10.復活!大魔王ギガーン
前回のあらすじ
カセイ国軍を討ち滅ぼしたギガース率いる魔王軍残党は久達と全面対決!互いに譲らぬ攻防を繰り広げたが最後には想いの強さが勝敗をわかつこととなったが…魔王復活の言葉を虫の息だったギガースの口から聞いた久達は魔王城を目指すこととなった
「もぬけの殻だな」 久達は天空樹・下層を登り魔王城へと向かっていた
「ここに来てから急に雰囲気が変わりましたね、さっきまでは目で見ずとも人の気配はあったのに…」
「何らかの方法で私達が来ることを知り、大急ぎで逃げ出したのだろう」 そうして久達は難なく下層、中層を抜け魔王城に繋がる階段のある上層まで辿り着いた
「あっという間だったな」
「気をつけろ、なにか潜んでいるかもしれない」 天空樹上層…以前来た際は大量の邪族に加え、ギランが階段を守っていた。この戦力で今更負ける気はしないが用心しておこう
だが…久の予想を裏切り、なにも起きぬまま歩みを進められた
「さて、あの扉の先に階段があるのだったな?」
「ああ、意図してかは知らないが、入ると閉まるようになっている」
「げっ、怖ぇなそりゃ」 堕悪が過剰なリアクションを取った
「へへへっ怖いのは今更慣れっこですよ」
「はい、もうほんとに…」
「ばぁー!」
「うおっ」
「!?隼!こわいかー?」 優が両手を挙げて隼に寄る
「いや今のは違うというか…」
「ハハハハハハハッ」 一連の会話に場が和んだところで
「じゃあ開けるぞ!」 そうして堕悪の手が取っ手に触れようとした時…ドドドドドドドドッ
「なんだ?この揺れと音は」 江美がそう言うと…
「右だ!全員下がれっ」 咄嗟のことで優、江美、堕悪には伝わったが残る2人が動けなかった
「あっおい!ぐっ」 堕悪が気づきギリギリ黒い手で2人を掴んだが揺れの正体への対応が一瞬遅れることとなった
「このっ!」 「はぁぁ!」 江美と優が急いで前に立ち、抑えにかかるも
「ぬっ!」 「はぇっ?」 その勢いによってものの数秒で吹き飛ばされる…
「連続刃!」 「堕悪死手!」 堕悪と俺が縫うようにその隙に入り込み応戦した
「まさか、人造人間…」 その言葉に顔色を変える堕悪と隼だったが
「待て、奴らをよく見てみろ肉体には目も口も無いこんなのが人間なのか?」 と江美が指摘する
「いや…有り得る話だ」 すると堕悪が口を開いて
「俺達を作った奴は人間の核に闇の瘴気を纏わせていた…それを核以外の何かで代用したということだ、やつが無尽蔵に持っている何か」 すると隼が声をあげる
「そうか!闇瘴気…マオがやっていたようにエネルギーとして使っているのか」
「ああ、だが闇瘴気だけで肉体を構成するのは長くは持たないだろう…少なくとも予め用意していたわけでは無さそうだ」 それを聞いて皆がなにかに気づく
「はっ!?」
「堕悪、それはつまり…この群勢をすぐ近くで作り続けているということか?」 堕悪は頷くと
「要はただの時間稼ぎに過ぎない、だから久!こんなところで詰まってるわけにはいかねえ…ここは俺1人に任せて行ってくれ」 と言った
「堕悪、それでは…」
「忝ない」
「!?」 困惑していたのは久だけだった
「久、魔王が復活すればこの戦いはまた平行線を辿るかもしれない…俺が言えたことじゃないが、これ以上多くのものを失わせるわけには行かない。どうか平和を勝ち取ってくれ」 久はそれに何やら思う節もあったが顔色一つ変えず堕悪に返事をした
「わかった、ここは任せたぞ」
「なら私はこ奴等の生みの親を斬ってくる、そうすれば勢いも止まるだろう」
「本当か、助かるぜ」
「堕悪さん!何カッコつけてるんですか?俺達も残りますよ」
「そうですよ!1人だけいい格好はさせません」 すると隼と光も残る意志を示した
「お前ら…」
「これまで幾度となく3人で乗り越えてきたじゃないですか」 2人の言葉に堕悪は…
「よっしゃあ!お前らぁ2人の道を作るぞ!」
「隼大螺聖風!!」
「邪悪死、はんどおおおおおお!」光の風に切り裂かれた肉片を黒い手が跡形もなく掻き消し、目の前が開けた
「では行こう!久殿」
「ああ」 2人が同時に駆け出すと
「優!」 すると優も飛び出した
「ひさしっ1人にしない!」 そう言って手を伸ばす、堕悪達は一瞬驚いたが
「はぁぁったくしょうがねえ…久!絶対守ってやれよ」
「ああ!」
俺は優の手を掴むと戻りつつある瘴気をかいくぐって扉の先へと進む
「では久殿、また後で…必ず!」 そう言い残し江美は右の通路へと走っていった
タッタッタッタッタッタッタッ
「発生元はあの部屋…」 久達と別れた江美は半開きの扉から溢れるもの達を確認し
「邪気一閃!」と切りつつ勢いそのまま2部屋に押し入った
シュリーンドドドガガーンッ
「くっ…」 培養槽の並んだ部屋の中心に何やら機械を操作する人間がいた
「そこの者、今すぐこ奴等を消せ!さもなくば斬ってな…お姉ちゃん?」
「あら、意外なこともあるものね」 江美の目の前にいたのは夜白正直、いや…かつての姉、夜暗正直であった
「久しぶり江美、元気にしてたかしら」
「どうして、お姉ちゃんが……父も母もお姉ちゃん達もあの日いなくなって…」 江美の言葉をよそに正直は後ろに回した手で機械を操作していた
「そうね、貴方だけは巻き込まんとしたつもりだけど…またこうして会うことになるなんて」
「私は…」 江美は刀を握りしめた
「強くなったようね、今だけはそう受け取らせてもらうわ」 すると正直は機械に何か入力した
ガガガガガガガガガガガガガ
「なっ!」 大きな音を立てながら周囲の檻が開き出し、そこから顔を出す人造人間達…しかしその体は先程の何倍もの大きさであった
「ゴボボボボボボゥ」 水が震えるような声を出しているそれらは江美目掛けて腕を振り上げてきた
ガシュッ
「ぐっ意外と硬いな…」 先程の敵とは違いそれなりのタフさを持つ上、いくら時間が経っても消える気がしない
ギンッ ガキュッ ジャン ガッ ザン!
江美は複数の敵に囲まれながらも一体、また一体と確実に倒せてはいる、しかし敵が減らない限り次第に疲弊していくこととなるだろう
「ふふふ、さてどこまで持つかしらね」
「くっ…」 ここで人造人間達をいくら倒そうと意味はない、倒すならこれを作っている本人…
「お姉ちゃん、最期に教えてくれないの?あの日何があったかのか。それとも、本気で私を"殺さずに"止められるとでも?」
「言ったはずよ、巻き込むつもりはないってね…」江美はそれを聞くと
「邪気乱雑…」会話で翻弄し、できた隙を活かした江美は人造人間達を切り刻み正直に飛びかかる
「ひっ…」 刀身が正直の目に触れるかどうかの瀬戸際で人造人間の拳が迫り、華麗に躱す江美
「お姉ちゃん…必ず洗いざらい吐かせてみせるから、覚悟してね!」
「きぃー小生意気なことを!」 両者がヒートアップし、より激しい猛攻となっていく
ドーン ドガーン グオアアア ドグシャーン
〜天空樹上層・階段の間〜
「ぐっううう…」静かだった天空樹に響き渡る乱戦の音に、ギランは目を覚ました
「はっ、ギラン様まだ起き上がってはダメです」 そしてそれを制するギガント
「離せギガント、もはやここに残っているのは夜白と奈落神のみ私も加勢せねば…ぐぅっ」 起き上がろうとしたギランは、ベッドからずり落ち再び動きを止め項垂れた
「ギラン様…」
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「伝令!伝令!ギガース様率いるカセイ侵攻部隊敗北、ギガース様生死不明の重体にて撤退…また、国守官伝永久がここに接近中、至急避難されたし、繰り返す至急避難されたし」どこからともなくやってきた、飛ぶ邪族がそう言いながら天空樹内を駆け回ったかと思えば…
「やべえ、やべえよ!」 「早く逃げなきゃっ」
「でもどこへ?」 「ギガース様の部隊に合流だ!」 パニックになった邪族達は濁流のように逃げ出していく
「なんてこと…」 夜白は大急ぎで邪族達を止めようとしたが荒ぶる彼らに声は届かなかった
「夜白様…ここまでです、我々も避難させていただきます」 サキュバス含む秘書達も、もはや夜白の知るところではなかった
「ふっ、もう好きにするがいいわ」
「疑柿さん…」
「気にすることはない、たとえここ…」 言うことを防ぐように夜白が口を開く
「いいえ、まだ終わりじゃないわ手を尽くしてみる」そう言った夜白は動かぬ奈落神を呼び始めた
「安心しろ、奈落神にはずっと城門を守る命令を与えてある…それで良いのだ」
「わかりました、ではここでその時を待っていてください時が来るまで全力を尽くします」 そう言って夜白は走り去っていった
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「そんな彼らを見ようとも、ギガントはギランの傍を絶えず離れることはなかったのであった…」 逃げるには置いていくしかない、ギガントの心にそんな選択は存在しなかった
「ギガント、ぐっうぐぐぐぅぐぐ…」 そうして微笑むギガントを見たギランは彼女の本心を悟りそうはさせまいともがくが
「ギラン様…始めてあった日のこと、覚えていますか?」
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「新生魔王軍入隊募集?」 「ああ、例の物好きな闇属性が新たな王を名乗っているものだ」
「そこでアレを使うっていうの?」 「ああ、胡散臭い野郎だが旧体も完全に乗っかってるこの船に乗らない手はないだろう…おいグズ!」 男が呼んだ方向には薄汚れた少女が裸で地面に這いつくばっていた
「犬は今日で終わりだ!身を清廉にしろ、疑業家の供物として魔王軍に捧げさせてやる」
疑業家…それはかつて3大家名とも呼ばれた名家の1つだった、でも現在はすっかり落ちぶれて…発端となったギギールと婚姻していた私の母は惨殺、そうして生まれた私は日々を虐げられながら生きてきた
馬車に揺られ、私が向かう先は天空樹に構える王城
あ、今は魔王城か…全身を時折痛みが駆け巡る、幻肢痛か…核活性液ではこれから守ってはくれない
ただ洗うだけでは落とせぬ傷は皮を剥かれた。
痛みには慣れていたはずだが、キリキリとした音が耳障りで、妙に暑く感じた体が過去を想起させ…自身にまだ涙を流す機能があったことを知ることとなった
もはや…これ以上を語る必要はないだろう。
この先を考えることは実に容易いのだから…
ふと、目の前に飛び出した物体に目を惹かれる
ボール… すぐ側には小柄な人影が頭を覗かせていた
私は考えた、扉を開け前方に走り出してからもずっと考え続けた…核活性液はそう何本も手に入る代物ではない、だがそんなことは重要ではないんだ。
結果さえ伴えば最期に意味を見いだせると思い切った私は、待ち受けるものを覚悟した!
ドカッ
「!?」 ゴーゥズザザザザッ
間違いなく正面の馬車を見ていた、しかし衝撃は横からやってきた…そして
「怪我はないか?悪いな、急だったものでつい…」 見上げた先には馬に股がる凛とした男がいて、向こう側にはボールを持った子供が走っていくのが見えた
どうやら私は轢かれる寸前で馬に蹴り飛ばされたようだ…幸い外傷はなかった
「なっ、あのお方は…」
「間違いない、親衛隊のギラン隊長だ」 その声を聞き周囲に人々が集まり出す
「おっと、これはどうしたものかな」 そこへ疑業家の者が近づくと
「これこれ、皆の者ギラン様がお困りだ道を空けい!どうもこれはギラン様、私は疑業家の者でして、かの者は新生魔王軍に入隊させるべく連れてきたのであります…以後お見知り置きを」
「ふむ、良い後継を持ったな…ではこちらはこれで失礼する」そうしてギランは颯爽と去っていった
その後、私の元へ来た彼らは
「ギラン様にお目通りできるなんてっ」
「飛び出した時は何をしでかすかと心配したが、よく心得ているじゃないか!」 と欲望剥き出しの賞賛を浴びせてきたが…先の覚悟を思えばこれすら、悪い気はしなかった
そうして服を換え、魔王城に着いた私は
まっさらな気持ちで立つことができた
「疑業家がギガント、皆々様の安寧を願いここに志願致します!」 上手く声も出て無事に役目を果たすことができた…あとは彼らが全てを決定する
「ふむ…疑業家とな?」
「例の失墜した家だ、もはやなりふり構っていられない様子だなぁ」
「ヒッヒッヒッヒッ…」 魔王軍の面接官は全員旧陣営の貴族達、付け入る隙はあるのだ
「はい、先程申しましたように、彼女!我が家系の娘子を皆様の安寧と繁栄のために推薦致します。ですので、是非ともお慈悲を」
直接的な言葉は使わずに意図を理解させる、一種の心理戦とも言えるそれは滞りなく達成された…
「ふむ、女体か」
「考えたではないか、ならば貴様らの立場は保証しよう!」
「ヒッヒッヒッヒッ、ついにあれが試せる…」
はずだった…
ドタンッ 扉が勢いよく開かれ、武装した兵士が何人も入ってくる
「なっなんの真似だ!」 兵士達を引き連れてきたのはギランであった
「それはこちらの台詞だ!ギーマン、そして疑業家の者達よ…良い後継を持ったと言ったな、だからこそ私自ら面接に赴いた訳だが貴様らの不快な会話には耳を痛めたよ」
「ふむ、盗み聞きとはタチが悪い…」
「この場で全員処刑、としたいところだが…」 そう言い淀んだギランは私の所へ来て
「ギガント、君のような勇敢で他者に尽くせる者を私は求めていた
私の手を取ってくれるなら少なくともこの地において君を傷つけさせはしないと約束できる。どうだろうか?」
「あ、あああ…」 私を虐げてきた者達への復讐心なんてものは、はなからなかった…そしてこの人は私の今をこれからを…作ってくれると確信した
「はい!」 私は生まれて初めての嬉し涙と共にそう返事をしたのだった
(ギラン様大好きギラン様大好きギラン様大好きギラン様大好きギラン様大好きギラン様大好き…)
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「こんな時に、そんな…ことを言って誤魔化すな…よ、ギガン…ト」
「ふふふ、こんな時ぐらい感傷に浸ってもいいでしょう?」 ギガントに体を起こされ、上目遣いで寄り添われる
トットットッタッタッドンッッ
正面の扉が勢いよく開かれ、2人が現れた
「ぐっぎっぎっがっ遅、かったな…」
「ギラン様!」 無理くりに体を動かし立ち上がる様を見てギガントが寄るもギランはそれを手で遮る
「伝…永久ぃ!」
「無様だな、もはやそんななりにまでなって何ができると言うんだ。もう大人しく道を開けてくれればいいものを…」
「何を!?ぐっ…」
「もぉー!ひさしそんな言い方しちゃだめだよー、お願いする時はこうしないと」 そうして前に出てくると
「どうかよろしくお願いしますっ」 頭を下げ優はそう言ったが…
「ほざけ、貴様らが…なんと言おぅと道を開けるつもりは無い。1度ならず2度までも守るべくものを守れず生き長らえる大罪を…犯してはならない!この夜はこの身、燃え尽きるまで抗うまでっ」
「そうか…なら俺も己の正義に準ずるとしよう」
両者が歩みだし距離を縮めてゆく
「優!」 「ギガント!」 そして
「下がっていろ!ここからは…漢の戦いだ!」
戦いの火蓋が切られた
ゴオオオオオォォォ
「くっ熱いっ」 ギランの体が炎に包まれ、熱気に気圧されたギガントは後退りした
(全身の傷口を通してエネルギーを放出することで飽和状態を作り出す、捨て身だが今の俺にできることは…命を賭すことだけだ!)
「ここで…終わらせる!ギランッグゥレファランドォォォォォルァァァァァ」
久は向かってくる攻撃を眺めていた…
水だけでは蒸発する、風だけではかき消される、火だけでは押し負ける、闇だけでは飲み込まれる、光だけでは力不足…
「流槍は元来、属性能力を強化する武器だ…」 そして思い出せ!以前やつがやっていたように
「流槍刃に、5大属性を乗せる…火炎、流水、疾風、聖光、闇気…連続ぅぅぅ刃ァァァァァ!」
青白く光り輝く流槍刃は向かってくる炎の波動を打ち消し、勢いそのままにギランへ飛び狂った
「ぐっぇ…」 そうして壁に打ち付けられたギランは仮面が割れ虚ろな表情を見せて沈黙する
「ギラン様ァ!」 ギガントが駆け寄りギランを抱き抱えると同時にこちらへ鋭い視線を向ける
「…」 もう終わったのだ、これ以上手を出す必要はない。そう思いながらも妙にその顔から目が離せない、そのままギガントの方へ向かっていくと
「ひさし!すとっぷすとっぷ!なにか来てるっ」 優の声にハッとして隣を見ると
「ギロッ」 大剣を構えたなにかが眼前に迫っていた
ドブワァァァァンッ
凄まじい衝撃波に目を開けているのもやっとだった
「クックックッ、待たせたなぁ我が下僕たちよ! 」 ドゥードゥルッドゥルーバンッ
解き放てよ我が王
その身を解放し、捧げよ うぉーーー
ドン ダーン ハーオワー
ドン ダーン ハーオワー
ドン ダーン ハーオワー
ドン ダーン ハーオワー
命が果てるまで
我が身燃やし光を払う
ああ愛しき者のために
使命を背負い 生きるのだ〜
怒りは亡き 悲しみも
想うことは悲願だけ
さあ、目覚めよ我が王
光を断ちいい、指し示す未来〜へー
ドン ダーン ハーオワー
ドン ダーン ハーオワー
ドン ダーン ハーオワー
ドン ダーン ハーオワー
「クックックッ、用意周到で助かるぞ…やはり魔王の1人であるからには専用BGMのひとつぐらいなくては!」
「なっ」 なんということだ、ギガーンが既に復活していたとは…
「ひさしっ」 優が不安そうな顔でこちらを見る
「ギgッ様…」ギランが何とか言葉を作ろうと口を動かす
「無理に喋るでないギランよ、ハッハッハッこれにて魔王!いや、大魔王ギガーン復活なり!」 声を聞いて安堵したギランは安心して休息に入り、またギガントはギランの無事と魔王の復活に歓喜していた
「優、大丈夫だ例え復活しようがギガーンはここで倒す」
「う、うんっ」 優は頷くとまた俺の手を握った
「さあて!復活祝いの祝杯をあげようじゃないかぁ」 そして専用BGMが流れる中大魔王がうねり声をあげる
「大魔王奥義!ギガーンマスタァーブレイカーーーーー!」
次回予告!
愛する人のため身を粉にした正直の頑張りが身を繋ぎ、復活した大魔王ギガーン
久と優は2人がかりで倒しにかかるもなかなか歯が立たない!
駆けつけた仲間達もただ眺めることしかできず苦悩するばかり…果たして永劫を掴み取るのはどっちだ!
次回 第2章 11.他が為に(最終回)




