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エルフのハナちゃん  作者: Wilco
第十五章 天空から見下ろす、大地の景色は
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第十話 キラキラ粒子


 飛べなくなってしまった、羽根をなんとか補修した妖精ちゃん。

 この結果に大いにヘコんだけど、ここであきらめたらいかんわけですよ。

 そんなわけで、「羽根なんとかするぞ」計画を発動する。


 ちなみに具体策はまだない。これから考える。


「ようせいさん、ハナがおせわするです~」

「ありがとね! ありがとね!」

「わたしたちも、おせわするよ! するよ!」

「きゃい~」


 あとは、空を飛べなくなると生活に大いに支障をきたすので、またまたハナちゃんがお世話することに。

 ほかの妖精さんたちもお手伝いしてくれるようで、ぴこぴこと周りを飛んでいる。

 羽根をなんとか補修した妖精ちゃん、みんなにちやほやしてもらって、きゃいっきゃいだ。

 ハナちゃんの肩の上に乗って、ニコニコしているね。


 そしてそんな妖精さんたちに、一つ良いお知らせだ。

 あっちの森から、ネコちゃん便でお礼が来たのだ。

 さっそく見せてあげよう。


「今日は良い物があるよ。お薬を届けたおうちから、お便りが来たんだ」

「あえ? おたよりです?」

「おたより? おたより?」


 ICレコーダーと写真を取り出すと、ハナちゃんと羽根をなんとか補修した妖精ちゃん、覗き込んでくる。

 そこには、十一人の大家族が写っていた。


「あや! だいかぞくです~」

「おおぜいいるね! おおぜい!」

「この、お父さんに抱えてもらっている子が、お薬を必要としていた子だよ」


 その写真には、お父さんエルフに抱え上げられた……ハナちゃんくらいの、女の子エルフが写っていた。

 とっても良い笑顔で、キャッキャしているのが写真からでも伝わってくる。


 このハナちゃんと同じ年くらいの子が、熱を出しちゃった子だ。

 それでは、伝言を再生しましょう! ぽちっとな。


『おくすりきいた~! ありがとう! げんきになったよ~!』

『ほんとうにたすかりました。こんどおれいに、くだものたくさんおくります』

『うちのこのために、ありがとうございます』

『おねえちゃんげんきになった! ありがとー!』


 ICレコーダーには、家族一人一人から感謝の言葉が流れる。

 写真と声で、元気な様子と感謝の言葉を――はっきりと、伝えてくれたのだ。


「あや~、ほっとしたです~。よかったです~」

「きゃい~!」


 熱を出しちゃった子も元気になって、ご家族も喜んで。

 ハナちゃん、すごくほっとした表情だ。

 妖精ちゃんは、感謝の言葉を受けてきゃいっきゃいと喜んでいるね。


「がんばってよかったね! よかったね!」

「きゃい~」


 お薬こねこね隊の妖精さんたちも、気持ちが伝わったのかきゃいきゃいと喜ぶ。

 人助けが上手くいって、純粋に喜んでくれているね。

 ほんとに、良い子たちだ。


 ……今回一人の妖精ちゃんが、空を飛べなくなるという結果になった。

 しかしそれでも――助かった人がいる。元気になった女の子エルフがいる。


 羽根をなんとか補修した妖精ちゃんや、お薬こねこね隊の妖精さんたちは、守ったんだ。

 このご家族に降りかかるかもしれなかった、大きな不幸を――未然に阻止した。

 これはなかなか出来る事ではないし、誇っていい事だと思う。


 それにこの村の子供たちもハナちゃんも、大いに助けられた。

 この子たちのおかげで、幸福が守られた。

 妖精さんたちは――偉業を成し遂げたんだ。


 ……まあ、ヤナさんの薬が凄いというのもあるのだけど。

 今回一番凄い活躍をしたヤナさんだけど、目立たない……。縁の下の力持ち状態だ。

 もちろん、ヤナさんも胸を張って良いよね!


「ヤナさん、あのお薬大活躍ですよ。すごいお薬ですね」

「あ~、そう言ってもらえると、作ったかいがありましたね。まあ……あじはもっと、かいりょうします」


 ヤナさん的にも、あの味はまだまだ納得いかないようだ。

 それがなんとかなれば、とても凄い薬になるだろう。

 ぼちぼちと改良を続けてほしいな。


「それはぼちぼち研究して頂ければと。あと、ヤナさんの功績をたたえて……良いお酒と良いおつまみ贈っちゃいますから」

「え! それはうれしいですね!」


 ヤナさんキャッキャとなった。お酒好きだからね、こういう贈り物が良いのではと。

 もちろん、妖精さんたちの功績もたたえないとだね。


「妖精さんたちには、あのお酒が入った甘いやつとか沢山あげるね」

「ほんと! ほんと!」

「あれだいすき! だいすき!」

「きゃい~! きゃい~!」


 妖精さんたちもきゃいっきゃいだ。これで功労賞は大丈夫かな?

 あとは、羽根をなんとか補修した妖精ちゃんだ。

 この子の羽根を、なんとしてもなんとかする。

 また、大空を飛べるように――治療する。

 これが今の目標だ。


「君の羽根もなんとかするから、協力してくれるかな?」

「ハナもおてつだいするです~!」

「ありがとね! ありがとね!」


 羽根をなんとか補修した妖精ちゃん、ちこちこと歩き回ってキラッキラ粒子を出す。

 ひとまず、しなければいけないことは……診察、かな?



 ◇



 というわけで羽根の穴あきを何とかするために、まずは診察を行うことにした。

 とれちゃった羽根の一部も、もちろん大事に保管してある。

 集会場の別室にて、ハナちゃんユキちゃんと一緒に、まずは問診の真似事だ。


「それじゃ、羽根は今どんな感じなのか、聞かせて欲しいな」

「えっとねえっとね、なんかスースーする? する?」

「他には?」

「はねをうごかすと、なんかへんなふうにしなるかな? しなるかな?」


 こんな感じで、色々話してもらう。

 まとめるとこうだ。


 羽根がスースーして、羽ばたくと変にしなる。

 重さも左右異なるので、左右同期して羽ばたくのが難しい。

 穴の開いた羽根は、光が弱くなった気がする、などなど。


「あとね! あとね! なんかちからがぬけるよ! ぬけるよ!」

「え?」

「……あえ?」

「それって……」


 力が、抜ける?

 ハナちゃんもユキちゃんも「あれ?」という顔をした。

 ここにいる全員が、その言葉に引っかかった。


「……ねえ、力が抜けるって、どんな感じかな?」

「とぶちからがでなかったり、おもいものがもてなかったりするよ! するよ!」

「……」


 まさか。


「ね、ねえ……羽根に穴が空くと、色んな力が弱まっちゃったりする?」

「するかも? するかも?」


 妖精ちゃんは、なんでもないように言う。

 前から羽根を痛めていたから……慣れてしまったのだろうか。


 でもこれは、俺が考えていたよりずっと――重傷、なのでは。


 飛べなくなるのも、羽根に穴が空いたことによる重心の変化や空力の変化より、もっと大きな原因があって。

 それが――力が抜けるということ、なのでは?


「力が抜けなかったら、その羽根でも飛べたりする?」

「たぶんだいじょうぶだよ! だいじょうぶだよ!」


 ……。


「タイシ~……」

「これって、思ったより……」


 問診にて判明した事実に、ハナちゃんとユキちゃんも言葉が少なくなった。

 思っていたより、事態はずっと良くなかったのだから……当然だ。


「きゃい?」


 羽根をなんとか補修した妖精ちゃんは、あまり様子も変わらずきゃいきゃいしているけど。

 でも、この子は今確実に、力が弱まってしまっているんだ。

 これは早い所、何とかしないといけない。


 ……ただあまり深刻そうな顔をすると、妖精ちゃんが不安がる。

 ここはひとつ――明るく行こう!


「あ~じゃあ、力もりもりになるように、色々試すね。色んなことしよう!」

「たのしそう! たのしそう!」

「おまけにちやほやしちゃうからね! 楽しみにしててね!」

「きゃい~!」


 深刻に考えたって事態は変わらない。なら、明るく行きましょうだ。

 眉間にシワを寄せて取り組むより、笑顔で賑やかに!

 ――前向きに行こう!


 今回大事な事がわかったんだ。これは大きな前進だ。

 ガンガン前に進んで、この子が報われるよう突っ走るぞ!


「ほらほらハナちゃんもユキちゃんも、明るく前向きに。みんなで何とかしよう!」

「……そうですね。そうするのが良いと思います!」

「あい~! ハナもげんきにいくです~!」

「げんきがいいよ! げんきがね!」


 ようやく二人も、普段の明るさを取り戻してくれた。

 それじゃあ、つぎは分析と行きましょうか!



 ◇



 ……分析ちょうむずい。

 だって妖精さん、謎だらけなんだもの。

 だけどやらなきゃ始まらないので、色々思いつくことを試してみる。


「今日はこの、S○NY製のすごいカメラを持って来てみたよ」

「ごついカメラです~」

「最新機種ですよね、それ」

「きゃい?」


 ハナちゃんが言うように、ゴツい一眼レフを買ってきてみた。

 こいつは最新機種で、特殊な撮影モードがある。


 ――ピクセルシフトマルチ撮影。


 これは、ものすごい高解像度で写真を撮影することが出来るやつだ。

 超高解像度になるので、応用として顕微鏡写真みたいなものも撮れてしまう。

 今回はこの機能を使って、妖精ちゃんの羽根を撮影、分析資料として使う。

 色んな方法を試してみて、資料を比較検討する。これ大事だね。


「くすぐったいね! くすぐったいね!」

「ちょっと我慢してね。それじゃ撮影するよ」

「どうぞ! どうぞ!」


 羽根をなんとか補修した妖精ちゃんの羽根を固定して、何枚か撮影する。

 すぐさまPCに転送して、写真を表示すると……。


「うわあ! すごい複雑な構造ですね!」

「きれいです~!」

「これってわたしのはね? わたしのはね?」


 画面に美しいパターンが映し出される。これは……表面の構造だね。

 不思議な幾何学的パターンが並んでいて、淡く光っている。

 マイクロスコープ映像とはまた違った、興味深い写真が撮れた。


『かっこいいきかいのよかん』

「あや! はんぶんだけ、おばけです~!」


 そしてこう言うものに嗅覚が鋭いメカ好きさんが、半分離脱しながらやって来た。

 しかしその辺に落ちてた白い紐が、ガッチリ完全離脱を防いでいる。

 半分で済んでいる。この紐ほんと凄い。


「これってカメラなんですか?」

「そうですね。専門家が使うような高機能なもので、私では全然扱いきれない代物です」

『かっこいい!』


 そんな離脱したり戻ったりと忙しいメカ好きさんだけど、カメラをキラキラした目で見ている。

 ……まあ彼は好きにさせておくとして、資料の撮影を続けよう。


「じゃあまた撮影するから、ちょっとじっとしててね」

「わかったよ! わかったよ!」


 こうして羽根を撮影していき、資料がだいたい揃ったのだけど――。


「あの時に焼き切れたみたいな部分、どうなっているかわからないな……」

「剥がれ落ちた部分を拡大しても……問題の部分は、失われていますね」


 ――ひとつ問題があった。羽根に空いた、新たな大穴。

 焼き切れたと思しき部分は、失われていた。

 試しに剥がれた羽根の端っこをピンセットで触ってみると、脆くなっていてポロポロと崩れてしまう。


 ……あの強靭でしなやかな羽根が、ここまで脆化(ぜいか)してしまうのも不思議だ。

 そしてその脆化の原因部分と思しき箇所が、崩れてなくなってしまっていたのだ。


「これは困ったな……」

「タイシ~、なんとかならないです?」

「考えてはみるけど、なんとも言えない」

「あや~……」


 さすがに、俺も存在しない物までは何とか出来ない。

 これは困った……。せめてあの時、映像でも撮っていればよかったけど……。


 でも、あの緊急事態は予想できなかった。

 カメラを向けるなんて、考えもしなかった。

 これはちょっと、どうにもならな……い?


 ――いや? まてよ?


 たしかあの時……ネコちゃんにカメラを付けていたはず。

 そして俺は、録画ボタンを押していた。


 もしかしたら――その時の映像が、あるかもしれない!


「あの時の映像、あるかもしれないよ!」

「あえ? あるです?」

「ネコちゃんに、カメラを付けていたはずなんだ。探してみよう!」

「ハナもてつだうです~!」


 慌ててアクションカムの箱をひっくり返して、どれがそのカメラか確認していく。

 あれは何番だったか……。


「みんな、どしたの?」


 慌てて箱をひっくり返している俺たちを見て、メカ好きさんが話しかけてきた。


「ああいえ、お薬緊急輸送のときに使っていた、カメラを探していまして」

「それなら、『じゅういち』ってかいてあるやつですよ」

「え?」

「これこれ、これですよ」


 ひょいっとメカ好きさんが、十一番のシールが貼ってあるアクションカムを手に取る。

 ネコちゃんが帰ってきた後……カメラの事は忘れていたから、そのまんまのはずだ。

 たしか俺のスマホに入っていた、SDカードを入れた。

 そいつが入っているなら、正解だ。


「ちょっと確認します……あ! これだ! 間違いない!」

「やった、あってた」

「やったです~!」


 果たして十一番には、スマホにいれていたメーカーのカードが入っていた。

 このカードだけ容量が一番デカイやつなので、すぐわかる。


「いや、助かりました。覚えているなんて、大したものですよ」

「おじさん、すごいです~」

「てれるな~」


 みんなで褒めたら、メカ好きさんてれってれだ。

 ほんと、ありがとうございますだね。


 ――さて! さっそく映像を確認してみよう!

 PCにデータを移して、再生してみると――。


「うつってるです~!」

「あの瞬間、バッチリ撮れている!」

「やりましたね!」


 ――バッチリ写っていた!

 ネコちゃんが近づいてくれたおかげで、何かが焼き切れるシーンが、バッチリと。


「こんなんなってたんだ! なってたんだ!」

「でも、あっという間の出来事ですね……」

「まるで……電球のフィラメントが切れるとき、みたいだ」


 羽根をなんとか補修した妖精ちゃんも、興味深々になって映像を見ている。

 自分じゃ確認できないだろうからね。

 でも、一瞬の事なので秒間三十フレーム動画じゃ、詳しい所までは分からない。

 ないよりはマシだけど、期待していた程じゃあ……。


「タイシ~、これもっとゆっくりにできないです? まえはやってたです?」

「撮影する前に、設定をしていないとダメなんだ。この時はそこまで……」


 いくら高性能な機能があっても、使う時に設定していなければ、意味がない。

 アクションカムは全部、秒間三十フレームのフルHDに設定していたから……。


 あれ?

 ……三十フレームにしちゃ、なんか動きが滑らかだよな、この動画。

 これもしかして……三十フレームの動画じゃ、ない?


 動画のプロパティはどうかな……て、二百四十フレーム!

 このカメラ――スーパースローモードになってる!

 やった!


「これスーパースロー撮影だ! もっとゆっくりに出来るよ! ほら!」

「やったです~!」

「わわ! 光の流れが、良くわかりますね!」

「こんなんなってたの? なってたの?」

『かっこいい~!』


 すぐさまスロー再生してみると、光の軌跡が良くわかるようになった。

 近距離の撮影なので、光跡(こうせき)パターンもわかる。

 これなら、問題の箇所を特定できるかもしれない!


「すごく貴重な映像資料が出来た。これは運が回って来たよ!」

「ハナたち、ついてるです~!」

「やりましたね!」

「よかったね! よかったね!」


 思わぬ映像資料があったことに、俺たちみんな大喜びだ。

 羽根をなんとか補修した妖精ちゃんも、七色のキラキラ粒子を出して、きゃいっきゃいだ。

 これは調査が、大幅に進展するかもだ。

 よーし、この調子でどんどん前に進もう!


『あり?』


 と、そうして喜ぶ俺たちの横では、メカ好きさんの半離脱体が首を傾げている。


「ありあり?」


 そして、離脱したり戻ったりして、目をごしごししているね。

 ……どうしたんだろう?


「どうされましたか? 何か変なことでも?」

「ああいえ、なんか……ぬけちゃってるときだと、いろがちがってみえるもので」

「……色が違う?」


 離脱したアレの状態と、通常の状態では見えるものが違うってこと?

 俺は離脱したことがないから、良くわからないんだけど。


「ぬけちゃったときに、このキラキラをみると……にじみたいないろで、きれいだな~って」


 ――ん? 虹みたいな色で、綺麗?

 羽根をなんとか補修した妖精ちゃん、ずっと前から七色粒子ちゃんだったけど。


「この子のキラキラは、前から七色のはずでは?」

「きゃい?」


 俺にはずっと、七色に見えている。今もそうだ。


「あえ? しろいですよ?」

「大志さん、この子のキラキラは白ですよ? 最初から」

「しろいよ! しろいよ!」

「ふつうだと、しろくみえますね」


 しかし――全員に否定された。

 羽根をなんとか補修した妖精ちゃんの粒子は「白である」と。

 俺以外、全員……白い粒子に見えている?


 ……なんだこれ? なんだこれ?

 この齟齬は、一体なんだ?


 なぜ俺にだけ、七色に見えるんだ?

 そしてこの七色の意味は……何なんだ?


 …………。


 良く考えてみよう。この妖精ちゃんは、羽根に穴が空いていた。

 この子の粒子だけ、「俺には」七色に見えていた。


 ……羽根に穴の開いた子だけ……「七色」の粒子を出している?

 そして羽に穴が空くと「力が抜ける」と言う。


 これは……まさか。

 俺はそれなりの見鬼(けんき)の力を持っている。

 巫女ちゃんほどではないけれど、それなりに。


 もしかしてその力が――真実を、見せていた?


 しかし俺は、それに気づかなかった?

 みんなも、七色に見えていると、思い込んでいた?


 ――――。


 ――これ、あれじゃない?

 この妖精ちゃんの「七色」のキラキラは――「生命力」、なんじゃない?


 メカ好きさんも、離脱時にはたましいっぽいやつそのものになっているから、これが見えたとか?

 離脱しているアレは、生命力そのものっぽいやつだから、同じものが見えるようになった?


 ……つまりは羽根に穴が空くと、「生命力」が――漏れちゃう?


「きゃい?」


 羽根をなんとか補修した妖精ちゃんに、視線を送る。

 キラッキラと「七色」の粒子を出して、首を傾げているね。

 このキラキラが生命力だとしたら……漏れちゃ、ダメなやつじゃない?


「きゃい?」


 ――――大変だー!!!!!


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