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ろーぷれ!!  作者: 八剱蒼弓(旧名kata)
第4章【王都へ】
15/33

3話 レベルを上げよう2

前回のあらすじ

王都に着いた咲良達は、行動範囲を広げるため指定クエストを受けるが転送装置が壊れてしまい。

足止めを喰らった

 ツヴァイ山脈入り口手前に、西に行く道があった。

 道中花が咲いていたりして景色が綺麗だった。

 モンスターが出なければ最高のピクニックスポットだ。


「みんな大丈夫?」

「陸上部なめんなよー」

「バンブーちゃんが役にたってるよー」

「わたくし体力がなくて」


 皆を気遣う華凛、夏海はやけになり、

 咲良は名前をつけた竹の槍のバンブーちゃんを杖変わりにし、

 冬華は息を切らしていた。


 丘の上に着いた。

 ゴールデンラビット探しが始まる。

「どこを探そうか?」

「うさぎだからニンジンを与えれば良いかな」

「夏海ちゃん・・・(汗)」

「ジャイアントビーとヴァルチャーですわよ!」

「げっ!!」

 飛行モンスターが、2体同時に襲ってきた。


 初めての飛行モンスター2体同時襲来、

 四人はパニックになった。

「このぉーーー」

「ていっ!」

 夏海と咲良が反撃した、

 慣れたのかジャイアントビーを先に仕留めた。

「よし、あとは鳥だけだよー」

「わたくしも負けなくてよ!!」


 珍しくいつにも増して、冬華がやる気をだした。

 シュッ!

 シュッ!

 新調したサーベルが唸る!

 当たったが・・・・


「なぜですの!?ピンピンしてるじゃないの」


 ステータスがLUCに偏るニートジョブ、他のステータスは1しか上がらない。

 当然のごとく、冬華はステータスポイントをLUCしか振り分けてない。

 今までは、強運で相手を倒せたようなもの、

 冬華の攻撃は数字で言うなら、1~3しかあたえらえないダメージだったのだ。

(ニートやはり弱いんだ・・・・)

 ちなみに、咲良や夏海は数字で言うなら2桁数字であった。

「まさかとは思ったけど・・」

「あははっ(汗)」

「やっぱ使えねーーーーーーーーこのニート!!」

「なんですってぇ!」


 相手にされなかったのか、呆れたのか、

 残ったヴァルチャーは逃げて行った。

「あいつ逃げたね・・」

「冬華ちゃんの強運?」

「あははっ(汗)」

「わたくしの実力ですわ!」

「ほぉー」

「何ですの!!」


 ゴールデンラビットを探してどれくらい経ったか、

 あらわれるモンスターを蹴散らしてはお金をと経験値を稼ぎ、 もう日が西に沈みかけている。

「今日はもう引き上げだね」

「そうだねー」

「もう動けないよー・・」

 咲良がもうお疲れなので、華凜と夏海は引き返す話をし、王都に帰還した。


 ・・・探索2日目・・・


 ガサガサッ!!


「ん?」

「あれは?」

 一瞬の出来事だった、何か動いた。

「居た!!」

 金色の毛をまとい長い耳、赤い瞳、まさしくゴールデンラビット!

 数を確認すると。

「1,2、3、うぉ三匹いるよー」

「夏海ちゃんうさぎだから、正確には3羽だね」

 夏海の一言に、華凜がつい合いの手を入れる。


 真っ先に素早い夏海が仕掛けた、相手も素早いだけあってかすっただけであった。

「クッソーあいつ速いよー」

「華凜ちゃんの魔法も当たらないね・・・」

「まいったなー・・」

「それにしても、かわいいうさぎさんだね」

「てっコラッ咲良危ないぞ!」


 ドカッ!!

 ゴールデンラビットの蹴りが咲良に命中・・・

「あぅ・・・」

「咲良?」

「咲良ちゃん?」

「あれ?痛くない」

 さすが戦士、というか戦士の新しいスキル大防御を習得していた咲良だったが、

 咲良は知らなかった。


 逃げるかと思いきや咲良達を弱く感じたのか、ゴールデンラビットが敵意むきだしにしていた。

「こいつらやる気だよ・・」

「そうだ!!」

「冬華ちゃん!」

「な、なんですの」


 華凜が何か思いついた。

「かくれるスキル!!」

「なるほど・・」

「やはり、わたくしじゃなきゃだめみたいですわね」

「がんばれ冬華ちゃん♪」


 ニートスキル!かくれる発動!!

 何をしたいのか冬華に通じたようだった。

 姿を消した冬華はゴールデンラビットを背後から攻撃。

 しかし、ニートなのでダメージは期待できなかった。

「二人とも冬華ちゃんを援護だよ」

「役に立つのか立たないのかわからんニートだ」


 華凜の指示で援護に行く二人。

 冬華が足止めしている隙に、夏海の一撃で倒した。

「次いくよー冬華!」

「命令しないでいただけます!」


 今度は2体同時に相手をしていた。

 見えない相手で、ゴールデンラビットもひるんでいる。

 負けじと咲良が・・・

「スマーーッシュッ!!」


 ズボッ!!


 咲良のスマッシュさく裂!!

 今度は当たったが、ゴールデンラビットを剣ごと地面に叩きつけた。

 当然のごとく・・・抜くに時間かかった・・・・

「やったよーーーーー」

「咲良よくやったな・・・」

「咲良ちゃん凄いね」

「えへへ♪」


 何とか倒し3000の経験値ゲット!

 昨日倒したモンスターも含めレベルが上がった。

「わぁーレベル11まで上がったー」

「もうちょいだね」

「とりあえず戻ろうか・・」

「ですわね」


 戻る途中・・・

「キャァッ!!」

 !!!

 悲鳴が聞こえ行ってみると、

 銀髪の修道服を着た女の子が、モンスターに囲まれていた。

 その中に熊のモンスターが居た。

「げっ熊?」

「くまさんだね」

「ジャイアントビーとヴァルチャーもいますわ」

「ウィンドールベア」


 華凜が図鑑で確認した、ハチミツが大好きな熊のモンスター、一撃は当然痛い・・・

 おそらく、修道女の持っているハチミツ欲しさにやってきた。

「危ない!!」


 咲良がとっさに大防御発動!!

 でも咲良は、スキル習得にしていた事に気づいてない。

 持っていたバックラーで見事攻撃を防ぎ、女の子を避難させた。

「危ないから下がってて」

「ファイヤーボール!!」

 華凜の魔法がさく裂!

 先ずはジャイアントビーを撃退。


 夏海はヴァルチャーに対する恨みが募り・・・

「あの時はよくもやったなーーーーー!!」

 シュッ!

 バシュッ!

 やけになり、夏海の攻撃でヴァルチャーを仕留めた。


 残るはウィンドールベアだ。

 グルル・・・


 完全に敵意をむきだしにした。

 咲良は、強烈な一撃をガードしたため、手がしびれている。

「手がじんじんするよー(泣)」

「咲良ちゃん下がって!」

「アースグレイヴ!!」


 レベルアップし、新たに覚えた華凜の魔法でウィンドールベアを狙い撃つ!

 地面から岩の剣山があらわれ、ウィンドールベアの前を塞いだ。

「夏海ちゃん!」

「任せられた!!」

 夏海の素早い攻撃で、ウィンドールベアを撃退した。


 事無きことを得た四人は、修道女に駆け寄るのであった。

「大丈夫?」

「はいっありがとうございます、わたしは王都の修道院で働いているセレナと言います。」

「無事でよかったね、わたしたちは」


 セレナが名前を言うと、四人は自己紹介をした。

「咲良さん、夏海さん、華凜さん、冬華さんですね」

「うん♪よろしくね」

「わたしたちも王都に戻るけど一緒にどう?」

「はいっ是非お礼もしたいので」

「それにしても、冬華さん似てますね」

「似てるって誰にですの?」

「あぁ、いやこっちの話です。」

「あそこには何しに?」

「薬草を摘みに来たんですが、普段モンスター出ないのについてないです・・」


 一行は王都に戻りセレナは先に修道院に戻った。

「じゃわたしは、教会横の修道院に居ますから後でお越しください。」


 セレナと別れ、ギルドにクエストの達成報告しに行く四人。

「お疲れ様です、報酬です」

「経験値とお金ゲットだねー」

「レベルも12になったねー」

「セレナさんとこに行こうよ」


 修道院に向かう途中、物陰から何か視線を感じた。

「そこにいるのは誰です?」

「華凜ちゃん?」

「観念して出てらっしゃい!」


 華凜と冬華が何かに気づき、出てきたのは、咲良達に詐欺商法したデーラだった。

 夏海と冬華に怒りの火が再び、灯しだした。

「アイヤー見つかったぴゃね・・」

「あの時はよくもやってくれましたわね!」

「捕まえて自警団に突きだすか・・」

「それだけは勘弁してぴゃね」

「お詫びに、拾い物だが、これあげるぴゃ」


 デーラが出したのは、緑色した玉だった。

「これ玉?」

「赤、青、緑、この玉何だろう・・・」

「ま、くれるもんはもらっておこうよ」

「ついでにお金も返していただきますわよ!」

「お金返せば見逃してくれるぴゃか?」

「あんたの態度次第だね」

「ですわ!」


 観念し、デーラはお金を返し一目散に逃げ出した。

「じゃセレナさんとこ行こうか」


 気を取り直して修道院へと向かう四人であった。


























なんだかんだで15部来ました

引き続き書いていきます

読んで頂きありがとうございました

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