3話 レベルをあげよう
前回のあらすじ
お金がなくて困った咲良達はギルドに行くが
プリメールエリアに旅立つには
実力がないとエリア外には出させないと言う
お金稼ぎがてらクエストをこなすのだった。
咲良達が討伐したスライムは
クエストリストに討伐数が上書きされる不思議なシステムだった。
宿で体力を回復する4人、冒険者カードに目をやるのだった。
「あら?レベルアップてアイコン出てるよー」
「ほんとだ」
「あれだけ倒せば当然ですわね」
「このパンケーキおいしいなぁ♪」
咲良さん空気読んで(笑)
「えーっとこれタップすればいいのかな?」
シャキーン!!
冒険者カードからレベルアップ音なのか効果音が鳴りだす。
「おぉーレベルが上がってるよー」
「しかも50匹倒したから5まで上がってるー」
「クエストの報酬にも経験値入ってますわね」
「説明書見てみようか」
ノルンから貰った説明書を読み出す華凜
その説明書の内容は
レベルが上がるとジョブのステータスが上がる
レベルがあがると同時にボーナスポイントが3貰える
ポイントで足りないステータスを補うも良し!
長所を伸ばすも良し!
特定のステータスが上がるとスキルを習得できる
=====これ重要=====
[戦士]
戦士はSTRとDEFが上がりやすいが
DEXとSPDが上がりずらい
ポイントはDEXとSPDに振ることをお勧めする
いくら攻撃力があっても当たらなければ意味がない
[盗賊]
盗賊はSPDとDEXが上がりやすいが
DEFとSTRが上がりずらい
盗賊は速さと回避率が売りなので
DEFとAGIに振るべし
[魔法使い]
魔法使いはINTとDEXが上がりやすいが
DEFとSTRが上がりずらい
知性が売りの魔法使いだが
防御に不安DEFとINTに振るべし
[ニート]
ニートは強運でこの世界の世を渡り歩くジョブ
LUCが上がりやすい他のステータスは平均に上がる
ポイントはLUCに振るべし
主に短所にポイントを振れ的な説明だった。
ニートてもしかして最強なのか・・・
四人は説明書の通りにポイントを振り分けた。
「あら?ファイヤーボール」
「あたしは盗む?とお宝サーチ?」
「わたしはスマッシュ?テニス?」
「咲良ちょっと違うんじゃ・・・」
「まぁわたくしはコピーですって!?」
コピーのスキル相手の能力をコピーする
言い方を変えればなりきる。
某バスケ漫画の黄色い人じゃあるまいし・・・
「よしスキルを試しに明日クエスト行こう」
指定クエストとは別にフリークエストがあった。
「ジャイアントビーから取れるハチミツを取ってきて?」
「ハチ!?」
「わたくし虫は苦手ですわ」
「パンケーキにハチミツかけるとおいしいよね♪」
「報酬が1000Gにわけわからない玉?」
「もしかして宝玉?」
期待を胸に4人は眠りについた。
・・・・・・・翌日・・・・・・
クエストに行く前に準備をする四人
道具屋に立ち寄るが。
「ポーション10個に毒消し10個で1500G」
「モンスター図鑑1000Gね」
「はいッお金です。」
話し合いにより、お財布管理は華凛が受け持った。
この世界のモンスターを知るため
モンスター図鑑も購入した華凛
(抜かりない・・・・)
3人の心の声
「残り1000G大切に使わないと」
「無駄遣いしたらどうなるかウフフ♪」
「はっはいっ(汗)」
【フリークエスト】
【ジャイアントビーからハチミツゲット】
「今回はスキルのお試してことですわね?」
「表向きはね」
「夏海ちゃん盗むなんて悪いことしちゃだめだよ♪」
「しないから(笑)」
「わたしフャイヤーボールの他にラピットファイヤての覚えたの」
「これは日常生活に便利だねー」
華凜の言うラピットファイヤは
指先からでる小さい炎、ライターの火と思っていい。
道中スライムに出くわしながら、ジャイアントビーの拠点を見つけた。
作戦があった。
夏海がスピードを活かし敵をひきつけ
集まったところを華凜の魔法で一掃し
咲良と冬華が華凜を守る役割であった。
大丈夫かこの2人・・・(笑)
「うおぉー前より速くなってるー」
「ステ振りすげー」
「夏海ちゃん金メダルはすぐそこだよー♪」
「咲良真面目にやれーそっちいくぞー」
「ほーい」
「わたくしのダーツの腕ごらんあれ」
冬華はダーツで迎え打つが・・・
静止状態から投げるため動けない・・・
シュッ!
「危ないだろニートお嬢!」
冬華が投げたダーツが夏海の頬をかすめるが
「あら♪ごめんなさい別にあなたを狙ったわけじゃなくてよ」
「ぐぬぬ!!」
冬華が投げたダーツは、ジャイアントビー2匹いっぺんに倒した。
「実力ですわー」
「いやあれはニートの強運だ」
「うんうん」
「ぽかーん」
注意ダーツは人に向けて投げてはいけません。
「いよーしわたしもやるよー」
「スマ―――ッシュ!」
テニスや卓球で強烈な一打をスマッシュと言うが、戦士のスキルはまさにそれである。
スカッ
外れた・・・
咲良の強烈な一撃は地面にめり込んだ。
「さ、咲良(汗)」
「咲良ちゃん?」
「咲良さん?」
「ぬ、抜けない・・・」
(何でこの子戦士なの?)
3人の心の声・・・
ジャイアントビーがまとまって襲ってきた。
「ファイヤーボール!!」
華凜の魔法がジャイアントビーに見事ヒット。
だが1匹仕留め損ね咲良に向かう。
「やべっ咲良あぁ」
咲良はまだ剣が抜けないが間一髪抜けた。
「抜けたよ―」
同時に抜いた勢いで剣に風圧発生
咲良に向かったジャイアントビーが剣の風圧で仕留められた。
「やったー」
(まじか・・・)
「ん?ねえステータス上がったから、かまいたちて技覚えてたテヘっ♪」
(おいっ・・・)
なんたる偶然(笑)
夏海はというと
「あたしも盗むスキルでハチミツ盗んだよー」
「夏海ちゃんすごおぉい」
「依頼は特に数の指定ないねー」
「5個ゲットですわ」
「んじゃ戻ろう」
ギルドに戻った4人はクエストの達成を報告
ギルドの認印が押されればクエスト達成するシステムであった。
指定クエストも同じである。
「お疲れ様でしたこれ報酬の1000Gです」
「前回より少ないけどないよりいいねー」
「疲れたー」
「お風呂入りたい」
「同感ですわー」
「玉はないんですか?」
華凜が玉の報酬がないことに気づく。
「それはですね依頼主が自ら渡すそうです」
「なっ!」
「達成したら連絡下さいて指示なもので」
「明日の朝またギルドにお越しください」
「はっはい」
「宿を用意してます今日はお金はギルドが負担します」
「マジ?ラッキー」
「冬華ちゃんの影響?」
「日頃のおこないですわよ」
言われるがまま宿で休み朝を迎えた。
ギルドの入口の前に着くと
赤い髪に引き締まった体をしナイスバディーな女性剣士が待っていた。
【第2章】旅立ち3話 レベルをあげよう 完
2日ごとに更新出来ているかな
書いていてチート入り出したかな?と思い始めました
読んで頂きありがとうございました。