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永伝(エデン)   作者: ちがタニ
永伝(エデン) 外伝 〜弱境剣士〜
12/36

3.伝説への第1歩

前回のあらすじ

師である仁羅祭に別れを告げた月壊と酒井は

特訓のため化異物狩りにいくも…空前絶後の仮面の男 烈血九我郎(れっけつくがろう)と出会う 心打たれたその者は2人の新たな仲間となったのだった

扉を叩く音

「おや?来客かな」 仁羅祭は扉を開けると、目を丸くした


「久しいな…」 そこに立っていたのは見知らぬいや、このお姿は。

「おやおや、あなたは伝説さんじゃありませんか」 可憐にして隙を感じさせぬ出で立ち、腰の刀が黒く光る様、正に………


「ふむ、貴様と会うのは2度目のはずだが…?」

と首を傾げる伝説

「それは先代の仁羅祭で私は3代目なのですよ」

「ほお、もうそんなに時が経っていたというのか」 伝説とは今の力剣士達の元となる

核はあるが力を持たぬ人族が技を使えるように力の使い方を教えた第一人者!

先代仁羅祭も伝説より技を授かったという


「結局また家名を継がせたか…貴様はこの流れを断ち切ろうとは思わなかったのかね?」

「ははは、これでも親不孝な息子なためせめてもと思いましてね」

「時に仁羅祭、今先代は…」

「ご存命ですよ、なんなら先々代も余裕でw」

「ふふ、それは賑やかで良いな」と笑みを見せる伝説

「ささっいつまでも立ち話とはいきませんよ座ってお茶でも飲みながら致しましょう!」


「そうか、先代はもう引退を…」

「はい、今は新しい娯楽に精を出してるところでさ」 そう言うと俯く伝説

「残念ですか?でも仕方ないとは思いますよ…昔は蛸とか陸魚とかだったのに、最近は人型とかいう化異物が主流でさ、核壊すまで無限再生とかもチラホラ出だしてるしさ」


「まあ残念ではある、また…。仁羅祭!」

「なんでしょうか」 急な声掛けに驚きつつ苦笑した

「貴様は剣の道に進んだりはしないのか?」

「はい?」 急に何を言い出すんだこの人は

「どうだ?私と1戦交えてみないか?腕次第では直々に娶ってやっても構わんぞ?」

「ご、ご冗談を」 冷や汗をかいた


「ん、そうか…実を言うと冗談でもないのだがな」 そしてまた俯き口を開く伝説

「この情勢、いよいよ私1人の身では成すべきことも成せずに終わってしまうのではないかと内心焦っているのだ」 と内に秘めた気持ちを吐露する伝説

「それでかつて自らが育て上げた強者を求めてここまで来たと?」 と言うと伝説は方肘をつき


「笑うがいい、伝説とも言われようものがこのていたらくとな」

「そんなことは致しません、婚期を逃すことに焦りを覚えるのは誰しもあることですから。」

すると伝説は顔を赤らめ

「貴様!やはり私を馬鹿にしているではないかそんなやましい理由で私はだな」

「はっはっはっはっはっはっはっはっ…はぁ失礼w」 つい笑い出してしまった、悪い癖だ

「ふん、怒る気も冷めたわ」 そういうと伝説は立ち上がった


「会えぬものなら仕方あるまい、だが私は諦めぬもし気が変わったらその身をもって伝えに来いと言っておいてくれ…」

「もうお発ちになられるんですか」急いで呼び止めるが

「ああ、そうだな…目的は果たせなかったが良い茶のお返しだ、とっておけ」 そう言って渡されたものは短刀だった

「これは?」

「私の懐刀だ、闇属性系の者に限りなにか起こる癖があるが…まあ御守りだ、貴様が敬うほどの強者に持たせてやってくれ」

「ありがたく頂戴します伝説さん、お達者で!」


「おいおい、その呼び名は勘弁してくれよ私は………」


〜FS本国 対化異物組合本社〜

ザワザワ ガヤガヤ

「緊急招集だって?」 「しかも歴やランクを問わず本国在住ほぼ全ての力剣士にだとよ」


「通りでやけに人が多いわけだぜ」

「強者の匂い!きようしゃのにおい!KYOSHANONIOI!」

「騒ぐな烈血、俺らまで変人扱いされるだろうが!」

「いや、月壊も声でけえよ…」


バッ バッ

正面の台にスポットが当てられると

「本日は多くの皆様にお集まり下さっていると思います、身分を問わずこうして全ての力剣士に声掛けさせていただいたのは今回、新たな種類の化異物が見つかったことをご報告させていただくためです」

ザワザワザワザワ!!!

「何っ」 新しい化異物、これはかつて無限再生が現れた時のように脅威の種類が増えるというのか

「新種の敵ってわけか、また頭を使う日が来ようとはな」

「脳筋の自覚はあったわけかよ」


「お静かに、今からその内容を説明いたします、まずこちらの映像をご覧下さい」

そう言われ映像に目を通すと

「ガッガッガッガ、俺は人間が憎い!憎いぞぉぉぉぉぉぉ」

ザワザワザワザワザワザワザワザワ〜〜〜


「えー今回皆様にはこの先本国の安寧のためこの情報を多くの方に知らせる名目でこの場を儲けさせていただきました」 力剣士達のざわつきが止まらない

「えっ喋る化異物!?」 「人語を介するなんて人型の上位種なのか!?」 「この音声情報は…神星系のもので間違いないな」


「我々組合はこの喋る化異物を化異人(カイジン)」と呼称し当面はこれらの調査を主な活動目的とすることをここに決定いたします」

化異物発生よりもこの化物に対処することを優先させるのか


「喋る化異物ってんなら内にも1人いるがな」

「へっ喋ったところで行動的に何も変わっちゃいねえさオレの敵じゃないな」

「とにかく今後はとにかく情報を得つつ慎重に立ち回っていかなくてはな!」

「おう!」 「そうだな」

俺達が立っていたのはまだまだ砂場でしか無かった砂漠はずっと先にあったんだ、こうしちゃいられない 弱くても逆境を糧とする俺たちならどこまでも行ける そうさ!ここから

目的地へ全力疾走するだけだそうして掴み取る!

外伝全3話、ご読了ありがとうございました

このエピソード0 〜弱境剣士〜 の続きはまた別の話でお見せすることとなりますのでそれまでお待ちください

そして、ついに次回からは永伝第2章をお届けいたします気合いの入り方がこれまで以上の作品となっていますので是非よろしくお願いします

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