表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エルフのハナちゃん  作者: Wilco
第二十二章 冬への備えは
347/448

第八話 ハナちゃんが気づいた、違い


 偉い人ちゃんが黄緑しっぽになった翌日、集会場で会議を始める。


「――さて、今回の出来事、その総括ですが」

「わきゃん。やっぱし、おさけののみすぎかなっておもうさ~」

「ハナも、そんなかんじだとおもうです~」

「この辺は、みなさん意見が一致してますね」


 そう、この辺はみんな怪しいと考えている。

 ただ証拠も無いし、確証も無い。無い無い尽くしだ。

 なにより、沖縄旅行でも偉い人ちゃんはかなりお酒を飲んでいた。

 そのとき、こんな出来事は起きなかったのだ。


「自分も怪しいと思うけど、沖縄旅行ではもっと沢山飲んでいた。でも、体質は維持できている」

「そうなのさ~」

「そこが、わかんないとこです~」

「不思議ですよね……」


 考えたことをそのまま述べ、安易な結論を防止する。

 じゃあ次の可能性だ。食べ物が原因かどうかって話だね。

 ただこれも……。


「食べ物が原因って線もあるかと思うけど、やっぱり沖縄旅行では何も起きなかった」

「そうですね……」

「もっといろんなもの、たべてたさ~」

「おかあさんとか、ふとったです~」


 そう、こっちも怪しいけど、ほんとにそうかと言えばなんとも言えない。

 じゃあなにが、偉い人ちゃんを青くさせたのか。

 いったん視点を変えて、科学分析結果を思い出してみる。


 一、ウロコは積層構造かつ多孔質である。

 二、多孔質は一つ一つがナノメートルサイズの時間操作結界である。

 三、蓄熱の際は時間遅延効果を利用し、熱を貯蔵する超神秘的構造である。

 四、結界の数が少ないと、蓄熱能力が下がると推定される。

 五、成長するごとにこの結界は増殖し、人並みに改善されている。

 六、ただし結界は機能を失っている部分が多数見受けられる。

 七、結界が機能を失う原因は、構造体の溶解等による物と推測される。


 これらをまとめると、一つの仮説が導き出される。

 すなわち、偉い人ちゃんの蓄熱能力が失われる原因は――結界の機能崩壊である。

 ほんとにそうなのかは確認が出来ないが、状況証拠からするとこうだ。


 なら、どうして結界が崩壊してしまうのかを考えてみよう。

 調査結果に寄れば、構造体が溶解して、穴が塞がったと考えられている。

 実際、それっぽい電子顕微鏡写真があるわけだ。

 ひとまず、構造体溶解説で考えを進めよう。


「タイシ、おちゃです~」

「あ、ハナちゃんありがとう」

「どういたしましてです~」


 考え込む俺に、ハナちゃんがお茶を出してくれた。

 ほっとする味のいつものお茶をすすりながら、続きを思考する。


 構造体が溶解する原因は、何か。

 ドワーフちゃんの強靱なウロコを溶かしてしまう原因。


 ――これがキーでは、ないだろうか。


 実際に溶けているし、穴も塞がってしまっている。

 そういう現象を起こす何かが、収穫祭の日に――起きたのだ。

 一体何が……。


「ひとまず、またウロコを分析にかけた方が良いかもしれませんね」

「そうするとおもって、あおかったときのやつ、なんまいか、はがしておいたさ~」

「――え! それは助かります!」


 ウロコの再調査を持ちかけると、偉い人ちゃんがしゅぴっと何枚かのウロコを取り出した。

 それらすべては青色で、とても重要なサンプルとなる。

 ただ、それを剥がすのはとても痛かっただろう。

 そこまでして、証拠を残したのだ。


「この資料、大事に使います」

「これくらい、なんともないさ~」


 偉い人ちゃんが痛い目をしてまで、確保した最後の砦。

 緊急で、依頼をかけよう。



 ◇



 翌日、無事ウロコの分析を依頼できた。あとは、結果が出るのを待つだけ。

 それと平行して、こちらは思考による検証を続ける。


「今日は、ちょっと違った形で考えてみたいと思う」

「あえ? ちがったかたちです?」

「と、言いますと?」

「してんをかえるのさ~?」


 ハナちゃんたちを集めて、集会場でそう切り出す。

 今回はアプローチを変えてみることにしたのだ。

 今までの方法では、わかっていることしかわからない。

 そしてわからないことを知りたいのであれば、埋もれている何かを探すしかないのだ。


「正攻法ではあるんだけどね。今回は――『違い』、を考えてみよう」

「ちがいですか~」

「そうそう、あの収穫祭のとき、確かに何かがあった。じゃあ、普段と違う何かもあると思うんだ」

「なるほどさ~」

「そうですね」


 この違いを考えるには、俺一人じゃあ無理だ。

 みんなで些細なことでも意見を出し合い、着想につなげる事が必要となる。


「そんなわけなので、どんな些細な事でも良いので、『あれ?』と思ったことを挙げて欲しい」

「わかったです~」

「ウチも、おもいだしてみるさ~」

「私もがんばります」


 プランを示すと、みんながむむむと、収穫祭当時のことを考え始める。


「むずかしいときには、おやつだよ! おやつ!」

「たくさんたべてね! たくさん!」

「あまさおさえめにしてあるよ! おさえめ!」


 今回は妖精さんにもお願いして、思考のエネルギーとなる糖分もご用意だ。

 ただ、食べるより早く生産されるので、無限増殖しはじめる。


「とっておきのおだんごもありますから! ありますから!」

「おかあさん、きあいはいってるね! きあいはいってる!」


 モルフォさんも参加して、さらに事態は加速。

 この分量、俺たちではとても消費仕切れない……!


 そんなわけなので、お団子消費のため村人たちも集会場に来て貰った。


「おやつ、おいしいな~」

「タイシさんたち、なんかちがいをさがしてるんだって」

「おれらも、かんがえてみっか」

「おさけのんで、だいたいわすれちゃったじゃん?」

「うちらも、おさけのんでたべてたくらいしか、おぼえてないさ~」

「わきゃ~」


 集会場は賑やかになり、おやつ目当てで来たみなさんも俺たちに付き合ってくれた。

 じゃあじゃあ、違った探しを始めよう!


「あ、こんなのあったです~」

「うちは、これがひっかかったさ~」

「こんなことも、ありましたね」

「だべだべ」

「わきゃ~」


 こうして色々な情報が集まり、みんなそれぞれの視点での「違った」探しが始まる。


 朝はちょっと寒かった、燻製の味が濃かった、温泉が熱かった。

 トラクターを洗車した、ちょっとお寝坊した、お料理で調味料を工夫した。

 いろいろな、違った事が挙げられてくる。

 一つ一つは他愛の無い出来事だけど、集まれば、もしかしたら……。

 そんな思いを抱えて、情報を集め続ける。


「わきゃ~ん、これとかどうさ~?」

「こんなのもあったね! あったね!」

「おだんごせいこうしたんだよ! せいこうした!」

(よいつぶれるの、はやかった~)

(すぐにまわったね!)


 どんどん意見を集める。

 お化粧の乗りがなんだか悪かった、お団子が成功した、アニメを見た。

 手がしびれた、いつもよりお酒に酔ってしまった、すぐに眠ってしまった。

 みんな一生懸命、あの日の出来事を話す。


 ――ただ、まだピンとこない。

 何が、何か大切なことが足りないんだ。

 もっと情報が欲しい。あの日、何があったのかという、情報が。


「あや~、あたまこんがらがってきたです~」

「情報が多すぎて、整理仕切れなくなってきましたね」

「いったん休憩にしようか」

「そうするさ~」


 やがて、疲れが見え始めてきた。

 さすがに村人全員の情報を一度に整理するのは、とても難しい。

 時系列も曖昧になってきたので、ここらで一休みしよう。


「お茶を飲みながら、妖精さんのおやつをつまんじゃおう。あたま空っぽにしてさ」

「それがいいです~」

「わきゃ~ん、さっそくたべるさ~」

「そうですね」

「おだんごだね! これがおすすめだよ! おすすめだよ!」


 いったん力を抜いて、頭を空っぽにする。

 ひとまず、妖精さんの甘いお菓子を食べてお茶をすすりながら、今を楽しむ。

 こうしてリラックスすることにより、なにかが「ポロっと」出てくることもあるからね。


「あや~、ねむくなってきたです~」

「ウチもさ~」

「朝から考えっぱなしでしたからね」


 あ、リラックスを始めたら、ハナちゃんがうとうとし始めた。偉い人ちゃんもだね。

 なんとか眠らないように我慢しているみたいだけど、疲労はごまかせない。

 ちょっと、無理させちゃったかな……。


「あやや~……あや~……」


 ハナちゃんとか、もう半分寝ちゃいそうだ。エルフ耳もぺたんとしている。

 これは無理させず、仮眠して貰った方が良いかな。


「ハナちゃん、眠たいなら別室でおねむしようか」

「あや~、いまねちゃうと、よるまでおきられないかんじがするです~」

「それはそれで、大丈夫だよ。ゆっくりおやすみしよう」

「あや~」


 ハナちゃんをお姫様抱っこして、別室へと運ぼう。

 そう思い、立ち上がろうとしたとき――。


「――あえ? そういえば……ひとつおもいだしたです?」


 眠たげなお目々をこすりながら、ハナちゃんがそう言った。

 一つ思い出した? なんだろう。おねむの前に、聞いておこうかな。


「思い出したこと? 聞かせてほしいな」

「あい。おまつりのときじゃないですけど、おとうさんが、おかしかったです~」

「――ヤナさんが、おかしかった?」

「あい~」


 どういうことだ? お祭りの時じゃないとは、いつのことだ?

 そしてヤナさんは、どんな風におかしかったのだろう?


「それって、何時、どんな風におかしかったかわかる?」

「え~と、おまつりの、よくじつです?」

「次の日なんだ」

「あい~」


 何時、というのはわかった。

 じゃあ次に、どんな風におかしかったのか。なぜそう思ったのかだね。


「じゃあ、どんな風に、おかしかったの?」

「それはですね~」


 俺は特に、ヤナさんには異変を感じなかった。

 でも家族のハナちゃんは、何かを感じ取っていたのだ。

 一体何が――。


「――おとうさん、なかなか、おきてこなかったです~」


 ヤナさんが、なかなか起きてこなかったと。

 そういや、二日酔いになってたな。


「おとうさん、いつもはそんなふうに、ならないです? あたまいたいって、いってたです~?」


 続けてハナちゃんが教えてくれたけど、いつもならああならないと。

 頭が痛いって言ってたのは、確かにそうだ。俺も本人から聞いている。

 ……なんだか、ひっかかるな。


 いままでヤナさんは、俺と二次会をしても、翌日に引きずったことはほぼ無かった。

 なのに、あの日は……思いっきり翌日に二日酔いをしていたわけで。

 悪酔いしちゃったって感じで、ふらふらしていたりも。


「あや~……すぴぴ」


 それだけ伝えると、ハナちゃんとうとう夢の国へ旅立ってしまった。

 もう、眠気が限界だったんだね。

 別室に運んで、おふとんでおねむしてもらおう。


「ハナちゃん、ありがとね」

「すぴぴ」


 別室のおふとんにハナちゃんを寝かせて、可愛らしい寝顔をしばし見つめる。

 この眠気がきっかけで、ヤナさんのことを思い出したんだろう。


“あれ? おとうさんいつまで寝てるの? 普段はもっと、早起きなのに……”


 と言う、ちいさなちいさな違和感を、思い出した。

 ハナちゃんは、ちゃんと「あれ?」と感じたことを、述べたのだ。

 そしてこれは、俺にとっても引っかかる点がある。


 ヤナさんがあの程度の酒量で、二日酔いするのは――おかしい。


 祭り後半だって、ベロベロにはなっていなかった。

 なのに、翌日朝はグロッキー。

 ……これは変だ。


 そういえば。


“あたま……あたまいたいのだ……”

“きのう、のみすぎたかな……”


 ヤナさんだけではなく、消防団の面々も……二日酔いしていた。マイスターを除いてだけど。

 彼らは緊急事態に備えて、ベロベロになるまで飲むことはそれほどない。

 そして実際、収穫祭が終わった直後も、前後不覚ではなかった。


 ――おかしい、これはおかしい。


「消防団のみなさん、あの朝みたいな二日酔いって、今までに経験あります?」

「ん~、そんなにないじゃん?」

「わかいころ、かげんをまちがえたくらいだな。さいきんはないとおもう」

「さすがにいいとしなのに、よくじつにひきずるほど、のまないのだ」


 試しに聞いてみると、そんな回答が。やっぱり、そうだよね。

 沖縄旅行の時だって、食べ放題飲み放題だったのに、二日酔いはしてなかった。


 そこに……何かある。


「大志さん、何か気がついたのですか?」

「どうしたさ~?」


 二日酔いという、「普段と違う点」にたどり着いた時、ユキちゃんと偉い人ちゃんが俺の顔をのぞき込んできた。

 まだ、違和感があるだけだね。じゃあ、ちょっと調べてみよう。


「ん~と、ちょっとハナちゃんが言ってた二日酔いについて、怪しいなって」

「あ、調べるのですね」

「そうそう、スマホでさささっと……」


 スマホを取り出して、「二日酔い」で検索。

 ずらずらっと並ぶ検索結果で、医大等が発信する信頼出来そうなソースを探す。

 複数見つけたところで、「二日酔いとは何か」を観点に資料を読んでいく。

 すると――。


“二日酔いとは、アセトアルデヒドを分解しきれないことで起きる”


 という記述が目立つ。まあ、これは常識なんだろう。

 しかしそれなら、あの日だけエルフたちがグロッキーである説明がつかない。

 何か、何かもっと違う機序があるはずなんだ。

 そう思い資料を読みあさっていくけど、これといってピンと来なかった。

 二日酔い怪しい仮説は、ハズレなのだろうか……。


「ピンとこないな……何か、間違っている?」

「私も調べてみましたけど、なんだか良く分からないですね……」


 ユキちゃんも自前のスマホで調べてくれたけど、俺と同じようだ。

 光が見えたかと思ったけど、幻想だったのか……。


 かなりがっかりだけど、どうしようもない。

 諦めてスマホをしまおう……と思ったとき、ぷるると振動した。

 これはメールが来た感じだね。ついでに、見ておくか。


“件名:キジムナー火、発送しました”


 メールを確認すると、昨日追加発注したキジムナー火の発送報告だった。

 ニライカナイのみなさま、すぐさま対応してくれたんだね。

 無理を言ったのにがんばってくれて、本当に感謝だ。


 ――あれ? そうだ、キジムナー火についての考察、忘れてた。

 これは偉い人ちゃんの体質を一発改善した、とてつもない神秘だ。

 とうぜん考察する必要がある。重要なピースが、抜けていた……。


「ねえ、キジムナー火って、いろんな効能があったよね」

「そうですね。毒を燃やすって言ってました」

「ウチもきいたさ~。こうかてきめんだったさ~」


 そう、キジムナー火は「毒」を燃やす。

 それは黒い汗となって、排出されたんだ。


「『毒』か……」


 ニライカナイでの出来事を、良く思い出してみよう。

 彼らはそのとき、どう説明してくれたのか。たしか……。あかん、忘れた。

 考えても無駄なので、パッケージを確認してみることにしよう。

 ハナちゃんちに、未開封のやつが置いてあったはずだ。


「ちょっと、効能を確認してくるね」


 そう伝え、ハナちゃんちまでダッシュで移動。

 ひいおばあちゃんに案内されて、台所へとおもむき、真空パックのやつを発見する。

 さてさて、何が書いてあるかな?


“キジムナー火は、体内のホルムアルデヒドやその他毒素を、良い感じに燃焼して排出する健康食品です”


 商品説明には、そう書いてあった。

 そういえば、そんなことをヌシさんから聞いた記憶がある。

 まあ、そのまんまホルムアルデヒドとかを燃やしてくれるわけか。


 ……ホルムアルデヒド?

 確かにこれはかなりの有害物質だけど、なぜこれだけ、明記してあるのだろう?

 わざわざホルムアルデヒドだけ明記する必要が、あったと言うこと?


 すぐさまネットで、ホルムアルデヒドについて検索する。

 すると、こんな記述があった。


“ホルムアルデヒドは、酸化すると蟻酸(ぎさん)に変化する”


 この文言(もんごん)を見た瞬間――全身の毛が粟立(あわだ)つ。

 ――蟻酸、それは猛毒だ。

 特に目に対して大ダメージを与えたりする、取り扱いに要注意な危険物質である。


 そしてここまで分かれば……あとは連鎖的だった。

 蟻酸をキーワードに検索を続けると、決定的な記述に行き当たる。


 それは――メタノール。


 これもまた、猛毒だ。今度はメタノール中毒の医学論文を検索する。

 そこにも、恐ろしい記述があった。


 メタノールを摂取すると、長時間かけてホルムアルデヒドに代謝される。

 これも二日酔いの原因だ。何時までも体にこの有害物質が残るため、悪酔いしてしまう。

 そしてもっと恐ろしいことに、「それ」は僅かな時間で蟻酸に代謝される。


 いったん蟻酸になってしまうと、酢酸に代謝されるまで長時間を要し、その間体内に残留し続ける。

 この間に様々な体組織にダメージを与え、特に目に対して大きな被害をもたらす。

 蟻酸の代謝には葉酸(ようさん)が必要で、治療にはこれの投与にて対処。

 メタノール中毒の判定もこの葉酸値で判定することがある。

 ――等々。


 つまり、エルフたちが悪酔いしたのは。

 偉い人ちゃんの葉酸値が低かったのも。


 この――メタノールが原因か!

 収穫祭の時、メタノール濃度が高い「何か」を、摂取していたんだ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ