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エルフのハナちゃん  作者: Wilco
第二十六章 最後の一つ
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第八話  すやすやおひい様


 俺たちはようやくおひい様の卵サルベージに成功した。

 この五日間、本当によく頑張ったと思う。三日目と四日目の事は知らんなあ?

 それはともかく、ドラゴンさんたちが崇めるおひい様のお姿を、俺も有り難く拝見したいと思うので、ひょいっと卵を覗いてみた。

 そこには――。


「この方が、おひい様ですか……」

「はい、綺麗でしょう?」

「ええ、これは美しい」


 卵の中に眠るおひい様は、白蛇さんだった。

 年齢は……十五歳から十六歳くらいか。まだまだ顔つきは幼いが、ユキちゃんレベルに美人である。

 体格は華奢で、上半身だけ見れば身長百五十センチ位の小柄さである。ただ蛇さんなので、スネーク部分はそれなりに長い。

 服装は金糸で刺繍されたエスニックな模様と、白と赤を基調とした巫女服のような唐装みたいな出で立ちかな。

 そして肩まで伸びる髪は真っ白なシルクのような光沢で、奇麗に切り揃えられていた。しっぽの部分もホワイトで、キラキラしたウロコが淡く七色の光を反射する。とにかく白い蛇さんという感じか。

 いっぽう、側頭部に生えている十センチくらいの角は色彩豊かだった。黒曜石のナイフみたいな形をしているのだが、まるでオパールのような極彩色の輝きで、まさに宝石といった美しさ。

 これはドラゴンさんたちが、崇め奉るのも良く分かるな。それくらいの神々しさである。

 たまにお姿を表したら、そりゃあキャーキャー言われるよね。

 おひい様と呼ばれるにふさわしい、宝石の角を持ったホワイトドラゴンさんだったというわけか。


「あや~、これはきれいなひとですね~」

「まさに神」

「飾りたいレベル」


 一緒にのぞき込んだハナちゃんも、おひい様のお姿にお目々まん丸だ。

 ユキちゃんもなんか拝んでいるけど、キツネさん全開状態の彼女も同レベルなのだが、自分のことは良く分からないらしい。というか君も神なのでは?

 それと魔女さんは宝石みたいな角の輝きを見て、うっとりしていた。おひい様の角は素材じゃ無いから止めようね。


「まっしろだね! まっしろ!」

「きれいだね! きれい~」

「きゃい~」


 妖精さんたちも、俺たちの反応を見て興味を持ったようだ。

 卵をのぞき込んで、きゃいきゃいしている。あと粒子がキラッキラ。

 ともあれこの眠り白蛇さんを起こして、状況説明とか色々話をする必要がある。


「おひい様を起こして頂けますでしょうか」

「あ、そうですね。今起こします」


 シカ角さんにお願いすると、さっそくゆさゆさとおひい様を起こし始める。


「おひい様、起きて下さいな。ほらほら」

「う~ん……あともうちょっと……」

「これ、二度寝はダメですよ二度寝は」

「じゃあ……三度寝なら……」

「あ! 寝ちゃダメですよ! 起きて下さい!」

「ああ……ふわふわ最高……」

「熟睡!?」


 なっかなか起きないなあ。とんでもない寝ぼすけドラゴンさんのようだ。

 そのうちドラゴンさん四人が束になって、起きなさい起きなさいとがんばる。


「ぐ~……」

「全員でかかっても起きない……」

「いつものことだよ~」

「筋金入りだからね」

「もう、海に放り込みましょうよ」


 やがて、ドラゴンさんたちがぐったりした。なんだか、いつものことらしい。

 あとウシ角さんは一番の強行派みたいで、なんか毎日苦労させられていた感があるな。でも海に放り込むのは止めようね。乾かすの大変だから。

 しかしこのままだと困るので、俺もおひい様の起床をお手伝いしましょうか。

 まずは情報収集から行こう。


「ちなみにですが、おひい様も甘いお芋は大好きでした?」

「それはもう。バクバク食べてましたよ」

「なるほど」


 ということで、お芋作戦で行きましょうか。

 前にハナちゃんがご所望していた、安納芋を用意してあるんだよね。

 本当は最終日に、おめでとうか残念だったねのどちらでも、ドラゴンさんたちへの労いとして渡そうと用意していたものだ。

 まさかこんな形で使うとは、思わなかったが。


「ねえ、このお芋を、六十五℃から八十℃くらいの間で、じっくり加熱できるかな?」

「まかせるさ~」

「だいとくいさ~」


 さっそく、ドワーフちゃんにお願いして絶妙な温度で加熱してもらう。

 この範囲でお芋を熱し続けると、得も言われぬ甘みと香りを出すのだ。

 ふふふ……おひい様はこれに耐えられるかなあ?


「あや~、おいしそうです~」

「素晴らしい香りですね……」

「これはこれで、ごちそう……」


 しばらく加熱し続けると、まずハナちゃんたちがやられた。ユキちゃんとかキツネ耳出てるからね。

 魔女さんは多分、なんでもごちそうかと思われる。


「女はお芋が好きっと」

「それを論文にする必要ありますか?」


 お供ドラゴンさんも、じゅるりとしながら論文を書いている。なんだかんだで、彼女も甘いお芋は好きらしい。

 そうしてお芋を焼くこと、なんと一時間! 良い感じに焼き上がった時――。


「お、お芋の香りがするねん……」

「あ、起きた」

「ようやくだよ~」

「ここまでしないと起きないのは、どうかと思うね」


 やっとこ、おひい様が目を覚ました。目の色は角と同じで、オパールのような複雑な輝きをしている。瞳孔はネコちゃんみたいな形かな?

 そして寝ぼけ眼で、お芋の匂いをたどってキョロキョロしておられる。

 まあ、朝食代わりのお芋を食べて貰い、目を覚まして頂こう。

 熱いから紙で巻いてあげてっと。


「はい、これが焼きたてほくほくの、甘ぁ~いお芋ですよ」

「……? 奇妙な生物?」

「私は人ですよ」

「なるほど、ひとまずお芋を頂けますか?」

「どうぞ」


 そしてお芋を受け取ったおひい様は、すーはーと呼吸をしたと思ったら――。


「シャベッタアアアアアアア!」


 と叫びながらお芋をかじられた。

 しゃべりますよ。だってにんげんだもの。これはもうお供さんで慣れたので、微笑ましく対処出来るのである。


「あの、説明をお願い出来ますか?」

「わかりました」


 でもまあめんどいので、シカ角さんに説明を丸投げだ。

 宜しくお願いします。


「あの、おひい様……ちょっと説明しますので」

「マタシャベッタアアアアアア!」

「いやいや私は顔見知りでしょ! しゃべりますって!」

「そうでしたね。ちなみにちょっと太りました?」

「うぐっ!」


 どこかで見た光景だ。おひい様も、まさか面白ドラゴンさんなのだろうか。

 ちょっと嫌な予感がするのだが……。

 あと普通言いにくいことを、ズバっと指摘されておられる。そっとしてあげて。

 まあ、ともかくシカ角さんになんとかして貰おう。



 ◇



 現在、夕食のお時間である。


「なるほど! それは苦労かけましたね。申し訳ないです」

「いえいえ、こうして無事再会が出来たのですから、感無量です」

「無事で良かったよ~」

「安心したね。おひい様と会えて良かったね」


 おひい様になんとかシカ角さんが状況説明を終えて、現状認識をして頂けた。

 今はドラゴンさんたちに囲まれながら、猛烈な勢いでご飯を吸い込んでいる。


「このご飯、美味しいやん――大変に美味でございますね」

「ヤマトの方々が、長い時間をかけて改良したものですよ」

「美味しいのに、寒いところでも沢山収穫出来るらしいよ~」

「羨ましいね。凄いお米だよね」


 というかドラゴンさんたちも、バクバクご飯を吸い込んでおられる。

 今回の作戦目標を達成できて安心したからかな?

 食欲がもりもりみたいで、すくすく育って欲しい。


「あや~、すごいたべるです~」

「尋常ではないですね……」

「ああああ……先生方が、太ってしまう……」


 この様子を見たハナちゃん、あまりの食いっぷりにぽかんとしている。

 ユキちゃんと魔女さんは、美容の先生方が丸くなられないか心配顔だ。

 でも大丈夫! もう手遅れだからね。諦めよう。


「わきゃ~、おいわいがてら、エビとカニをとってきたさ~」

「もりあがるさ~」

「おまつりするさ~」

「その辺にも結構いたぜ。この海は豊かだな」

「たくさんとれました」


 そうしている中、ドワーフちゃんたちと高橋さん率いるリザードマンたちが、その辺の海底で食糧を採取してきてくれた。

 海岸から近いところにも、結構いるみたいだ。まあそうじゃなければ、あまり海で活動しないドラゴンさんたちも、漁獲できないよね。


「おや! これはご馳走や――ご馳走でございますね」

「今日はお祝いしましょう!」

「めでたいからね! 盛り上がろうね!」

「ご馳走食べようよ~」


 おひい様も海産物は好きなようで、めっちゃくねくねした。というかハナちゃんダンスレベルで軟体な感じ。

 体柔らかいなあ。


「みんなありがと、早速お料理して、大いに盛り上がろう!」

「「「わーい!」」」


 ということで、夕日を眺めながらエビとカニの磯焼きパーティーが始まる。


「みなさまに助けて頂けたようで、誠にお礼申し上げます」


 まずはおひい様が、みんなに対して頭をペコリと下げた。

 白い髪と宝石のような角に夕日が反射して、なんかキラキラしてる。

 さすが神々しい。


「わきゃ~ん、がんばったかいがあるさ~」

「おめでとうさ~」

「いやあ、なんとかなってよかった」

「ほっとした」

「よかったね! よかったね!」

「きゃい~」

(それほどでも~)


 お礼を言われたドワーフちゃんやリザードマンたちも、嬉しそうだ。

 妖精さんたちはキラッキラで、神輿もなんか七色である。うぉっまぶしっ!


「我らの同胞を導いて頂いた事につきましても、タイシさんやシロウさん、そしてお嬢様方に深く感謝致します」

「ご無事で何よりです」


 続けてこちらにも頭を下げたけど、仕草が上品だね。流石お姫様だけある。

 まあまあ挨拶はこれくらいにして、ぱーっと食べて飲もうじゃないか。


「それでは、おひい様の鋭気を養うためにも、沢山食べて飲みましょう」

「「「おー!」」」


 挨拶の後は、お祭り開始だ。とはいえバーベキューなので、適当に焼いて食べるだけである。


「エビを生で食べるとは、贅沢ですね。とても美味ですよ」

「森から出られないと、味わえませんからね」

「特にこの黒いタレ、絶品やね」

「やね?」

「何でもございません」


 おひい様はシカ角さんにお勧めされたエビ刺しを食べて、もうニッコニコだ。そして日本酒を水のように消費していく。

 この人もウワバミなのか。


「それにしても、伝説のヤマトと繋がっていたとは、不思議なものです」

「私たちも、なぜ彼女たちが奈良に出てきたかは、分かっておりません。いずれ、おひい様の知識をお借りしたいかと」

「そうですね、資料を探してみましょう」

「お願い致します」


 うふうふと料理に舌鼓を打ちながら、にっこりとこちらにも話しかけてくる。

 権力者らしいけど、それほどお堅い人では無いようだ。


「あと、人でも男が成り立つのは凄いですね。これは論文を書かないと」


 そしてなんか、嫌な予感がする事をおっしゃられる。


「ですよねですよね、論文書きましょう!」

「私も協力するよ~。結構情報集めてるんだよ~」


 そして論文書きたい組がすすすっと集まり、こちらを見るわけだ。

 おひい様とウシ角さん、あとヒツジ角さんが、巻物を取り出しておるわ。


「え、えっと……」

「ほらほら、男は腕とかカッチカチですよ。筋肉すごいです」

「あとねあとね、喉仏が出てたり不思議なんだよ~」

「これは興味深いですね!」


 そしてドラゴン三人に囲まれて、腕とか首とか触られるわけだ。

 みなさん学者の目で観察されると、照れちゃうよ。


「ユキ、ほっといて良いの?」

「いちいち気にしないことにしたの。大志さんなんだかんだで、身持ち堅いから」

「確かに」


 そして後ろからそんな声が聞こえてきたが、助けて欲しいのだけど。

 あと俺が身持ち堅いって、単にモテないだけであるのだが。

 お袋曰く「腕力を自覚しろ」らしいが。意味がわかんないよね。


「まあ、今日はどんちゃん騒ぎしましょう。論文は後ですよ後」

「そうしましょう。野外で食事など、めったに出来ることではありませんから」

「飲みましょう!」

「ご飯も沢山あるからね。まだまだ炊けるね」

「おいしい野菜もあるんだよ~」


 こうして親睦を深めながら、最終日の夜が深まっていく。

 一時はどうなることかと思ったおひい様捜しだが、今日ようやく一つの目標を達成出来た。

 まだ残り九人のお供ドラゴンさんたちの捜索は終わっていないが、ひとまずはこの成功を噛みしめようじゃないか。

 なお、深夜になった頃、飲み過ぎでつぶれ無残に転がっているドラゴンさんたちを、テントに放り込んだのであった。

 ウワバミにも関わらず酔いつぶれるほど飲むとか、はしゃぎ過ぎである。

 気持ちはわかるのだけどね。



 ◇



 翌朝、五日に渡った作戦は無事終了し、村へと戻ることになった。結果的に見て三日で終わる仕事を五日かけてやった俺たちだが、その顔は誇らしげだ。

 そう、細かいことを気にしてはいけない。目的は達成したのだからそれでいいのだ。

 ともあれ戻るためには、撤収作業をしなくてはならない。

 ひとまず第一陣のドワーフちゃんたちをバスに乗せ、ランクルにはリザードマンが乗り込み、人員輸送を行うことになった。


「それじゃ、まずは行ってくるな」

「行ってらっしゃい」


 彼らを送り届けたら、第二陣で俺たちが帰還する。それまでに拠点を撤収しておこう。


「私もお手伝いしますよ」

「あら! おひい様はゆっくりしていて下さい」

「ここまでして頂いたのですから、何もしないわけにはいきません」


 作業を始めたら、おひい様も手伝うと言い出した。シカ角さんは止めているが、したいようにさせてあげるの良いと思う。

 ケガをしないように、見守ってあげよう。


「まあまあ、自分でやってみるのも良い経験ですよ」

「……そうですね」


 シカ角さんをとりなして、とりあえず作業をして頂くことにした。

 したのだが――。


「ぜはー……ぜはー……お、重いんやよ……」


 かまど用のコンクリブロックを持ち上げようとして、おひい様が早速虫の息になっておられる。

 この人めっちゃ体力無いのでは?


「モヒヒ」

「いやいや、うちが頑張らんとあかんで」

「あかんで?」

「何でもございません」


 かなり気合いは入っているのだが、訛りが出るほど余裕が無い感じである。

 このまま作業させるとアレしそうな気がするので、もちっと軽いお仕事をして頂こう。

 見ていて気が気じゃ無いからね。


「こちらの食糧や道具類を、綺麗にこの箱に入れて頂けると有り難いです」

「あ、整理整頓なら得意ですよ。お任せ下さい」


 すぐさま違うお仕事をお願いしたが、確かに整理整頓は得意なようだ。

 丁寧に良い感じで箱詰めしてくれる。適材適所ってやつか。


「と言うか、整理整頓の手際が見事ですね」

「そんな褒めんといてや~」

「といてや?」

「何でもございませんよ」


 手際を褒めたら、照れたのかくねくねした。分かりやすい人である。

 訛りは気にしないことにして、ちゃっちゃと撤収作業をしよう。

 そうして一時間ほどで無事梱包は終わった。あとは親父たちが戻ってくるのを待つだけだね。

 十分ほど待ったところで、バスとランクルがやってきた。ちょうど良い感じか。

 さっそく荷物を積み込んだり仕舞ったりして、帰還準備が整った。


「では、村へ戻りましょう」

「「「はーい」」」


 全員揃っているのを点呼で確認した後、ランクルには妖精さんたちと親父、そして高橋さんが乗り込む。それ以外の全員はバスで帰還だが、運転は俺担当なのでなるべく揺らさないようのんびり帰ろう。


「昨日聞いていた自動車ですが、いよいよ乗れるのですね!」

「揺れるから、気をつけて下さい」

「びっくりすると思うよ~」

「便利すぎてだめになるね。でもやめられないね」

「大体男が車の運転をするっと」


 バスに乗り込んだおひい様は窓際席に座り、シカ角さんの隣でワクワクキョロキョロしている。

 遊園地の乗り物に乗る前のテンションが、あんな感じかもしれないな。

 じゃあおひい様ドキワクの、バス運行をしようじゃないか。


『こちら高橋、出発する。どうぞ』

「こちら大志、了解した。どうぞ」


 高橋さんから無線が入り、ランクルがゆるゆると発車した。併せてウマさんも走り出す。

 さて、こちらも追走しよう。


「それでは発車します、揺れるのでお気をつけを」


 ぷしゅーとドアを閉めて、いざ出発進行だ!


「うわー! 動いてるやん! 凄いやん!」

「やん?」

「何でもございませんよ」

「というか、さっき動いているのは見ましたよね?」

「乗ってるときは別物ですよ。それはそれ、これはこれですね」

「なるほど」


 はしゃいだり取り繕ったりするおひい様をバックミラーでチラ見しながら、バスを安全運転で進める。というか窓にべったり貼り付いているけど、揺れるから頭ぶつけますよっと。

 まあそれは気にしないことにして、車を進める。轍の跡を追跡すれば良いだけなので、もうそれほど神経を使うことは無い。

 ウマさんとランクルが何往復もしたので、そのルートは安全なのだ。


「これがあれば、みなさんの避難も楽だったでしょうね」

「これ一台でお屋敷が建つ価値ですよ?」

「私には無理でした……」


 やがてはしゃいでいたおひい様は、バスの輸送能力を目の当たりにして、ちょっとしょんぼりした。

 さらにシカ角さんからの指摘により、また別の意味でしょんぼりする。

 面白いドラゴンさんだな。


 そうして移動しているうちに、目的の洞窟が見えて来る。

 いよいよ、おひい様を俺たちの村に迎えるときが来たのだ。


「さて、洞窟が見えてきました。あと少しで、私たちの村ですよ」

「何があるか良く理解していませんが、楽しみです」


 おひい様は物怖じしない性格のようで、ワクワクくねくねしている。

 それじゃあ、洞窟をくぐろう。


「行きますよ、いざ、ちたまへ!」

「よろしくお願いします!」


 ――さあ、村に帰ろう。

 ホワイトドラゴンさんである、おひい様を連れて!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 青山ブルーアイズホワイトドラゴンさん と言う訳でエビカニ食べ放題をいけにえに捧げ、おひいさまを召喚です。青山さんは関係ありません。 しかしやっと出番が回って来たのに、白蛇さんたら守備表示…
[一言] やっとやっとのお目見えです、縁起の良い白い御方ですが、タイシ達の周りにも幸運があるのでしょうか? ああ!先行払いでの蟹海老つくしですね。 ハナちゃんとのユニットも期待のくねくね仲間ですが、 …
[気になる点] 『おひいさま』に、「姫」の字が標準表記され、(平仮名が )ルビとして機能する日が来るのは、いつの日か?!() [一言] >ホワイトドラゴンさんである、おひい様を連れて!  ↑ てっきり…
2021/03/12 09:41 退会済み
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