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エルフのハナちゃん  作者: Wilco
第十七章 王の力
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第二話 肩の力を、抜きましょう

 ここはとあるちたまの、とある村。

 大志が悪だくみしているのと同時期、集会場では、平原の焼き物五人衆が放置されておりました。


「なあ、俺ら忘れられてね?」

「今日、さどに帰る予定だったわよね」

「なんだか、タイシさんたち大変らしいよ?」

「それじゃ、しかたあんめえ」


 四人はお茶を飲みながら、のんびり過ごしておりますね。

 車で送ってもらわないとどうしようもないので、のんびり過ごすしかないのですけれど。


「あ、あにめ~。あにめの時間が~」


 しかし一人、あわあわと慌てている方がおりますね。

 アニメ大好き、あにめさんです。

 集会場の時計を見ながら、テレビをお探し中。


 ――でも残念、テレビは設置してありません。

 電源や地デジチューナーとプロジェクター、そしてスクリーンを設置しないと見られませんよ?


「あにめが~!」


 大好きなアニメ放映まで、残り時間はあと十数分。

 あにめさん大ぴんち!

 このままでは、見逃してしまいます!


 そうして、あにめさんがおよよっとなっていると……。


「お姉さん、どしたです?」


 駄菓子屋でおやつを買っていたハナちゃん、ぽてぽてとやってきました。

 こてっと首を傾げて、様子をうかがっておりますね。


「あにめ~、あにめが見られないの~」

「あにめ? タイシがたまに、見せてくれるやつです?」

「そうそうそれ! てれびが見られなくて~……」


 魔法を打つ仕草で、しきりにアピールするあにめさんです。

 それを見たハナちゃんは――。


「あや~、道具はここにあるですけど、使い方がわからないです~」

「ですよね」


 ハナちゃんはするすると押入れを開けて、しまってあった機材を指さしました。

 だけど、どう使うのかは誰も分かりません。

 あくまでこれはイベント用で、ちょっと大がかりなのですね。


「あや! そういえば、こういうの得意そうな人、いたです~!」


 おや? ハナちゃんがぽててっと走って、集会場から出て行っちゃいましたね。

 こういうのが得意そうな人、といえば……。


 ――そしてハナちゃん、三分後くらい経過の後、一人のエルフを連れてきました。


「得意そうな人、連れて来たです~」

「テレビが見たいんだって?」

「そうです~」


 ハナちゃん、メカ好きさんを連れてきました。

 こういうのが得意な人といったら、やっぱりこの方ですね。


「ほんじゃ、ちょっと待っててね」


 さっそく機材を取り出したメカ好きさん、てきぱきと設置や配線を始めます。

 ……いつの間に覚えたんでしょうか?


「あや~、わけがわからないです~」

「わかっちゃうと、そんなに難しくもないよ。ほら、間違えて挿さらないようになってるんだ」

「はえ~」


 メカ好きさんはてきぱきと配線する様子を、ハナちゃんお目々ぐるぐる、あにめさんあぜんとしながら見つめます。

 あれですね。孫がパソコンのセットアップをする様子を眺める、お爺ちゃんな感じかな?

 わかっていれば簡単だけど、分かっていないと意味不明。

 謎の技術を目の当たりにする、ハナちゃんとあにめさんなのでした。


「はい、用意出来たよ」

「キャー!」

「あや! 映ったです~!」


 ぽけっと設置風景を眺めていた二人に、作業完了のお知らせ。

 スクリーンに映し出された映像を見て、メカ分からない組は大はしゃぎですね。

 教わってもいないのに、この手際とは……恐るべしメカ好きさん。


「電気は一時間くらい持つはずだから。最後まで見られると思う」

「キャー!」

「ありがとです~」


 ……電池残量と時間も、理解していますね。

 いつの間に覚えたのでしょう……。


「お、君すごいじゃん」

「やるわね」

「すげえな。この謎の道具、使えるんだ」

「よくこんなの、憶えられるわね~」


 ほかの平原の人たちも、ぱちぱちと拍手してメカ好きさんを讃えます。


「照れるなあ」


 みんなに褒められたメカ好きさん、てれってれですね。

 とまあ色々ありましたが、無事アニメ放送に間に合いました。

 思う存分、キュア的なやつを鑑賞しましょう!


「キャー! 今日はまじょっ子、押されてるわ~!」

「あや~、大変そうです~」


 あにめさんとハナちゃん、かぶりつきでアニメ鑑賞です。

 のんびりと、楽しんでね。


 …………。


 やがて今日の放映は終了し、魔女っ子アニメは、良い所で次回へ続くとなりました。


「気になる~」

「ああああああ」

「どうなっちゃうの……」

「やっぱ、てれび面白いな~」


 あにめさん以外の焼き物研修性たちも、キュア的なやつを堪能したようですね。

 次回が気になりすぎて、もだえている方もおりますが……。


「それじゃ、元に戻すね」

「手伝うです~」

「私も手伝います~」


 後ろでもだえている方は気にしないことにして、お片づけですね。

 メカ好きさんはケーブルを引っこ抜いてまとめ、ハナちゃんは機材を箱に入れ、あにめさんはスクリーンをしまいます。

 三人ともてきぱきと作業を進めて、あっという間に撤収完了。

 みなさん良く出来ました!


「……あえ? この紐は片づけなくて良いです?」

「ああこれ、これは屋根にある骨っぽいやつと繋がっていて、取れないんだ」

「繋がってるです?」


 あら、ハナちゃんは、アンテナから伸びた線を不思議そうに見ています。

 年末にテレビを見るときにとりあえず設置したやつなので、壁に埋め込んでいないのですよ。

 メカ好きさんはその辺も理解しているようで、いじくるものと触らないものを、ちゃんと分けて扱っていますね。


「この骨っぽい奴が、テレビ見るときに必要なんだって。同じのが、屋根にもついてるよね?」

「あや! これが必要です?」

「タイシさんはそう言ってた」


 深くは理解していないものの、メカ好きさんが野外で使う用のアンテナを引っ張り出しました。

 見た感じ、かなり高性能なやつですね。


「あや~、不思議です~」

「だよね。これが何なのか良くわからないけど、とっても大事らしいよ」


 そうしてUHFのやつをこねくりする二人、好奇心で目がキラッキラです。

 ちたまの謎道具、興味が尽きません。


「……あえ? ここんところ……なんかピリっとしたです?」

「え? どこどこ? ……何もピリっとしないけど」

「こうです、こっちのほうに向けるです~」


 ……ん? 二人が何か始めました。

 アンテナを動かして、繋がっているケーブルを掴んでいますね。

 嫌な予感が……。


「――あや! これです~! こうすると食べられるです~」

「まじで! ……あ、美味しい!」


 あ、ああああ。

 何か変な物、おやつにしてませんかね……。


「わーい! このおやつ、食べても食べても減らないです~」

「なんだか薄いけど、それでいて複雑な味がするね」


 二人はストロー代わりの木の棒をくわえて、ケーブルの端っこをちゅーちゅーしています。

 ハナちゃんはおやつを単純に喜んでいますが、メカ好きさんはグルメリポートですか。


 ……大志、早く村に来た方が良いですよ。

 エルフたちを放置した結果、電波をおやつにし始めました……。


 というか、要救助者のしっぽドワーフちゃんたちは、うとうとまどろんでいて。

 エルフたちは、ほのぼの過ごしていているわけです。

 めっちゃくちゃ慌てているのって、ちたま側の人たちだけじゃないですかね……。



 ◇



 ざっくりとした救助方針を話し合うため、村に来てみたのだのだけど。


「たべほうだいです~」

「いくらでも、おやつが出て来ますね、このホネホネからは」

「ふくざつなあじ、するわ」


 ……なんでみなさん、UHFアンテナの周りに集まっているのか。

 木製ストローを使って、ケーブルをチューチューしているけど。

 今はハナちゃん一家が、食べ放題らしきおやつをもぐもぐしているね。


「……大志さん、これってまさか」

「嫌な予感がかなりする」


 もう大体わかっているけど、ユキちゃんも同様な感じだ。

 でもね、一応確認はしておこう。


「……ハナちゃん、それは何をしているのかな?」

「おやつです~! ピリピリおやつ、いくらでもたべられるです~」


 ピリピリおやつ。……この人たち、電波を食べているね。

 厳密に言うと、電波を電気信号に変換したものを食べているけど。

 UHF――すなわち極超短波から得られた電気信号も、食べられちゃうんだ……。


「ずっと食べ続けると、けっこう別腹が膨れますね」


 ヤナさんがほくほく顔で教えてくれたけど、まあそんなに強い電波じゃないからね。

 ……しかし、このエルフたちはほっておくと面白い事をする。

 油断ならないとも言う。


「ハナちゃんが、これたべられるって、はっけんしました」

「ぐうぜんです~」


 メカ好きさんが教えてくれたけど、ハナちゃんが見つけたみたいだね。

 彼女の食いしん坊アンテナは、相当な感度なのかな?

 ……しかしまあ、予想外の方面から予想外の面白出来事がやって来た。

 これぞ、いつものエルフたちって感じだ。


 そして、この面白電波おやつ事件を見て――ピリピリしていたものが、俺の中から消えて行った。

 なんだか、肩の力が……すっと抜けた。

 どうやら俺は、気を張りすぎていたらしい。気負いすぎ、だったかも。

 そういった色々なものが……ふわっとなくなった。


「……ハナちゃんありがとね、なんだか気が楽になったよ」

「あえ? タイシどうしたです?」


 軽くなった肩へ、替りにハナちゃんを肩車してあげる。

 ありがとうと言われた意味が分からないからか、こてっと首を傾げて、俺を覗き込んだね。

 まあ、(なご)んだって事を伝えておこう。


「みんなの姿を見ていたら、和んじゃって」

「ハナたち、いつもどおりです?」


 そうそう、いつも通りだ。エルフたちを放置すると、当たり前になにかやらかす。

 これで良い、それが良い。自然体で、問題ないんだ。


 気を張りっぱなしじゃ、疲れちゃうよね。

 おかげで、心に余裕が出来た。


「まあ、色々参考になったよ。肩の力、抜いて行こうかなって思えた」

「それが、いちばんです~」


 ハナちゃん、肩の上でキャッキャとお返事だ。

 そうだね、それが一番だよね。



 ◇



 エルフ電波おやつ事件を経て、肩の力が抜けて。

 物事の考え方も、ふわっとやわらかく考えられるようになったかも。

 起きてしまった出来事に対して、深刻に考える方向性を……見直そう、と思えるようになったんだ。


 そして、よくよく考えてみると……。


 しっぽドワーフちゃんたちが、冬眠によって取り残されたのは……アダではなく「幸運」だったことに気づく。

 もし、昼の時期真っ最中に灰化が訪れていたら。

 相当な規模の人数が、お引越ししようと同時に動き出したはずだ。

 つまり、この村に千人規模の避難民がやってきていたかも知れない。

 こちらの受け入れ体制が、まったく整っていない状態で、数千人が訪れていたかも。

 

 そうなっていたら、かなりキツい事になっていただろう。

 しかし、そうはならなかった。

 上手い具合に日没と灰化が重なったおかげで、結果的に――避難民の総数が抑えられた。

 おかげで、うちの村も避難民しっぽドワーフちゃんも、なんとかなったのだ。


 同時に、時間的猶予も貰っていた。

 夜明けまで冬眠を行い活動を停止していることにより、インターバルが得られた。

 この一時の停滞を利用すれば……集落ごとに、順番に対処が可能になる。

 見つけた集落の人たちを、逐次受け入れ、そして輸送するといった作戦が出来るのだ。


 悪いことばかり、起きていたのでは無かった。

 日没が重なったのは、不幸中の幸い……だった、と言える。

 そんなことに、ようやく気づけた。


 肩の力を抜いて、考えてみる。

 とっても大事な機会を得られて、こういった考え方にたどり着けた。

 やっぱりエルフたちは、面白い存在だね。

 みんな、ありがとうだ。こう言った大切なひとときを、大事にしていきたいと思う。


 ――とまあ、新たな物事の捉え方を出来たところで。

 みんなに救助計画を相談しようじゃあないか。


 そんなわけで、みんなに集会場に集まって貰い、お話をしようとしたのだけど……。

 なんだか他にも、面白い出来事が起きているようなのだ。


「おだんごたべる? おだんご!」

「おやつだよ! おやつ!」

「きゃい~」


 妖精さんたちが、集まった方々に茶菓子を振る舞ってくれている。

 おかげで、和やかな雰囲気だ。みんな、良い子達だね。


 ……でもなんか、数が前より増えているように思うわけだ。

 倍とかそんなもんじゃないくらい、多い感じがする……。

 もう集会場に入りきらなくて、縁側できゃいきゃいしている子が盛りだくさん。

 妖精さんたち……めっちゃくちゃ増えてない?


「タイシタイシ、おはなしってなんです?」


 おっと、まずはそっちが先だね。

 妖精さんたちすっごく増えているかも? 現象は面白そうだけど、まずはお話をしよう。

 ハナちゃんは大体わかっているようだけど、みんなにも伝えないと。


 では、まずは現状から説明だ。


「え~とですね、実はこんなことが判明しまして――」


 というわけで、みんなに今までの経緯を説明する。ただし、言い方は変えて。

 うまい具合に夜の時期と灰化か重なったおかげで、避難民は出そうだけど時間的猶予ができた、と。

 そんな視点で、今の状態を説明していく。


「あ、そういう捉え方も、出来るんですね」

「よゆうができたです~」

「わきゃ~、そうかもさ~」


 事態の深刻バージョンを聞かされていたユキちゃんやハナちゃん、そしてしっぽドワーフちゃんは……ほっとした顔になった。

 そうそう、捉え方の問題なんだよね。

 こうして捉えてしまえば、重苦しい雰囲気や空気はかなり和らぐ。

 もちろんのんびりはしていられないのだけど、ピリピリしながら活動するより、ずっと良い。


 余裕がないとミスを誘発しやすく、視野も狭くなる。

 これくらいの捉え方が、ちょうどいい。


 ――さて、新たな視点での現状を伝えたところで。

 お次は、どうやって知らない土地で、どこにいるかもわからない方々を発見するか話し合おう。


「とまあこんなわけで、手探り状態のなか行動しなくてはなりません」

「地図とかって、作れないのですか?」


 ヤナさんがしゅぴっと手を挙げて、質問してきた。

 確かに地図は欲しいのだけど、ドワーフちゃん世界は今、夜なのですよ……。


「本当は空撮で簡易地図でも作りたかったのですけど、あっちは夜でして。暗くて撮影が難しいのです」

「あ、暗いと確かに、遠くまでは写せませんね」

「そうなんですよ」


 赤外線カメラもあるのだけど、ネコちゃんに搭載できる大きさだと、やっぱり赤外線の照射量が足りない。

 地図作成の参考に出来る水準の画像は、夜間では厳しいのだ。

 集落の検知用にサーマルカメラは用意するけど、ちょっと大きいし空撮用途に使うのは……やっぱり厳しい。


「というわけで、しらみつぶしに地域を探索する方法を考えています」

「俺らも手伝うから、ある程度はなんとかなるはずだ」


 とりあえずの作戦を伝えると、高橋さんが名乗り出た。

 水が得意なリザードマンと、水路を知っている海竜夫婦によるローラー作戦だね。


 ただ、この作戦はいずれ限界が出ると思う。範囲が広がるにつれ、探索する負担も増えてくる。

 そこは、いずれ解消法を考えないといけない。でも今はまず、お試しで動いてみることが大事だ。


「みなさんも、何か良い作戦があったら教えてください。どしどし採用しますので」

「分かりました」

「ハナも、かんがえてみるです~」

「なんかいいほうほう、あるかな~?」

「いろいろ、ためすべさ~」


 エルフたちも協力的で、色々考えてくれるみたいだね。

 こうして一緒に考えてくれる存在がいるだけでも、心強い。

 よろしくお願いしますだ。


「タイシさん、消防団も協力しますよ」

「おお、それはありがたいです。是非ともお願いします」

「まかせるじゃん」

「がんばるぜ~」


 ヤナさん率いる消防団も、協力してくれるようだ。マイスターもマッチョさんも、腕まくりでやる気を見せている。

 確かに消防団は組織的活動が出来るので、大いに活躍出来ると思う。この戦力、活用できるよう作戦を練ろう。


 そうして、みんなでわいわいと意見を出し合っていた時のこと。


「おさがしもの? おさがしもの?」


 アゲハちゃんが、ちこちこと歩いてやってきた。

 お団子を食べながら、首をかしげて問いかけだ。

 確かに、冬眠中の方々を探し出したいってのが、今の目的だね。

 そこんところ、説明しておこう。


「そうなんだよ。どこにいるかも分からない人たちを、今は探そうとしているんだ」

「わたしたち、さがしものとくいだよ! とくいだよ!」

「……捜し物、得意なの?」

「みつけられるよ! みつけられるよ!」


 きゃいきゃいと答えてくれるアゲハちゃんだけど、捜し物が得意?

 ……詳しく聞いてみよう。


「なにか、見つけられる手立てがあるの?」

「においをたどるよ! におい!」

「匂いを辿る? ……君たち、もしかして鼻が良いのかな?」

「とおくのにおいもわかるよ! わかるよ!」


 どうやら、そう言うことらしい。

 ほんとかな?


「そんなに鼻が良いんだ」

「おだんごのにおいをたどって、ここにきたんだよ! きたんだよ!」

「みんな、そうしてきてるよ! きてるよ!」

「ひとっとび~」


 アゲハちゃんが主張していると、サクラちゃんやイトカワちゃんも参加してきた。

 そういえば、昔にそんな事を聞いた記憶がある。

 サクラちゃんが花の蜜を判別するとき、匂いを嗅ぎ分けていた。

 確かに、相当鼻が良い種族のようだ。


「みんなでてわけして、さがせるかも! さがせるかも!」

「おてつだいするよ! するよ!」

「おまかせ~」


 きゃいっきゃいで、お手伝いを申し出る妖精さんたち。

 ……これは、試してみる価値があるな。

 ちらりと、他の妖精さんたちも見てみる。


「おだんごつくりましょ~」

「あまいざいりょう、たくさんだね! たくさん!」

「つくりほうだい~」


 集会場に収まりきらないほどの、大勢の妖精さんたちが、お団子を量産していた。

 捜し物が得意な妖精さんたちが、ものっそい大勢。

 もしかして、もしかする。


 ――光が、見えてきたかも!


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