詩音と人々 2 時空の特異点 ペサハ
「帰去来」のサイドストーリーにして、エピローグ
学園を追い出されようとする詩音。そのフィアンセの民生も孤立していた。この二人を何とか助けたいと願う雄二は、潤一と良介の二人とともに、詩音・民生のために嘆願書の署名運動を始めた。
彼らと対立する生徒会側は、校長たちとともに署名運動を妨害した。潤一と良介も生徒会に抱き込まれ、雄二は裏切られ、苦労して集めた嘆願書は焼き尽くされてしまった。心が折れそうになった雄二は、ふと淑香を思いだしていた。
淑香は雄二と再会すると、不思議な空間へといざなった。
詩音に連なる人々が、先祖たちから及ぶ十戒の祝福によって、数々の困難の中から救われてきた。その裏には、世界史の様々な戦いや事件を動かす天使たちがいた。その一人が淑香であり、淑香は今、時を遡って、世界規模の時の流れの中に現われる様々な事象に干渉して、詩音に連なる人々を守ろうとしていた。この時、雄二はユージウスと名乗り、淑香(スクハ)が時を遡ろうとした時に、彼女に絡んで時を遡ったのだった。
しかし、雄二ことユージウスは孤独のまま進んだ。ノエル、聖母子を連れたヨーゼフのエジプト逃亡、アレクサンドリアでの高等教育と研究、エレファンテイン・クムヌの戦い、ゴルゴダの十字架刑の事件と復活、パルティア戦役、それに絡んだ天使と悪鬼との戦い…タイムジャンプの迷路は続いた。
パルティア戦役のなかで、ユージウスは戦いに勝利し、スクハと再会した。「時の梯子」を見出した二人は、苦労のすえに、未来の詩音たちの許へと戻っていくのだった。そこには、すっかり幸せになっていた詩音たちの家族があった。
詩音に連なる者達が、淑香(スクハ)によって守られてきた、つまり啓典の父の意思によって守られてきた詩音達の物語の大円団。
学園を追い出されようとする詩音。そのフィアンセの民生も孤立していた。この二人を何とか助けたいと願う雄二は、潤一と良介の二人とともに、詩音・民生のために嘆願書の署名運動を始めた。
彼らと対立する生徒会側は、校長たちとともに署名運動を妨害した。潤一と良介も生徒会に抱き込まれ、雄二は裏切られ、苦労して集めた嘆願書は焼き尽くされてしまった。心が折れそうになった雄二は、ふと淑香を思いだしていた。
淑香は雄二と再会すると、不思議な空間へといざなった。
詩音に連なる人々が、先祖たちから及ぶ十戒の祝福によって、数々の困難の中から救われてきた。その裏には、世界史の様々な戦いや事件を動かす天使たちがいた。その一人が淑香であり、淑香は今、時を遡って、世界規模の時の流れの中に現われる様々な事象に干渉して、詩音に連なる人々を守ろうとしていた。この時、雄二はユージウスと名乗り、淑香(スクハ)が時を遡ろうとした時に、彼女に絡んで時を遡ったのだった。
しかし、雄二ことユージウスは孤独のまま進んだ。ノエル、聖母子を連れたヨーゼフのエジプト逃亡、アレクサンドリアでの高等教育と研究、エレファンテイン・クムヌの戦い、ゴルゴダの十字架刑の事件と復活、パルティア戦役、それに絡んだ天使と悪鬼との戦い…タイムジャンプの迷路は続いた。
パルティア戦役のなかで、ユージウスは戦いに勝利し、スクハと再会した。「時の梯子」を見出した二人は、苦労のすえに、未来の詩音たちの許へと戻っていくのだった。そこには、すっかり幸せになっていた詩音たちの家族があった。
詩音に連なる者達が、淑香(スクハ)によって守られてきた、つまり啓典の父の意思によって守られてきた詩音達の物語の大円団。
一 ノエル
2019/07/01 23:22
(改)
二 アレクサンドロスへの道
2019/07/03 08:21
三 エレファンテイン
2019/07/09 18:00
(改)
四 クムヌ神殿
2019/07/09 20:39
(改)
五 荒れ野
2019/07/10 07:35
(改)
六 百人隊長
2019/07/10 08:46
(改)
七 ビア・ド・ロローサ
2019/07/16 17:06
(改)
八 ヨルダン川の東
2019/10/02 19:40
(改)
九 デイマスコ
2019/11/14 18:00
虜
2019/11/15 02:00
バビロンの廃墟 そして時の階段を経て 残りの民達の村へ
2019/11/27 01:00
(改)