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ろーぷれ!!  作者: 八剱蒼弓(旧名kata)
第5章 【火の国サラマンド】
21/33

4話 悪魔祓い

前回のあらすじ

指定クエストをクリアするため、アンデット退治をする事となった咲良達、次は悪魔退治に向かうのだった

 サラマンド王国の宮殿は、咲良達の世界で有名なあの宮殿の様な作りだった。

 その近くの家に今回のクエストの依頼人が住んでいるらしい。

「こんにちわ依頼を受けに来ました」

 華凜が挨拶をすると、高貴な服装をした長い髪の女性が応対した。

「あぁあなた達ですか、ギルドから話は聞いてますどうぞ、私は執政官のライムと言います」

 女性執政官ライムに案内され、中に入る咲良達、早速本題に入る。

「実はね王宮の男達が悪魔によって骨抜きにされ、私達女性は追い出されてしまったの」

 ・・・・ゴクリ・・・・

「その悪魔って・・・」

「その悪魔はイザベルと名乗るリリスです、宮殿内の男たちはあの女に骨抜きにされてしまい私達女性は追い出されました」

 セレナが問うと、ライムは悪魔について語りだした。

「さらにイザベルは国王のジョーカー様を誘惑し操り、国の実権を奪い取り、民から法外な税金を巻き上げています」


 リリスというのは男を色香で惑わす、淫夢の悪魔、この悪魔は男の生気を吸い取るまさに男の難敵と言えるだろう、またの名を常夜の魔女とも呼ばれている。

「リリスは上級に値する悪魔ですそう簡単に倒せるか・・・作戦を練る必要があるかもです」

 執政官は思い出すだけで腹が立つばかりに表情が強張っている。


 話を整理すると、宮殿内の男達は人間の姿ではイザベルと名乗る悪魔リリスによって骨抜きにされ操られている、リリスを退治すれば、万事解決。


 一方宮殿内では、ブロンドの赤紫の髪に、巨乳で妖艶ようえんな雰囲気を出している女性が玉座の横にいた。

 この女性こそ、ちまたを騒がす人間での姿はイザベルと名乗り、その正体は悪魔リリスだ。

 更に玉座には国王だろうか、太い中年の男が座っていた、この人こそ、サラマンド王国の国王ジョーカー王だ。

 そこに一人の男がやってきた、そう2度も咲良達に接触した詐欺商人のデーラではないか!

「王様、イザベル様ご機嫌うるわしゅうぴゃ」

「デーラ相変わらず、うざい喋り方だのう」

「これ、ワタシの口癖ぴゃ、勘弁してぴゃ」

 デーラの素性は一体何なのか本当に謎である、だが指名手配犯なのは確か。

「それで例の件はどうなったのじゃ?」

「あぁ王都ウィンドールに戦争しかける話ぴゃか?」

 なんと、サラマンド王国がウィンドールに戦争を仕掛けようとしているとは・・・。

「お前を敵国のスパイとして送ったが何かわかったのか?」

「だめぴゃ自警団の守りが固くて何もできないぴゃ令嬢を誘拐する計画も失敗に終わったぴゃ」


 驚愕の事実、王都に居るクリムを誘拐しようとした黒幕はデーラだったとは・・。

「本当使えないねぇお前は・・」

「許してぴゃ命だけは」

 イザベルがデーラの顔を触り誘惑し始めた、デーラの生気が吸い取られていく、するとデーラが骨抜きにされてしまったではないか。

「もう1度お前にチャンスをやるよ、いいこと!今度は精霊の祠を破壊しな」

「イザベル様の仰せのままにぴゃ」

 操られても喋り方は変わらないとは、デーラは命令通りに動き出した。


 咲良達は警備が手薄になる、夜に行動を決行することにした。

「咲良今度は寝るなよ」

「大丈夫だよ夏海ちゃん昨日いっぱい寝たから」

「いやそういう問題じゃなくてね・・・」

 緊張感走る中、咲良は能天気だ、ライムの家で泊めて貰うことになり夜に備えるが、

 窓からデーラの姿を発見した。

「あーーーーーーーーッ!!」

「あの詐欺商人!夏海さん行きますわよ!」

「おっしゃー」

「やめといた方が・・・」

 華凜の制止も耳に入らず、夏海と冬華はデーラに接触する、咲良とセレナは既に寝ている。

「おっさん!!」

「ん?あなた誰ぴゃ?」

「これで3度目ですわね!」

「知らないぴゃワタシこれから精霊の祠を壊しに行くぴゃ」

「なっ!なんて罰当たりですの!そんな事をされたら困りますわ!」

「何かあったんですか?」

 騒ぎを聞きつけ、眠りから覚めてセレナと華凜が駆け付けた。

「あらこの人?」

「華凜さん知っているのですか?」

 華凜が事情を話すと、セレナはすぐさま聖水をデーラに振りまいた。

「うぎゃーーーーー熱いぴゃ何するぴゃ!」

 聖水をかけられ、苦しむデーラ。

 デーラが苦しみながらも、暴れ出し冬華に襲い掛かる。

「うぎゃーーーおのれぴゃーーー」

「な、なんですの?」

 ・・・・・・・・シーン・・・・・・・・

 ニートの強運再び、勢いに任せたデーラが転んで背中を打った。

 当然のごとくデーラはもがいて苦しんでいた。

「うぎゃーーーー!はっワタシ何してたぴゃ?」

 どうやら我に返ったようだ。

「おいっ!おっさん!」

「あっ久しぶりぴゃサンドバイクお役に立ったぴゃ?」

 もう、怒る気が失せた夏海だった。

 華凜とセレナが丁寧に事情を話した。

「なるほど・・・ワタシ操られてたぴゃか・・挙句の果てに精霊の祠を壊そうとしたとは、ワタシもう危険な目はこりごりぴゃ身を隠すぴゃ自首するぴゃ」

「何かあたし出なくて良かったじゃん・・・」

 夏海は呆れて立ち尽くすだけだった。


 今回はセレナと冬華の強運により、事が済んだデーラは自警団に自首し、お縄となった。

 デーラは操られている間の記憶はなかった、咲良達は裏でサラマンド王国が王都ウィンドールに戦争を仕掛ける何て事は知らなかった。


 夜になり、作戦決行の時が来た。

「正面から行っても捕まるだけです、こちらへ」

 ライムの案内で宮殿の地下に通じる入口から入っていった。

 暗がりの地下をたいまつで照らし、地下道を進み宮殿内の牢屋に出た、そのまま玉座の間へ向かった。

 なぜか誰も居ない・・・・。

 しかし、辺りが急に明るくなり、紫色の霧が立ち込めてきた。

「皆さんこの霧吸ってはダメです!口を塞いで下さい」

 ライムの呼びかけで華凜、夏海は回避できたが、咲良、冬華、セレナは霧の瘴気しょうきにより眠ってしまった。

 咲良に関してはもうすでに、眠気が来ていたかもしれないが・・。

「アーハッハッ!ライム執政官様来ると思ってましたよ」

「イザベル貴様!」


 あざ笑うかのようにイザベルが姿をあらわした、手にはお香だろうか、お香の炊いた小さい釜を持っていた、霧の原因はおそらくその釜だろう。

「まんまと罠にハマるとは間抜けよのぉ」

「コラッ!オバさん!これ何とかしろーー!」

「ムカッ!そこの貧乳娘覚えてらっしゃい!」

「貧乳言うなーーー!オバさんデカければ良いって物じゃないぞーー!」

 夏海がイザベルに食ってかかるが、イザベルはおばさんと呼ばれイラッとし、夏海は胸の小さい事を言われてイラっとしていた。

「ええい!もう面倒じゃお前たちやれ!」


 イザベルの掛け声に宮殿の男兵が武器を持ってあらわれ、囲まれてしまった。

「みんな無事かーー!」

「イザベルこういう事もあるかと思い手を打って正解だったわ」

 危機一髪!咲良達のピンチにマジェスタと王都から自警団が駆け付けた。

 マジェスタ達はあっさりと兵を倒した。

「救援依頼を出し、お前が戦争ひき起こそうという事もすべて筒抜け!観念しなさい!」

「人間の分際でやるではないか!今真の姿を見せようぞ!」

 イザベルの姿が変わっていく、背中には羽が生え、さらに尻尾が生えて、男を色香で惑わす露出の高い服装になり、顔から全てが若返っていた。

「このリリスちゃんを本気にさせた事後悔させてあげるよ!人間」


 リリスの手から大鎌があらわれた、先ずは夏海が標的にされた。

「そこの貧乳ちゃんさっきワタシに何て言った?」

「ん?しらなーい!」

 夏海も負けじと応戦するがリーチの差が一目瞭然いちもくりょうぜんダガーと大鎌では分が悪かった。

「夏海ちゃん!!」

 すかさず、華凜がファイヤーストームを放ち危機を脱した。

「ありがとう華凜!」

「お前ウザいよ!」

 リリスの手から閃光が走り華凜に命中。

「あれ?魔法が使えない・・!」

「大人しくしててね♪メガネちゃん」

 リリスが放った閃光はアンチマジック、華凜の魔法は封じ込められた。

「華凜さん!」

 今度は眠りから覚めたセレナがセイントビームを放つも、リリスの大鎌で弾かれた。

「低級プリーストの魔法なんてワタシには無意味よお嬢ちゃん♪」


 シュッ!!

 カキーンッ!!


 今度はマジェスタとライムが連携して攻撃したがリリスはあっさり受け流した。

「あっぶなぁーい!なにするのよぉ」

「テッテメェーー!」

「このぉ!」

 マジェスタとライムは攻撃を受け流され一旦距離を取る。

「ふみゅ~むにゃむにゃ」


 ガンッ!!


 咲良が寝ぼけて剣をリリスに振るうがあまりにも強烈な一撃のだったため、リリスが怯んだ。

「ちょっ!この子何!!反則でしょ!」

 更に咲良は寝ぼけているのに、鉄のハリセンのハリーさんを振り回した

「うおぉーい、大きい蚊がいるねーえいっ♪」

「きゃぁ!ちょっと危ないじゃないの!」

(お前が言うか!!)


 感情的になったリリスは大鎌を冬華の喉元に突きつけた。

「これ以上動くとこの子の命はないわよん♪」

「げっ!冬華まだ寝てる!起きろ冬華!」

「冬華さん起きて下さい!」

 夏海とセレナの声も冬華には届かなかった。

 睨み合いが続くと冬華の体が淡い光を放ち出した。

「ちょっなにこれ!!熱い!」

 冬華から放たれた光がリリスを遠ざけた。

「まさか・・・ニートの隠しスキルがこの目で見れるとは・・」

「あの子ニートなんですか?」

「話は後だ!みんな冬華の周りに集まれ!」

 ライムが不思議そうにするも、マジェスタが寝ている咲良を抱えたままみんなに呼びかけた。

「あれはニートの隠しスキルFFフォーチュンフィールド

 マジェスタが言うFFはニートの身の危険を察知した時に発動する、絶対幸運そして強運を兼ね備えたスキル、ニートの強運の言われはそこだろう。

「ねぇこれついでに奪っといたけど」


 どさくさに紛れて夏海はリリスから霧の発生する香を炊く釜を盗んでいた。

「いつの間に!返しなさい!貧乳!」

「アーッアッーきーこーえーなーい!」

 夏海はリリスをおちょくりだし釜を破壊した。


 怒り狂ったリリスが向かって来た。

「よくもやったわね!!皆殺しよ!!」

「来てみろホルスタイン!!」

 夏海は強気で構えだした。


 パキンッ!!!


 冬華のFFにより、リリスの大鎌が折れた。

「ちょっ信じられなぁーい!」


 ビュンッ!!


 怯んだ所を華凜は魔法が使えないためロングボウで応戦しリリスの腕をかすめた。

「認めないワタシこんなの認めない!」


 好機到来!リリスが弱りだしてきた。

「くっ覚えてなさい!ワタシは魔族女子部会が1人!」

(なんだそりゃ)

 リリスが逃げようとした瞬間、冬華が寝ぼけて足を上げリリスに命中。

「跪きなさい愚民ども!」

(冬華まで寝ぼけてるよ・・・)

「きゃーーー!!ちょっとこの子ニートなの!!」

 気づいた時には遅かった・・・。

 今度は咲良のハリーさんがリリスに大打撃!

「ふみゃ~えいっ♪」

「ぎゃあぁぁぁっ!!!」

 ニートのFFと咲良の強烈な一撃によりリリスを撃退した。

 冬華と咲良は何事もなかったように、眠っていた。


 宮殿の男たちもジョーカー王も元に戻って事件が解決した。

 しかし、ニートにこんな隠しスキルがあったのは意外だった、リリスが言った魔族女子部会とは?

 新な謎が浮上したがサラマンド王国は平穏な日々を取り戻した。

 今回は悪魔祓いとうか、悪魔退治に近いクエストだった、これにて、咲良達は指定クエストをクリアした。


 




































今回は、ボス戦的なイベントにしてみました

中々リリスが良い味出せたと思います。

呼んで頂きありがとうございました


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