ダンジョンの作り方
「んじゃとりあえずコアにマスター登録するからコアに手を置いて自分の名前を言う 」
「はっはい。裃榊です」
「裃榊様をダンジョンマスターとして登録しますよろしいですか?」
「はい」
「登録できたか?じゃあコアルームを置くか。10立方メートルの部屋を出してみろ」
「こうやってこうですか?」
『部屋の設置に500DP必要です』
「もともと10000DPあるからそれで、部屋を置いておけよ。だいたい体積の半分DPを要求されるから」
「わかりました」けっこう高いな…
「次にモンスターの設置は、スライムを置いてみろ」
ゴブリン50DP スライム50DP スケルトン50DP ウルフ100DP ………ミニドラゴン3000DP レッサーバンパイア3000DP……バンパイア100000DP……ドラゴン500000DP……色々あるな…
「スライムか…。」
「何だ?さっきのでトラウマにでもなったか?」 「いえなんでスライムかと…。」
「それは、コアとスライムを同期させるとスライムが吸収した遺体やアイテムがDPに変換されるからだ。」
「なるほど…」
便利な機能だなぁ…
「後はトラップは…ここに設置しても意味無いから置かないでこれで終わり。DP取得方法は地脈からの吸収と冒険者の活動や死亡、アイテムの吸収で取得できる。」
これはBVDと同じだな。
「最後に何処にダンジョンを設置するかだが…ロリ…大老の所に地図があるから自分で決めろ。」
はぁまた大老に会うのか…。
「大老すみません地図を見せてください。」
「良いさね、ところでレンはんは?」
あれ?さっきまではいたのに…
「ごめんなさい知りません…」
「そうかい…あっちに逃げたか…とりあえず大陸の地理を教えるかね。まずこの大陸は3つの国と3つの自治都市がある、ハースト帝国、ナズナ王国、チャウスト教国、商業都市ポルポットとポルポース、空中都市ロードース、後大陸の端に魔族領と牙獣族領がある。因みにここはハースト帝国の地下500キロメートルにあるよ。さて、そちのダンジョンはどこにやるのかい?」
「えっと……ここらへんにします。」
「何故そこにするのかい?」
「チャウスト教国とナズナ王国それとポルポットに近いからですね。冒険者がたくさんいるかと…」
「なるほどね。ただそこだとハースト帝国から遠いから戦争の火種になるかもだからほどほどにしなさいな。後は何か質問はあるかい?」
「この大陸の技術力は?」
「魔動機関車がそれぞれの都市に繋がっているよ、魔動機関車は蒸気機関車と同じかなぁ。だいたいイギリス近代初期位だね。」
「後最後に……地球に戻れますか?」
「ごめんなさいね~あたしゃの力じゃあ無理だね。」
「そうですか……。」
「そうそう、これを渡しておくよ。何かあったら連絡しなさいな。魔力を込めたら充電出来るから。」
「は、はぁ」
そしてもらったのはぱっと見スマホのようなものだった。
「じゃあダンジョンマスターとして頑張ってね。」