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豆と雲(仮)  作者: 醤油団子犬
6/29

6木が生えた

 家庭菜園と庭木に囲まれ、季節の花が周りを囲っている平屋のその家は、祖父の退職時に購入したものだった。今はひまわりが咲いている。

 裏には小さな山があり、蝉の声がガンガン聴こえてくる。


 祖母に水の入った袋を渡し、祖母の作ったおかずを平らげ水ようかんを堪能しながら先ほどあったことをはなし、豆を見せる。 

 祖母はケラケラ笑い出した。


「庭に植えてみなさいよ。上手く行けばニワトリさんが手に入るかもよ。」


「巨人のご飯になるかもしれないよ。」


「奥さんが逃してくれるって話だったんじゃない?」


 話の種に、庭の隅に植えることにした。

 遊佐くんに話したらウケるかもしれない。


 端の方に埋め、水をあげてみる。

 童話のように途端ににょきにょき生えるわけでもなくそのままだった。




 次の日の朝、お掃除を手伝おうとしたら邪魔って言われたので庭に出て水やりでも手伝おうとした。

 すっかり植えた豆のことなんか忘れていた。

 ふと違和感を感じて隅の方を見ると、木が生えていた。


豆のツルが伸びたってわけでもないし、なんじゃこりゃ?


 近寄って下から覗いてみると、ずーーーと上まで伸びているように見える。


 離れると、2~3mくらいにしか見えない。


 これは、登ってみるしか無いでしょ。

 エイっと気合を入れて登り始めた。



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