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第1話

見渡す限り白の世界

ここはどこだろう?

あまりにも空気というかオーラがおかしいのが分かるので現実にある場所では無いのは確かだ

目が覚めてしばらく回りを見渡していると


「おや、気づいたかな?」


ふと声のしたほうを見てみると3人の男女がいた

しかし返事をしようにもなぜか声が出せなかったのでとりあえず頷いておく

すると、真ん中にいる優しそうな顔をした眼鏡の男性が


「ここは神界、神の住む世界さ」


そう微笑みながら言った

なるほど、だから空気がおかしいのかと1人で納得してみる

右隣にいた長髪の美人な女性が


「少し説明するわ。私は神聖神ミナス、私の前に喋ったのが全能神カイル、そしてさらに」


「俺は暗黒神ゼルガだ。権能は色々とあるが神聖神とは破壊と創造で対の存在だと神界では言われている。話を戻すがお前にはこの世界をなんらかの方法によって安定させてほしい」


カイルの左隣にいたゼルガがそう言う

いきなりすぎて意味が分からなかったので首を傾げているとカイルが


「ダメだなあゼルガ、もっとちゃんと説明しないと。この世界はテルザといってね、僕たちより下の立場の下級神がおもに治めているんだけど」


「下級神の力が足りないのか最近になって邪神が力をつけてきてなにかが起こりそうな不穏な空気がしてるのよね」


「僕達が下界に直接手を出すことは禁じられていてね、代行者を通すしかなくてね」


「そしてお前を見つけて呼び出した訳だ」


「神に選ばれた代行者たるあなたに力を授けたいのだけど、一般人のままだと私達の与える力が強すぎて5歳の加護付与の儀で死んじゃうのよね」


「そこで君には最初の試練として修行をして5歳の加護付与の儀までにある程度力をつけてきて欲しいんだ。ここにいられる時間も迫っているからね、今日は修行に必要な簡単なスキルを僕達からあげるよ。僕からは鑑定とここ神界への顔パス権」


「私からは超回復」


「俺からは超修行法だ」


「超回復と超修行法は自動発動、僕の鑑定は任意発動だから心の中で鑑定と念じるといいよ。そして神界へは教会でカイル達に会いたいと願えば来れるよ」


そろそろ時間なのかカイル達の姿がぼんやりしてきた


「私達のあげたスキルを役立ててくれれば嬉しいわ」


とミナスが言うと


「次にここへ来た時は修行をつけてやるからじきに来いよ」


とゼルガが続く


「ははっ、ゼルガは戦いたいだけじゃないか。次来る時は話せると思うからいつでも来てね。それじゃあまたね」




終始頷くことしか出来なかったがカイルのその言葉を最後に意識は遠く深く落ちていく………


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