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エルフのハナちゃん  作者: Wilco
第二十二章 冬への備えは
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第十二話 なかなかうまくはいきませぬ


 ハクキンカイロというステキアイテムと遭遇し、偉い人ちゃん夢膨らむ。

 しかし、燃料という問題が立ちはだかった。

 これを解決できれば、ドワーフィンにとてつもない恩恵がもたらされる。

 じゃあ、代替燃料を見つけよう!

 ということでドワーフの湖を調べたり、聞き取り調査をしたのだけど……。


「あぶらはとれるけど、たべものだから、もったいないさ~」

「きちょうな、たべものさ~」

「ねんりょうにするのは、ちょっとていこうあるさ~」


 油が取れる木の実はあることはあるけど、主に食用というお話だった。

 それでもと試してみたけど、やっぱりダメだったり。

 まあ個人的にも、食べ物をそんなことに使うのは抵抗がある。


「ま、まあ地道に探していきましょう」

「あわきゃ~……」


 この結果に、偉い人ちゃんはやっぱり崩れ落ちてしっぽがピクピクだ。

 ほんと、すまぬ……すまぬ……。


「あや~、だいじょぶです~?」

「夢の道具だけに、無念ですね……」

「なんとかしたいけど、時間は必要になっちゃうかな」


 しかし残念がる偉い人ちゃんをみると、なんとかしてあげたいとも思う。

 どうにかできないものか……。

 とまあ色々考えたものの、良い手は思い浮かばない。

 ひとまず様子を見ながら、カイロを村に導入して様子を見よう。



 ◇



「ということで、これが便利道具です」

「ぽかぽかになるですよ~」

「たしかにあったかい」

「べんりだわ~」

「ふるえなくてすむとか、すてき」


 ひとまず沢山通販で購入し、村人たちにカイロを実演をすることにした。

 なんか製造元の通販ページにはビッグなやつとかもあったので、一通り揃えてある。

 これらステキアイテムの反応は上々で、みんなカイロを手に取りぬくぬくだね。


「~!」

「……~」


 特に喜んでいたのは、クモさんだった。これがあれば、寒いところでもへっちゃらだもんね。

 でも君たち、燃料の充填や火口(ほくち)の加熱とか大丈夫なの?


 ともあれ、カイロの導入は問題なさそうだ。

 これで冬を乗り切るアイテム、一つ増えたね!


「あり? ……う~ん、なんだったっけ」


 しかしワイワイと会場が盛り上がる中、首をかしげる方がいらっしゃった。

 それは、マイスターである。

 しきりにカイロを眺めたり、蓋を開けたりして何かを考えている。

 どうしたんだろう? 聞いてみるか。


「あの……どうされました?」

「いやさ、なんかこう……このにおいとにたやつ、きおくがあるじゃん?」

「匂いですか?」

「おう」


 どうも、匂いが気になるらしい。

 ハクキンカイロはベンジンの匂いがどうしてもつきまとうけど、その匂いなのかな?


「この、燃料の匂いですかね?」

「あ、そうそう。これじゃん? なんか、どっかでかいだことあるかもって」

「そうなのですか」


 ベンジンの匂いと似たものに記憶があるだけなら、この村には発動機があるわけで。

 自動車も刈り払い機も耕運機もわりと身近な機械であるだけに、当然揮発油の匂いは知っているはずだ。

 それとは違うのだろうか。


「機械で使っている油の匂いではないですか?」

「いや、こっちのものじゃなかったような……」


 ――こっちの物では無い。

 そんなことあるのかと思うが、マイスターが言うなら……そうかもしれない。

 彼は異世界の物と自分たちの世界の物を、きちんと区別している。

 だからこそ、ガイド業が出来るのだ。

 マイスターは、物事のわずかな違いを観察するのが趣味だからね。

 なお毒物大好き。


「……それはエルフィンの物ですか? またはフェアリン? それとも――」

「それでおもいだした。あれじゃん?」


 ん? 思い出した?


「そうそう、おきなわからかえったあと、くったやつじゃん」


 マイスターはぽむっと手をたたき、したたと集会場から出て行った。

 沖縄から、帰った後に食べたとな。


「あや~、やっぱしなにか、ヤバイやつたべてたですか~」


 首をかしげていると、ハナちゃんには心当たりがあるようだ。

 ちょっと聞いてみよう。


「ハナちゃん、何か心当たりがあるの?」

「あや~、ひとばんでもとにもどったとき、なんかたべたらしいです~」

「そうなんだ」

「あい~」


 あ、そういえば沖縄旅行から帰ってきた後、しばらくしたら元に戻ってた。

 もしかして、その原因物質を家に取りに行ったのかもしれない。

 それならば、彼が帰ってくるまで待ってみよう。


「いったい何を食べたんだろうね」

「なんですかね~」


 ハナちゃんとお茶を飲みながら待っていると、しばらくしてマイスターが帰ってきた。

 なんかの袋を持っているね。


「これこれ、これじゃん!」


 すぐさまテーブルの上に、袋に入っていたなんかの木の実っぽいやつが並べられた。

 これは……見たこと無いな。なんだろう?


「あわきゃ~! どくのあぶらが、つまってるやつさ~!」

「ああああ、あぶないさ~!」

「わきゃ~!」


 その木の実を見た途端、ドワーフちゃんが大騒ぎしだした。

 どうやら、ドワーフィンにある物らしい。

 ……そういえば、隣の湖に挨拶にいったときの帰り、なんかあったな。

 あのときの危ないやつ、まだ保管してたんだ。


「ほら、なんかそれっぽいにおいするじゃん」

「あわきゃ~ん! にげるさ~!」

「うわわわきゃ~!」


 さらにマイスターが木の実に穴を開けると、ふわりと揮発油の匂いが漂った。

 たしかに、それっぽい。

 まあ、その匂いが漂ってきた途端、ドワーフちゃんたちが逃げ出したけど。

 ……そうとう危ないのね。


 まあ、もしかしてこれが揮発油なら……確かに毒だし取り扱い注意だ。

 試しにだけど、火をつけてみよう。

 ……つかないな。


「火はつかないみたいですね」

「――タイシタイシ? ひおこしするです?」


 ――ハナちゃん!? いつの間に後ろに!?

 全く気配を感じなかったよ!?


「ひおこしなら、ハナにおまかせです?」


 両手を前に出して、火起こししちゃうよポーズのハナちゃんである。

 しかしこれが揮発油だった場合、「ボッ」とさせるつもりが「ドカン」となったら目も当てられない。

 ハナちゃんパワーでボッとやるのはやめとこう。


「あ~、これはなんか危なそうだから、やめとこう」

「やめとくですか~」


 まだ両手をわきわきさせているハナちゃんだけど、ひとまず引き下がってはもらえた。

 というかなかなか燃えないやつに火をつけるには、ほかにも方法がある。


「試しに、芯を使ってろうそくみたいしてやってみよう」

「しん、をつかうです?」

「そうそう。ちり紙をこうしてこよって――」


 燃えにくい液体でも、燃えやすい芯を使えば火をともすことが出来る。

 というわけでティッシュをこよって芯を即席で作成、さっそく火をつけてみると――。


「あ、ついたじゃん」

「もえたです~」

「成功だね。つまりこの木の実の油は、燃やせるんだ」


 マイスターがドワーフィンで採取した、毒の油たっぷり木の実。

 その液体は、それなりに燃える油ということが判明した瞬間だ。

 問題は、燃やした際にでる気体に毒が無いかだね。

 ドワーフちゃんたちなら、何かしっているかな?


「ねえみんな、これを燃やして出る空気って、毒だったりする?」

「もやしたことないから、わかんないさ~」

「あぶないやつは、さわらないさ~」

「こわいさ~」


 聞いてみたところ、まあわかんないって回答が来た。

 これはしょうがないか。分析はこっちで進めよう。


「ユキちゃん、これを燃やして問題ないか、調べられたりするかな?」

「わかりました。数日頂ければ」

「よろしくお願いします」


 困ったときの加茂井さんということで、ユキちゃんに分析をお願いだ。

 これくらいなら、民間会社に依頼せずとも大丈夫だろう。

 加速器や電子顕微鏡やらが必要になるお話じゃないからね。


「でも、これを調べてどうするのですか?」

「たしかに、そうです~」

「どくのあるやつ、つかいみちないさ~」

「もやせるところで、いみないさ~」


 分析をお願いしたところで、ユキちゃんやハナちゃん、ドワーフちゃんたちからその意義を問われた。

 いやまあ、取り扱い可能な揮発油なら、すさまじい価値があるわけで。

 たとえば――。


「もし安全なら、ハクキンカイロで使えるか試したいんだ」


 そう、マイスターが発見したこの揮発油を、ハクキンカイロで使えたら、とてつもないことになる。

 ドワーフィンの夜を乗り越えるための、切り札が出来るわけなのだから。


「わきゃん! カイロでつかえるのさ~!?」

「もしかしたら、です。まだ確認段階ですね」


 カイロの話を出したら、偉い人ちゃんめっちゃ反応したね。

 そりゃそうだ。ドワーフィンの夜の時期で一番苦労していたのは、彼女なのだから。


 もし、この木の実の油がハクキンカイロでつかえたら。

 それにより、夜の時期でも安全で高効率な熱源が確保できるかも。

 きっとそれは、何かの革命につながる。


「うわきゃ~! ゆめが、ふくらんできたさ~!」

「そんなに、すごいことなのさ~?」

「いまいち、ぴんとこないさ~」


 偉い人ちゃんも同じ事を考えたのか、わきゃんと踊り始めた。

 ほかのドワーフちゃんたちは、いまいち分かっていないようだけど。

 でもいずれわかるようになる。高性能な熱源を持つという、その意味が。


「わきゃ~ん! けっかがまちどおしいさ~!」


 黄色っぽいしっぽをぱたぱたさせながら、偉い人ちゃんは踊る。

 でもまあ、まだ結果は分からないわけで。

 喜ぶのは早いかなって思うのだけど……。


「それにしても、おめえこれくったんか」

「おう、めっちゃにがかったじゃん」

「やばくね? ピリってするもんこれ」

「どうしてこれ、たべようとおもっちゃったのか」

「それな」


 ダンシング偉い人ちゃんの横では、マイスターたちが木の実を囲んでわいわいしていた。

 そういえば、これを発見したマイスターは功労者だよね。

 俺もどうしてこれを食べようかと思ったかは疑問に思うけど、きっかけは作ってくれた。

 あとで何かお酒を贈ろう。


「いや~、これでなんか、希望が見えてきましたよ」

「そうなの?」

「ええ。自然から油を得るのは大変なので、たとえ毒でも関心を持つのは凄いことです」

「そういわれると、てれるじゃん」

「でもまあ、食べて確かめるのは危ないと思いますが」

「でもなあ」


 マイスターの功労をたたえつつ、食べて確かめるのはだめよと釘を刺す。

 でも、反応が「でもなあ」とか……なんかまたやらかしそうで怖い。

 その辺は、目を光らせておこう。



 ◇



 数日後、ユキちゃんから結果報告となった。


「まあ、毒性は灯油なりってところですね。発火点はなたね油に近いです」

「あ、なら十分扱えそうだね。燃料としては」

「はい。火災についての危険性は、料理用油と同じくらいです」

「それなら、だいじょうぶそうさ~」


 とのことで、十分安全に扱えることが判明。

 これでようやく、次の段階に移れる。


「じゃあ今度は、ハクキンカイロで使えるか実験しよう」

「わきゃ~ん、ドキドキするさ~」


 ということで、ほんの少量使って試してみる。

 ちょいと注いで、火口をつけて炙ってみれば……。


「……反応はするけど、なんというか弱い感じ」

「いちおう、って感じですね」


 反応することはする。しかし、ハクキンカイロ本来の性能は出なかった。

 これではちょっと、実用性に欠けるかな……。


「わきゃ~ん……おわったさ~……」


 そしてこの結果に、偉い人ちゃんまた崩れ落ちる。

 黄色っぽいしっぽをピクピクさせて、残念がっているね……。


「う~ん、ダメだったか」

「ざんねんです~」

「大志さん、いちおう反応はしているので、この成分だけを蒸留とか出来ませんかね?」

「研究開発が必要になるね。温度が分からないから」


 ユキちゃんから蒸留してみてはという意見も出たけど、結構長い時間研究する必要がある。

 まあ、今すぐには無理だな。


 ということで残念な結果に終わったけど、カイロ自体は良く出来ている。

 ひとまず村で運用して、燃料の方は引き続き探していこう。



 ◇



 それからしばらくして、十一月も終わりにさしかかった頃。

 村では、ぬくぬくドワーフちゃんが溢れていた。


「わきゃ~ん、このカイロってやつ、すごくいいさ~」

「ぬっくぬくさ~」

「こんなべんりなの、たまらんさ~」


 ハクキンカイロを本格導入したら、ドワーフちゃんたちはもう首ったけだ。

 なんてったって、安全な熱源を常に身にまとえるのだから。


「わきゃ~、すぐにあったまるさ~」

「ちいさいこには、とくによいさ~」


 特に良かったのは、こどもドワーフちゃんだ。

 体が小さいので、蓄えられる熱も大人よりは少ない。

 常に熱源を必要としており、そこにこのカイロがバッチリはまったわけだ。


「これがあれば、よるのじきもらくなのにさ~」

「ほんとうさ~」

「うちらも、ねんりょうってやつ、さがしてみるさ~」


 ミタちゃんとその姉妹も、カイロが大のお気に入りになった。

 どうやら、ドワーフの湖に生える植物とかを、探してみるようだ。

 なんか燃料に良いやつがあったら、教えてね。


「あや~、これはいいです~」

「ぽっかぽかだよね」

「あい~」

「ゆきかきも、これがあるとずいぶんちがうじゃん」

「ほんとそれ」


 もちろん、エルフたちもカイロでぬっくぬく。

 ただハナちゃん、カイロで暖まりながら、さらにもっこもこに着込むと逆に暑くないかな?

 とまあ、いろいろあったけど、冬のステキアイテムは無事導入成功だ。

 この道具を武器に、今年も冬を乗り越えよう!



 ◇



 冬対策が終わったところで、次はエルフ重工にまつわるお仕事を始める。

 会社組織は俺を頂点として、管理部門と製造部門、販売部門と調達部門を設置した。

 足りなければ後で部門を追加しよう。

 ちなみに誰を担当にするかは決めていないので、ひとまず全部俺がやることにする。

 お仕事大爆発だね!


「まあ組織としては、こんな感じで考えています」

「なんだか、たいへんそうです?」

「実際に動き始めたら、てんやわんやだろうね」

「あや~、タイシはたらきすぎです~」


 組織図をプロジェクターでスクリーンに映し出し、軽く説明だ。

 この時点でもうすでに、ハナちゃんには俺が仕事で沈没する様子が見えているらしい。

 めっちゃ心配そうな顔をしているよ。

 そしてその懸念は、おもいっきし当たるだろうね! 助けて!


「わきゃ~ん、ウチもおてつだいするさ~」

「おれもおれも」

「がんばるのだ」


 まあ、心強い味方もいるから、なんとかなるとは思うけど。

 ひとまずは、偉い人ちゃんやマッチョさん、おっちゃんエルフのお力も頼りにしよう。

 さて、じゃあ組織は良いとして、次は報酬のお話だね。


「エルフたちもただ働きはきついので、ドワーフちゃんたちは何かしらの対価を用意する必要があります」

「わきゃ~ん、かなものをていきょうするよていさ~」

「前回はその辺まで、お話しましたね」

「そうさ~」


 ひとまずエルフィンでは製造していない、金属類の道具を提供する手はずだ。

 受注生産でも良いし、ある程度作って在庫するのも良いね。


「うちら、おためしでおりょうりどうぐ、つくったさ~」

「おけしょうどうぐも、あるさ~」

「もっこうするための、どうぐもつくったさ~」


 さっそく、ドワーフちゃんたちがずらずらと道具を並べる。

 沢山のお料理道具に、沢山のお化粧道具、さらにその他道具で盛りだくさんだ。

 お化粧道具は陶芸おじさんのところで販売して、すでに売り切れている。

 これも立派な現金収入になることは、確認済みだね。


「大志さん、お料理道具は子猫亭で試用してもらっているのですよね?」


 並べられた道具について、ユキちゃんから確認だ。

 確かに、お料理道具は子猫亭にサンプルを出して、試して貰っている。

 いくつか改良案も貰っているので、まだまだって感じかな。

 仲間内にはアダマン製の特製品を提供しているけど、ちたまに無い素材なわけだ。

 そのせいで、厚みや重心の位置、直径などに改良が必要とのこと。

 火の通り具合がどうにも、ステンレス製のものと異なってしまうらしい。


「お料理道具は、プロが使うにはもうちょっとってとこらしい」

「もっと、いいどうぐをつくるさ~」

「がんばるさ~」


 ドワーフちゃんたちも、道具を改良する意欲はみなぎっているね。

 まあこれは、子猫亭のレポート待ちってところか。


「作る船については、規格品として決まった形を用意します」

「まずは、汎用的な船を沢山つくるため、一種類にする予定ですね」

「そうそう」


 製造する船の種類については、汎用的なのを一種類のみ提供でスタートだ。

 多品種を作っている余裕が無いというか、まだまだニーズを捉え切れていない。

 まずはドワーフちゃんたちがよく使う種類の、汎用船を量産する方針で行く。


「船の設計については、みんなも意見を出してね」

「わきゃ~ん、おてつだいするさ~」

「りそうのふね、かんがえるさ~」

「みんなで、せっけいしていくのだ」

「どんなふねになるか、たのしみだよな~」


 ドワーフちゃんたちに要件定義のお手伝いをお願いすると、みなさん大張り切りだね。

 おっちゃんエルフもマッチョさんも、やる気がみなぎっている。

 ひとまず船の設計は彼らにお任せしてしまおう。


「わきゃ~ん、どんどん、かたちになっていくさ~」

「まだまだ計画段階ですが、引き続きコツコツやりましょう」

「そうするさ~」

「ハナも、できることはおてつだいするです~」

「私もお力になります」


 と言うことで、エルフ重工アレ式会社の設立は、あとちょっとだ。

 願わくば、これがドワーフィンに革命をもたらし、大勢のドワーフちゃんを救う一助となってほしい。

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