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エルフのハナちゃん  作者: Wilco
第二十章 未来へと繋がる、色
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第一話 関越ミッドナイト


 村人一同を乗せたバスは、一路羽田へと走り出した。

 月明かりが照らす中、未舗装の道を慎重に進んでいく。そろそろ、領域かな?

 アナウンスしておこう。


『はいみなさん、もう少し進むと領域を抜けます。珍しい現象を、とくとお楽しみ下さい』

「たのしみです~!」


 アナウンスをすると、後ろからハナちゃんの元気な声が聞こえてくる。

 チラリとミラーに目をやると、両手を挙げてはしゃぐハナちゃんが見えた。

 エルフ耳がぴこぴこしていて、かわいらしいね。


「わきゃ? めずらしいげんしょうって、なにさ~?」


 不思議な現象と聞いて、通路側の席に座っていた偉い人ちゃんが首を傾げているね。

 この中で、偉い人ちゃんだけ見たことがないんだよな。

 きっとびっくりするぞ。


 おまけに今は夜だ。

 かなり見応えがある領域通過シーンとなるだろう。

 ふふふふ。では盛り上げるために、カウントダウンをしましょう!


『領域が見えてきました。三……二……一……通過します!』


 重力レンズみたいな境界部分に突入。

 その瞬間――。


「わきゃ~! そらがいちめん! ながれぼしだらけさ~!」

「きれいです~!」


 夜空に輝く星の光が、一直線に伸びる。

 その光景はまさに「☆ウォーズ」のワープシーン。

 宇宙船に乗って大宇宙をワープするような、素敵な光景が広がった。


「そうそう、夜に通過するとすっごい綺麗なんですよね」

「いつみても、すてき」

「みごたえ、ばつぐんだよな~」


 他の方々は見たことがあるけど、この光景はオオウケだね。

 村から出入りするだけで、こんな素敵なアトラクションが見られる。

 資格のある人だけが楽しめる、秘密のイベントだ。


「わっきゃ~! いきなりすごいもの、みちゃったさ~!」


 始めてこの光景を目にした偉い人ちゃんは、出発直後にも関わらず大興奮だ。

 わっきゃわきゃと大はしゃぎしていて、村から連れ出した甲斐があると言う物。

 これからもたくさん驚きイベントがあるので、楽しみにして下さいね。


「わきゃ~! わきゃ~!」


 そして無事領域を抜け、峠道を下っていく。

 街灯もない真っ暗な道を、ヘッドライトの明かりだけを頼りに進む。


「すごいはやさで、すすんでいくさ~!」

「まだまだ、はやくなるですよ~」

「わきゃ! もっとはやくなるさ~!?」


 舗装路に入ってからの速度は、偉い人ちゃんにとっては超高速らしい。

 時速三十キロしか出てないけどね。

 県道は時速五十キロで走るから、ハナちゃんの言うとおりもっと速くなる。

 速くなるんですよお。


 ハナちゃんの解説どおり、すぐさま県道に入る。時速は五十キロで巡航だ。

 車通りもほとんど無く、静かな道をひた走る。


「わわわきゃ~……まっくらなのに、すごいはやささ~……」


 偉い人ちゃんは、暗い夜道をそれなりの速度で進むのが怖いらしく、黄色しっぽを抱えてぷるぷるしている。

 しかしまだ、これは序の口。


『もう少しで高速道路に入ります。眠くなったら、遠慮無くお休みして下さい』


 そう、信濃町インターチェンジがすぐそこなのだ。


「わきゃ? こうそくどうろって、なにさ~?」

「めっちゃくちゃはやくはしる、ひろいみちです~」

「……めっちゃくちゃ、はやいさ~?」


 偉い人ちゃんが高速道路という言葉に疑問を持ったようで、ハナちゃんがどんな所か教えてあげている。

 しかし、いまいち想像が出来ないようだ。


「めっちゃくちゃって、どれくらいさ~?」


 首をかしげる偉い人ちゃんだけど、その「めっちゃくちゃ速い」はもうすぐわかる。

 もう、インターチェンジに到着したからだ。


『あちらの枠をくぐると、高速道路です』


 アナウンスをしながら、ETCゲートをくぐる。

 すぐに分岐があるので、右側にある道、すなわち松本および上田方面へと進路を選択だ。

 これに乗ってしまえば、あとはずっと深夜の高速道路を突っ走るだけ。

 いよいよ、本番。


「わきゃ? なんだかぐ~るぐるまわるさ~?」


 偉い人ちゃん、道の様子が変わったことに気づいた。

 待ってて下さいね。もうすぐ、加速ですよ。


『これから加速します。少々おきを付け下さい』


 念のためアナウンスし、これからすっごく加速する旨を伝える。

 しかしこれは、意地悪したいからではない。

 高速道路の合流は、ちゃんと加速しないと却って危ないのだ。

 きちんとスピードが出ていれば、走行車線を走る車との相対速度が小さくなる。

 それすなわち、後ろから突っ込まれる危険をかなり排除できるわけだね。


 ――ということで。

 人を乗せているのでなるべく急加速にならないよう、しかし加速レーン内で時速八十キロに到達するようアクセルを踏む。

 加減が重要だけど、思い切りも重要で。それなりに慣れが必要な瞬間だ。


 気を使いながらアクセルを踏んでいくと、大排気量ディーゼルエンジンが唸りをあげ、ターボが一気に過給を行う。

 エンジンの躍動がハンドルを通して伝わり、バスはどんどん加速していく。

 すると――。


「わわ……わきゃ~――……」


 ミラー越しに、偉い人ちゃんがかくんと気絶するのが見えた。

 ……ちょうど良いので、そのままお休みしていて頂こう。


『おとなりの方がお休みしていたら、毛布を掛けてあげて下さい』

「あい~、あったかくするです~」


 アナウンスをすると、ハナちゃんが棚から毛布を取り出して、偉い人ちゃんにかけてあげるのが見えた。

 ハナちゃん良い子だね!

 これでひとまず、最初のイベントは全部消化だ。

 あとはごゆるりと、高速巡航の旅をお楽しみくださいだね。


 ――そして三十分後。


 深夜の上信越道上りを、ひたすら走る。

 車はほとんど走っておらず、たまに外車がもの凄い速度で追い抜いていくだけ。

 この自動車道は、夜はとっても暗い。街灯があまりないからだ。

 おまけに車窓から見える風景も暗闇ばかりなので、特に盛り上がることもない。

 仮眠を取るのに、ちょうど良い時間である。


「すぴぴ」

「わきゃ……むにゃ~」

「すやや~」


 ちらりとミラーを確認すると、乗客のみなさまお休み中だ。

 普段ならもう寝ている時間なので、無理して起きている必要も無い。

 そのままゆっくり休んで、鋭気を養って下さいだね。

 さて、こちらは良いとして、二号車と三号車はどうだろうか。

 ちょっと無線で確認してみよう。


「こちら大志、一号車は全員お休み中。二号車と三号車の様子はどうか。どうぞ」

『こちら高橋、三号車の乗客は全員おねむだ。どうぞ』

『こちら志郎、二号車も同様。どうぞ』


 他のバスからも無線で報告が入り、どこもお休みタイムというのが確認できた。

 みんなちゃんと休息を取っているので、偉いね。

 長旅だから、休めるときに休むというのはとっても大事だ。

 休憩予定のサービスエリアまで、ゆっくりしてね。


「こちら大志、予定通り上里サービスエリアで休憩する。問題はないか。どうぞ」

『こちら高橋、問題なし。どうぞ』

『こちら志郎、問題なし。どうぞ』


 確認を取ると、二号車と三号車共に問題なしとのこと。

 それじゃあ、上里サービスエリア目指して、安全運転でいきましょう!



 ◇



 上信越道をひた走ること、三時間とちょっと。

 いくつものアップダウンとトンネルをくぐり抜け、藤岡ジャンクションに到達。

 そのまま直進し、関越道東京方面へと向かう。


『みなさん、間もなく休憩となります。施設でゆっくりしたり、車内で休んだり自由に行動してください』


 藤岡ジャンクションを抜けると、すぐに上里サービスエリアだ。

 順調に走って来れたので、時間に余裕がある。

 ちょっと時間を多めに取って、のんびり休憩しよう。


「あや~……よくねたです~」

「……わきゃ? ここは、どこさ~?」

「お、もうそんなにじかん、たったの?」


 アナウンスの音声で、ハナちゃんや偉い人ちゃん、他の方々も起き始める。

 長いこと座っていると疲れるから、バスから降りて足を伸ばしたり新鮮な空気を吸ったりして、リフレッシュしてくださいだ。


 そうしてちょっと走ると、すぐにサービスエリアが見えてきた。

 いつ見ても、でかい施設だね。好きなサービスエリアの一つだ。


『それでは入ります』


 サービスエリアに入り、ぐぐっと減速する。

 速度感覚が麻痺しているから、スピードメータを確認しつつ慎重に。

 歩行者がいないか細心の注意を払いながら、大型車の駐車マスを目指す。

 ……ちょうど、バス三台が停められる場所が空いているな。

 しかも施設のほど近く。ここにしよう。


『はい、停車します』


 目的の駐車マスへ無事バスを停めて、ほっと一息。

 あとは、ドアを開けて休憩のアナウンスをしよう。


『ここで一時間ほど休憩します。バスを降りて施設に向かう際は、車にお気を付け下さい』

「「「はーい!」」」


 元気な返事が帰ってきたので、ミラーを見る。

 みなさんすっかり目を覚まして、施設を見物して遊ぶつもりだね。

 さてさて、俺も一緒に行ってみんなを見守ろうかな?


 と、これからどうしようか考えていた時のこと。

 ユキちゃんが運転席の方へとやってきた。


「大志さん、お疲れですよね。みなさんは私が見ていますので、仮眠をされたらどうですか?」


 どうやら気を遣ってくれたようで、仮眠を奨められた。

 たしかに、ここで二十分ほど仮眠できたら助かるな。

 お願いしちゃおうか。


「では、お言葉に甘えてちょっと眠るね」

「ええ。『お義父とうさん』と高橋さんにも、仮眠を奨めてきますので」

「ホント助かるよ。ユキちゃんありがとう」

「いえいえ」


 良く気がつく、良い娘さんだね。

 それじゃあ、村人たちのことはユキちゃんにお任せして、少し仮眠しよう。

 こうして休息をキチンと取るのも、危機管理の一つだからね。

 俺は危機管理に自信があるのだ。


「仮眠室で寝ているから、何かあったら電話をするか、呼びに来てね」

「わかりました。ゆっくり、体を休めて下さい」


 というわけで、ちょっとだけ仮眠することにした。


「はーいみなさん、私がこの施設を案内しますので、後に付いてきて下さい」


 ユキちゃんはさっそくみんなに声をかけて、サービスエリア探検リーダーとなる。

 後は任せた!


「あい~!」

「おっきなたてものだね! あかるいね!」

「わきゃ~! よるなのに、ひるまみたいさ~!」

「わくわくするわ~」


 そしてユキちゃんの後に続いて、ゾロゾロとバスを降りていくみなさん。

 夜のサービスエリアを、満喫して下さいだね。


 さて、それじゃあ俺は、バスの仮眠室で一眠りしよう。

 このバスは、後部に仮眠室がある。

 ちょっとそこで横になって、一眠りだ。


「あ~、けっこう疲れてるな」


 ストレッチをしながら、バスの中を移動する。

 さてさて、ちょっと一眠りだ。


 そうして後部にある仮眠スペースのカーテンを開ける。

 そこには、ちょっとしたベッドスペース。

 わりとふかふかなので、すぐに眠くなってきた。


 どうやら思っていたより、疲れていたようだ。

 深夜の高速道路を、三時間続けて運転だ。

 なんだかんだで、神経使っていたんだろうね。


 さてさて、それじゃあ二十分ほど仮眠を取ろう。

 それでは、おやすみなさZZZ。


 ――そして二十分後。


 ちょっと寝足りない感はあるけど、なんとか起きる。

 これ以上寝ると、仮眠ではなくなりもっと眠くなってしまう。

 ほどほどにしておくのが良い。


「まだちょっと、疲れが残ってる……」


 ただ眠気の具合から、まだまだ疲れは取れていないのがわかる。

 ちょっとの仮眠じゃ、完全回復は無理かな。

 まあコーヒーでも飲んで、目を覚まそう。

 それじゃ、カーテンを開けて――。


「――タイシさん、おつかれですよね」

「まちかまえてました。もみますよ」

「あしつぼ」


 開けたら、筋肉三人組がいた。

 逃げ――。



 ◇



 完全回復! 体が軽いですぞ!

 トリプルマッチョマッサージにて疲労回復できた。

 というわけで、足取り軽やかにバスを降りる。

 みんなはどうしているか、ちょっと確認しておかないとね。


 それに深夜のサービスエリアって、なんだかワクワクする。

 非日常感が凄くあって、好きなんだよな。

 せっかく来たんだから、俺もこの非日常感を堪能しよう。


 というわけで、深夜のサービスエリア散策を開始しようとしたところ……。

 なんだか、外の自販機が沢山並んでいるあたりで人だかりが出来ていた。

 深夜のサービスエリアで人だかりとか、普通は無いよね。

 一体何だろう? 事件かな? 事故かな?

 何が起きているか、ちょっと確認してみよう。


 てくてく歩いて、その人だかりを覗いてみると――。


「お、お人形さんたち、木の実を一つ、下さいな」

「たくさんあるよ! たくさん!」

「おきもち~」


 ……何故かユキちゃんと妖精さんが、マジックショーをやっていた。

 これは……正体がバレそうになったな。

 だれか、増幅石を付け忘れていたっぽい。事件か事故でいったら、事故のほうだ。

 俺が寝ている間に、さっそくやらかしているでござる……。


「まるで生きているみたいな人形だな!」

「良いもん見れた!」

「凄え~」


 ……まあ、観客のみなさんはかなり盛り上がっている。

 時間帯的にトラックのドライバーさんたちが多いけど、みんな笑顔だ。

 思わぬ所で思わぬ出し物が見られて喜んでいる。

 これはこれで、結果良しかもね。


「こ、今度は木の実を二つね。二つ下さいな。二つですよ。二つで十分ですから」

「せっかくだから、おかしとかどうかな! どうかな!」

「おだんごあるよ! おだんごたくさん!」


 またもやシナリオ完全無視の妖精さんたちだけど、まあなんとかなっているか。

 それでは、ここはユキちゃんにお任せして俺は施設を見て回ろう。

 俺の手には負えないからね!

 ユキちゃん、すまぬ……すまぬ……。


 ということでごまかしマジックショーに奮闘するユキちゃんを横目に、建物の中へと足を踏み入れる。


「こんなじかんに、ラーメンくえるとはな~」

「うめえ。なんだかわからないが、みょうにラーメンがうめえ」

「わきゃ~! みそラーメン、いいかおりさ~!」


 入ってすぐに目に入るフードコートでは、ラーメン祭りが始まっていた。

 エルフにドワーフちゃんたち、ずぞぞずぞぞとラーメンを啜っている。

 ……深夜なのに、そんなに食べて大丈夫?


「うっわ! ここからおちゃが、むげんにでてくるじゃん?」

「のみほうだいとか、すてき」

「おゆをわかさなくていいのは、らくだわ~」

「すぐにおちゃがのめるのは、いいよな」


 あっちの方では、緑茶機に群がっている人たちも。

 マイスターとステキさんが、緑茶を飲んじゃ淹れ飲んじゃ淹れ。

 腕グキさんとマッチョさんも、お茶をグビグビ飲んでいる。

 それは無限でもないし飲み放題でもないので、ほどほどにね。ほどほどに。


「タイシ~! おきたですか~」


 緑茶機軍団の横を通り過ぎると、すぐそばの席にハナちゃんが座っていた。

 座席にはハナちゃん一家が揃っていて、家族団らんだね。

 

「いま、ラーメン待ちなんですよ」

「さっき、ちゅうもんしたです~」

「ふがふが」


 どうやら料理が出来上がるのを待っているようで、たしかに机の上に食券が人数分置かれていた。

 俺やユキちゃんがサポートしなくても、食券を買って番号を呼ばれるまで待つとかできるようになっている……。


「みなさん、食券とか受け取りとか出来るのですね」

「タイシさんがやってるのを、見てましたから」

「おぼえたです~」

「わかってしまえば、かんたんですよね」


 普段はぽわぽわしたみなさんだけど、ちゃんと見ているところは見ていたわけだ。

 ほんとたくましい。食べる系の事象に関しては、妙に学習能力高いよ。


 しかし、みんながラーメンを食べると聞いたら、俺も食べたくなった。

 シンプルな醤油ラーメンを、軽く食べよう。


「ハナちゃん、自分も食券を買ってくるから、一緒に食べても良いかな?」

「もちろんです~!」

「それじゃあ、ちょっと買ってくるね」

「あい~」


 同席オーケーが出たので、早速食券を買いに券売機の所へ移動する。

 しかしそこには……先客がいた。


(どれにしようかな~)


 ほよほよと飛行する、神輿だ。

 どうやら何を食べるか迷っているようで、あっちにふらふらこっちにふらふらしている。

 おまけに、五百円玉を手? に持っているわけで。

 神様、自腹で夜食を食べようとしている、の巻。

 えらい子だね!


 ……でもまあ、神様に自腹で買って貰うのもあれなので、俺の方から夜食をお供えしよう。

 神様のお小遣いは、自分でどうしても購入したいものが出来たときのために、貯めておいて頂くということで。

 ではでは、神様に聞いてみましょう!


「神様、私がお供えしますので、ご希望のお料理を教えて下さい」

(ほんと!)


 問いかけると、神輿がくるくる回り出す。

 謎の声は喜んでいるっぽいので、お供えオーケーみたいだね。

 こういう時、変に遠慮しないのがこの神様の良いところだ。

 あとは、どんなメニューが良いか教えてもらうとしよう。


「ご希望のメニューの前で、二回くるくると回って頂けますか?」

(これ~! これこれ~!)


 意思伝達のサインを伝えると、神輿が早速一つの写真の前で横に二回、くるりんくるりんと回った。

 この写真のやつがご希望だね。どれどれ、どんなメニューかな……。


“テラ盛りネギラーメン”


 神様! 夜食ですよ夜食!

 テラ盛りは夜食の範囲を超えてますから!

危機管理能力とは一体

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