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エルフのハナちゃん  作者: Wilco
第八章  エルフ産業
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第十一話 宴の始まり


 ――新月の日、今日は宴の日だ。

 エルフ達には料理の準備や飾り付けをしてもらい、俺と親父はお酒と食材の調達に向かう。

 いったん親父と家まで帰り、ちょっと休憩した後それぞれ家を出た。

 親父はお酒の調達係で、俺はまずユキちゃんを迎えに行き、一緒に食材の調達を手伝ってもらうという役割分担だ。

 高橋さんは村に残って、飾り付けの手伝いだ。


 というわけで飯綱まで車を走らせ、某コマンドで領域に到達。

 入口まで行くと、すでにユキちゃんが待っていた。

 時間通りだね。


「おはようユキちゃん。さっそく行こうか」

「おやようございます。今日はよろしくお願いします」

「こちらこそ」


 ユキちゃんと軽く挨拶して、今日の仕事に向かう。

 

「今日の予定は、まず卵と調味料を調達したあと、子猫亭に行って仕出し料理を受け取るって感じかな」

「はい。だいじょうです」


「それじゃまずは、卵と調味料を買うから、業務スーパーに行こう」

「わかりました」


 という事でまずは業務スーパーに向かった。


「あ、大志さん、これも必要だと思うんですよ。ほら、お酒を飲まない人用に」


 業務スーパーで食材を調達していると、ユキちゃんが何かを指さして言ってきた。

 これは……ああ、ジュースだね。

 確かに、子供達やお酒を飲まない人だけ水とか、それはかわいそうだよね。


「確かにそうだね。それじゃ、果汁百パーセントのやつと……お茶でも買っていく?」

「炭酸は厳しいでしょうから、それでいいと思います。お茶は……ティーバッグで良いかと」

「それじゃ、そうしよう」


 ユキちゃんのアドバイスに従って、お酒を飲まない人用の飲料も箱で買った。


「あ! ホットケーキミックス! これも買いましょう!」

「ホットケーキを作るの?」

「私これ得意なんですよ。宴の後の、デザートにどうですか?」


 そうだな……。

 卵を使った料理の一つとして、お菓子も作れるという事を見せてあげたら喜ぶかも。

 催し物の一つとして、おやつを目の前で作るのも盛り上がる。

 携帯用ガスコンロは車にあるから、それを使えばいいよね。


「良いね! それじゃホットケーキ作りはお任せしちゃっていいかな?」

「任せてください!」


 思いつきで催し物を増やしたけど、ユキちゃんが頑張ってくれるそうだから、お任せしてしまおう。

 皆、喜んでくれたら嬉しいな。


 そういうわけで、卵の分量を増やして、追加で牛乳も買った。

 さて、これで食材の調達は終了だな。会計して、次の作業に移ろう。


「それじゃこれを買ったら、次は子猫亭に向かおうか」

「はい。良いと思います」


 では、次は子猫亭に向かおう。



 ◇



 子猫亭に向かうと、まだ昼前なのに結構混んでいた。

 お、宣伝効果が出てきたかな?


「大将、結構混んでますね」

「ああ、移動販売で散々宣伝したのが良かったのか、だんだんと店の方も忙しくなってきたよ」

「それは良かった」


 お店の宣伝も兼ねて移動販売をやっているので、ようやく効果が出てきたのかもしれない。

 ただ、本当にそうかはわからないので、アンケートを取った方が良いかも。

 後で提案しとこう。


 それはそれとして、仕出し料理を受け取ろうか。仕事の邪魔しちゃ悪いし。


「それじゃ大将、注文していた仕出し料理をお願いします」

「まいどあり。持ってくるから待っててくれ」


 そうして大将が持ってきたのは、パーティープレートだ。

 数種類の料理が盛られた、おなじみの奴だね。

 お肉は村で沢山食べるから少なめにして、定番のエビフライや鳥の空揚げ、それと枝豆とフライドポテトの比率を多くしてある。

 お酒のつまみにも、ご飯のおかずにもなる料理が多いね。


「あ、それと大志。あの岩塩だけど、意外や意外、パン作りに使うとおいしさ倍増だ」

「え? パンですか?」

「ああ。焼き物も良いが、パンと抜群に合う。うちにパンを卸してるパン屋が物凄い欲しがってたぞ」

「それは良かった。また入手できましたら連絡します」

「頼んだ」


 エルフ岩塩が、パンに合うとはなあ。今度試してみようかな。

 ……パンってどうやって作るんだっけ? うろ覚えだ。

 自分で焼いたら、これ失敗する可能性高いな……。

 まあなんにせよ、エルフ岩塩がこちらでも現金化しやすくなりそうだ。朗報だね。

 パンのほうは、プロが作った物を食べさせて貰えたら良いな。

 聞いてみよう。


「そのエル……岩塩を使ったパンを食べさせて貰うことは可能ですか?」

「エル? ……まあ、事前に電話くれりゃ用意しとくわ」

「お願いします」


 というわけで仕出し料理も受け取ったので、あとは村に行くだけだ。



 ◇



 色々調達して村に戻ると、ちょうど親父がお酒を降ろしているところだった。

 俺も荷下ろしを手伝おう。


「親父、手伝うよ」

「助かるわ。一応焼酎多めにしといた」

「良いんじゃないかな。甲類?」

「ああ。甲類だ」


 他にも缶ビールやら日本酒やら、甘いお酒各種があるな。

 これだけあれば、今日一日ででも飲みきれないだろう。

 余った分は消防団への報酬にしようかな。


 そうしてお酒を積み下ろしていると、皆さんぞろぞろと集まってきた。


「おさけがたくさん、たのしみです」

「おれ、このしょうちゅうってやつがすき。のどがやけるかんじがいい」

「このウィスキーってやつもすげえよな。ひとくちでからだがカーっとなる」


 前に試飲したので、皆さんある程度の味はわかっている。

 目をキラキラさせながら、用意されたお酒を見ていた。


「ヤナさんは梅酒がお気に入りでしたっけ」

「ええ。のみやすくていいです」

「わたしも、こういうのがすきですね」


 カナさんも似たような好みみたいだな。

 こういった焼酎に果実を漬け込んだお酒は簡単に作れるから、ここでもやってみようか。

 エルフの森にある果実で作るお酒とか、面白そうだ。

 ……元族長さんが持ってきた食料援助物資の中に、干した果実があったよな。

 あれ、使えるんじゃ無いだろうか。


「この梅酒は、梅という果実と砂糖、もしくははちみつを焼酎に入れて漬け込んだやつなんですよ」

「おお! それならわたしたちでもつくれそうですね」

「ええ。元族長さんが持ってきてくれた食料に、干した果実がありましたよね?」

「いけそうですね。こんどやりましょう!」


 自分たちで甘いお酒が造れるとあって、ヤナさん気合い十分だ。

 俺もエルフ果実酒を飲みたいから、今度皆でやろうかな。


「果実酒は今度皆でやりましょう。今日は宴の準備がありますからね」

「そうですね。そろそろはじめましょう」

「オムレツ、たくさんつくるです~」

「たまご~」


 さて、俺もお料理を手伝うかな。

 今日はガスコンロも使うから、沢山料理がつくれるだろう。

 がんばらないと。



 ◇



「あやや! オムレツくずれたです~!」

「大丈夫大丈夫、慌てずもう一回ひっくり返してごらん?」

「あい~!」

「めだまやきって、いがいとむずかしいわ~」

「ゆでたまごは、らくなの」

「おんせんたまごとか、もっとらくちんですてき」


 奥様方とワイワイしながら卵料理を仕上げていく。

 これができたら、宴の始まりだ。だって、燻製肉と仕出し料理があるからね。

 お料理が必要なのは、卵料理だけなのだ。


「これができたら宴を始めるよ。もうちょいだよ」

「がんばるです~!」

「このしっぱいしちゃっためだまやき、たべていいかしら~」

「たべてからきくのね」


 失敗作は奥様方の胃袋へ。お料理役の特権だね。

 つまみ食いしながらも、楽しくお料理が出来上がっていった。


 そしてとうとう卵料理も仕上がり、大皿に盛りつたら終了だ。

 今日は神様用の大皿も用意してきたので、まずはそこに盛り付けをしていく。


「あえ? タイシそれなんです?」

「これは神様用のお皿で、こういう宴のときにお料理を沢山盛り付ける為にもってきたんだ」

(わーい!)

「これはもりつけらくちんです~」

「一つにまとめられるからね。色んな料理が一つのお皿に盛ってあって、豪華でしょ?」

(おいしそう~)

「ごうかです~!」


 もうすでにお皿がちょっと光っているけど、慌てない慌てない。

 盛り付けが終わるまで、もうちょっと待っててください。


 ……よし、盛り付け完了!

 ヤナさんに宴の宣言をしてもらおう。


「ヤナさん」

「わかりました」


 もう詳しく言わなくても、阿吽(あうん)の呼吸で伝わる。

 代表して宣言をするために、ヤナさんが前に出てきた。


「これより、うたげをはじめます。かみさまにひごろのかんしゃをささげつつ、たのしくやりましょう!」


 ヤナさんが口上を述べている間にも、神様用のお皿は光を増していく。

 もうちょっと、もうちょっとお待ちください。


「それでは、かんぱーい!」

「「「かんぱーい!」」」

(かんぱーい!)


 ようやく乾杯の音頭になり、皆さん杯を掲げて続いた。

 謎の声も一緒に乾杯をしたと思ったら、一瞬で料理が消える。

 溜めに溜めただけあって、過去最高速度で持っていったな。

 ……元気なのは良い事です。


「このオムレツってやつ、うめえな」

「たまごりょうりたくさんとか、すてき」

「ゆでたまごなんて、けっこんしきのときしかくえないもんな」


 皆さんまずは卵料理に群がっている。

 彼らにとってはごちそうだけに、ものすごい勢いで食べている。

 足りないようだったら追加で作ろうかな? 卵は多めに用意してあるから、まだまだ作れる。


「タイシさん! このオムレツというのはすごいですね!」

「ほっぺたおちるかな~」

「こんなにたくさんのたまごりょうり、はじめてです」


 平原のお三方は、夢中になって卵料理を食べている。

 いつかやろうと思っていた思いつき、ようやく実現したな。

 予想通り、ものすごい驚いている。


「いやはや、ここにきてからおどろきっぱなしです」

「元族長さんも、存分に味わってください」

「タイシさんも、わたしらでつくったひでんのくんせいをあじわってください」

「ええ。どんな味か楽しみですよ」


 元族長さんも挨拶に来てくれた。

 オムレツが気に入ったようで、結構沢山食べている。


「タイシ~。ハナのつくったオムレツ、たべてほしいです~」

「ひでんのくんせいもどうぞ」


 ハナちゃんがオムレツを持って、ぽてぽてやってきた。

 ヤナさんはは燻製を持ってきてくれた。

 どちらも自信作なので、ぜひ食べて欲しいみたいだな。

 もちろん頂きます。


「では、お二人の自信作をいただきます」

「たべるです~」

「どうぞどうぞ」


 まずはハナちゃんのオムレツから行こう。どれどれ……。


 ――おお! 牛乳も入れてないのにふわふわにできている。

 ……これは、鶏ガラスープを多めに入れてあるな。ひそかな工夫がある。


「ハナちゃんすごいね。ふわふわにできてる」

「あい~! くふうしたです~!」

「ハナちゃんどんどんお料理が上手になっていくね」

「えへへ」


 褒められて嬉しいのか、ハナちゃんぴょんぴょん跳ねている。

 うん、どんどん成長していくね。子供の成長とは、早いものだな。


 さて、次は秘伝の燻製だ。どんな味がするのかな?

 では、頂きます


 一口分の大きさに切り分けられた燻製肉を、口に入れる。

 パリっとした皮の心地よい歯ごたえとともに、口の中に燻製独特の香ばしさが広がる。

 身の方は燻製により水分が抜けていて、ほど良い歯ごたえがある。


 身を噛むごとに、凝縮された旨味が染み出してきて、味わい深い――。

 ――と思っていたら、口の中で身が溶けはじめた。

 やがて旨味と香ばしさを残して、口の中からふわりと消えた。


 なにこれ美味しい! 皮はパリッとして、身は歯ごたえがあったのに……いつの間にかふわっと消えた!

 それぞれの触感ごとに味や香りが変わり、最後にとろける瞬間全部がまとまる。


 なるほどこれは――秘伝の技術だ。


 皮と身の層で別々に味付けと香りづけをして、最後に溶けさせて味を調和させる。

 地球には、そんな調理技術はない。

 

 ――とんでもない技法だ。


「半端ではない美味しさですね。……正直驚きました。こっちにはこんな燻製を作る技法は無いですよ。おそらく将来も出てきません」

「ひでんですから。うちのもりでしか、つくれないくんせいなんですよ」

「さいごにとかすぐあいが、もとぞくちょうのひでんなんだ」

「なんかいにもわけて、いぶすんだよな」

「たま~にばくはつするけどな」


 ……どうやら製造工程は複雑なようだ。

 しかしこれは美味い。家でも食べたいな。

 買おうか。


「これなら遠くから来てでも食べたくなるのも納得ですよ。家で食べる用に、買いたいですね」

「俺も買うわ」

「あるだけ買う」


 親父と高橋さんもこの燻製には感動したのか、もうすでに財布を出している。

 二人とも気が早い……。


「お金の話はまたにして、今はこの燻製と卵料理で楽しみましょう」

「そうですね。わたしはにがてなのですけど、ウィスキーっておさけとこのくんせいは、あうきがします」

「しょうちゅうにもあうぜ」

「いがいやいがい、にほんしゅってやつにもあう」


 既にほろ酔い加減になった数名が、それぞれこの燻製に合うお酒で盛り上がっている。

 アルコール度数が高くて、辛いお酒が合うらしいな。

 特にウィスキーとは良く合うだろう。どっちもスモーキーだからね。


「あや! くんせいとめだまやき、すごいあうです~!」

「まじで」

「どれどれ」

「なにこれめっちゃあう!」


 ハナちゃんが何やら発見したのか、おめめをまん丸にして驚いていた。

 ……卵料理と燻製か。まあ、ベーコンエッグとかは、かなり美味しい。

 目玉焼きとこの燻製、合うかもな。試してみよう。


 ――おお! 白身がとろける燻製の旨味を逃さずに、余韻を長引かせる。

 黄身の方も、燻製にはどうしてもついてくる煙臭さをまろやかにし、煙臭さから風味に変貌させてくれている。

 卵料理と一緒に食べると、燻製の美味しさと卵の美味しさが引き立てあうな。


「凄いの出来ちゃった?」

「できちゃったです?」


 ……卵料理にこの燻製を添える。ただそれだけで一気にごちそうになる。

 これは良い。新発見だ。


「ハナちゃん良く気付いたね」

「いっしょのおさらにあったので、まざったです。ぐうぜんです~」

「そういう偶然も大事だよ。えらいえらい」

「うふ~」


 ハナちゃん褒められてご機嫌だ。

 ご機嫌なハナちゃんと一緒に、卵料理と秘伝の燻製を堪能したのだった。


「そういえば、これはおんせんたまごでしたっけ」

「まえからいってたやつです~」

「ゆでたまごと、なにがちがうのかしら」


 温泉を説明したときに一緒に温泉卵の話もしたけど、ようやく今回実現した。

 まあド忘れしてただけなんだけど。皆さんごめんなさい。


「温泉卵は、黄身は半熟で白身もふんわりしてまして、つるんと食べられます。この出汁をかけて食べて下さい」

「たべるです~!」

「どれどれ……おお! ゆでてあるようでゆでていない! ふしぎ!」

「じっくり熱を通すとこうなるんです」


 温泉卵を器に割り入れると、皆さん大いに盛り上がった。

 普通にゆでたらこうはならないからね。

 では、お食べ下さい。


「たまごのあじが、よくわかるです~!」

「これはふしぎなしょっかん! おいしいな~」

「おんせんすごい!」

「こういうたんじゅんなりょうりだと、たまごのあじがひきたっていいですね!」


 温泉卵は好評だった。お手軽に出来るから、今度は自分たちでも作るだろう。

 卵を定期的に供給した方が良いかもな。

 ただ、冷蔵庫が無いから常備はしておけないんだよな。

 卵は常温で長期保存出来るとは言え、もしもがあると怖い。

 そこの辺り、何とかしたいな……。


 まあ、この辺りはまた考えよう。今は宴を楽しまなきゃな。


「おんせんでこんなたまごりょうりがつくれるなんて、おもしろいですね」

「おんせんがあっていいな~」

「あっちにはないんですよね」


 ……旅好きの平原の人達も、温泉の存在は知らないようだ。

 あっちの世界か、もしくはその地域の地殻が安定しているというか、プレートの動きがあまりないのかも知れないな。

 

 ただ、地磁気があるとすれば惑星の核は液体というか、流体だ。そして対流している。

 ならば、冷え切った惑星ではなく地熱はあるはずだ。熱が無ければ対流もせず、地磁気も生まれない。

 だから、地面を深く深く掘れば……温泉は出てくるかもな。

 まあこの辺りは今は良くわからないし、今後も分かるかは不明だ。


「タ~イシ、なにかんがえてるです?」


 おっと、今そんなことを考えていてもしょうが無いな。

 今は宴を楽しもう。


「ちょっとね。ハナちゃん達が住んでいたところを想像してたのさ」

「そのうちわかるです~。タイシならできるです~」

「お、それなら頑張らないとな」

「あい~! ハナもおてつだいするです~!」


 頑張りを表現したいのか、ハナちゃんがばんざいしてぴょんぴょん跳ねる。

 そうだね。皆に手伝って貰って、あっちの世界のことを少しずつ知っていこう。


 それは決して、無駄にはならないはずだ。


「皆で頑張ろうね」

「あい~!」


 心強い味方も居ることだし、きっとできるよね。


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