水泳大会で
有名な私立附属中学の温水プールで、
新宿区内の中学生の水泳大会が開かれた!
【水泳大会】
由理と恵子は、
一誠の母親とみさ姉と一緒に、
応援に出かけた(^^)
由理と恵子は、制服を着ている。
一誠は、
個人競技のクロールや、
背泳ぎに出場と、
団体メドレーのクロールもある!
出場種目の順番が
書かれたパンフレットの写メが、
一誠から送られていた!
「あら?
橋元光輝ってさー、
ハッシー兄じゃあ無い?」
「本当ね、光輝くんだわ♪
一誠は、全然学校の事を話さないから……(^_^;)
光輝くんも応援しましょう(o^-^o)」
「そういえば、
ハッシーって、
良く梅田くんや委員長達の話題にのぼるC組の人だよね?」
恵子は言った!
「そうね……、
旗を揚げるの上手な人だったよね(^^)」
★☆★☆
同じ牛込仲之中学の選手が、
出場する種目は、
会場のアナウンスを頼りに応援した!
公立の中学とは違って、
室内の温水プールだし、
普通は25メートルしかないのだが、
50メートルプールと、
25メートルプールの両方があって、
50メートルプールで、
競技は行われた(o^-^o)
「私立はさー、
施設にお金かけてるね(^_^;)」
「確かに……。」
スイミングクラブ並の温水プールと、
牛込仲之中学の野外プールとを比べて、
皆うなずいた!
★☆★☆
「あっ!
一誠!
3コースだね(o^-^o)」
弥紗がデジカメを構えながら言った!
「梅田くん……(=^_^=)」
由理は、オペラグラスを覗いた!
結局オペラグラスを購入してしまったのだ(^_^;)
名前を呼ばれて、
一誠は飛び込み台に上がった!
全員が飛び込み台に上がり、
「位置について……、
よ〜い……。」
パン!
一斉に皆飛び込む!
流石、皆水泳部員だから、
学校の授業みたいな腹打ちみたいな下手くそな飛び込みは無くて、
皆上手だ!
★☆★☆
潜水していた皆が、水面上に出たら、
綺麗なフォームで、
クロールを泳ぐ!
一誠は10コース中、
4〜5番目ぐらいだが、
先頭とあまり差は無い!
皆が歓声を上げて、
応援している!
先頭が、
クイックターンで折り返した!
次々皆が同じく折り返す!
一誠がピッチをあげはじめた!
全体的にスピードが上がっていく!
一誠は息継ぎをしないノンブレ(ノンブレスト)状態で、
スピードを上げる!
先頭に数秒の差で、
次々にゴールした!
一誠は……4位だった!
クロールの選手は、
数が多く、
第二試合、
第三試合とあわせて、
記録タイムで、
順位が決まる!
第一試合の5位までは、
第二、第三試合よりも速いタイムだったので、
一誠の4位は確実になった!
★☆★☆
4位と知って、
ちょっと悔しそうにしていた一誠の様子を
由理はオペラグラスで追った。
スゴいよ〜(*^^*)
トータルで4位だなんて!
一誠が、他の女子部員達に話しているのを見て、
思わずオペラグラスを覗くのをやめた……(^_^;)
嫉妬?
普通に話してても、
モヤモヤして、
なんだか嫌だ!
一誠を独り占めしたい気持ちに気がついて、
自分が嫌になった(T_T)
★☆★☆
「山崎さん?」
恵子が気がついた。
「あ、お手洗い……(^_^;)
なんだけど……。」
「場所分かる?
案内するわ(^^)」
弥紗が言った!
由理、恵子、弥紗は、
連れだってトイレに立った!
由理は最初に出てきて、
手洗いしたら、
顔も洗った!
ポケットを探ったら、
ハンカチをかばんに入れたままだと、
気がついた( ̄□ ̄;)!!
「はい!
由理ちゃん!
ハンカチ忘れた?」
弥紗が、タオルハンカチを差し出した( ̄▽ ̄)
「ありがとうございます……(=^_^=)
かばんに入れたの、
持ってくるの忘れちゃって……(^_^;)」
「由理ちゃん、カワイイわね〜( ̄▽ ̄)
一誠が、他の女子部員と話してたから、
動揺しちゃった?」
そんな……(^_^;)
弥紗さんって、
けっこう、
ヒトの心の傷をえぐるような……事を
さらっと言うのね(^_^;)
恵子は、はらはらしながら、
はたで聞いていた。
「そうなんです……(=^_^=)
私、嫌な女だと思います!」
「えっ?
そんなの普通じゃん!
皆好きな人独り占めしたいって思うの!
ねっ!
剛志くんが、女子に囲まれて、
鼻の下伸ばしていたらどぉ〜( ̄▽ ̄)」
私にふる!?
恵子は焦った(^_^;)
「嫌です!」
「ねっ?
だから、由理ちゃんに出逢う前に、
色々、声かけて、
全く相手にされなかったそうだから、
大丈夫じゃん(o^-^o)」
「はっ?」
色々、声かけて、
全く相手にされなかったそう……って!
「私……、
浮気されて捨てられちゃうの?」
「あれ〜?
自信持ってって……!」
「弥紗さんっ!
フォローになって無いですっ!」
逆に奈落の底に突き落としちゃってるし!
「ここで油売ってたら、見逃しちゃうわ(^^)」
「弥紗さん、先に戻ってて下さい(^_^;)」
恵子が言った!
由理はズーンと落ち込んでいた(T_T)
「ああ言われたら、
私だって嫌だわ!」
「全然悪気無いって分かるけど……(T_T)」
「本当ね(^_^;)」
「でも、そろそろ行きましょ?」
「ええ……。」
★☆★☆
トイレから出て、
恵子は立ち止まった!
由理は恵子にぶつかりそうになった!
「山崎さん……(=^_^=)」
何故か一誠がそこにいた!
「えっ……、
どうしたの?」
「さっきさー、
クロール4位だったんで、
皆に、絶対3位以上取れって、
言われてさー、
その時のコト、
山崎さん見てて、
気にしてるって、
みさ姉に聞いたから……(T_T)」
「女子部員達に、
もっと上にって、
言われていたの?」
「もう〜、プレッシャーでさー、
参ったぜ!」
恵子は、
そっと二人に背を向けて、
先に戻りはじめた……(o^-^o)
★☆★☆
すぐそばの柱の蔭に、
弥紗がいて、
人差し指を立てて、
し〜っ!(喋らないで)
と、ばかりに合図してた!
あらら?
弥紗と一緒に、
恵子は柱の蔭に隠れると、
一誠は由理を抱きしめていた(*^^*)
「あと二回、出場しないといけないんだ……!」
「さっきの梅田くん、
カッコイ〜って思ったわ(o^-^o)」
「本当?
俺、山崎さんのために泳ぐから、
見てて!」
一誠は由理の左頬にキスをした!
「じゃ、俺行くから(^^ゞ」
「いつもの調子で!
私見てるわ!」
一誠は駆け足で戻った!
「こら〜(>д<)
梅田!
なんばしょっと〜!
もうすぐ呼ばれよ〜と!」
「すみません!」
部長が探しに来てたのが聞こえた(^_^;)
私も行かなくっちゃ!
由理は、
左頬に手を当てて、
つぶやいた(*^^*)
★☆★☆
「一誠も、誰もいないと、
大胆になるのね(^_^;)」
「はぁ……(=^_^=)」
まだ……委員長にあんな風にキスとかしてもらって無いわ……。
ちょっとだけ、
羨ましいな……。
弥紗と恵子は、
苦笑して、
歩き出した!
★☆★☆
由理が追いついた!
「弥紗さん♪
ありがとうございます(o^-^o)」
「えっ?
なんのコトかな〜?」
「梅田くん呼んでくれて……(=^_^=)」
「もう、背泳ぎだって!
急ぎましょ(^O^)」
弥紗さん、悪い人じゃあ無いんだね〜(*^^*)
由理と恵子は頷きあった!
★☆★☆
「遅かったわね……。
あら?
由理ちゃん、前の方濡れてるわ!」
「ええ……と……(=^_^=)」
「手を洗う時に水がかかっちゃって(^O^)」
「あらあら……(^_^;)
拭くもの有るかしら?」
「大丈夫です(o^-^o)
乾きます♪」
由理は明るく答えた!
「あっ!一誠だ(^O^)」
弥紗はデジカメを構える!
由理はオペラグラスを取り出した!
背泳ぎだから、
皆コースに入って行った!
一誠は今度は4コースだ!
★☆★☆
皆、飛び込み台の下につかまった!
「位置について……!
ヨーイ!」
で、皆丸く小さくなり、
パン!
で、一斉に水しぶきを上げてスタートした!
クロール同様、
スタートすると、
最初は潜水だ!
ドルフィンキックで、
距離をのばす!
一誠が浮上してきた!
さっきのクロールよりも、
上位3番目ぐらいだ(^O^)
由理は一誠だけを見ていた!
一誠がターンすると、潜水中に先頭と距離を縮めた(^O^)
「梅田くん!
頑張って〜!」
由理は思わず叫んだ!
ピッチが上がって、
先頭を抜き、
1位でゴール!
あとは第2試合とのタイムの結果待ちだ\(^O^)/
★☆★☆
「あとは一誠、
団体メドレーだね(o^-^o)」
「何で出るの?」
「クロールだって!」
「平泳ぎの試合の後だねぇ!」
平泳ぎには、
古賀部長さんと、
五十嵐先輩が出ていた!
二人とも、首位争いをしていた!
トータルでは2位や3位だったが、
流石、一誠にプレッシャーかけるだけある!
「家の水泳部って、
強かったの?」
恵子が驚いたように言った!
「去年度は惨敗だったわよ(^_^;)
一昨年は、一人だけ1位取れたけど、
部員個人の速さにもよるわね(^^)」
「一昨年?」
「あ、私この水泳部のOGなの♪」
弥紗は胸を張って言った( ̄ー ̄)
★☆★☆
団体メドレーリレーは、
背泳ぎが知らない三年生、
平泳ぎはさっき200メートルに出たばかりの古賀部長、
バタフライがハッシー、
そしてクロールは一誠というメンバーだった!
「今度は2コースだわ!」
スタートは背泳ぎだから、
皆水中に入って、
スタート台の下に捕まった!
「位置について……!
ヨーイ!」
パン!
バシャ!
ピー!!
「フライングだわ(>д<)」
「どうしたのですか?」
選手がスタート台の下に戻りはじめた……(^_^;)
「合図より早く飛び込んじゃって、
やり直しって事(>д<)」
「けっこう早かったのに……(^_^;)」
「フライングは駄目よ〜( ̄▽ ̄)」
★☆★☆
今度はちゃんとスタートした(^_^;)
背泳ぎの三年生は、
フライングと気付かなくって、
最後に戻ったから、
先頭集団ではなくって、
真ん中だった!
「田中!
頑張れ!」
弥紗が大声を張り上げる!
ターンをしたら、
田中さんが必死にピッチをあげる!
田中さんは、5番目にタッチした(^_^;)
「部長〜!
意地をみせろ〜( ̄▽ ̄)」
古賀部長がスタートしたら、
弥紗が男子みたいな感じで、
声を張り上げる!
ちょっとだけ、
弥紗の連れ三人は、
他人のフリしたくなった(*^_^*)
さっきまで、200メートル泳いでいたのに、
パワフルだ!
ぐんぐん追い上げている!
「意外に速いね(^^)」
「本当!」
古賀部長は、
2位で帰って来た!
ハッシーが飛び込んだ!
「ハッシー!
頑張れ!」
ハッシーは、
バタフライだ!
バタフライの選手達は、
滑るように泳ぐ!
下手な人は、
周りに水しぶきを撒き散らしてバタフライ? を泳ぐけど、
選手のバタフライは、
余計な水しぶきはたたなくって、
スゴく速い!
ハッシーは、
2位を必死に守った!
戻ってきたら、
プールの壁にタッチした後、
プールの底にブクブク沈み込んだ!
一誠が飛び込んだ後、
ハッシーはゆっくり浮かび上がって、
ゴーグルを外し、
一誠の泳ぎを息をきらしながらじっと見て、
素早くプールから上がった!
★☆★☆
ハッシーがプールの壁にタッチしたと同時に一誠が飛び込んだ!
「一誠〜!
飛ばせ〜(^O^)」
弥紗は拳を上げた(^O^)/
「梅田くん!
頑張って!」
由理も今まで出した事の無い大声で、
応援していた!
1位になったかと思ったら、
ターンで、抜かれたり、
最後まで分からない!
ゴールではわずか0.1秒差で、
2位になった!
「第3試合まで、
分からないわ〜( ̄▽ ̄)」
弥紗が喜ぶ皆に水をさした。
第2試合、第3試合と、
選手控え場所で、
バスタオルにくるまっているが、
水が滴り落ちていても、
拭いたりせず、
じっと試合を眺めていた一誠を
由理は、
じっと見つめていた!
★☆★☆
結局、
団体メドレーリレーは、
4位に終わった(>д<)
女子も奮闘したが、
5位だった……(^_^;)
★☆★☆
閉会式が終わって、
校門の辺りで、
恵子と由理は待っていた!
弥紗と母親は、
先に引き上げた!
★☆★☆
「あれ〜?
美術部の山岡しゃん達じゃあなかね?
見に来てくれたとね(^^)
嬉しか〜(^O^)♪」
「こんにちは(^^)
部長さん、
速かったですね♪」
恵子が答えた!
由理は会釈した(^^)
「梅田くん!」
「山崎さん♪」
「おや?
梅田、どげんしたと……?」
「古賀部長〜(-_-;)
野暮な事聞かない方が良いんじゃない?
さっさと行きましょ!」
五十嵐さんが言った!
「あの二人、
付きおうとると?」
恵子がうなずいた(^_^;)
五十嵐さんはキョロキョロ辺りを見回した(^_^;)
「どうしたと?」
「梅田……先輩……、
いませんよね?」
「お母様と、
先にお帰りでしたが……(^_^;)」
恵子が言った!
深く安堵の息をもらして、
五十嵐さんは、
肩の力が抜けた様子だ(+_+)
「梅田くんのお姉さんの弥紗先輩は、
一年生の時、部長さんだったのよ!
とってもおっかない方だから、
応援している声を聞いて、
ひどく緊張しちゃったわ!
団体が入賞出来なかったから、
何か言われたらって……(T_T)」
「そうなんですか……(^_^;)」
「そげん怖か人、おったとね?」
「部長が転校してくる前です!
梅田くんとあの二年生、
付き合ってて、
大丈夫だったかしら?」
「弥紗さんに、
気に入られてるみたいですよ!
彼女(^^)」
恵子は言った!
「えぇ〜(;□;)!!」
五十嵐さんは、
オーバーリアクションで、
びっくりしていた!
★☆★☆
「部長さんは、九州からの転校生ですか?」
「そうそう♪
家は両親九州出身じゃけん、
家に帰ると、九州弁丸出し!
東京来たとになおらんとよ(^_^;)
でも、こっちも標準語か……と思っとったばってん、
ちょっと違うとね!」
「え?」
「さー、さーって、
テレビの標準語では、
言わんとよ、
下町の江戸っ子とは違う、
標準語に近かけん、
さーだけは、つかわんやろ?」
「そう言われてみれば……(^_^;)
古くから住んでる人はさー、
さーって言うわ!」
「ほら、今ゆうた(^^)」
「新宿の訛りかしら?」
三人は笑った(^^)
★☆★☆
帰り道、
ほとんど恵子は、
古賀部長さんと、
五十嵐先輩と話して帰った。
★☆★☆
「私は、こっちですけん、
何か楽しかったです♪」
「そうですか?」
五十嵐さんがツッコんだ!
「部長さんは、お話しが面白いので……(^^)」
恵子は微笑んだ!
剛志と正反対だなぁ〜と感じた(^O^)
★☆★☆
部長さんと別れて、
五十嵐先輩は、
黙っていた!
「あの……(^_^;)
家はあそこの本屋です!」
「アナタ、古賀部長って、
どう思う?」
「面白い方だと……
あっ!
私の彼とは、
正反対な方だと思います(^^)」
「アナタ、付き合ってる人いるの?」
「はい!」
「なんだ……(^_^;)
古賀部長、
アナタの事……
気に入ったみたいよ!」
「そんな……(^_^;)
先輩!」
「五十嵐先輩!
山岡さん?」
一誠と由理が来た!
「じゃあ、私はここで……(^_^;)」
「お疲れ様です!」
五十嵐さんは、
商店街から住宅地へと入る道を
曲がって行ってしまった!
★☆★☆
「何かあった?」
「部長さんが私を気に入ってるよって、
言われた……(^_^;)」
「はぁ?」
「五十嵐先輩、
多分、部長さんの事、
好きなんじゃ……(^_^;)」
「何処が??」
一誠には、全然想像もつかない!
いつもケンカ腰だし……!
「女のカン!」
【待ち伏せ】
好きな人と、
一緒に帰りたい……(^^)
そして……(*^^*)
※古賀部長さんの九州弁は、
福岡の訛りが中心ですが、
私の親戚の訛りが基本ですので、八女や久留米、飯塚、はたまた佐賀の訛りが混ざっているかもしれません(^_^;)
夏休みに見聞きした、
関東人に分かりやすく話してくれたお国言葉がベースなので、
実際と違うかもしれませんが、
そこは御海容下さいませ(^_^;)
九州弁、あったかくて大好きです♪
★☆★☆
部活が終わって、
恵子と由理は、一緒に帰っていた(^^)
恵子の店の方に曲がる別れて道まで来たら、
「あれ〜?
山岡しゃん達じゃあなかと?」
「部長さん、今お帰りですか?」
「はい♪
偶然ですね〜(*^^*)
大会が終わって、
もうすぐ引退たい……(T_T)
学校周辺マラソンやら、
筋トレやらで、
もうプールば入れんですけん……
あげな立派な温水プールばですね、
家の学校にですね、
欲しか〜(^O^)♪……。」
★☆★☆
「あら、委員長も、
今帰り?」
「おう!
そちらは?」
「水泳部の部長さん(o^-^o)」
「あぁ、一誠や、
ハッシーの友達です(^^)
あいつらがお世話になってます!」
「あ……、これは、
ご丁寧に……、
どうも……(^_^;)」
「ね、こないだの予約してくれたの入荷してるよ(^O^)」
「そっか、このまま寄るよ♪」
★☆★☆
「山崎さ〜ん♪」
「あっ♪
梅田くん(o^-^o)」
「あれ?
先輩!
どうしたのですか?
いつもは、あっち通るじゃないですか?」
古賀部長は一誠に耳打ちしながら言った!
「あぁ、
梅田!
あの、山岡しゃん……に、
馴れ馴れしか男は、
山岡しゃんのなんね?」
「はい♪
あの二人は、
付き合う前から、
まるで夫婦みたいに、
いい感じって、
クラスでも有名なカップルっス(^O^)」
「……(;□;)!!」
「じゃ、先輩、
お先に失礼します!」
由理は気の毒そうに会釈した(^_^;)
★☆★☆
まだ……直接聞いた訳じゃあなか!
直接聞いて……、
フラれたら、
そん時はそん時たい!
再び、恵子の帰り道、
古賀部長は、
告白をあきらめなかった……(^_^;)
今日は、恵子が一人だった!
★☆★☆
「山岡しゃん!
またおうたね!」
「はい、今日もお会いしましたね(^_^;)」
周りに誰もいない!
チャンス!
とばかりに、
古賀部長は恵子に勇気をふり絞って言った!
「あの〜山岡しゃん、
私はですね、
山岡しゃんの事、
好いとうと!」
「水筒って、
蓋がコップになる昔からのタイプと、
ペットボトルみたいに直接飲むタイプが有りますね?」
恵子は、告白されたようには聞こえなかったので、
すいとうと!→水筒と!
と、思って答えた!
★☆★☆
「その水筒ば違うと!
私がですね、
山岡しゃんの事、好きになったとです!」
「はい?
ごめんなさい、
私、好きな人いるので……(^_^;)」
「そうですか……(T_T)」
やっぱり……
フラれて、すっきりしたかったとです!
「あ、山崎さん!
すみません、
失礼します!」
山岡しゃんが何か言うたばってん、
よく聞こえんかった!
やっぱり悲しか〜(;□;)!!
★☆★☆
部活を引退した古賀元部長は、
受験勉強にそろそろ本気に取り組まないと、
いけない時期を過ぎていて、
焦りを感じながら、
何か良いドリルとか無いだろうか……と、
本屋に寄った……(^_^;)
受験勉強に打ち込んで、
失恋をバネにしなきゃいかん!
と、決意を固めたばかりだった……!
★☆★☆
「いらっしゃいませ!」
レジの娘、綺麗かぁ〜(*^^*)
じ〜っと思わず見とれていたら……(=^_^=)
「古賀先輩、何かお探しですか?」
な……なんで知っとると!
「え……っと、受験のドリルとか……(^_^;)」
この娘、誰やったかな……?
「こちらに受験対策の問題集とかございます(o^-^o)」
それにしても……、
レジにいた時より、
背が低か〜(*^^*)
山岡しゃん……みたいに……(T_T)
いかんいかん、
勉強に打ち込まんと!
★☆★☆
古賀元部長は、問題集を三冊購入した!
「ありがとうございます(^^)
先輩方は、引退されて、受験勉強ですね!
頑張って下さいね(^O^)」
「はい、頑張るけん……(=^_^=)」
山岡しゃん……より可愛いか〜(*^^*)
受験終わったら、デートば誘わんと♪
古賀元部長は、店を出て、
振り返ったら、
店の名前に気がついた( ̄□ ̄;)!!
山岡……書店!?
あの綺麗か娘、
山岡しゃんね!?
古賀元部長は二度も恵子に失恋した……(T_T)
★☆★☆
「古賀部長!」
「もう引退たい!
古賀でよか!」
「古賀くん、
そのよか!はさー、
よかよ〜とおんなじ、
肯定型なの?」
「文脈で分かるけん、
とくに気にせんかった!
あめがふりよるば、
キャンディーの
飴は降らんやろ?
雨が降りよるたい!」
「雨と飴の発音は、飴に近いのですね?」
「奥が深いっちゃろ?」
「面白いわ(^O^)♪」
「なんで、最近、
よう会うと?」
「部活で、毎日聞いていた古賀くんの九州弁が聞きたいから……(=^_^=)」
五十嵐さんは、
ちょっと頬を染めた!
「そうね……?(そ、よりも、
う、を高めに発音して、
ね、を軽く発音する感じ、
そうか? 的な方言・お姉系では無い)」
五十嵐さんのツッコミば、
(言うことが)キツかばってん(キツイけど)、
無いと、もの足りん……(^_^;)
★☆★☆
バレンタインデーに、
五十嵐さんにチョコをもらうまで、
五十嵐さんの気持ちに、
全然気が付かない古賀元部長だった……!
一誠や、古賀部長さん、
ハッシーも、
カッコいい所見せてくれました♪
一誠が、
由理に隙あらば、
(^з^)-☆(*''*)
段々キスの位置が……(///∇///)
確実にエスカレートしてますね〜(*/□\*)
一方、
恵子と、剛志が、
プラトニックなカンジな所に、
古賀部長と、
五十嵐先輩という、
片想いの二人が参入!?
うかうか出来ないゾ!!
剛志〜( ̄▽ ̄)
とか言いつつ、
待ち伏せ更新♪
はは……(^^;)
無敵でしたね〜( ̄▽ ̄;)
古賀元部長〜さん可哀想……っつ〜か、
鈍感なのか(;^_^A
五十嵐先輩とくっつくのでしょうか?
私にはお似合いに思いますが、
皆さんはどう思いますか?
ちなみに私の九州の従兄弟が、
氷川きよし君系の顔立ちなので、
多分、古賀元部長さんも、
そういうカンジです(^^)
多分……。
落書きなしだから、
好き勝手言ってます♪