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プロローグ

初めての作品です、至らぬ点があると思いますが、よろしくお願いします。

 世界というのは、各々の主観によって生まれていくものである。by来宮悠斗(きのみや ゆうと)


 「・・・・一体、ボクをなにを間違ったんだろう?」


 思わずそんな言葉が口をついて出てきていた。

 

 青空、雲が遥か上空でユラユラと流れ、鳥が翼を広げ滑空している。

 森林、まるで壁の如く目の前に広がる木々、一本一本が太くずっしりと、大樹と言わざるをえないほどの存在感を発している。

 草原、足元から後方へと広がる草花、絨毯の様に足元に敷き詰められた草花は、風を受けてたなびいている。


 ボクこと来宮悠斗は、僅か数分前まで、都市の真ん中で人々の雑踏にまぎれていた。

 しかし、現在周囲にあるのは広大な自然であり、人工的な建造物など微塵にも視認出来ない。


 ふむ、本当にこれはどうしたことだろうか?


 「と、とりあえず・・・・、周りを見てみようか」


 現状は全く把握できていないけど、このままじゃ何も分からないままだ。

 せめてココが何処かは知りたいところである。

 欲を言えば、どうしてボクがここに居て、どうやったら元いた場所へ戻れるのかも知っておきたい。

 まぁ、厳しいだろうとは予測しているので、希望は低く見積もっておくのだが。


 幸い、平日と違って動きやすい格好をしている。

 学生という役職上、制服の着用は当然の義務だ。ボクもその例に漏れず、黒の学ランを着用し一日の大半を過ごしている。

 学生服だと、今の状況では苦にしかならないことが容易に判断できるので、不幸中の幸いというべきか、私服でこの場に居られたのはラッキーである。


 「なにもないなぁ・・・・。人も居ないどころか、野生の動物すら見当たらないとは・・・・・」


 全く想定外の出来事も続くものである。

 こういうわけの分からない現象に巻き込まれたパターンとしては、第一に凶暴な野生動物との戦いが起きるという流れがあるのだが、ボクの場合は全くそんな気配は無い。


 そもそもそんな事態になったとしたら即死は免れないだろうから、この状況を喜ぶべきなんだろう。

 一向に状況が進展しないという点では、よくないかもしれないが。


 一時間ほど周囲を歩き回って分かったのは、ここが安全で人が誰も居ないということだけだ。

 

 「やっぱ森に入んなくちゃだめなのか・・・?」


 ゲームで言うところのチュートリアルのような状態。

 要するに、何かしらのアクションを起こさないと先の展開へは進めない、そんな雰囲気がひしひしと伝わってくるのはなぜだろうか?


 そろそろ覚悟を決めていくべきなのかもしれないな。


 「おっし、行こうか」


 難しいことを考えるのはやめた。

 単純明快、気分爽快、猪突猛進。

 ボクは何の考えも無しに、とりあえず目の前に広がる森へ向かって突撃することにした。


 後にこの行動を後悔すことになるのだが、そんなの知る良しも無い。

初めての後書き、なにをかけば良いのか分かりません(笑)

プロローグでは、主人公である来宮悠斗君の視点で物語が進んでいきます。


休日、町へ出かけたはずの彼は、気が付くと大自然の中に一人置き去りにされていました。

周りを見回っても何もおきないし、もう森へ入っちゃえ。

というのが今回のお話。


次回はもう少し物語を進めていけたらなぁと思います。

それでは、失礼。

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