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ろーぷれ!!  作者: 八剱蒼弓(旧名kata)
第3章【新天地】
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3話森と湖の村ツヴァイ

前回のあらすじ

マジェスタと共に武具の材料集めのためブルーフォレストの先にある村ツヴァイ村を目指す咲良達は道中マイコニドに遭遇するが冬華のニートスキル発動で

その場をやり過ごした

 ブルーフォレストを抜けた一行が着いた村ツヴァイ村

 森と湖に囲まれた自然豊かな村であり、村人は村で採れる果物でジャムを作ったりして生計を立ているのだった


 ブルーフォレストは夜になると月明かりにより、森が青白く輝いて見えるためこの森の名前の由来である。

「うわぁー綺麗だねぇ~」

「この光はわたくしのスポットライトかしら?」

「あはは・・(汗)」

「宿に着いたら転送装置登録忘れんなよ!」

「ラジャー!!」


 宿の入口付近で転送装置で登録を済まし宿で休む一行

「明日は村にあるギルドに先に行くぞ」

「ここにも冒険者ギルドあるんですね」

「あぁ各地の街や村にはギルドが設置されているんだ」

「咲良きちんとと野菜も食べろ」

「えぇーこれ苦いから嫌だよー(泣)」

 夕食を食べながらの明日のスケジュール確認であった。


 翌朝、ギルドに着いた一向クエストリストを確認する。

「これか・・・」

「最近果物や作物が荒らされて困っています犯人を突き止め退治して下さい。」

「報酬は5000Gと鉄鉱石や銅鉱石」

「マジェスタさんこれ?」

「あぁ鉄や銅は仕入れるよりは自分の手で集めたりクエストの報酬の方が早いんだよ」

「手伝ってくれたら報酬額の半分と武具作ってやるぜ」

「おぉーやります!」

「決まりだな」

「冬華の強運をアテにしてるぜ」

「わたくしにお任せあれ」

「冬華ちゃん炎魔法は禁止ね」

「わ、わかってますわよ」


 村人から情報収集のため話を聞く一行、犯人は村の北の湖ツヴァイ湖に手がかりがあるようだった。

「ここは狩人の村なのに狩人じゃ手に負えないのか・・」

「狩人?」

「狩人てのは主に弓を使って戦うまさに森のハンターだな」

「マジェスタさんわかったよー」

 別行動の夏海と咲良が合流した。

「話によればね、ボアの仕業だよ」

「ボアか・・・」

 ボアはイノシシのモンスターであり食用としても良く使われる。

「それでボアはツヴァイ湖に生息しているみたい」

「なるほどなぁ・・」

「よし、準備して明日の朝出発するぞ」


 翌朝、準備を済まし村の北にある湖を目指す。

「ボアは危険性高いモンスターだが、ほし肉にしたり食用には持ってこいだ」

「鍋にも良さそうだね♪」

「みそで味付けたら最高だよね」

「この世界みそがないんだよなぁ」


 湖のほとりに着いた・・・

「これか・・」

「足跡ありますわね」

「他にもモンスターいるかもね」

「夏海ちゃんの足に期待だね」

「おいっ咲良(汗)」

「居たぞ!!」


 ボアは湖を水飲み場にしているようだ。

「ヤバッ目が合った」

「こっちに来ますわよ」

「みんな散れ!!」


 マジェスタの指示通り散開した四人だが真っ先に標的にされたのが冬華であった。

「ちょっなんでわたくしを狙いますのよー!!」

「冬華お前の死は無駄にしないよ・・」

「夏海さんまだ死んでませんわよ!!手を合わせないでいただけます?」

「あれ?こっち来るよ・・」

「ニートの強運で勝てないと悟ったのか?」

「た、助かりましたわ・・」

 マジェスタの読み通りであった、野生の本能なのかニートの強運オーラを感じ取ったのかボアは冬華を狙うのをやめた。


 先ずは夏海とマジェスタを標的に突進してきた

「ていっ!!」

「うりゃ!!」

「夏海盗賊だけあって攻撃が速いな」

「いやぁ走るのは得意なもので(笑)」

「夏海さん盗み以外でも役に立って良かったですわねー」

「うるさいぞーーーニート!!」

 見事に仕留めた。

「うわあぁぁ出たーーーー」

 !!!!!!!


 遠くから悲鳴が聞こえた、声のする方へ向かう一向。

「あれはエリア外の門じゃねーか」

「警備兵さん一人だよ」

「助けないと」

「さっきのより大きくありませんこと?」

「あれは恐らくボスだな」


 すかさず華凜が弓を放ち見事ヒット。

「華凜ちゃんすごーい」

「さすが元弓道部」

「ふぇ~弓を扱う魔法使いなんて初めて見たぜ」

「げっこっち来る!!」


 華凜の弓の一撃でボスクラスのボアは完全にお怒りモードに入った。

「ここなら魔法使えるかな」

「夏海ちゃん、マジェスタさん敵をお願いします」

「任せな!」

「任された!」

「咲良ちゃんはわたしの側に居てね」

「はぁーい」

「冬華ちゃんは走ってお疲れだから休んでて」

「わたくしの雄姿をお見せできず残念ですわ」

(別に期待してないし・・・・)


 作戦決行!

 夏海とマジェスタの攻撃で相手が弱ってきたがさすがボスクラスまだしぶとく生きている。

「咲良ちゃんわたしがファイヤーボールを放つから、咲良ちゃんはすかさずかまいたちを放ってね、ちょっと難しいけどできる?」

「頑張ります♪」

「じゃわたしが合図したらお願いね」

「はーい」

「ファイヤーボール!!」

「咲良ちゃん今だよ!」

「えいっ!!」


 華凜が放ったフャイヤーボールをめがけて咲良がかまいたちを放った。

 風圧により華凜のファイヤーボールが速度を増し見事ヒット!見事倒した。

「やったー」

「やるじゃねーか」

「わたくしの思惑通りですわ」

「お前は何もしてないだろーが!!!」

「君たち助かったよお礼というお礼はできないが拾い物だが良かったらこれ貰ってくれ」

「玉だ」

「しかも今度は青いよ」

「この赤い玉と何か関係あるのかな?」

「あら宝箱が落ちていますわ」

「ついでに肉も落ちてるよ」

「おっ食材ゲット」

 赤い玉に続き青い玉をゲットした咲良達とりあえず持っていることにした。


 ボスクラスが落とした宝箱を開けようとしたが。

 ぼわーーーん

 箱から煙が出てきた。

 そこにはピエロの格好をした小さい男の子の姿があった。

「やぁ、僕は宝箱の精霊さこの箱の中身はあげてもいいけど、トラップがあるから気を付けてね」

「へっ??」

「なっ!!」


 宝箱の精霊がいきなりルーレットを出し、咲良達の前にスタートボタンとストップボタンがあらわれた。

 OK

 即死

 毒

 眠り

 アローレイン

「okを引けば何の問題ないよ」

「即死はやばいんじゃ・・・」

「運試しかしら?」

「宝箱のトラップ初めて見るぜ」

「誰がやる?」

「決まってるでしょ!!」

「冬華出番だぞ」

「ちょっ!!」

「確かにここは冬華ちゃんの強運に委ねよう」

「冬華ちゃんファイトー」


 満場一致で冬華が挑戦するハメになった。

「なんでわたくしが・・・・」

「押しますわよ」

 ルーレットが回りだし勢いよくストップボタンを押す冬華

 ー――ピピピピーーピッピッピ・・・

「OKですわよ」

「さすがニートの強運」

「ちっ無事だったか・・・」

「夏海さん何を期待していましたの?」

「別にぃー」

「おめでとうそれじゃ僕は行くね」

 ぼわーーーーーーん

 煙とともに宝箱の精霊は消えた。


 事無きことを得た咲良達改めて宝箱を開けるが

「これは鉄の槍じゃねーか」

「何で武器持っているのかな?」

「これ咲良には重くて装備できないな」

「うんうん」

「普段モンスターが武器を落とすことはあまりないんだがな」

「冬華ちゃんの強運?」

「そうだな今回は認めざるを得ないな」

「ホーッホッホッ!」

「ま、武具の材料にするわ」

「しかも指定クエストボアの主討伐」

(なんたる偶然・・・)

「いつでも次のエリアに行けるね♪」

「わたくしのおかげかしら?」

「はいはい」

「んじゃ帰るとするか」


 村に戻りギルドで報酬を受け取り転送装置でプリメールの街に帰ってきた。

「おーいウィル帰ったぞー」

「おぅお帰り、姉ちゃんたちも無事で何よりだ」

「さてこのお肉どうしよう」

「BBQだあーーーーーーーー」

「BBQ?]

「バーベキューですよマジェスタさん」

「鍋でもいいねー♪」

 クエストを無事終えマジェスタ達とボアの肉を使いバーベキューをし、疲れを癒すのであった。


















無事に書き終わりました。

面白いと言う感想を頂きありがとうございます

凄く励みになりますし、創作意欲も沸いてきます

応援してくれる人がいる限り頑張って書いていきます

読んで頂きありがとうございました。

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