糞ビッチ
高校から付き合っていた彼女に子供が出来た。
彼女の名前は美樹、俺の名前は祥平。
そんな彼女に子供が出来たと聞いて俺は内心めちゃくちゃ焦っていた。
子供を育てる自信もないし、財力もない。
まず前提として俺は高校を卒業してから仕事に就いていない(働いたら負けだと思っている)糞ニートだ。
基本高校卒業してからは毎日どっぷりビデオゲームをしている。
そんなある日彼女から唐突の出来ちゃった報告。
今すぐにでもこの世界から抜け出したい気持ちで俺は、未成年にも関わらず毎日のように安酒を飲んで荒れていた。子供が出来たら仕事もしなきゃいけないし、まず両親に子供が出来ましたと報告するのもなんだか物凄く抵抗がある。
なんだろう、居間で食事中にテレビでちょっとえっちでセクシーな女が露出しまくりで卑猥な展開をもたらすバラエティ番組を観ている時の様に気まずい感覚。
子供が出来たなんてとてもじゃないが言えない。勇気もない。
そして俺は決意をした。子供を堕ろそう。
人として非常にクズな考えだが、他に手はあるまい。彼女を愛していてもこの世で一番大切なのは自分だ。うん、自分大好き。
問題が解決したならやることはひとつ!RPGの攻略の続きだ。家族と慎ましい夕飯を食べ終えた俺は、秒速で自分の聖域である部屋に行き、ピッ!とゲーム機を起動。
次は溶岩地帯のダンジョンの攻略だ!まずはレベル上げと新しい武器を買うためのゴールドを稼ぐためにダンジョンの外のフィールドで雑魚戦を繰り返し行う。
1時間程その作業に没頭していたら携帯から着信がきた。美樹だ。
俺は舌打ちを軽くしながら電話に出た。今週末会いたいと言われた。
俺は子供のこともあるしちゃんと話さなきゃいけないと思い、「わかった」と告げた。
彼女が来たらまたおっぱいが揉めるとワクワクしながら俺はレベル上げの続きを行った。
そして日曜日。
美樹と最寄りの駅で待ち合わせ、タクシーを呼んでラブホテルに向かった。
もちろんホテル代は彼女持ち。ニートの俺に払えと言う奴が間違っている。
俺はそんなことよりも早くおっぱいが揉みたくて仕方がなかった。
部屋に入ると俺は後ろから美樹に抱きついて胸を鷲掴みした。彼女は「ちょっとぉ~」と満更でもなさそうな雰囲気。
俺はそのままベッドに美樹を押し倒して熱いディープキスをした。ふたりの視線がぶつかる。美樹はそのまま体をくねらせ俺の要望に応えた。そして二人は絶頂を迎えた。
事が済むと彼女は眠ってしまい、俺はソファーに座って音楽プレーヤーでお気に入りの曲を聴いていた。
ゆったりしてそのままくつろいでいると、彼女の携帯が鳴った。
どうやらメールが届いたようだ。美樹は気づかず眠っている。
俺はなんとなく彼女の携帯を手に取り着信メールを開いた。
!!??心臓がドキッとした。メールの差出人は、ひろき。
メールの内容は「また美樹とえっちしたいな、昨日は最高に気持ちよかったよ。ふたりで作った子供産んで幸せになろうな、愛してる」
俺は衝撃のあまり声も出なかった。明らかに美樹は浮気している。いったいいつから?ものすごい嫉妬心が沸いてきた。
俺の子供じゃない?いやわからない。このひろきって奴の子供なのかそれとも俺の...。
どんどんメールを遡っていくと、結婚しようだの、子供の名前はどうするだの、昨日のえっちすごく気持ちよかっただの。こんな気持ちになったのは俺にとって人生初だった。
非常にドロドロとした感情が彼の心から湧いてきた。
全部嘘だったのか・・・この女はどこまで本気なのか。
この女を一言で言い表すならば「糞ビッチ!!!」だ。
今からたたき起こして問い詰めるか、それともこんな女捨ててとっとと家に帰るか。
とりあえず酒を飲みたい。アルコール度数の高いウイスキーを。
許せん!この女が憎い!決めた!もう帰ろう。うちに帰ってゲーム三昧だ!
もうこんな女とはとっとと別れよう。子供?知ったことか。都合の良いことに、このひろきとかいう奴が子供を産むことを美樹に勧めている。
面倒なことはこいつに任せて俺はとっととバックレよう。うん!それがいい。
とりあえず帰ったらピザを頼もう。そしてこの前ゲームショップで気になったアクションRPGのゲームを買おう!
この女のことは全て忘れよう。まあこいつのおっぱいはマジ最高だったが。未練があるとすればそれくらいだ。
おっぱいよりゲーム!ノーゲームノーライフだぜ!
あ!そうだ。こいつの財布から少し金銭を頂いておこう。そして彼は糞ビッチの財布から3千円を盗み、新しい明日に向かって家路についたとさ。
だが物語はつづく!




