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エルフのハナちゃん  作者: Wilco
第二十章 未来へと繋がる、色
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第四話 乗りますよ


 飛行機見物のため、第二ターミナルへ行くことになった。

 村人たちを引き連れて、ぞろぞろと移動することになる。


「俺たちは空弁の受け取りしておくよ」

「帰ってきたら配るぜ」

「助かる」


 親父と高橋さんは空弁の受け取りをしてくれるようで、二人で歩いていった。

 それじゃあ、俺たちは第二ターミナルへ向かおう。


「案内しますので、後に着いてきて下さい」

「「「はーい!」」」


 第一ターミナルから第二ターミナルへ移動するには、地下の連絡通路を利用する。

 ちょっと歩くのだけど、空港探検イベントとして考えるとわりと楽しい。


「わわわきゃ! かいだんが、うごいているさ~!」


 途中、偉い人ちゃんがエスカレーターに驚いたり。


「わっきゃ~! みちもうごいているさ~!」


 やっぱり、偉い人ちゃんが連絡通路の動く歩道に驚いたり。


「わわわわわきゃ~! このはこ、うえにのぼっているさ~!」


 案の定、偉い人ちゃんがエレベーターに驚いたり。

 主に偉い人ちゃんがわっきゃわきゃと驚く中、無事第二ターミナル五階へ到着。

 ここに、朝五時からやっている屋内展望フロアがある。

 フロアはとても広く、滑走路が一望出来るなかなか良いポジション。

 空もかなり明るくなってきて、早朝の滑走路や飛行機が朝日に映える。


「大志さん、ちょうど離陸直前の機が居ますよ」

「ほんとだ、早速見物しよう」


 フロアに到着すると、滑走路へと今まさに入る飛行機が見えた。良いタイミングだね。

 それじゃ、あの飛行機が離陸する瞬間を見物しましょう!


「はいみなさん、あちらの飛行機をご覧下さい」

「みるです~」

「あれが、本物のヒコーキ……」


 タキシングする飛行機を指さすと、ハナちゃんぽててっと窓に近寄る。

 その後に続いて、ヤナさんもふらふらと窓際へ。


「おもってたより、でけえ」

「というか、なんかたくさんならんでる」

「まじで、ほんとにあるんだな……」


 他の方々も、続々と窓際へ移動。

 固唾を飲んで、飛行機を見守る。


「わきゃ~、あれがそうさ~」

「うちらも、けんぶつするさ~」

「でっかいね! かっこいいね!」

(すごそう~)


 ちっちゃドワーフちゃんたちも、ぴょんぴょんと窓際デッキの上に乗る。

 飛翔体グループも、同じくデッキの上へ。これで、見物体勢は整った。

 あとは――待つだけ。


「わきゃ~! なんだかでっかいやつが、うごいているさ~!」


 偉い人ドワーフちゃんは、ジリジリとタキシングする飛行機を見て凄い驚いている。

 黄色いしっぽがピン! と立って、お目々真ん丸。

 アレに乗るということを、教えておかないとね。


「アレと同じやつに、次は乗りますよ」

「あれ、のりものなのさ~?」

「そうです。アレがヒコーキってやつですね」

「なるほどさ~」


 次に乗るやつがわかって、偉い人ちゃんも一安心だね。

 わっきゃわきゃと黄色しっぽを振っている。

 しかし、その振られていたしっぽが――はた、と止まった。

 どうしたのかな?


「……タイシさん、なんだかあれ、うごきがおそくないさ~?」


 タキシング中のジェット機を見た偉い人ちゃん、動きの遅さを指摘する。

 まあ、地上ではそんなに小回り効かないからね。

 そもそも、地上を移動するのがメインの乗り物じゃあない。

 今まで乗ってきたものとは、根本が違うのですな。


「あのおそさで、もくてきちにつくさ~?」

「大丈夫ですよ。もう少しで、その意味が分かりますから」

「わきゃ?」


 色々聞きたいことはあるようだけど、特に細かく説明はしないことにした。

 離陸シーンを見てしまえば、一発で理解できる。

 百聞は一見にしかず、というやつだね!

 ……決して、今の今まで言い出せなかったと言うわけでは無い。


 というか正直に話して、「村に残るさ~!」とか言われたら困るからね!

 ここまで来たら、もう逃げられない。

 逃がしませんよお。


「大志さん、そろそろです」

「あ、ほんとだ。もうすぐ離陸だね」


 偉い人ちゃんが首を傾げている間にも、なんかの飛行機は離陸準備を整える。

 滑走路上で停止しているので、スタンディングテイクオフだね。

 一番迫力のある離陸方法だ。


「タイシタイシ、あれがもうすぐ、とぶです?」


 ハナちゃんが飛行機を指差しながら、キャッキャと話しかけてくる。

 そうそう、もうすぐ離陸だよ。


「そうだよハナちゃん。もうすぐだから、よ~く見ていてね」

「あい~!」


 ハナちゃんはもうすっかり飛行機は怖くないようで、ワクワクしながら窓に張り付く。

 エルフ耳もぴこぴこしていて、はしゃぎようが伝わってくるね。


「……わきゃ? いま、『とぶ』ってきこえたさ~?」


 そして偉い人ちゃん、ハナちゃんが言った「飛ぶ」という単語を拾ったようだ。

 そうなんです。飛ぶんですよあれ。


「まさか、そんなことはないさ~? あるわけないさ~」


 ハハハと笑い飛ばしながらも、冷や汗ダラダラの偉い人ちゃん。

 これまで巨大な建築物を見たり、高速で移動する自動車を見てきた。

 ドワーフィンでは「ありえない」人工物を沢山見てきたので、否定する声も力が無い。


「あるわけないさ~。あるわけないさ~……」


 あるわけないさと思いつつ、「まさか?」という……嫌な予感を感じているらしい。

 次第に、ピン! と立てられていたはずの黄色しっぽが……下がっていく。

 そうそう、嫌な予感は当たるんですよ。

 直感に耳を傾けるのは、良いことなんですよお。


「あるわけ――」


 やがて、みんなが見守る中――エンジンの轟音が聞こえてきた。


 ――いよいよだ!


「うっわ! ここからでもおっきなおとがきこえる!」

「もうすぐです~!」

「ふるえる~!」


 離陸シーンをあらかじめ動画で学習してある方々は、その瞬間が分かる。

 みなさん前のめりになって、飛行機を見つめ。

 とうとう飛行機が、滑走し――離陸した!


「あや~! とんだです~!」

「すげえええええ!」

「かっこいいいい!」

「――……」


 生で離陸を見られて大はしゃぎする人、目を開けたまま気絶する人、様々な反応を見せる。

 気絶率は思ったより低いね。事前学習が効いている感じだ。

 それじゃあ、無事離陸シーンも見られたわけで。

 本当に飛ぶのだと、はっきり理解出来たよね。

 ここまで来たのだから、もう逃げられないよお。


「……タイシさん、タイシさん」


 村人たちが盛り上がったり気絶したりする中、偉い人ドワーフちゃんが俺の服をクイクイと引っ張る。

 その顔は、真顔。黄色しっぽは、ぷるぷる震えている。

 何か言いたいことがあるようだ。お聞きしましょう。


「アレにのるって、いってたさ~?」

「乗りますよ」

「ほんとに、ほんとさ~」

「乗りますよ」

「うちも、あれにのるさ~?」

「乗りますよ」

「――アレがおっこちたら、どうなるさ~?」

「――アレしますよ」

「――……」


 気絶した。


「……」


 真顔のまま目を開けて気絶するそのお姿。

 大変申し訳ないとは思うのだけど、沖縄へは飛行機じゃないと厳しくてですね。

 なんとか乗り越えて頂きたいわけです。


「あや~……うごかなくなっちゃったです~」

「椅子に座らせて、介抱しよう」

「お手伝いします」


 カチコチになった偉い人ちゃんを抱え上げ、そっと椅子に座らせる。

 ま、まあ乗ってみれば意外となんてこと無いですよ。

 大丈夫。多分大丈夫。



 ◇



 ぷるっぷるの離陸シーン見学を終え、一休み。

 展望ラウンジで離陸したり着陸したりするのを眺めながら、コーヒーブレイクだ。


「ち、ちたまはおそろしいところさ~……」


 気絶から回復した偉い人ちゃんは、まだぷるっぷる。

 あったかくて甘~い缶コーヒーを両手で抱えて、ちびちび飲みながら怖がっている。

 しかしその目は、滑走路に釘付け。なんだかんだで、興味はあるっぽいね。


「まじで、あれにのるんだな~」

「そらをとぶとか、ふるえる」

「おれのじまんのやせがまん、みせるときなのだ……」

「わきゃ~……じっさいにみると、すごかったさ~」


 気絶組の方々も、怖い物見たさで窓に張り付く。

 だんだん慣れてきた感はある。

 この調子で離陸シーンに慣れてもらって、実際の飛行に耐性を付けて貰おう。


「しゃしん! しゃしんとります!」

「あんな大きな物が飛ぶって、不思議ですね……」


 カナさんは恐怖心とかどこかにすっ飛んで、珍しい光景を写真に撮りまくり。

 絵描きとして、資料収集に余念が無い。

 ヤナさんも、怖さより仕組みに関する興味の方が勝ったようで。

 村人たちの反応も、千差万別になってきた。


「おっきなやつがとぶって、すごいね! すごいね!」

「だいはくりょく~」

(たのしそう~)


 未確認飛翔体グループは、もう大はしゃぎ。特に心配の必要が無い方々だ。

 これらの方々は普段空を飛んでいるだけに、恐怖心とかゼロですな。

 むしろ自分以外の力で飛べると言うところが、ツボにハマったらしい。

 きっとこの子たちは、飛行機の中でも大はしゃぎだろう。


 まあ、おおむね受け入れて貰えているといった感じ。

 約一名を除いて、事前に説明はしてあるからね。


「大志さん、そろそろ良い時間ですので、第一ターミナルに戻りましょうか」

「あ、そうだね。空弁の配布とチェックインをしなきゃ」


 みんなの反応を見ていると、ユキちゃんから移動の提案だ。

 確かに良い時間なので、そろそろ第一ターミナルに戻ろう。


「はいみなさん、そろそろ戻りましょう」

「「「はーい」」」


 声をかけると、村人たちは素直に集まってくる。

 この辺引率が楽で良いね。勝手にどっかに行ったりしないのは助かる。


 というわけで、みんなでゾロゾロと第一ターミナルに帰還。

 南ウィングへ戻ると、親父と高橋さんが待っていた。

 空弁は無事受け取れたようで、山積みになっている。


「お弁当の受け取り、ありがとう。助かったよ」

「おう、後で配ろう」


 人数より多めに発注してあるので、なかなか壮観だね。

 早いところ、配っちゃおうかな。


「ついでに全員分のチェックインと、俺らの荷物を預けておいたぜ。ほら、用紙」

「そこまでやってくれたんだ。ホント助かる」

「良いってことよ」


 お弁当の配布を考えていたら、高橋さんが紙の束を手渡してきた。

 チェックイン手続や預け荷物も済ませてくれたようで、ありがたい。

 これなら、後は保安検査だけになる。とっても助かるな。


「……それより、見学はどうだった?」

「そうそう、離陸とか見てきたんだろ?」


 二人に感謝していると、見学はどうだったかの問い合わせが。

 まあ、とくに大混乱はしなかったかな?


「事前に教えてはいたから、それほど混乱は無かったと思うよ」

「そんな感じだな」

「大丈夫そうな感じはする」


 村人たちの元気そうな様子を見て、親父も高橋さんも大丈夫だと判断した。

 驚きのあまり魂が出ちゃう人とかは、出ていないからね。

 念のため木工用ボンドを用意していたけど、必要なくてほっと一安心だ。


 しかし約一名、突然飛行機という物を知らされて……ぷるぷるの方はいらっしゃる。


「わきゃ~……。うちはこれから、どうなっちゃうさ~?」


 いまだ震えが治まらない偉い人ちゃん、何とかしてあげたいかな。

 ここまで教えなかった俺の責任でもあるからね。

 というわけで、色々そそのかそう。


「あの飛行機に乗れば、もう沖縄ですよ。青い海、白い砂浜、そして――ぽかぽかお日様。はいこれどうぞ」

「わわ、わきゃ~。みりょくてきさ~……」


 あらかじめ大量印刷しておいた、沖縄の綺麗なビーチ写真を配布だ。

 偉い人ちゃん、もうその写真だけで心がグラッグラに揺れている。

 黄色しっぽがちょっと上向いた。


「たのしみだね! たのしみ!」

「ゆめがあるわ~」

「たくさん、ひなたぼっこするさ~」


 受け取った他のみなさんも、お目々キラキラで写真を見つめる。

 今日の午後には、実際にそのビーチで遊ぶわけだからね。

 そりゃあ楽しみという物だ。


「宿泊場所のお部屋も、こんなにステキ」

「うきゃ~! なんだか、きれいなおへやです~」

「まじで! こんなところですごすの!?」

「きれいなおへやとか、すてき」

「いいかんじさ~」


 ついでにホテルの部屋写真も配ると、もうみなさん大はしゃぎ。

 観光ホテルの部屋だから、結構良いんだよね。

 おふとんじゃなくてベッドだから、新鮮さもあるようだ。


「お昼ご飯は、お魚、焼きそば、お肉も焼いちゃいます!」

「おさかな~、おさかなさ~」

「はらへってきた」

「やきそば、たのしみです~」


 もうなんか偉い人ちゃん以外の人が盛り上がりまくりだけど、旅行の期待を煽るだけ煽る。

 美味しそうなバーベキュー写真を見て、みなさんじゅるり、うずうずし始める。

 まあ、観光地が楽しいのは当たり前か。

 肝心の飛行機についても、色々楽しいと言うことを伝えないとね。


「みなさん飛行機は不安かと思いますが、天高く下界を眺めながら食べるお弁当は――別格ですよ」

「はい、これが飛行機内で食べるお弁当です」

「みんなに配るぞ」


 ちょうど良いので、空弁を配布する。

 俺と親父、そして高橋さんと三人でお弁当を手渡しまくり。

 空弁お取り置き対象外のお弁当なんだけど、何とか頼み込んで用意してもらったやつだ。

 飛行機内で、味わって食べて下さいね。


「けっこうたくさん、つまってそう」

「ふたつもあるんだ!」

「わきゃ~、いいにおいがしてるさ~」


 お弁当を受け取ったみなさん、にっこにこ笑顔だ。

 さらに、おやつもあるんですよ。


「おやつとして、チョコレート詰め合わせもあります」

「チョコ! チョコがあるの! あるの!」

「あまいやつ~!」

「チョコレート、うちもだいすきさ~!」


 おやつを配ると、妖精さんと子供たちが大はしゃぎになった。

 子供ドワーフちゃんも、チョコを受け取ってにっこにこだ。

 やっぱり、甘い物は子供ウケが良いね。


「空から広い海や大地を眺め、最高の景観を楽しみながらこれらのお弁当とおやつを食べる。――ステキではないでしょうか?」

「すてきさ~! たのしみさ~!」

「おべんと、たのしみです~!」

「わきゃ~!」


 はい、堕ちた。

 やっぱり食べ物の力は偉大ですな。

 それに、雄大な太平洋やにっぽんの大地を、空から眺めながら食べるお弁当は最高で。

 空の旅は、陸路では体験出来ない物が沢山ある。

 怖がる必要は無いのですよ。


「わきゃ~! わきゃ~!」

「タイシとおべんと、たべるです~」

「まだかな! まだかな!」


 飛行機怖いよ雰囲気もすっかり吹き飛び、みなさんキャッキャと大はしゃぎ。


(おいし~)


 あれ? なんか、「おいし~」って謎の声が。なぜ今、そんな感想が?

 嫌な予感がしたので、神輿の方を見てみると――。


(おそなえもの~)


 キラッキラで光るご機嫌な神輿、空弁を開けて食べていた。


 ああああああ! 神様もう食べてる!

 それは今食べないで! 早弁ですから! 早弁!



 ◇



 とりあえず神輿早弁事件は、予備のお弁当があるのでなんとかなった。

 念のため多めに発注しておいて、ホント良かった……。


(ごちそうさまでした~)


 そして神輿は早弁できて大満足のようで、ご機嫌でほよほよ飛び回っております。

 ま、まあ神様だからね。フリーダムなのは元からで。

 美味しく食べられたのなら、何よりです……。

 

 しかし神輿にまたお弁当を渡すと、それも早弁するのが予想される。

 予備のお弁当は機内で渡すことにしよう。

 というか上里であれだけ食べたのに、もう早弁とかほんとフードファイター。

 要注意飛翔体だ。


 とまあ、早弁あくしでんとはあった物の、無事お弁当の配布も終えて。

 そろそろ、搭乗の準備をしよう。


「ではみなさん、手続きをして飛行機に乗る準備をしましょう。チケットを配ります」

「「「はーい」」」


 みんなにチェックイン済みのチケットを配り、搭乗手続きの始まりだ。

 保安検査をパスすれば良いだけなので、まあ金属に気をつければ問題ないだろう。

 それでは、行きましょうかね!


「わきゃ? てつづきってなにさ~?」


 おっと、偉い人ちゃんは事前練習してなかったな。

 どんな手続きがあるかも分からない。これは、俺がサポートしよう。


「危ない物を持っていないか調べられますので、私が側について補助しますよ」

「いろいろ、たいへんそうさ~」


 若干不安そうな偉い人ちゃんだけど、こればっかりはしょうがない。

 まあ、羽根の付いたキンキラ髪飾りを外せば大丈夫だと思う。


 というわけで、みんなで保安検査場へ。

 まずは、偉い人ちゃんを通してしまおう。


「ここはこうして、チケットをかざして、それから……」


 みんなの復習にもなるので、手順を説明しながら実行してもらう。

 チケットをリーダーにかざして。

 探知機に反応しそうな金属類はカゴに入れ、コンベアーヘ。

 あとは、ゲートをくぐる。


「ここをくぐるさ~?」

「はい」


 保安員さんの指示に従い、偉い人ちゃんがゲートをくぐる。

 ……無事、通れました!


「こちらをどうぞ」

「ありがとうさ~」


 そして保安県査証を受け取り、偉い人ちゃんは検査をパスした。

 初めての偉い人ちゃんがパス出来たのだから、他の村人たちも大丈夫だね。

 それじゃあ、どしどし保安検査をしてもらおう!


 しっかり練習したのだから、みんな大丈夫なはず。大丈夫かも?

 ……無事、保安検査を通れば良いな。


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