表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/11

ナイル河の東岸は生者の町、西岸は死者の町は正しいのか ③

では、最初にわかりやすいところから……。


エジプト中部の都市ルクソール。

ここは古代から栄えていた場所で、特に新王国時代には多くの神殿や墳墓が造営された。

そして、この地を観光するときに聞かされるのが、「ナイル河の東岸は生者の町、西岸は死者の町」というセリフである。

では、実際はどうなのか?

もちろんそうやっていわれるだけのことはあり、それを体現していると言ってもいいだろう。

東岸には、カルナック神殿と呼ばれる、複数の神の神域がまとまっており、その南にはルクソール神殿というもうひとつの大きな神殿があり、このふたつの神殿を中心に庶民を交えての大きな祭りがおこなわれていたことが記録されていることから、まさに聖者の町と呼べるものであろう。

では、西岸はどうか?

これまた、例のセリフそのままの光景が広がる。

新王国時代の葬祭神殿から広がり、ナイル河を望む崖を穿った多くの岩窟墳墓、そしてその山を越えた先には王家の谷や王妃の谷と呼ばれる王族たちが眠る墓地がある。


完璧である。


だが、最近になってその完璧な証拠に罅が入る出来事がおきた……。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ