第十七話 波打ち際きんぐだむ
「あのおさかな、うまそう」
「はいアウトー」
「ぎゃう~」
マイスターが美味しそうと指さすお魚、だいたいシガテラ毒あり。
高橋さんが片っ端からアウト宣言している。
模様が鮮やかなタコさんとか、明らかにダメだよね。なんたらトキシン系の毒がありそうな色しているよ。
「あっちは高橋さんにまかせておこう」
「そうするです~」
「危ないですからね」
高橋さんには、マイスターへの毒あるやつ講座をお任せする。
さすがにダメだと言われたやつには、手は出すことはしないからね。
ようは、ちゃんとNGを教えておけば良いだけのお話なのだ。
「それじゃ、あっちのほうでお魚を眺めよう。二人とも掴まって」
「あい~!」
「行きましょう!」
ライフジャケットを付けた二人を引っ張って、良さそうな感じのするポイントへ移動。
そこには、熱帯魚が群れをなして泳いでいた。
「あや~! おさかなたくさんです~」
「ここは良いポイントですね」
絶好のシュノーケリングポイントを見つけ、ハナちゃんとユキちゃんも大はしゃぎ。
しばらくこの辺で、のんびりお魚観賞と行きましょう!
三人でちゃぷんと顔をつけ、ぷかぷか浮かぶ。
眼下というか水中には、色とりどりの熱帯魚が舞い踊る。
なにここ、竜宮城?
『~! !!』
『――!』
ハナちゃんとユキちゃんも、その幻想的な光景にニッコリ。
ジェスチャーで「楽しい」と伝えてきた。
そして俺たちの楽しげな雰囲気が伝わったのか、お魚たちも近くに寄ってくる。
『! ! !』
……ムラサメモンガラが、妙に俺をつつくのだけど。
俺は美味しくないから、つつかないで欲しい。
とまあ俺だけお魚につつかれながらも、海中の楽園を眺めて楽しむ。
そして、しばらく遊んでいたときのこと。
『――、――、――』
コツ、コツ、コツ、と。何かの音というか衝撃波がシュノーケルを叩く。
この現象は、一体なんだろう?
ちょっとハナちゃんたちにも聞いてみよう。
二人を手招きして、いったん水上に顔を出して貰う。
「タイシ、どしたです?」
「何かありました?」
俺が呼び止めた事について、二人は首を傾げる。
ちょっと今の現象について話そう。
「ねえ、今『コツコツコツ』って、音がしなかった?」
「したですね~」
「あ、大志さんも聞いたのですね」
確認してみると、二人もこの現象に遭遇していた。
俺の気のせいじゃないな。
「水中でこんな音を聞いたの、初めてでさ。不思議だなあって。なんだろね」
「なんだろです~」
「不思議ですね」
そうして三人で首を傾げていた時のこと。
「わきゃ~、おさかなたくさんさ~」
「クワワ~」
(おさかな~)
子供ドワーフちゃんとペンギンちゃんが、がすすいっと泳いできてこちらにやってくる。
神輿もほよほよ飛んできたけど、ドワーフちゃんたちと遊んでいたんだね。
「こっちらへんに、たくさんいるさ~」
「よさげなばしょさ~」
「のんびり、みてまわるさ~」
その後を彼女の姉妹や、お母さんドワーフたちも追ってくる。
家族みんなで、お魚観賞かな?
「わ、わきゃきゃ~。みんなおよぐの、はやいさ~」
さらにその後を、偉い人ちゃんが……もたもたと泳いで追いかけてきた。
泳ぎの得意なドワーフちゃんのはずだけど、彼女だけなんか不得意。
……まあ、人には得手不得手があるからね。
あまりつっこまないでおいてあげよう。
「わきゃ~」
ただ、偉い人ちゃんは……しっぽをあんまりつかっていない感じがする。
ほとんど手足だけで泳いでいるから、そりゃ大変だろう?
なんでしっぽを活用しないのかな? 体が大きいから、動かすと疲れるからとか?
とまあ気になる点はありつつも。
ドワーフちゃん一行を、ほのぼのと眺めていた時のこと。
「おさかな、もっとさがすさ~」
子供ドワーフちゃんが、ぱちゃっと潜って。
その直後。
『――、――』
あの、衝撃波がやってきた。
これもしかして……エコーロケーションの音かな?
「タイシタイシ~。いま、さっきのおとがしたです~」
「私も確認しました」
ハナちゃんとユキちゃんも、確認したようだ。
……聞いてみた方が早いな。
「ちょっと良いかな? みんなに聞きたい事があるんだ」
(およ?)
「わきゃ? ききたいことさ~」
「クワ?」
「どうしたさ~?」
一行に声をかけると、すすいっと泳いでこちらに集まってきた。
早速聞いてみよう。
「ねえ、さっき水中で『コツコツコツ』って音が聞こえたんだ。もしかして、それって君たちが出している音かなって」
「そのおとなら、うちらさ~」
「おさかな、さがしてたさ~」
「こっちにたくさんいるって、わかったさ~」
子供ドワーフちゃんとその姉妹が、わきゃっと回答だ。
やっぱり、あれはエコーロケーションの音だったんだね。
「やっぱりだね。というか、それ便利そう」
「とってもべんりさ~」
「くらいみずのなかでも、よくみえるさ~」
「これのおかげで、おさかながとれるさ~」
追加で説明してくれたけど、結構面白い情報が聞けた感。
どうやら彼女たちのエコーロケーションは、音を「見る」事ができるらしい。
音波の反射を、彼女たちは「映像」として検知できるようだ。
これは、海竜ちゃんも同じ事をやっている節がある。
さすが水棲の種族だね!
「みんなすごいね! 光が無くても、音で見えちゃうんだ」
「これって、すごいのさ~?」
「そういわれると、まんざらでもないさ~」
「わきゃ~」
素直に褒めると、みなさんまんざらでもない感じ。
ぼくのようなごく普通のちたま人には、そういった能力はないからね。
彼女たちの見ている世界がどんなものかはわからないけど、想像するに……超音波診断みたいな感じで見えているのかもだ。
「ほめられちゃったら、おさかなもっとさがすさ~」
「すてきなばしょ、みつけるさ~」
そしてみなさん嬉しくなっちゃったのか、わきゃわきゃと水に潜って何かを探し始める。
お魚の大群かな?
「こっち! こっちさ~」
「みんなでいくさ~」
やがて何かを見つけたのか、わきゃわきゃとその方角を指さす。
それじゃあ、一緒に行ってみましょう!
「じゃあハナちゃん、背中に乗ってくれるかな。ユキちゃんは腕に掴まって」
「あい~!」
「ふ、触れ合いたくさん……ふふふ」
ハナちゃん元気に俺の背中に乗り。
ユキちゃんも耳しっぽ全開で左腕にしがみつく。腕力結構あるね!
……あ、そうそう。偉い人ちゃんも掴まって貰おう。
なんだか泳ぐの苦手そうだし。
「よろしければ、掴まります?」
「わきゃ、たすかるさ~」
特に遠慮することもなく、右手を掴む偉い人ちゃんだ。
そして最後に、神輿ちゃんだね。
「神様もご一緒に」
(わーい!)
そしてぽふっと俺のあたまの上に乗っかる神輿。
これで準備完了。いざ、出陣!
「じゃあ行こうか」
「いくさ~」
「クワ~」
子供ドワーフちゃんとペンギンちゃんが先頭になって、すすいすいっと目標まで泳ぐ。
結構早いので、随伴するのがなかなか大変。
やっぱりしっぽがあると、泳ぐのは速度が出せるんだな。
ペンギンちゃんは、ヒレがあるからかな?
「わきゃ~、とってもらくちんさ~」
約一名、例外はいるけれども。
でもまあ、偉い人ちゃんもニコニコ笑顔で楽しそうだ。
喜んで貰えてなによりです。きちんと接待しなくちゃね。
「ここさ~! ここにすごいたくさんいるさ~」
やがて目的のポイントに到着し、子供ドワーフちゃんが下を指さす。
ではでは、見てみましょう!
シュノーケルを付け直し、みんなで水中を覗いてみると――サヨリの大群が!
キラキラと光を反射させ、周回していた。
「うっきゃ~! おさかなたくさんです~」
「絶景ですね!」
ハナちゃんとユキちゃんも、これには大喜び。
回遊魚の大群と遭遇は、確かに絶景かな!
(すてき~)
神輿も海の中に潜ったようで、水中に光る謎の潜水物体が。
結構明るいから、どこにいるのかすぐ分かるね。
というか、俺たちも潜ってみようかな?
「せっかくだからライフジャケットを外して、潜って見てみる?」
「みたいです~」
「良いですね!」
「それじゃあ、うちがあずかっておくさ~」
「うちらがそばにいるから、あんしんしてもぐるさ~」
お母さんドワーフちゃんがライフジャケットを預かってくれて。
他のご家族は、ライフセーバー役をしてくれるようだ。
これなら安全に潜水できるね。ありがたや。
「それじゃあお言葉に甘えて、ちょっと潜ってお魚観賞といこう!」
「あい~!」
「楽しみですね!」
そうしてドワーフちゃんたちと一緒に、サヨリの大群を観賞。
キラキラ光る体躯で、縦横無尽に、しかも集まって泳ぐその姿は圧巻。
一瞬にして方向を変え、巨大な魚がそこにいるかのような錯覚も覚える。
『――、――』
その横を、ドワーフちゃんたちもすいすいと泳ぎ回り。
お魚も見事だけど、彼女たちの泳ぎもまた見事だった。
やはり水が得意な種族、活き活きしているね。
「うっきゃ~、たのしいです~」
「これは良い思い出になりますね」
(おさかな、たくさん~)
こうして、ドワーフちゃんたちと楽しくお魚観賞をして。
大満足のシュノーケリングイベントとなったのであった。
◇
「そろそろ休憩しようか」
「そうするです~」
「さすがに疲れましたね」
「うちらも、ひとやすみするさ~」
(のんびり~)
楽しくシュノーケリングをして、あまり無理しないうちに休憩をとることにした。
ビーチでのんびりと海を眺めながら、トロピカルなジュースでも飲もう。
そうしてみんなでビーチに戻ると、なんだかキラッキラと輝く一角が。
イルミネーション全開といえば、あの方々だね。
ちょっと様子を見てみようか。
みんなでキラキラエリアへと足を運んでみると――。
「なみのりたのしいね! たのしいね!」
「だんだんわかってきた~」
妖精りぞーとがなんか出来てた。
葉っぱサーフィンでキラキラ粒子の妖精さん。ボディボードみたいに腹ばいで波乗りをする子も。
あと、波に乗って葉っぱに乗ったままビーチへ上陸するビーチング妖精さんも。
それかなり高度な技では?
「すなのおうちだよ! すめないやつだよ!」
「りきさくだね! かっこいいね!」
「つくるの、なかなかたいへんだったね!」
波打ち際では、なんか砂で出来た砦のようなものも出来ていた。
というか乱立していた。砂のお城かな?
大きさは高さ十五センチ、長さと幅は三十センチくらい。
妖精さんたちの大きさだと、大作になるね。
「そしてながされたね! むいみなどりょくだね!」
「はかないね! しぜんのせつりだね!」
「いっしゅんにして~」
ただ、案の定力作の砂城群は、波によってすぐさま自然に還る。
というか、無駄な努力って自分で言いながら大喜びだよ。
わからない、妖精さんたちの感性がやっぱりわからない……。
「もういっかいつくるよ! ギリギリのせんをみきわめるよ!」
「げんかいにちょうせんだよ! そしてながされるよ!」
……どうしてギリギリの線を見極めないといけないのだろう。
波に流されるか流されないか、そのギリギリの線が良いらしいのだけど。
「つくりかけが、ながされたね! たのしいね!」
「だいはくりょくだったね! もっかいやろうね!」
そして目測を見誤り、建造途中で流される。
ただその崩れゆく瞬間が迫力あるようで、妖精さんたちキラキラ大喜びだ。
……あれだね、妖精さんはちっちゃいから、こうした風景でも一大スペクタクルに見えるのかも。
「きゃい~きゃい~」
「きゃい~」
なんにせよ、波打ち際の妖精きんぐだむはとっても儚い。
作っては流され、作っては流され。
たまにサーフィン妖精さんが波に乗ったまま上陸してきて、砂のお城に乗り上げそのまま一緒に流されて行き。
波打ち際のきんぐだむは、創造と破壊、そしてサーフィン妖精さんの座礁が織りなす意味不明エリアとなっていた。
「ここだけ良くわからない」
「ハナも、わかんないです?」
「ま、まあ独特な文化ですね」
そうしてしばらくの間、想像と破壊の芸術を見守る。
しかしどれほど眺めても、結局妖精さんの感性は良くわからなかった。
「きゃい~」
しかし、よくよく見ると……イトカワちゃんの小惑星が流されていない。
「なみにうちかったよ! しっぱいしたやつなんだかつよいよ!」
なにをどうすれば、砂で作った小惑星が波に耐えられるのだろうか。
わからない、その製造法がわからない……。
◇
細かいことは気にしないことにして。
散々遊んだあとは、お待ちかねのお昼の時間。
ビーチで楽しくバーベキューだよ!
「えっと、こちらがコースの食材ですね。おにぎりとか付いている方」
「あと、オプションで浜焼きもプラスですよね」
「そうです。こちらですね」
「はい。確認とれました」
お店の人とやりとりをして、会場の準備を確認。
俺たちは大人数なのでなかなか大変そうだけど、なんとか用意してくれている。
けっこう融通利いて良いね!
とまあ、確認は出来たのでさっそく開始しようじゃないか。
「というわけで、これからお昼です。こちらの食材を、焼いて食べまくりましょう!」
「ひをつけるです~」
いつの間にかバーベキューセットの前で待機していたハナちゃん、しゅっぽしゅぽと火を点けまくっている。
明らかにタイミングを狙っていたね、これは……。
「やっぱハナちゃんすげえな~」
「ふつう、これにひをつけるのじかんかかるぜ」
「やるな~」
「うふ~」
みんなになでなでしてもらって、ハナちゃん超ご機嫌。
俺も便乗しておこう。
「ハナちゃんえらいね~。火起こしありがとう!」
「ぐふふ~」
褒められてハナちゃんぐにゃる。最近、このギリギリのラインが見極めにくい。
でもまあ嬉しそうなので、これでいいのだ。
ではでは、調理を始めよう!
「おやさい、やくです~」
「おにく! おにく!」
「おさかな、おさかなやくさ~!」
(おそなえもの~)
みなさん食材をトングでつかみ、キャッキャと網に乗せていく。
炭なのにあっという間に火力が安定とか、ハナちゃんやっぱ凄いね。
とまあ火力に感心しつつ、俺も食材を焼いていく。
「海を眺めながら、みんなで焼き料理。たまらないですね」
「これ、たのしみだったんですよ」
ヤナさんは、このシチュエーションがとても気に入ったようで。
ニコニコと家族そろってバーベキューをしながら、海を見つめる。
カナさんも楽しみだったのか、大はりきりで食材を焼いているね。
「うふふ~、ハナも、こういうのだいすきです~」
「綺麗な海を眺めながらお料理だものね」
「あい~」
ハナちゃんもご機嫌なようで、んしょんしょと野菜を焼きながらニコニコ笑顔だ。
結構良い感じに焼けたやつがあるので、まずは神様にお供えだね。
「では神様、こちらをどうぞ」
(ありがと~)
そしてうっかり、お皿ごと持って行かれる。
ま、まあ様式美だから。油断すると食器が消えるけど、いつものことだから。
とりあえずお皿代は代金に追加して、ごめんなさいしておこう。
ということでお皿消えた事件はありつつも、俺たちもバーベキューを楽しむ。
「タイシ~、これやけたです~」
「大志さん、こちらもどうぞ」
そしてハナちゃんとユキちゃんが、美味しく焼けたやつをかたっぱしから俺に提供してくる。
ありがたいのだけど、二人もちゃんと食べてね。
「二人ともありがとう。美味しく焼けているよ」
「うふふ~」
「ふふふ」
もぐもぐ食べる俺を見て、二人はにっこにこ。
すかさず俺も、二人のお皿にお料理をよそってみんなで仲良く食べる。
「このおだんごふしぎだね! つめたくてやわらかいね!」
「のどごし、さいこう~」
「おいしいね! おもしろいね!」
妖精さんたちには、特別メニューで琉球だんごを提供だ。
なんかツアーガイドさんのお勧めだったから、用意して貰ったけど。
見た感じはみたらし団子なんだけど、冷たくてやわらかいらしい。
あとで俺も食べようかな?
そうして、みんなの様子を確認しつつハナちゃんたちと食べていたとき。
「うっわこのおにぎり、なんかちがうけどうめえ!」
「なかに、おにくがはいってる」
「いけるさ~」
おにぎりを食べていた方々が、なんだか盛り上がっている。
そういえば、このおにぎりの具ってなんだろう?
なんだか薄い感じの海苔巻きみたいで、不思議なおにぎりだなって思っていたけど。
まあ試しに食べてみるか。どれどれ……。
――お! スパムおにぎりじゃん!
ポークチョップのやや強めな塩味を、ふわふわ卵の甘さが和らげてくれて。
そこに淡白なお米の味が溶け込む。海苔の風味も良いアクセントになっていて、これは美味しい。
というか、沖縄っておにぎりも結構ちがうんだね。
「あや~、おもしろおいしいです~」
「この味、初めて食べましたけどイケますね」
「美味しいよね」
そうして沖縄のおにぎりを楽しみ、お肉や野菜を焼いて舌鼓を打ち。
浜焼きでお魚や貝を焼いて楽しくお昼を過ごす。
「これを食べて一休みしたら、次は船とかで思いっきり遊びますよ!」
「フネであそぶの、たのしいんだよな~」
「とおくまでフネでいくとか、すてき」
「おれのじまんのフネ、とうとうかつやくするときがきた!」
午後はカヌー遊びを宣言すると、みなさん一気に盛り上がる。
おっちゃんエルフはもうエルフカヌーを並べているけど、まだ仕舞っていて良いですからね。
「フネがあるさ~? それはたのしみさ~」
「うちらにとって、フネはこうきゅうひんさ~」
「たのしみさ~」
ドワーフちゃんたちは、船がなくて苦労しただけにすっごく楽しみなようだ。
しっぽをぱたぱたさせて、お目々キラッキラ。
「タイシといっしょに、フネのるです~」
「三人乗りですから、私もご一緒してよろしいですか?」
そしてハナちゃんとユキちゃんからお誘いがきたので、こちらこそだね。
「もちろん、ハナちゃんとユキちゃん、一緒に遊ぼう」
「あい~! タイシとあそぶです~」
「楽しみですね!」
楽しい昼食のあとは、アクティブな海遊びだ。
カヌーでちょこっと、沖縄の海を散歩と行きましょう!