ダンジョンの作り方 2
「さて、ダンジョンを作りますか。まずは入り口を出して、そこから通路をだいたい10メートル設置してT字路になるように40メートル設置両端に50メートル四方の部屋を設置。これで一旦終わりにしてこれで4925DP使うから残り5075DPか…2階層目を作るのに1000DPトラップは…吊り天井に500DPそうだ!吊り天井から2階層に行くようにさせて……1625DPですんだな。環境変更はどれくらいかなぁ…」
『変更する面積×5DP必要です。1階層を変更すると3000DP必要です。』
「かなり必要だなぁ…じゃあ今のところ出せるモンスターを出して」
『現在配置可能のモンスターはゴブリン等Eランクモンスターポップブロック50個からバンパイア等Cランクモンスター1体まで配置可能です。』
「とりあえず言われたスライムを配置して置いて、残りで何か配置するか。」
『スライムを50DPで配置します。維持費に500DP使うので残り3450DPです。維持費は入り口から上下5階層は1週間で250DPです。』
「うぉっ、ちゃんと出てきた。あれ10体も出てきたけどなんで?」
『Eランクモンスターは一度に、10体出ます。因みにDランク モンスターは5体、Cランクモンスターは3体Bランクモンスターからは1体ずつ配置します。』
「なるほど、あ、後ポップブロックって何?」
『ポップブロックとは配置したモンスターが一定量減った際モンスター量を戻すのにDP消費を抑えて再配置出来ます。』
「へーじゃあ残りのDPで何か配置するか…でも維持費があるからやめておくかそれに地脈でどれくらいDPを獲得出来るか確認しないと。」
「1日でだいたい100DPか…維持費を考えると1週間で、200DP位の儲けになるのか。これ以上階層を増やさないで、冒険者に発見されるのを待つしかないか…DPで何か欲しい物が無いか探すか。異世界に来たからには魔法が欲しいしモンスターの中にドラゴンがいたから、呼び出してみたいな…まぁミニドラゴンになるけど。」
『ミニドラゴンは、進化が可能です。なので成龍になります。また進化の際属性がマスター権限で選べます。そしてこちらが取得できる魔法になります。』
(火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 木魔法 光魔法 闇魔法 雷魔法 氷魔法 幻魔法 次元魔法 11種類も魔法があるのか。)
『火 水 風 土 木の5は一番簡単な魔法で100DPと比較的少ないDPで取得可能です。光 闇魔法は500DP 雷 氷魔法は1000DP 幻 次元魔法は1500DPで取得可能です。』
「じゃあ雷魔法と幻魔法を取得してみようかな。雷魔法でスマホの充電出来るか確認したいし幻魔法は罠に使えるかも。」
『2500DPを使い雷魔法 エレクトロニクス 幻魔法 陽炎を取得します。よろしいですか?』
にしてもさっき大老にもらったやつスマホにしか見えないよな…しかもかなり最新のどうして持っているのかな。
「スクロールとして出てくるのね。魔力を込めたらできるかな。」
〈雷魔法 エレクトロニクス 幻魔法 陽炎を取得しました〉
「よしよし、ちゃんと取得できたな。まずはエレクトロニクスを使ってみるか」
パチン
うん、まぁ一番簡単な魔法だしね…静電気だったのはしょうがない。次はスタンガンみたいに出して見よう。
パチチチチッ
痛った これなら攻撃にも使えるな。これなら大丈夫かな…とりあえず充電してみよう。
パチチチチッ……パンッ
アッ…爆発した。そりゃそうだよね。ボルトやアンペアがどれくらいか知らないし直流電流だもんね。しょうがないしょうがない…
次は幻魔法の陽炎を使ってみよう。
……自分にかけても意味無いか、とりあえずスライムにかけてみるとしよう。
するともともといた位置から約2メートルずれた所にスライムの幻影が現れる。
これなら大丈夫かな。まぁ一応どれくらいまで幻影が出せるか調べないと。
そして魔力をこめると、酷い目眩と睡魔に襲われた。
そして1日後
どうしてあんなことが起きたのだろうか…BVDならMPの欠乏で目眩のデバフが起きるらしいけどステータスが見れないし(ゲームではDPで回復できたため経験がない)ステータスを見るスキル無いかな…
『その様なスキル・魔法は、現状ありません。ただ数値ではなく色によるスタミナ・魔力残存量等が分かる道具がございます。5000DPかかります』
1000DP位しかないし足りないな…体感で大体分かるようになるかもだしいらないかな。次はなにしよう?そうだ周辺の探索しよう。
大老の所で一応見たけど、次はこのダンジョンの周りを調べないと…
「コア、周辺の地図を見せてくれ」
『表示することが出来ません。マスターまたはDPで召喚・眷属化したモンスターが見た範囲のみ表示可能です』
そうか…仕方ない自分で見てくるか。
「流石に素手じゃ危ないから武器を、出してくれないか」
『現状出せる武器は弓しかありません』
「弓しか出せないのか。一応出してくれ」
『弓と矢50本で1000DP使用します。よろしいですか?また矢50本で250DPします』
「わかった。了承する」
これで遠距離武器が手に入ったし、大丈夫かな?最悪見つかっても蜃気楼で位置をずらして逃げる時間を稼げるかな。
さてダンジョンから出て来たけど使った事が無いし、練習してみないと。
バシュ バシュ
思った以上に弦が固いな。けど使っているうちに柔らかくなるかな。じゃあ矢を射ってみるか
バシュ バシュ
10本射ったが2本は手前に落ち3本は横にずれ2本は飛ばし過ぎて結果3本しか当たらなかった。
まぁしょうがない初めて使ったんだから、3本当たったからいい方だと思うし。早速周りを探索してみよう。それに何か食べれるものはないか探さないと、いくらダンジョンマスターはあまり食事の必要がないからって、何も食べないとお腹がすくし、かと言ってDPで食べ物を出せるほど余ってないしな。
調べた結果ここは山の8号目くらいの位置にあるっぽいまぁそこまで高くないかな多分山頂まで麓から2000メートル位だから1800メートルあたりかな?麓の方を見ると大老の地図で見た一番近くの街の壁が見えるけど思ってたより少し小さいかな、この街は王都と南東にある商都ポルッポトをつなぐ、鉄道・鉄龍の大体中間にある駅がこの街だし、比較的大きいと思ってたけど。麓はいいとしてダンジョンの周辺は木がまばらに生えていて、この辺で素早い魔物に襲われたら逃げ切るのは難しそうだな。食べ物は安心して食べれそうなのはドングリか、リンゴ(のようなもの)しかなかった。ただそれなりに集めることができたし一週間くらいならすこしずつ食べれば十分持つかな。水については、大老のところで確認した川がちゃんと綺麗な水だっし大丈夫なはず。