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始まり
目が覚めると見知らぬ男が立っていた。
「王がお呼びだ。来い」
この平成最期の時代に王って、
部屋から出されると
そこには映画やアニメでしか見たことのないような城下町があった。
「え?なに?めちゃくちゃ壮大なセットやな!?なにに金かけてんのほんまに」
城の門番におれを連行してる男は二万円を渡した。
「通ってよし!」
「いや、正式な入城ちゃうんかい!!あんた今チップ渡したろ」
王室らしき部屋に通されると、玉座?ってやつか豪華なでかい椅子に老人が座っている。
頭に王冠。どうやら王様らしい。
王様が口を開く。
「じゃあ、今王様呼んできます」
「お前ちゃうんかい!?」