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ろーぷれ!!  作者: 八剱蒼弓(旧名kata)
第2章【旅立ち】
6/33

1話装備を買おう

前回のあらすじ

旅立つ前にジョブを決める咲良達だが

なぜか冬華のジョブがニートになった。

ノルンいわくニートはレアなジョブだと言い切るが

街に着いた咲良達は装備を買うことから始まった。

 始まりの街【プリメール】ここは駆け出しの冒険者や熟練者が集まるまさに冒険者の街だった。


 華凛の一言で

「さて、先ずはお店を探しましょ」

「そうだね何も持たないわけいかないし」

 華凛と夏海の会話だった。


 咲良は冬華と会話していた。

「冬華ちゃんお嬢様なんだね♪」

「ええ、いずれ雪村財閥を継ぎますのよ」

「えいっ♪お嬢様らしい髪型にしようよ」

「んなッ何をしますの?お止めなさい」

「お嬢様らしくツインテールにしよう♪」

「ちょっと!!」

「夏海ちゃん、華凛ちゃん手伝って」

「ヨッシャー」

「あら♪楽しそう」

 冬華がイメチェンされた。


 ツインテールに・・・・


 夏海がからかい出した。

「ツインテールニートの誕生か(笑)」

「ムキーッなんですって!」

「かわいいわよ冬華ちゃん♪」

「そうだよお姫様みたいだよ」

「あら♪ありがとう」

 咲良と華凛が冬華の髪型を誉めその場は丸く収まった。


「あっ剣の看板あるよあれが武器屋さんかな?」

 咲良が指差したのはまさしく武器屋だった。

 ノルンから渡された1000Gを手に四人は武器屋に入った。

 ノルンディアの通貨はG(ゴールド)である。

 店に入ったらマッチョでワイルドなひげを生やしたスキンヘッドの店主が居た。


「いらっしゃい姉ちゃん達冒険者か?」

「ハイッ♪」


 咲良が元気に返事をした。

「どんな武器がいいかわからねぇなら冒険者カード見してみな」

「どれがいいかアドバイスしてやるぜ」

「お願いします!」


 4人は冒険者カードと化したスマホを店主に見せた。

「うぉッ!ニートがいるじゃねーか!」

「そんなにニートが珍しいですの?」

「あぁニートはそう簡単になれねぇ貴重なジョブだぜ」

 マジか・・・・マジなのか?・・・・


「姉ちゃん達そのニートの姉ちゃんは強運の持ち主だぜ」

「えぇッ!」

「ホーッホッホッ!わたくしを崇めなさい愚民ども」

「殴っていい?ねぇ殴っていい?」


 夏海の怒りが・・・

「そんな事より武器」

 夏海がさらりと話を変えた。

「おぉ、すまんすまん」

 咲良達の武器選びが始まった。


 真っ先に決まったのが夏海と華凛

 剣の看板したお店はどうやら武器と防具の店だった。

「あら?防具もあるのね」

「1000G内で全員分買わないとね・・・」

 夏海と華凛の会話に店主が割って入ってきた。

「盗賊の姉ちゃんと魔法使いの姉ちゃんはこっちだな」


 店主が勧めた武器はダガーに杖と弓

防具は胸当てのレザーアーマーにローブだった。

「実際に手に持ってしっくり来るやつがベストだな!」

 夏海が真っ先にダガーを手に取る。

「うん、これにするよ40Gかぁ2本買うよ」

 夏海は二刀流で行くつもりだ。


「お・じ・た・ま」

「わたしたちぃお金あんまりないのぉ☆」

「おじたまてナイスガイだねぇ☆」

「だ・か・らサービスしてぇ☆」

「うぐっ」


 夏海が慣れない演技で色目を使う。

 店主は真っ赤な顔でお困りだ。

 追い討ちかけるように、夏海が陸上部で鍛えた引き締まった脚線美を店主に見せびらかす。


「わかったわかったから」

「姉ちゃん達は駆け出しだからオジさんサービスしちゃう」

「ダガー2本セット40G,レザーアーマー2つ本来なら200Gだが」

「戦士の姉ちゃんの分入れて100Gだ」

「咲良良かったね咲良の防具もゲットだよ」

「ありがとうおじたま☆チュッ☆」


 慣れない演技でトドメの投げキッス何故か咲良まで・・・・・

「魔法使いの姉ちゃんには木綿のローブ にひのきで出来た杖」

「合わせて50Gだがオマケでこの弓プレゼント」

「あら、わたし元弓道部だから都合がいいわ」

 貰ったのはショートボウ

 なんと華凛さん元弓道部だったとは・・・・


 さて、華凜と夏海の武器防具も決まったが咲良と冬華は・・


 咲良は剣を物色していたが真っ先にロングソードを手に取るが。

「夏海ちゃん・・・これ・・重たいよー」

「咲良戦士だからって見栄貼るな―」

 戦士と言えば剣や斧、槍を用いて戦うイメージだが

 これと言って力もない咲良には軽装備しか持てなかった。


「戦士の姉ちゃんはこれだな」

 見かねた店主がショートソードを手渡した。


「おぉー軽い軽い♪」

「本来なら100Gだが、半額の50Gにしてやるよ」

「お・じ・た・ま・あ・り・が・と♪」


 お礼と同時に咲良がウィンクした。

 まだやるのか・・この子(笑)

「ねぇオジさんこの竹で出来た槍は?」

「あぁそれな試しに作ったが欲しいなら10Gでいいぜ」

「下さい♪」

 何に使うんだか竹の槍を背中に背負った咲良


 冬華はどうなったと言うと店の中で一番高い品ばかり見ていた。

「ニートのジョブは大概全ての武器を扱えるジョブだな」

「そうなの?わたくしやはりカリスマ性ありますわね」

「あら?ダーツがありますわね」

「姉ちゃんそれは紳士淑女が遊ぶやつだぜ戦闘には不向きだぞ」

「わたくしダーツ得意ですのよ♪」


 ダーツと言えば狙った場所に矢を投げ点数を競うゲームだが

 メンタルが重要なスポーツそれを冬華に扱えるとは

 何故武器屋にダーツがあるのか


「このダーツと細い剣頂ける?」

 冬華が提示した剣はレイピアだった。

「こう見えてわたくしフェンシングやってましたの」

 意外な才能だった。

 冬華はダーツを何に使う気なんだか。

「防具はこの絹で出来たローブを所望いたしますわ」

「4点合わせて800Gだが700Gでいいぜ」


「じゃこれで」


 何を考えてるいるのかこのお嬢様咲良達の世界のクレジットカードを提示した。

「何だこれは?」

「これで支払いお願いしますわ一括で」

「姉ちゃん冗談は止めてくれよ」

「なっクレジットカード使えないなんて!!」


 当たり前だ。


「すみませんおじさんはいッお金です」

 華凛が制止して代金を支払った。

「毎度ありぃ」

 値引きしたとは言え冬華が一番お金がかかった。


 装備を整え店を出た咲良達

 手持ちが50Gになった。

「これからどうしようか?」

「ロールプレイングの王道は情報収集だよ」

「じゃあ先ずは聞き込みかな」

「夏海ちゃん詳しいね♪」

「フッフッフッ♪実は夏海ちゃんゲーマーなのだ」

「おぉ頼もしい夏海さま~」

「流石に疲れましたわ」

「じゃあ宿屋行って今日は休もう」


 4人は宿屋に行き疲れ果てたのかすぐに眠りについた。

 ちなみに宿泊代は一人10G×4で40G。

 咲良達の所持金は10Gしかなくなった。




















第2章も無事書き終わりました。

次回をお楽しみに

しつこいですが温かい目で読んで頂けると幸いです。

読んで頂きありがとうございました。


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