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第5話 ババ抜きよ!

眠る時に足を布団で隠さないと

寝れない人です。


何の発表だ?笑


有限会社ホタテ

「で? トランプゲームって何やんだ?

異世界のゲームなんて何も知らないぞ」


俺はマリンに聞いた。


「安心しろ人間(ヒューマン)にもわかりやすいゲームをしてやる」


このマリンてゆうガキは目上に対する

礼儀がなってないな。

ヒューマンヒューマンって

俺は社長だぞ。絶対勝つ。


「ババ抜き一回勝負よ」


「ババ抜きってあのババ抜きか?」


異世界にもババ抜きがあるんだなぁ。


「まさかババ抜きもしらないの?」


マリンが呆れ顔で言う。


「知ってるわい!」


このガキは完全に舐めきっている

勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ。


「リミット、トランプだしなさい!」


「ハイハイ」


マリンがリミットにトランプを出すように

言うとリミットは指をパチンとならした。

すると目の前にまだ封もきってないさらの

トランプが現れた。


「お前何でもありだな。すげーな」


「神ですから。当たり前でしょ

トランプを召喚した。

それだけです」


「素直に喜べよ」


俺の褒めに対しリミットは当たり前という

顔をしている。異世界の奴はいちいち

俺の気に触ることをしないと気が済まんのか?


「おい人間(ヒューマン)ささっと配れ!」

マリンが急かす。


「俺が配るのかよ」


俺はトランプの封をきりシャッフルし始めた。

マリンはまだ俺の方が下だと思ってやがる。



勝ってどっちが目上かはっきりさしてやる!


…ていう顔してるわ…ニヤッ


マリンはニヤッとわらった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


このマリンとゆう少女、実は人の心がよめる

読眼(リードアイ)を持っているのである。

ババ抜きは彼女の得意分野。

心がよめる彼女はどこにジョーカーがある

か、相手がどのカードを引くか

手に取る様にわかるのである


「ひと泡吹かしてやる…」


亮司(りょうじ)が思っているこんなことも彼女には

筒抜けである。


「吹かない吹かない。私に読眼(リードアイ)

ある限り心理戦では誰も私には勝てないのよ」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


マリンは勝ちを確信した笑顔でニタニタしている。


「配り終わったぜ」

俺はカードを配り終えた。


「さぁ! 始めましょうか」

マリンが臨戦態勢にはいる。



「ok、始めよう

そして終わりだ、あがり」


俺はそう言うと手札を全て置いた。


ーーー!?


その場にいた皆は驚いる様だ。


「何? ふざけてるの?」

マリンが怒る。


「ふざけてないさ。しっかり見てみろよ。」


俺はトランプの方を指差した。


「なっ? 全部2枚1組になってる。」


マリンが驚いている。


「ジョーカーを最後まで持っていたのはお前だ。だからお前の負けだ」


俺はドヤ顔で言ってやった。


マリンの手札には2枚1組のカードが12組

とジョーカーがあった,



「不当よ! イカサマよ!

こんなの認められない! もう一回よ」


マリンが声を荒げて怒っている。


「もう一回?勝負はババ抜き一回勝負だ」

俺はマリンの申し出を断った。


「イカサマ野郎! 卑怯者!」

マリンは激怒している。


「じゃあ、言わせてもらうが

お前が人の心を読むのは卑怯じゃないのか?」



「なッーー?」


マリンは急に黙った。


「あれぇー? 亮司社長(りょうじしゃちょう)

気が付いていたんですかぁ〜?」


ミーヤが俺に聞いてくる。


「ああ。気付いてた。

最初に怪しいと思ったのは俺がわざと負けようとした時にマリンが指摘してきた時。

こいつは俺の心を読んでるんじゃないかと思った。


しかしそれだけじゃ確信は得られなかった。


次にマリンがババ抜きを選んだ時

俺の疑いは確信に変わった。


こいつは人の心が読める。

だからカードゲームに絶対の自信を

持ってるんだとな。

俺勘は良い方なんだ」


「ーーーーッ!」


マリンは言葉が出なかった。


「しかし、なんでこんな綺麗にカードが

揃ってるんですか?」


リミットが質問してくる



「リミットがトランプを出した時

封がしてあったろ。

さらのトランプはジョーカーから

入っていて、次にスペードのエースからキング、

ダイヤのエースからキング、クラブのエースからキング

最後にハートのエースからキングが入ってるんだ。


だからシャッフルする時に同じ数字の

カードを4枚重なるようにシャッフルした。


こうしてから交互に配る


あとはマリンの方にジョーカーを仕組めば

確実にかてるババ抜きの出来上がりだ」


「すご〜い♡手先器用なんですね!」

ミーヤが俺に言う。


「そうなんです。器用なんですぅ」


ミーヤさんが俺の事すごいだって!

俺は心のなかで小躍りした。


「でも私はあんたがシャッフルしてる時も

心をよんでいたわ。そんな事考えてなかったじゃない!」


マリンが疑問をぶつけてくる。


「俺は手先だけじゃなく脳も器用なのだ。

お前が心を読んでいるだろうと思った瞬間

から俺はお前に勝つだけを思っておいて、作戦は考えていない感じを装っていただけに過ぎない」


「さっすが! 浜松社長。

僕が選んだ社長です。すごいです!

マリンさんに勝つなんて」


リミットが俺のことをべた褒めしてくる。

神に褒められるのは悪い気はしないと

俺は思った。


「おいマリン、勝負つうのはな、


やる前から策を立ててる奴の方が強いんだよ。

能力を過信しすぎたな!」


俺はマリンに吐き捨てた。


「…とめない」

マリンが呟く。


「何だって?」


「認めないつったのよ!」


そう言うとマリンは顔を真っ赤にして

涙目で部屋を出て行った。


「まってくださぃ〜マリンさん〜」

ミーヤがマリンを追いかける。


こうして俺はマリンとのトランプゲームに

勝利した。



○とぅーびーこんてぃにゅー○

5話を読んでくれてありがとうございます!


よろしければ

感想、ブックマーク、評価していただいたら

心のなかで小躍りします笑


よろしくお願いします!


有限会社ホタテ

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