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エルフのハナちゃん  作者: Wilco
第二十六章 最後の一つ
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第十八話 治安の問題

おまたせしましたあ!


 ハナちゃんの気付きから話が進んだけど、そこから展開した考察により、新たな事実が判明した。

 どうもまだ、たまごを1つ見つけていない、という無情ともいえる事実である。


「絶対探してあげるわー!」

「見つけるんだよ~!」

「なせばなるね! たぶんね!」


 またもやたまご捜索する必要があると聞いて、主にシカ角さんたちがやけっぱちになった。気持ちは凄く分かる。あれだけ探してやっとこ終わったと思ったら、まだあるんだからね。


「おー! うちらも付き合うで」

「飲むやで」


 おひい様たちやお世話ドラゴンさんたちもそれに付き合い、ガンガン飲んでいく。その結果はというと――。


「たまご……たまご……終わらない戦い……」

「むにゃ~」

「すやや」


 宴の席は酔い潰れたドラゴンさんが転がるという無残な光景が広がり、割と目のやり場に困る事態となる。


「うら若き娘さんたちの、このあられも無い姿は涙を誘う」

「やけになってるですからね~」


 しかし放置するのは(はばか)られるため、こっちの森お世話ドラゴンさんと共に、寝室へと輸送しまくることになった。


「男の人って、力持ちなんですね」

「軽々と抱えているわ」

「あとしゃべるのね」


 しゃべりますよ。というかさっきから散々しゃべりまくってますがな。どうして俺がしゃべると面白い反応をするの?


「最後は、おひい様たちですね。どちらにお運びすればよろしいでしょうか」


 とりあえず全員寝室というか客間に放り込んだけど、残りの二人はおひいさまたちである。扱いはとっても慎重にしなければならない。

 てことでなんかお世話ドラゴンさんのトップぽい感じである、シマウマ柄ドラゴンさんに聞いてみよう。

 今もおひい様の顔を、濡れ布巾で丁寧にふきふきしてお化粧を落としたりと、お世話に余念が無いし。


「すみません、こちらのおひい様たちはどちらにお運びすればよろしいでしょうか」

「みなさんと同じ客間に、放り込んでおいてください」


 聞いてみると、こんな回答である。おひい様の扱い、なんか雑じゃない? おまけに貴人のすっぴん顔とか、部外者に大公開してるし。


「それでよろしいのですか? 私も含めて、他にも男の参加者がいるのですけど」

「何か問題がございますか?」


 おっと、逆に聞かれてしまった。……あれだ、男がいない世界だから、そのまずさがいまいち認識して貰えないようだ。


「ハイハイ、私とこの人と高橋さんはそれぞれ個室で。カナさんとヤナさんもそれで良いですか?」

「ぜひとも!」

「おねがいします!」


 おひい様たちの扱い雑だなあと思っていたら、うちのお袋が色々差配してくれた。確かに、高橋さんは一人で静かに寝たいオーラが出ているね。騒がしいから。ヤナさんとカナさんも、別室が良いみたいだ。二人っきりでイチャイチャしたいオーラが出ている。

 ちなみにお袋が親父と別室希望にしたのも、イチャつきたいからなのは息子の俺には良く分かる。しれっと自分の要求を紛れ込ませる、その政治手腕は見習いたい。


「他の人たちは、同室で雑魚寝が良いはずです」

「わかりました」


 そして勝手に、残りのメンバーが雑魚寝決定した。俺以外全員女性の、極めて気まずい状況が出来上がる。

 これには抗議しなければならない。


「お袋、男一人でこの荒波を超えろと……?」

「あんたは良いのよ。おとなしく雑魚寝しなさい」

「はい」


 なんかわけわかんない理由で却下された。有無を言わさない感じなので、逆らえない。母は強しとは、このことか。

 ただね、泥酔ドラゴンさんたちは服がめくれたりして、結構きわどいんだよこれ。


「大丈夫かな……ドラゴンさんたち、だいぶあられも無いよ?」

「女子校の治安の悪さに比べたら、まだ全然マシよこんなの。女だけの集団でコレなら、かなり上品な方ね」

「な、なるほど」


 女子校出身のお袋が、なんか遠い目で力説している。なるほど、女子校は治安が悪いのか……。夢がこわれる。いや、もっとあられも無いって事は、逆に夢が膨らむ以前にお父さんちょっと心配になってくるよ。


「フフフ、また同衾のチャンスね……」

「ユキ、どうしたです?」

「ハナちゃん、こういう機会は逃したらいけないのよ」

「なんのおはなしです?」

「フフフ……」

「ユキ? だいじょぶです?」


 そうしてお袋情報で混乱していると、キツネさんがなんかダークになっていた。でもまあハナちゃんとの会話内容はほのぼのしているので、安心して見守っていられる。

 見守るのも危機管理の一つだからね。俺は危機管理に自信があるのだ。


「いっしょにおねむしようね! おねむ!」

「わきゃ~ん、ひさびささ~」

(にぎやか~)


 ともあれ他の方々は雑魚寝に異論が無いようで、なし崩し的に広いお部屋でみんなと一緒におねむする事となった。


「では、おひい様を運びますね」


 おひい様二人もひょいっと両脇に抱えて運び、言われたとおり寝室に寝かせてみる。

 しかし流石というか、割と長い蛇さんだけあってやや重かった。


「一人でおひい様を二人も持ち上げたわよ」

「力もちにもほどがある」

「男はシャベリながらも運べるのね」


 おひい様たちの輸送中は、後ろでこっちの森のお世話ドラゴンさんたちが、なんかひそひそと話しながら見守っていた。そりゃ喋りながら運べますがな。

 そんなこんなで輸送任務は終えたわけだが、ふと回りを見ると全員女性なので、俺だけとっても気まずい。

 あとは状況に流されるまま、なんか洗面所みたいなところで顔を洗ったりしておねむの準備は着々と進んでいく。


「おふとん、ふかふかです~」

「大志さん、このおふとん品質の良い綿を使っていますね」

「ドラゴンさんたちは、綿花栽培とかもやってるのかな」

「わきゃ~ん、よくねむれそうさ~」


 ハナちゃんたちも顔を洗ってきたようで、おねむの準備は終わったようだ。みなさんキャッキャとしているけど、気まずいのは俺だけで、他の女性陣はうきうきとお布団を確認しておられる。

 ちなみにドラゴンさんたちは全員酔い潰れているので、適当に寝かせてあるけど。


「とりあえず早めに寝て、できたら早起きしよっか」

「そうするです~」

「じゃあ自分はいったん外で待つから、みんな寝間着にお着替えしておいてね」

「あい~」


 というかお世話ドラゴンさんたちが、酔い潰れたおひい様たちの服をひんむき始めたので、さっさと部屋の外で待機しよう。男の目を気にする、という文化が無いので大変に気まずいのである。


「おっと、俺も着替えておこうかな」


 フォーマルな格好で寝るのキツいからね。ぱぱっと衣装チェンジしよう。

 そんなわけでお着替えを始めたのだけど……。


「脱皮したわ」

「男も脱皮するのね」

「男の腰巻きはお花柄っと」

「流石に脱皮中はしゃべらないのね」


 お世話ドラゴンさんたちが、いつの間にか廊下の角からこっちを見ておりましてね。脱皮じゃ無いですよっと。お着替えなのは見て分かるでしょ……。

 でもなるほど、ドラゴンさんたちは脱皮するんだな……。まあ、蛇だからかな?

 そんなわけで部屋の外であれこれ十分ほど待機したところで、みんなのお着替え完了となり、ようやく客間に帰還となったわけだが。


「タイシタイシ、ここですよ~」

「フフフ……同衾」

「おねむしようね! おねむ!」

「わきゃ~ん、おいでさ~」

(おねむ~)


 女性陣がお布団をぽむぽむしながら、なんか俺の寝る位置をご指定なされる。

 ただそこ部屋のど真ん中なんだけど。俺、隅っこで寝ようと思ってたのに……。


「ささ、どうぞ。どうぞどうぞ!」


 おまけにこっちの森お世話ドラゴンさんも、その位置をおすすめしてくるわけで。気まずさマックスでござるよ。でもまあ俺に選択権は無いみたいなので、おとなしく従おう。


「で、では」

「うふ~、みんなでざこね、たのしいですね~」


 お布団の上に座ると、ハナちゃんにっこにこだね。両手で掛け布団をふわふわ押していて、はしゃいでおられる。


「合法……」

「私はこのうかつ娘を監視しますので」


 あとダークに染まったキツネさんは、なんか魔女さんが監視してくれるようだ。

 そこは幼なじみの成せる技なのかな?

 ちなみに二人ともいつもの着ぐるみパジャマであり、色気はゼロである。


「それはそうと、ねまきつくってみたよ! ねるときのやつ!」

「じしんさくなんだよ! がんばったんだよ!」

「かわいいかな? とうぜんかわいいよね!」


 ちなみにきゃいっきゃいで飛び回る妖精さんたちは、なぜか着ぐるみパジャマをお召しになられていた。変な流行の兆しを感じる。

 サクラちゃんはペンギンちゃんで、アゲハちゃんはトビリスか。確かに言うとおり可愛いのだが、イトカワちゃんは……なぜか花咲ワサビちゃんの着ぐるみパジャマであった。そのセンス、嫌いじゃ無い。蠱惑的な腰のくびれも再現してあって、こだわりを感じる。


(おなかま~)

(それいいね!)

(……ほしいかも)


 そしてトラさん神輿も加わり、着ぐるみグループが出来上がる。それを見たオレンジちゃんとブルーちゃんは、着ぐるみを欲しそうにしてるな。こんど買ってあげるのもいいかもだ。

 それはともかく、これはミッションだよね。きちんと遂行しておこう。


「みなさん着ぐるみ可愛らしいですね」

「フフフ!」

「でしょでしょ」

「ほめられちゃった! ほめられちゃった!」

(もこもこ~)


 とりあえず任務は成功したので、安心しておねむできるね。


「ではでは、ぐっすり眠りましょうか」

「あい~! すぴぴ」


 ハナちゃんは安定の即寝オチであり、安心感すらある。他のみなさんももそそっとお布団に潜り込んでいったので、俺もさくっと寝よう。

 では、おやすみなさい……ZZZ。



 ◇



 ここはとある世界の、とある客間。

 みなさんおねむなので、見守っちゃいますよ。


「う~ん、う~ん」

「ぐふ~」

「フフフ……」


 さて、大志は案の定女子にしがみつかれて、うなされてますね。

 ハナちゃんにユキちゃん、偉い人ちゃんやさらに神輿がしがみついており、ピクリとも動けません。


「論文がはかどるんや……」


 さらにうちの森のおひい様も、足の方に巻き付いておりましてね。なんでしょうねこれ、しがみつきやすいからなのかな?


「きゃ~い……」

「すやや~」

「おだんご……しっぱいしたやつ……」


 あと妖精さんたち三人娘は、大志の枕元で仲良くおねむかな?

 ただ着ぐるみパジャマ装着中なので、遠目で見ると謎のちいさな動物が丸まっているようにみえます。ちなみに羽根が淡く光っているので、すぐ近くの大志はちょっとまぶしそう。

 あとオレンジちゃんとブルーちゃんも、わりと光っているのでそれもまぶしそうですけど。


「う~ん、蛇が……蛇が……」


 そうそう、しがみつきやすいと言えば、魔女さんもですね。こっちはドラゴンさんに大人気で、一緒に雑魚寝しているドラゴンさんたちがよってたかって巻き付いています。微笑ましい光景ですね。巻き付かれて変なポーズになっている当人以外は。


「わきゃ~」

「あわわきゃ~」


 あ、お供ドワーフちゃんたちも、ドラゴンさんたちに巻き付かれてますね。でも、ウロコすべすべの感触が良いのか安眠してますよこれ。文化の違いですかね?

 とまあそんな平和なおねむ風景ですが、ここは龍の本拠地です。油断したらいけない地域なんですよね。


「なるほど、男はしがみつかれると」

「寝ながらシャベッタ」

「寝言でしょ」

「男も眠るのね」


 ほら、この森のドラゴンさんたちが、しっかり大志観察をしてますよこれ。

 でもこの光景から導き出される論文は、どう考えても間違った男理論が記述されそうなのですが。


「そろそろ、私たちも寝ましょうか」

「そうね」

「夜更かしはお肌に悪いもの」


 そしてしばらく観察したのち、ドラゴンさんたちもおねむのようです。徹夜はしない主義なのですね。


「おひい様、またお腹だしてる」

「こっちもね」


 そしてあられも無い格好で寝ているおひい様をお世話したのち、すすすっと去って行きました。元々は、おひい様の様子を見に来ていたようですね。大志観察はついでみたいだったようです。

 ともあれみなさんぐっすりお休みですね。

 それにしても大事な大事なおひい様を、大志たちと雑に雑魚寝させているのは、かなり信頼されている証かな?


「う~ん……」


 でも大志にしがみついているそこの女子たち、みんなして大志の関節キメちゃってますけど、手加減してあげてね。

 手放したくないのは、分かりますけど。



 ◇



「あや~、タイシおはようです~」

「おはようハナちゃん」


 爽やかな朝! 関節がちょっとおかしいのは寝違えたからかな?

 どうやらみなさんも同じくらいに起きたようで、むにゃむにゃしながらもおはようの挨拶をしてくれた。


「おひい様たち、起きましょうね」

「ぐ~」


 ちなみにお隣では、お世話ドラゴンさんたちがおひい様二人を起こそうと、すったもんだしていた。頑張って頂きたい。

 それはさておき、事前に聞いた予定だと朝ご飯の前に沐浴するんだったかな。

 おひい様をくすぐって起こそうとしているウシ角さんに、確認してみよう。


「あの、この後の予定って沐浴でしたっけ」

「そうですね。蒸し風呂が準備されていると思います」

「それはありがたいです」


 朝風呂でさっぱりすっきりできそうだ。でも朝に準備って大変じゃないかな。


「ちなみにですが、朝風呂の準備は大変ではないですか?」

「それは大丈夫ですよ。私たち文官は、朝に沐浴するのでいつものことなのです」

「ほほう」


 どうやら文官ドラゴンさんは、朝風呂派のようだ。でもなんでだろう?


「文官の方々は朝沐浴するのですか。それは文化とか?」

「いえいえ、私たちは人と会ってお話したりするお仕事ですから、朝に体を綺麗にするのが一番合理的なのですよ」

「なるほど」

「逆に農作業をする方々は、野良仕事を終えた後に沐浴するのです。どろんこのままお家でゆっくりするのはキツいですからね」


 どうやら文化では無く、単に合理的だからって感じか。聞いてみると確かにそうかなって思う。


「準備が整った方からどんどん入浴して頂きますので、大志さんやハナちゃんはお先にどうぞ」


 と言うことで次はお風呂なわけだけど、女性しかいない種族のため当然男湯とかは無いわけだ。ひとまず女性陣の後にしとこう。

 水着を着用で男女混浴とかでも良かったけど、な~んか事件起きそうだからね。全裸ドラゴンさんが普通に入って来そうで怖いんだよ。


「私たち男は、みなさんの入浴が終わってからにします」

「わかりました」


 俺たちが入浴している間は、ユキちゃんとかに見張りしてもらおう。これも危機管理である。


「ではおひい様も早いところ起こさないとですね、そーれっ!」

「うひゃひゃひゃひゃ!」


 方針を伝えたら、ウシ角さんが気合いを入れておひい様をくすぐり始めた。微笑ましい光景であるが、若干あられもないお姿が晒された。みなかったことにしよう……。

 そんなわけで女子チームが次々に蒸し風呂へと案内されて行き、浴室に詰め込まれたあとほかほかに蒸され、さっぱりした後どんどん出荷されていく。


「これで全員ですね。では、次は私たちが入りますので」

「どうぞ。浴室内に焼き石がございますので、同じく室内に置いてある桶の水をかけて、温度調節してください」

「なるほど」

「ある程度蒸されたら、お体を洗って水で流すという感じでお願いします」

「わかりました」


 やがて女子全員が入浴を終えたので、最後に俺たち男組が突入だ。入浴法方のご説明を頭に叩き込み、脱衣所でキャストオフして、浴室に入ってみる。

 とはいえ嫌な予感がするので、みんな水着は着用している。何事も用心だ。


「石畳にしてあるんだね」

「建屋はサウナ室とよく似てるな」


 室内はそんな感じの造りで、俺の感想に続いて高橋さんも興味深げにキョロキョロしている。端っこに焼き石が置いてあって、言われたとおり水桶もある。とりあえず室温をあげておこう。


「温度上げましょうか」

「そうしましょうそうしましょう」

「俺らだと熱めが良いよな」


 そんなわけで確認すると、ヤナさんや親父からも温度アゲアゲのオーダーだ。調子に乗って水をかけていくと、かなり熱くなってきた。


「これはこれで合理的だなあ」

「スチームサウナはこれが良いんだよな」

「良いですねえ」


 やがてみんなが良い感じにふやけてきたので、タオルでゴシゴシとセルフウォッシュだ。

 石けんもあるので、つやつやピカピカ男子が出来上がっていく。後は水で流せばさっぱりだね。女性陣を待たせているので、ちゃちゃっと済ませよう。


『ここから先は立ち入り禁止ですよ』

『でも論文をですね』

『あっ! うらからまわられてるです~!』

『増援を! 増援が必要よ!』


 あと入浴中に、外からユキちゃんやハナちゃんと、あと魔女さんが奮闘している声が聞こえてくる。やっぱり、番兵(ばんぺい)を置いておいて良かった……。これも危機管理である。

 そんなすったもんだをよそに、存分にドラゴンスチームサウナを堪能し、入浴終了だ。みんなで着替えて外に出る。


「タイシたち、でてきたです~」

「ま、守り切った……」

「ほらほらみなさん解散ですよ、解散!」


 そして外では、ハナちゃんやユキちゃんと、あと魔女さんが建物を防御していた。みなさんなんだかお疲れである。


「ながい、たたかいだったさ~」

「たいへんだったね! たいへん!」

(おおさわぎ~)

(だいぶあつまってたね!)

(……つかれた)


 さらに裏手は偉い人ちゃんと妖精さん、あと神輿含めた神様ズが防衛担当のようだ。


「なんで私らが、男共を守らなければいけないのかしら……」

「ヤナは、わたしがまもらないと」


 おまけにお袋とカナさんも遊撃部隊として動き、絶対防衛圏を構築していたっぽい。そんなみなさまが、大勢集まっている面白ドラゴンさんたちの侵攻を、がっちり押しとどめていた。

 ――思ってたより危ないことになっててびっくりだよ!

大志の危機管理能力はまだ旅に出たままです

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