのが、楽しいって言ってましたよ」
「それは光栄だね。俺もハナちゃんが野菜を育てるところを見るのは、凄く幻想的で好きなんだよ」
ぽわぽわと体を光らせながら、植物がみるみる育っていくからね。
あれは結構幻想的だ。
「その様子、私も是非見てみたいですね。なんだか凄そうです」
「じゃあ、今度ハナちゃんと一緒に野菜栽培をしてみようよ。実際に見ると想像以上だから」
「わあ~楽しみです。そのときは是非とも」
「うん、お誘いします」
そういえば、あのエルフの森もハナちゃんが育てたって言うのは知ってるかな?
「村の居住地裏にあるあのエルフの森も、半分くらいはハナちゃんが一晩で育てたんだよ」
「ええええ! あれを一晩で!」
「うん。ハナちゃん本人もそうなるとは思ってなかったみたいで、ごめんなさいしてた。せっかく肥料撒いて土作りしてた家庭菜園が、ある日丸ごと森になっちゃったからね」
「面白い子ですね……あ、そこを右に曲がって、一時停止して下さい」
右に曲がって……、なるほど、分かりづらいけど一時停止標識があるな。
「はい、そしたらそこから急加速をお願いします!」
「え? 急加速?」
「ばーん! と加速して下さい」
ばーんって……。まあ、言われたとおりにするか。
――それっ! キックダウンだ!
アクセルペダルを急激に踏み込んだので、低速ギアでエンジンが唸りを上げた。
同時に、タイヤが鳴き車が急発進急加速をする。
「そうそう! これ位の加速です!」
「意味が分からないけど、これでいいんだね!」
急加速したので、ググっとシートに体が沈む。
結構な加速度だけど、ユキちゃんは特に怖がっても居ない。
まあ、加速しろと言ったのはユキちゃんだから、それで怖がられても困るよね。
「はい! とうちゃーく!」
「え? 到着?」
到着と言われたので、緩やかに減速して停車する。
辺りを見回すと、いつの間にか――山の麓に居た。
夕日が麓を赤々と照らし出し、幻想的で……どこか郷愁的な風景を作り出している。
そして、正面には……長い長い、若干苔むした石段がある。
その石段はどこまでも続いていて、終点が見えない。
……どこだここ。こんな場所、知らないぞ?
「それじゃ、荷物を下ろしましょう」
「え? ああ……うん」
俺が惚けている間に、ユキちゃんは車から降りて、荷下ろしのお願いをしている。
……うん、とりあえず荷物を下ろそう。
「これでいいかな?」
「有り難うございます」
訳が分からないけど、とりあえず荷物を下ろした。
そしてユキちゃんは、自転車を石段の近くに停め、ケースをよいしょっと持ち上げる。
「それじゃ、明日の昼にまた会いましょう! 連絡しますね!」
「ええまあ……うん。また明日、よろしく……」
ユキちゃんはぶんぶんと元気よく手を振って、石段に向かって歩いていった。
俺もその元気さにつられて、ひらひらと手を振り返した。
そしてしばらく呆然と、遠ざかっていくユキちゃんを見ていたけど……。
あれ? なんだか――違和感があるぞ。
なんだろ……。
――あ! ユキちゃんに影がある!
軽々と石段を上がっていくユキちゃんには、影があった。
夕日に照らされて出来たその影は、長く、長く伸びている。
そして……。
その影の形は、ちょっと――人とは違う部分がある。
……加茂井雪恵ちゃんか。
彼女は一体、何者なんだろうな。
そういえば。一時停止したあの場所は……飯綱のあたり、か?
とすると……。
――まあ、女の子のことをあれこれ詮索するのは、やめとこうか。
色々手を貸してくれる、可愛らしい子だ。それで良いじゃ無いか。
細かいことは、気にしない、気にしない。
それはそれとして。
いやしかし、ここどこだよ?
俺、無事にここを脱出できるのかな?
◇
――そして翌日昼前。
詮索しないと言ったな。あれは嘘だ。
昨日はユキちゃんの姿が見えなくなったあと、車に乗って道なりに走っていたら、いつの間にか県道に戻っていた。
何が何だか分からない、と最初は混乱した。
――だがしかし。
……実は、ユキちゃんの道案内をちょこっと分析した結果、まあほぼこれだろうという法則を見つけてしまった訳なのだ。
法則を見つけてしまったのなら、試したくなるのがサガというものよ。
というわけで、法則を試すついでにいっそのことこちらから迎えに行ってしまおうという、迷惑イベントを計画してみた。
「ここで右……そして左」
法則に従って車を走らせる。うん、昨日と同じ感覚だ。
――これはいける。いけてしまうぞ!
「そしてここでブレーキ、その後アクセルキックダウン!」
ぐぐいっと車が加速して――はい、とうちゃーく!
「……あっはっは! 大成功!」
果たしてそこは、昨日訪れた不思議な場所だった。
見たことも無い、ここら辺には存在しない山の麓に到着だ。
うんうん、思った通りの法則でございました。
それじゃ、ユキちゃんが出てくるのを待ちましょうか。
ここはたぶん、境界線だ。
あの石段から先は別の領域だろうから、この境界線上で待つのが良いだろう。
――そうして待つこと三十分くらい。
車内でぼけーっと待っていると、何も知らないユキちゃんが、ひょいひょいと石段を降りてくるのが見えた。
うん、あの領域……石段のあたりまでは、影が映っている。
恐らく、そこから出ると影が消えるんだろうな。
やがて石段を降りてきたユキちゃんは、俺を視認した。
そして……はた、と停止する。
停止したまま動かなくなったけど、いちおう挨拶はしておこう。
「こんにちはユキちゃん」
「……」
ぽかんとするユキちゃん。うん、これはあれだね。
――ドッキリ大成功!
「な……なななな何でここに大志さんが!」
お、解凍した。ものすごい慌ててらっしゃる。
……しかしまあ、昨日の案内の法則を再現しただけなんだな。
「何でも何も、昨日道案内してくれた通りに来ただけだけど」
「ええ……あり得ないですよ……」
「それがあり得ちゃったわけだけど」
というか、あの法則じゃバレるかもだな。知ってる人ならピンと来る。
「……まさか、気づいたのですか?」
「そのまさか。……まあ、坤を起点に進んでから方角を全部打ち消す、合理的な卦だとは俺も思うけどね」
「あああ……ほぼ解析されつくしてる……」
がくぅ……と膝を突くユキちゃんであった。
いや、そんなにいじめるつもりは無くて、ただ驚かせようと思っただけで……。
ただまあ、ノーヒントだと分からないだろうな。あの手順は。
俺はまあ、最後の一時停止と加速でピンときた。
あのブレーキとアクセルは――BとAに対応してるんじゃないかってね。
道案内されているときも、なんかアレに似てるな……とは思っていたけど、それが決め手だ。
「まさか――コナ○コマンドとはね。ゲーム好きなの?」
「お婆ちゃんが好きなんです……」
なるほど、お婆ちゃんの趣味なのね。
◇
「はあ……ほんともう驚きましたよ」
「まあまあ、普通は分からないと思うから大丈夫だよ」
「というか、法則が分かっても本来なら来れませんから……」
「え? そうなの?」
「その筈なんですけどね……」
ユキちゃんを乗せて、当初の目的である買い出しに向かう。
ビックリしすぎたのか、ユキちゃんはぐでっとシートに沈んでいるけど、まあ元気出して下さい。
「当然徒歩の場合と自転車の場合はコマンドが違うよね?」
「そこはまあ、そのうちお教えします」
「教えちゃっても良いの?」
割とこれ、秘技の部類に入ると思うんだけどな。
俺にそんな教えちゃって良いんだろうか。
……法則を暴いた俺が言うのもなんだけど。
「ダメなら、昨日の時点で道案内はしませんでした」
「そういえばそうか」
「それに……あの場所に自力で来られるって言うことは、そういうことよね……?」
ユキちゃんがぽろっとつぶやいたけど……。
……なんだか、どこかで聞いたような話だな。
「そういうこと?」
「あ! ええまあ……こっちの話です。お気になさらずに……」
つぶやきを拾われたのが恥ずかしかったのか何なのかは分からないけど、ちょっと顔が赤くなって目を逸らされた。
凄い気になるけど……気にしないでねって言われたからな。
そうしとくのが吉か。
「じゃ気にしないことにする」
「そうそう! この話はおしまい! おしまいです!」
それじゃ、この話はここでおしまい。
これからのお仕事の話に移りましょう。
「まあ、気を取り直して今日の予定の確認をしよう」
「そうですね。お仕事の話をしましょう」
ユキちゃんがしゃきっとしたので、早速今日の予定を確認だ。
「とりあえず前に出来た大型ショッピングモールに行って、そこでお買い物かな」
「大志さんはその間、子猫亭の方と相談するんでしたっけ」
「そうそう。子猫亭の大将に、岩塩の市場価格を調べて貰おうと思ってね」
今回の行き先は、子猫亭が移動販売をしている例のショッピングモールだ。
そこに行けば大体の物は揃うし、ちょうど大将もいる。
買い物も相談も一回で済むので、移動の時間が節約できる。
あらかじめ連絡はしてあるから、すぐに相談も出来ると思う。
「俺が相談している間は、ユキちゃんが美容品などを揃えるということで良いよね?」
「はい。それで大丈夫かと思います」
「美容品や他の物を配るときは、俺は手伝わない方が良い?」
「あー……美容品は大丈夫です。その他の物は、私の方から配っておきます」
「わかった」
さて、もうすぐショッピングモールに着くな。
具体的な作業の殆どはユキちゃんがやってくれるから、楽ちんではあるな。
世話になってばかりじゃ申し訳ないので、何かお礼が出来ないか、考えておこう。
そうして、ようやくショッピングモールに到着だ。
それじゃ、お仕事を始めましょう。
「とりあえず二十万円渡しておくから、足りなかったら言ってね」
「いえいえ十分です! そんなに使いませんから!」
「余ったらお仕事のお礼として、何か買っても良いよ?」
昨日今日と結構手伝って貰ってるからね。
余った予算内から、私物を買う位は問題ない。
「いやそれは、申し訳ないですよ」
「でもタダ働きじゃなあ……」
時間も使って貰っているし、力も貸して貰っているわけで。
何らかのお礼はしないとなあ。
「謝礼に関しては別の形で、またいずれ」
「まあ、俺に出来ることなら、何でも言ってね」
「はい!」
そうして、お買い物はユキちゃんにお任せすることとなった。
俺は俺で、大将に相談しに行こう。
◇
「大将、調子はどうですか?」
「おお大志、調子は良すぎて大変だよ」
息子さんががんばって店を回しているけど、やっぱり結構な行列が出来ている。
商売繁盛していて、何よりです。
それはそれとして、早速岩塩を見てもらおう。
「それで早速なんですが、昨日連絡したあれを持ってきました」
「岩塩だよな。見せてくれ」
「はい、これなんですけど……」
平原の人たちから入手した、ピンク色をした岩塩を大将に渡す。
大将はそれを見て、関心した様子だ。
「良い岩塩じゃないか。鉄分やらミネラルが豊富そうだな」
「鉄分ですか?」
「ピンク色してるのは、鉄分が入っているからなんだよ」
「なるほど」
「そんで鉄分があるってことは、他のミネラル分も当然入っているわけだ。カルシウムとかマグネシウムとかは大体一緒に含まれる」
「へえ~」
そういうことなんだ。色で分かることもあるんだな。
やっぱりプロはちがうな。基礎知識がある。
あとは、平原の人たちはかつて製鉄をしていたと聞いた。
もしかしたら、平原の人たちが住んでいるところは、鉄が豊富な地域なのかもな。
「それで、この岩塩がどれくらいの価値とか、分かります?」
「味見してみたら、何となくは分かると思う。ひとかけら味見していいか?」
「どうぞどうぞ」
大将が岩塩をひとかけら口に放り込む。
しばらくもごもごとやっていたけど、ふと、不思議そうな表情になった。
……どうしたんだろう?
「どうしました?」
「……いやさ、この岩塩……旨味調味料とか入ってないよな?」
旨味調味料? エルフ達の世界にはそんな物は無い、はず。
普通に採掘してきただけだと思う。
「良くは分かりませんが、加調はされてないはずです。天然ものですね」
「そうだとすると、良くわからんなあ……」
「分からないですか」
「ああ。旨味のある塩ってのは確かにあるが、あくまで引き立て役だ」
塩が味に重要だとは知っているけど、なんかそういう話じゃないみたいだな。
そんなに味覚は鋭い方じゃ無いから、細かいところは分からない。
「どんな塩を使うか、塩分濃度がどれくらいかで、食材の旨味を引き出す効率が全然かわっちまうのさ」
「はあ」
さっぱり分からないけど、塩って旨味を引き出す役目があるらしいな。
色々と奥が深そうな話ではある。
「この岩塩は、そういうことを気にする以前に、これ自体が旨い。誰が使っても、分量さえ間違えなければ万能調味料になる可能性がある」
「おお、よさげじゃないですか。……というか、味○素?」
「それに近いな。……しかし天然物でこんな岩塩、一体どこから調達してきたんだ?」
……エルフの世界からです、とは言えないんだよなあ。
ごまかすしか無いか。
「いやまあ、旅人から買い取りまして」
「……旅人って。この時代に、この日本国内で旅人から買うって……」
「あと四十キロ分はあるんですよね」
「買いすぎだろ。もはや業者だよそれ」
実際はまだ買い取ってはおらず、手付金の段階だけどね。
「とりあえずは、大将にこの塩を何とかして貰おうかなと思いまして」
「実際物は良いから、俺としてもありがたいよ。任しとけ」
「お願いします。安全性については、また別口で分析してますので」
「その結果も知らせてくれ」
「分かりました」
よし、これで一応岩塩はどうにかなりそうだ。
後は子猫亭にお任せしておけば良いな。
まあ、安全性については問題は無いとは思うけど、一応加茂井さんにお願いはしてある。
あの村に持ち込めたんだから、塩だって大丈夫な筈だけど、一応ね。
◇
「あ、大志さーん! お買い物終わりましたよ!」
大将と色々打ち合わせをしていたら、ユキちゃんがカートを押してやってきた。
色々な小物やら、美容品やらが盛りだくさんだな。
「これを車に積めばいいのかな?」
「そうですね。あと、他に何箱かありますので、それもお願いします。……中身は見ないで下さいね?」
「わかった。気をつけるよ」
ユキちゃんが指さした先には、確かに箱が積まれている。
あれが、中身には触れない方が良い奴か。
気をつけて積もう。
「……大志、えらいべっぴんさんだけど、お前のコレか? ちょっと若すぎる気もするが」
大将が小指を立てているけど、そういう関係じゃあない。
頼りになる仲間って感じかな。
「大昔から家と付き合いのある所の娘さんで、色々仕事を手伝って貰ってるんですよ」
「あんなに若いのに、お前さんとこの仕事を手伝ってるのか。偉いな」
「彼女、もう二十歳くらいですよ」
「……嘘だろ?」
大将が驚いているけど、気持ちは分かる。
……まあ、若く見えるのは、普通の女の子じゃないというのも関係してるんじゃないかな。
そういう存在なのかも。
それはそれとして、とりあえず荷物を積んでおこう。
あと、エルフ達のお土産にまたラップサンドを注文してあるので、それも積まなきゃな。
これで村には、いろいろな美容品や生活雑貨が充実することになる。
美しさの追求に余念が無い女子エルフさんたちも、喜んでくれることだろう。
これは女手がなかった今までは無理だったから、ユキちゃんには感謝だな。
それじゃ、荷物を積んで村に行きましょうかね!
上上下下左右左右BA