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プロローグ

はじめまして、『小説家になろう』初心者のあおぞらです。


この作品が初投稿で処女作です。


駄作ではありますがよろしくお願いします!!

 俺、鈴木晴人は自分で言うのもなんだが自他共に認めるオタクである。


 さらに俺の数少ない友達が言うには厨二病らしい。


 俺は絶対厨二病じゃないと思うんだよ。


 だから正直、厨二病となぜ呼ばれているのかわからないんだが。


 そんなもの中学3年生で既に終わっている。


 それに少し考えてみ?


 高校生にもなって『我は神の使者だ!』とか言い出したらどう思う?


 俺だったら間違いなく頭のおかしい人を見る目で見てしまう。


 それか『こいつ痛い奴だな』って避けると思う。


 まぁ俺はそんなことしなくても避けられてるけど……。


 ちなみに『中3で終わるのって結構早い方だよな』って中学の友達に言ったら、『いやそんなに早くないし、なんなら遅い方』と言われ、ショックを受けたため、今は誰にも言ってない。


 これを言ったら間違いなくもっと友達が出来なくなる。


 俺は学校では常にライトノベルを読んでいる。


 ジャンルは、異世界転生や異世界転移系のファンタジー作品がほとんどである。


 ファンタジーは、ハラハラした展開などで俺を楽しませてくれる。


 それに嫌いな現実を読んでいる時は忘れれるからだ。


 ラブコメは読んだら自分との格差に虚しくなってしまう。


 だってさ、あんなの現実じゃあ絶対起こらないじゃん……。


 顔が普通なのに優しいってだけで美少女達が寄ってくるか?


 答えは否だ。


 そんなんで寄ってくるなら、全国のフツメン男子は、もちろん俺も含めてめっちゃ紳士になるぞ。


 それに俺には、ナヨナヨした主人公になぜ美少女が寄ってくるのかわからない。


 そんな奴現実にいたらめんどくさくないか?


 俺の偏見だが。


 それに優しいだけならイケメンを選ぶだろう。


 この世に優しいイケメンは山ほどいるぞ。


 だから俺にはラブコメが合わないのだ。


 ただラブコメが嫌いってわけじゃないぞ。


 純愛物は好きだし、芯が通っている奴が主人公のラブコメは好きだ。


 見ていて悲しくなるが楽しい。


 そんなモテない俺は、2人しかいない友達の1人と会話をしていた。


「なぁ友也。車に轢かれたら異世界に転生!なんで言うのって結構テンプレじゃん?」


「うむ、確かにそうであるな。しかし晴人氏、何故急にそんなことを言い出したのだ?」


 不思議な言い方で返答してくる友也。


 今はやっと慣れてきたが、相変わらず話し方の癖強いなこいつ。


 ちなみに俺のことを厨二病などとほざいたバカも、この山田友也である。


 こいつとは秋葉でたまたまばったりあって、好みが似ていたのが友達になるキッカケだった。


 友達になって1年以上経つが、話し方は未だに変わらない。


 初めて話したときも話し方同じだったし、第一声が『おお! 我がクラスのボッチであり同士の鈴木晴人氏ではないか! 我もボッチだがな! フハハハ! ところで晴人氏はどうやって来たのだ? 我は飛行魔術を使ったから一瞬だったであるな! フハハハハ!』だったし。 


 話した瞬間「こいつ頭大丈夫か?」とマジで心配になった。


 そんな奴に俺は同類と思われているんだぞ。

 

 絶対こいつの方が厨二病じゃないか。


 そんな奴に厨二病と言われるのはまことに遺憾である。


「いやな、俺って異世界転生大好きじゃん?そして異世界転生の始まりはだいたい、車に轢かれるか何かが落ちてきて死ぬって感じの展開が多いからさ、実際はどうなんかなと思って」


 みんなも一度思ったことがあるのではないだろうか。


 マジで謎だよなあれ。


 それになんで大抵事故なのかね?


「ふむ……晴人氏は、車に轢かれてみたいのであるか? 普通に考えてやめておいたほうがいいと思うのだが……」


「いやいやいや、やらないし、轢かれたくないよ!? 思っただけだから!!」


 と言うか、まさか友也に普通を語られる日が来るとは……。

 

 こいつの存在自体普通じゃないのに……。


 でも轢かれて異世界転移ってなんか現実で起こるとなると怖いな。


 うん、やっぱり知らないほうがいい気がする。


 と言うかマジで痛そうだし……小説の主人公って大体痛みに触れないけど、普通は起きた瞬間とか痛くなくても「いたあああああい!」もしくは「ぎゃああああああ!」くらいは叫びそうなんだけどな……。 


 それにどうせなら、寝てる間に死んで異世界転移したい。


 それなら痛くなさそうだし。


 友也と話しながら横断歩道で信号が青になるのを待つ。


 信号が赤の時みんなで渡ったら怖くないって言うけど普通に危ないよね。


 まぁみんなで渡ったことないけど。


 友達少ないから。


 あんなの陽キャがやることだ。


 そんなんことを思いながら信号が青になったので、横断歩道を渡「晴人!! 止まれ!!」


「え?」


 呼ばれたので、友也の方を見ようとした俺に向かって車が来ていることに気づいた。


 全ての時間がゆっくり流れている。


 おー、これは死んだな、間違いない。


 でも本当に死ぬ前って走馬灯見るもんじゃないのかな?


 今全く走馬灯なんて見てないんだけど。


 なんなら目の前の車しか見えん。


 そのまま俺は避けることも出来ず目の前が真っ暗になった。

 

 最後に思ったことは、


 これで異世界転生できるのか分かるな


 と、


 転移できたらイケメンがいい!!


 だった。


読者の皆様へ


この作品が、面白かった!続きが気になる!などと思っていただけた方は、目標の総合ポイント3000ptに向けて頑張りますので、


下にある☆☆☆☆☆を★★★★★にしてくださると嬉しいです。


勿論、★☆☆☆☆でも良いので入れてくれると作者が喜びます。


またブックマーク登録やいいね、よろしくお願いします!


ではではまた次話で。

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