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第3話 商人は案外楽かも

今回は戦闘シーンないです

次の日の早朝、早朝といえど人はそれなりにいる。

俺が作成した魔道具(マジックアイテム)を並べていると…


「まだ品出し中か?」


その声に一瞬身構える。


(だめだな、戦闘の癖が出てしまう…これじゃあバレるかもしれない、今後は気を付けよう)


「いえ、もう販売していますよ」


そこにいたのは…やはりセンプテッドだった。


「昨日言った通り魔道具(マジックアイテム)を買いに来た」

「どういう物をお買い求めですか?」

闇属性耐性(シャドウレジスト)のある魔道具(マジックアイテム)が欲しい、剣でも腕輪()でもなんでも良い」


(闇属性耐性(シャドウレジスト)か…俺達悪魔対策ってわけか)


「はい、こちらなどはどうでしょうか?」


俺は闇属性耐性(シャドウレジスト)が付与してある指輪(リング)を差し出す。


指輪(リング)か…」

「お気に召しませんか?」

「いや、小さくてかさばらない」

「効果もちゃんとあるようだし、これを買おう」

「2万レルです」


センプテッドは指輪(リング)を持って人混みに消えていった。昨日だけで60万レルを稼げた。1日に80万稼げればB級商人に昇級することができる。


(値上げするか、品数を増やすか…)


そんなことを考えていると、明らかに貴族みたいな男が二人の騎士と共に俺の店に来ていた。


「店主よ、今売っている品を全部買い取らせて貰う」

「…はい?」

「200万レル程で足りるだろうか?」

「に、200万レル!?」

「足りないか?」

「いえいえ、むしろ多いくらいです」

「そうか、釣りはいらん」

(とんだ太っ腹な客がきたな)

「あ、ありがとうございます!」


まだ朝だというのに全て売りきれてしまい、手元には200万レル…このまま行けばB級商人にすぐになれる。だが、一応明日からは品数を増やしておこう。今日さらに品を出しても良いが、この魔道具(マジックアイテム)は俺の魔力で作っている、魔力の使いすぎはいざという時に困る。


(今日はさっさと店仕舞いして、稼ぎの報告に行こう)


俺は店を片付けて稼ぎの報告のために役場に向かった。


「C級商人のバルクです。今日の稼ぎを報告しに来ました。」


俺は身分証(ランクカード)を見せて受付嬢に稼いだ金を見せた。


「はい、C級商人バルクさん今日の稼ぎは…に、202万!?」

「そうです、」

「1日で200万越えてるなんて…A級商人以上ですよ!?」

「今からB級商人昇格もできるレベルです…」

(そんなにすぐできるものなのか?)

「じゃあお願いします、」

「では、身分証(ランクカード)をお預かりします」

「はい」

「少々お待ちください」


受付譲はカウンターの奥に向かった。


「お、バルクじゃないか」


その声に後ろを向くと、そこにはバーンズがいた。


「バーンズさん!あの時はありがとうございます」

「おうおう、商売は順調か?」

「はい、今ちょうどB級商人になるところです。」

「は、早いな」

「ちなみに、何を売っているんだ?」

魔道具(マジックアイテム)です」

「ま、魔道具(マジックアイテム)だと!?」

「ん?もしや噂に出てた魔道具(マジックアイテム)を安売りしている商人っておまえの事か!」

「や、安売り?」

「ああ、お前50万レル以上の価値がある魔道具(マジックアイテム)を1万レルとかで売ってるそうじゃないか」

「5、50万レル!?」

(そんなにするのか!?、大損じゃねぇか。まぁでも安いってので有名になっているのなら値段は買えないでおくのもありだな)

「ああ、全くどこから仕入れてるんだ?」

「秘密ですね」

「バルクさん!新しい身分証(ランクカード)用意できました!」


受付嬢に呼ばれてカウンターに向き直る。


「これからは聖王国の街内で商売をすることも可能です!お店を持つこともできますよ!」

「あとこれからはここではなくて街役場で受付してくださいね!」

「ありがとうございます、」


俺は役場とバーンズを後にした。


(それにしても、店か)


今後の事を考えると街内に店を持って中から潰していくのもありだな、なんて今後の事を考えながら街の方に向かった。


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