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ろーぷれ!!  作者: 八剱蒼弓(旧名kata)
6章[水の国]アクアリム
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1話 再度レベルを上げよう

無事イフリートに精霊宝玉を返した咲良達だが、魔族女子部会のハーピーに襲われるも、これを撃退

イフリートからクラスチェンジをしてもらうのだったがレベルが1に戻ってしまった。

 どこかの一室で何者かが会話をしていた。

「リリスとハーピーが倒されたそうですよ」

「ほぅ、我ら魔族女子部会に勝つ人間がおったのか」

「次はいかが致しますか?」

「まぁ、様子を見ようではないか」

 会話からして、魔族女子部会だった。


 一方咲良達はクラスチェンジにより、再びレベル1から再スタート。

「レベル1になっちゃいましたテヘッ」

 咲良の第一声から始まった。

「テヘッじゃねーよ、クラスチェンジしたんだなおめでとうさん」

 マジェスタと何か相談している咲良達。

「まぁそうなんです、レベル上げないと厳しい状況で」

 華凛が話を切り出した。

「華凛と冬華は予想通りだが、咲良と夏海がナイトとアサシンには驚いたわ」

「えっあはははっ」

 夏海と咲良はとりあえずその場を笑ってやり過ごした。

「夏海ちゃんはひっそり悪を懲らしめる、仕事人に憧れているんだよー」

「咲良!それを言っちゃダメ」

 夏海は慌てて咲良の口を手で押さえた。

 夏海のアサシンへの動機は悪を懲らしめる、仕事人に憧れていた様だった。

 咲良はと言うと・・・。

「正直、魔法使ってみたくなりました、えへへっ♪」

(えへへっじゃないよ・・)

 回復魔法使える者がいないから、ナイトを選んだかと思ったら、本心は単に魔法使ってみたくなったが理由だった。

 咲良の発言にみんな、開いた口が塞がらなかった。


 手っ取り早くレベルを上げたいため、咲良達はマジェスタに相談しているのだった。

「まぁこれと言っておいしいクエストもねーしな」

 中々妙案が浮かばず、ひたすら付近のモンスターを狩ると言う案が出始めた。

「地道にモンスター倒してレベル上げようか?」

「無理なクエスト受けても仕方ないよね」

 華凛と夏海はそれで、納得していた。

「ふぅ・・・ちょっとヤバイがブラックスライム退治するか?」

 マジェスタがタバコをふかしながら、口を開いた。

「ブラックスライムてのはな、数多き冒険者に倒されたスライムの怨念が塊となったモンスターでな、遭遇できる確率は、ないに等しい」

(・・・・・スライムの怨念て)

「わたし達そんなに恨み買うほど倒してないはずだよー」

「うんうん」

 咲良の発言に夏海が一緒にうなずいた。

「夏海さん怖いのですの?」

「黙れ!ニート!」

「まぁ、冬華が激レアスーパーニートになったのならいけるかもな」

「えっ!?」

 マジェスタの発言にその場が凍りついた。

「ま、明日一緒に行くか」

 マジェスタも同行してくれる事となり、朝を迎えた。


 プリメール平原ここで咲良達は、初めてスライム退治をした場所、再びこの場所を訪れる事になろうとは。

「お前ら準備はいいか?」

「ハイッ!よろしくお願いします師匠!」

「師匠って・・・お前ら」

 4人は、マジェスタを師匠と崇めだし、マジェスタは返す言葉がなかった。


 早速スライム退治が始まった。

 咲良は相変わらず緊張感がなく、夏海はアサシンの新スキル毒針と麻痺針を習得していて、御披露目していた。

 まさに、影に暗躍あんやくするジョブ、一瞬で針をスライムに刺す夏海。

「夏海ちゃん今輝いてるよ♪」

「咲良・・・こいつ麻痺したからトドメよろしく」

「こんなかわいい子を痛ぶるなんてわたしには出来ないよーー」

「オイッコラ咲良!」

 咲良はスライムがモンスターと言う認識がないようだ。


 華凜とマジェスタはとりあえず体力の温存をしているため見ているだけだった。

「マジェスタさんお茶どうぞ」

「おおサンキュー」

 緊張感本当ゼロだった。


 冬華はと言うと・・・・。

「さぁ、わたくしに跪きなさい!ぷにぷに共!」

 チェーンウィップを振り回し、スライム複数を相手にしていた。

 ズカッ!

 バキッ!

 完全に調子に乗り出した冬華、スライムを倒しては足蹴にする始末、夏海が更に複数のスライムを冬華に押し付けた。

「冬華こいつも頼むわ!アタシちょっと休む」

「な、夏海さんこれ責任もって片付けなさいよ!」

「なんとかなるだろ、激レアニート」

「覚えてなさいよー!」

 いつもと変わらず二人のやりとりだった。

 倒し続けてレベルが8になっていた、前ジョブのスキルはそのまま引き継がれているようだ。

 もう、日が暮れだす頃倒したスライムから黒いもやが出始めた。

「これなんですの?」

「お前ら離れろ!冬華の強運がまさに効いたな」

「へっ?」

 マジェスタの言葉に4人は目が点となった。

 黒い靄は塊となり始めた、そうこれがスライムの怨念が塊となったブラックスライムだった。


 ブラックスライムは黒いオーラを放ちながら咲良達に襲い掛かる。

 いきなり、体を回転させスピン攻撃を仕掛けてきた。

「うわーーこっち来るなーー」

 真っ先に夏海を標的にし、夏海に襲い掛かるが夏海は足には自信があるためひたすら走っていた。

「くっそーーー陸上部なめんなよーーー」

「夏海さん助けてもよろしくてよ?」

 散々スライムを足蹴にした冬華、真っ先に狙われるのはこの人のはずなのに、ニートの強運なのかスライムの恨みの念が夏海にぶつけられた。

「夏海!」

 今度はマジェスタが加勢してくれたが恨みの念が強すぎてマジェスタも苦戦を強いられた。

「こいつマジでやべーぞおいっ」

「サンダーボルト!!」

 華凜が新しく覚えていた魔法サンダーボルトを放ち、ブラックスライムに命中した、怯んだ隙に咲良が攻撃を入れた・・・。

「おいたしちゃだめだよ!」

 ・・・反応なしかと思われたが。

 ブラックスライムは咲良の攻撃に時間差でもがきだした。

「反応遅っ!!」


 もがきだし更に暴れるブラックスライムは、今度は冬華に襲い掛かる。

「ぴぎゃーーーーー!!なんでこっちに来ますの!!」

 ひたすら逃げる冬華だが再びニートのスキルFFフォーチュンフィールドがあらわれた。

「なんですのこれ?」

 本人がわからなくて当然、前回のリリスとの戦闘で冬華は眠っていたからだ。

「冬華そのままブラックスライムに突っ込め!」

 マジェスタの指示通りブラックスライムに突進した。

 するとブラックスライムが冬華の放つFFにより、火傷を負ったようだ。

 冬華のFFは絶対的幸運バリアなので敵意をむき出しにした相手にダメージを与える。

「冬華、不本意だがアタシのスキルコピーしろ」

 夏海が何か思いついた、アサシン特有の毒針を冬華に使わせるつもりだ。

「行きますわよ夏海さん!」

 冬華は夏海のアサシンスキルをコピーし、毒針攻撃をした、続けて夏海も麻痺針で攻撃した。

「咲良今だ!!ハリーさんでフルスイングしろ!」

「ほーい!いくよー」

 咲良のハリーさんを使ってのフルスイングはブラックスライムにヒット!

 どかーーん!!

 ブラックスライムを空の彼方まで吹き飛ばした。


 無事ブラックスライムを倒した、咲良達、滅多にお目にかかれないブラックスライムは冬華のスーパーニートによる強運なのかは謎のままであった。

「経験値30000!?」

「マジでか・・・?」

 4人の獲得経験値の多さに驚く咲良達とマジェスタ、 夜になる前に街に戻った咲良達、今後の話を進めていくのだった。

 そして、レベルが20とまでは行かないが、18になり事無きことを得た。

「とりあえず、手掛かりはこの青い宝玉ですね・・」

「緑が風、赤が火、となるとこれは水だな」

 マジェスタの予想は的中、青い宝玉はまさに水の宝玉水に関係する場所だろう。

「お前ら王都の南口は行った事ないよな?あそこから港がある、そこから船が出てる、つまりは海を越え水の国アクアリムだ」


 次なる目的地は決まった、水の国アクアリムそこで何が待ち受けるのか?

 咲良達の新たなる新天地が待ち受けるのだった。





























リアルが忙しくて更新遅れていますが、続き完成読んで頂きありがとうございました。

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