(4)お母様と魔法の訓練よ!
ラズメリアは精神大人ですが心の中を子供モードにしてます。ですが気を抜くと大人モードに戻ってます。精神が少し体に引っ張られてるので子供っぽいかもです。まぁなにか考え事をしてたり過去のこととかでは大人モードに入ります。
つまり何が言いたいかと言うとラズメリアちゃんが自分で書いておきながらめちゃくちゃ可愛いってこt((orz
1歳になったばかりなのに武術と体術は良くないので走り込みして体力だけつけたあと魔術のお時間よ!
「リアちゃん、まずは何属性か調べるのよ」
「ふぁい!」
今日の私とお母様は訓練する為に騎士達が訓練してる場所に来てます!髪の毛を纏めてお団子にしてるお母様素敵!私もお揃い!
ちなみに私が本をめちゃくちゃ読んでることを知ってるので私が質問しない限り詳しい説明は飛ばしてくれますの!
「では私が補助をするからリアちゃんは詠唱をしてね!」
「はい!!」
私が返事をすると私の背中に手をあて魔力をお母様が動かしていく。
「いいわよリアちゃん」
「『火の神フレイア様から力を得た大地よ どうかこの私に力を 神に力を借りし生活魔法 火』」
私がそう言うと指先に点る火、まぁ出るの知ってたんだけどね。ちなみに生活魔法だからチャッカマン低度の火しか出ないよ!魔力とかの問題じゃないよ!
ちなみに詠唱は魔法の力が働いてるから舌足らずな感じになずにちゃんと言えるよ!でも流石に口に布とか加えさせられてたら無理だよ!
「リアちゃんやったわね火魔法が使えるわよ!」
「っ!う、うんつかえた!」
興奮しながら顔をずいっと近ずけてくるお母様。
指に火着いてるからね!びっくりした…危ないよ?お母様!!
「じゃあ次は水ね、いいわよ!」
「『水の神ウレイア様から力を得た大地よ どうかこの私に力を 神に力を借りし生活魔法 水』」
先ほど同様指には水が、お母様!喜ぶのはいいけど魔力の供給を止めてくれないと水が出っぱなしだよ?!
「ふ、ふぅ……」
「ごめんなさい、うっかり出しっぱなしに…まぁリアちゃんは魔力が多いみたいだし大丈夫よ!」
そりゃぁ魔力を抑えてこの莫大というか無限を悟らせないようにしてるもん、でも無限だから多いもんは多いもん
お願いだから次はちゃんとお願いします
「じゃあ次は風よ?」
「『風の神フメアイ様から力を得た大地よ どうかこの私に力を 神に力を借りし生活魔法 風』」
「まぁ!リアちゃんすごい!!」
そう言いながら顔に胸をあて抱きしめるお母様!息ができません!離してください!
「むぅっ、む!む!!」
「あらごめんなさい、大丈夫?」
「な、なんとか」
えぇ、えぇ、なんとかねなんとか!!!
「ならよかった、次は土ね」
「『土の神ブメイル様から力を得た大地よ どうかこの私に力を 神に力を借りし初級攻撃魔法 土矢』」
私がそう言った瞬間訓練所が爆ぜた
いや正確には爆ぜた訳ではないが私の魔法アースアローが強すぎて訓練所が破壊された
嫌な予感がして瞬時に人がいない開けた場所に放ったからいいものの……
お母様もフリーズして……あぁ喜びの顔になったな、これは十中八九抱きしめられる
「すごい!すごいわリアちゃん!リアちゃんはすごい魔法使いになれるわ!!!」
「うん!」
私は1歳児、何も知らない1歳児。
「リアちゃんは土も使えるみたいだから残りは光と闇ね!でも疲れてるのなら明日にしましょう!」
「うーん…おひるのごはんおわったらしまう!」
「そうね、そうしましょう!」
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
お部屋に帰ってきたリアちゃんよ!
1歳児モードは疲れるから大人モードに切り替えるよ!
と、リアです。ちなみに前の名前も璃逢です。
いやぁ、攻撃魔法やばし。
でも初めての攻撃魔法に感動!!
今までは生活魔法のみだったからね!
というか生活魔法の中に土属性はないから土魔法も初だね!
さて、本を読むか
゜・*:.。.*.:*・゜.:*・゜*゜・*:.。.*.:*・゜.:*・゜*
やぁ!お昼ご飯の時にお母様がお父様に私の魔法の事を力説して2人からデレデレされたリアちゃんだよ!
「さてリアちゃん、次は光よ!」
「『光の神イリアナ様から力を得た大地よ どうかこの私に力を 神の力を借りし生活魔法 光』」
先ほど同様100円ほどで売っているようなライト程度の光が指先に点る
そして案の定「リアちゃんは天才だわ!!」と抱きしめられた。
「次は闇よ!!」
「『闇の神ラクトフ様から力を得た大地よ どうかこの私に力を 神の力を借りし初級攻撃魔法 闇穴』」
「リアちゃんすごいわ!!全部使えてるわ!!早くグレイツに言ってお祝いしなくちゃ!」
と言いながらグレイツことお父様の元へ私の手を繋ぎながらスキップで向かうお母様
全属性な上に初級攻撃魔法もできるという1歳なのに騒がれず喜ばれてる……溺愛している私達の娘すごいとしか思われてない。親バカ最高
今までの天才児事件(?)などを合わせて考えても自重しなくても私達の娘すごい、こんなに凄いけど私達の娘だから…で済まされそうですわ。うふふ。
うふふあはは。